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「プールの底に眠る」 白河三兎 講談社ノベルス 800円夏の終わり、僕は裏山で「セミ」に出逢った。木の上で首にロープを巻き、自殺しようとしていた少女。彼女は、それでもとても美しかった。陽炎のように儚い一週間の中で、僕は彼女に恋をする。あれから十三年・・・・・・。僕は彼女の思い出をたどっている。「殺人」の罪を背負い、留置場の中で---。誰もが持つ、切なくも愛おしい記憶が鮮やかに蘇る。第42回メフィスト賞受賞作。(表紙カバーより)2009年12月、読破。素敵な物語です。残念ながら最後まで気付かなかったのですが、気付かない方がラストに感動できるかも(笑)淡々と1995年の夏の一週間が描かれていきますが、どんどんストーリーにのめり込んでいきました。読み終わってから帯広告を見ると、「いつまでも読んでいたかった」と辻村深月さんのコメント。全く同感。次回作が楽しみです。
2009年12月24日
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「お金の減らし方」 森 博嗣 SB新書 880円お金に価値がある、という勘違い「僕は、一般の大勢の方とは異なる金銭感覚を持っているらしい。僕は、自分が使いたいものや、欲しいものを買うために、お金を使っている。そんなことは、誰でもそうだろう、と皆さんはおっしゃることだろう。しかし、僕から見ると、大勢の方は、自分のためにお金を使っていない。誰か人に見せるために使っているのである。」(「まえがき」より)印税二十億円の収入があっても、生活はまったく変わらない!? 人気作家がはじめて明かすお金と付き合うヒントとは。(表紙カバーより)2022年6月、読破。最終的には全て自分のために使っていると言えなくもないのだろうけど、使う時には自分のためとは思っていない場合もあり、自分は、やはりバランスを取って使うことになると思います。お金の減らし方 (SB新書) [ 森 博嗣 ]
2023年01月22日
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