【別名】
亜硫酸ガス
【特性など】
・硫黄と酸素の化合物
・腐敗した卵に似た刺激臭のある有毒な無色の気体
・空気より重い
・窒素酸化物と比べて水への溶解度が高いので、二酸化硫黄は大気中に浮遊する微小水滴や
粒子表面水に溶解し、硫酸イオンになり、酸性の硫酸ミストや硫酸水素アンモニウムあるいは
中性の硫酸アンモニウム粒子として存在する
・窒素酸化物と比べて大気中での寿命が長い
【主な用途】
・食品添加物として、漂白剤、酸化防止剤、保存料として用いられる
・塩素で漂白すると傷んでしまう絹・羊毛・麦わらなどを漂白するのに用いられる
【主な発生源】
・硫黄を含む燃料の燃焼より放出
・石炭を使う火力発電所
・石油ファンヒーター、石油ストーブ、石炭燃焼暖房器具、練炭燃焼暖房器具
・自動車の排気ガス
【毒性・症状など】
・呼吸器を刺激し、咳、喘息、気管支炎などの障害を引き起こす
・吐き気、意識不明の中毒症状
・低濃度で粘膜への刺激(低濃度での長期間曝露が問題になる場合が多い)
・高濃度では死亡
【その他】
・四日市ぜんそくの原因
・酸性雨を引き起こす最も大きな要因
二酸化窒素と反応して一酸化窒素と三酸化硫黄になることで硫酸を生じ、
酸性雨の原因になる
・ 大気汚染に係る環境基準
では「1時間値の1日平均値が0.04ppm以下であり、かつ、1時間値
が0.1ppm以下であること」と規制されており、排煙脱硫装置の導入、重油脱硫などによる燃料
の低硫黄化など対策が進められた結果、環境基準を達成するまでに汚染が改善している
ウンデカン(n-ウンデカン) 2013.03.19
ABS樹脂 2013.03.12
ロジン 2013.02.16
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