■ 押出法ポリスチレンフォーム
【別名】
XPS
【製造方法】
熱可塑性のポリスチレン樹脂と難燃化剤、炭化水素や代替フロンなどの発泡剤を高温・高圧
下で混合して、常温・常圧の環境に発泡剤の瞬時の気化力を利用して発泡させながら連続的
に押し出して製造します。
押し出された発泡体は裁断された後、さらに寸法を安定させるために、一定期間熟成されま
す。
【特性など】
・ビーズ法よりも断熱性、耐圧性、耐候性に優れる
・透湿抵抗が大きいものが得られる
・柔軟性に欠ける
・リサイクルができる
【主な用途】
畳床、断熱材
■ ビーズ法ポリスチレンフォーム
【別名】
EPS、発泡PS、発泡スチロール、発泡スチレン樹脂、発泡ポリスチレン、
フォームスチレン、ポリスチレンフォーム
【製造方法】
ポリスチレン樹脂と炭化水素系の発泡剤からなる原料ビーズを予備発泡させた後に金型に充
填し高温蒸気を当てることによって約30倍から80倍に発泡させてつくります。金型形状をかえる
ことで様々な形状の製品をつくることができます。
発泡剤は、主にカセットコンロに使われる天然ガスのブタンや原油成分であるペンタンなどの
炭化水素ガスが使われています。
【特性など】
・不完全燃焼を起こすと、大量の煤(炭素粒子)が発生する
・リサイクルできる
【主な用途】
畳床、断熱材、梱包材、フロート材(ブイや生簀の浮き)
ポリスチレンフォームの問題点
畳床や断熱材によく使用されているポリスチレンフォームにもいくつかの問題点も考えられます。
・燃焼時に、黒い煤が大量に発生する
・スチレン(スチレンモノマー)が放散する可能性がある
※業界の自主規制により放散速度が設定され、室内の床に敷き詰めたときの室内濃度
指針値に換算し、厚生労働省の定める室内濃度指針値220μg/m3を下回るようにされて
います。
但し、逆にいうと放散されないわけではなく季節や室内の環境(換気など)によって
は何らかの影響を及ぼす可能性はあるといえます。
水素イオン指数(pH) 2011.11.09
中和反応 2011.09.08
曝露 2011.09.07
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