「血」は「気」によってめぐらされている液体で、血液を指します。この血液は全身をめぐりながら内臓や組織に栄養や気のエネルギーを送り届け、色々な病気の因子からからだを守ります。
又、外界の環境が変化しても体内環境を一定状態に維持する作用で、呼吸、体温や水分などが過剰または欠乏に傾くと自動的に平衡状態に戻そうとする生理的恒常性(ホメオスターシス)を守ります。
血の変調によって起きる主な病気・症状
【血虚(けっきょ)】
・ 血液が不足している状態
・ 働きが低下している状態
(主な症状)
顔色が悪い、疲れやすい、立ちくらみ、貧血、経血量が少ない、
月経周期が長い、皮膚の乾燥、髪の毛や爪につやがない、
いつも体が冷えていて、寝るときも靴下や電気毛布が手放せない
多少動いたくらいでは汗が出ない
【?血(おけつ)】
・ 新陳代謝が低下して血液のめぐりが悪く、血液がドロドロになる状態
・ 気虚、気滞、血虚などの状態が進むと、?血になりやすい
・ 女性が起こりやすい
(主な症状)
肩こり、頭痛、生理痛、月経血にかたまりが交じる、舌の色が紫が
かっている、舌に紫色の斑点がある、しみ、そばかす、目のまわり
の黒ずみ(くま)など
【出血】
・ 温病(うんびょう)で血分であるための出血、?血による出血、血虚による出血の3つがある。
(主な症状)
鼻血、痔出血、下血、発疹など
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