わたしたちは、 (1.氷砂糖 2.カメの子タワシ) をほしいくらいもたないでも、 (1.きれいにすきとおった風 2.ちくわ) を食べ、 (1.生ビール 2.桃いろのうつくしい朝の日光) をのむことができます。 また、わたくしは、はたけや森の中で、ひどいぼろぼろのきものが、 (1.阪神タイガースのユニフォーム 2.いちばんすばらしいびろうどや羅紗や、宝石いりのきもの) にかわっているのをたびたび見ました。 わたくしはそういうきれいなたべものやきものをすきです。 これらのわたくしのおはなしは、みんな (1.林や野はらや鉄道線路 やら 2.オジサン飲み屋) で、 (1.虹や月あかり 2.オジサン) からもらってきたものです。 ほんとうに、かしわばやしの青い夕方を、ひとりで通りかかったり、 十一月の山の風のなかに、ふるえながら立ったりしますと、 もうどうしてもこんな気がしてしかたないのです。 ほんとうにもう、どうしてもこんなことがあるようでしかたないということを、 わたくしはそのとおり書いたまでです。 ですから、これらのなかには、あなたのためになるところもあるでしょうし、 ただそれっきりのところもあるでしょうが、 わたくしには、そのみわけがよくつきません。 なんのことだか、わけのわからないところもあるでしょうが、 そんなところは、わたくしにもまた、わけがわからないのです。 けれども、わたくしは、これらのちいさなものがたりの幾きれかが、おしまい、 あなたの (1.すきとおったほんとうのたべもの 2.ひっさつわざ) になることを、 どんなにねがうかわかりません。 |
![]() 桃色の朝日の 代わりにピーチネクター 飲んでみたりする・・ |
宮沢賢治自身による 「注文の多い料理店」の序文
ですね~ 美しい文章で、賢治童話の秘密がこの文にあるといわれています。 私のお気に入りの一節。 詳しく読みたい方は岩波文庫の 「銀河鉄道の夜」 をお読みになってのことよ 谷川徹三氏の解説がオススメ。装丁もシンプルで美しい。 100円で古本屋で買ってきて何度も読んでるのよ(笑) まあ、それはそれとして、えっとなんだっけここは。ポリシーですね(笑) まあ、単純で、勝手きままで、できればウツクシクテ、爽やかで、ポジティブでありたく、 さらになるべく面白ければ好ましく、 ときどきなんだか分からないかもしれないが それはそれで鵜呑みにして頂きたい、というのがこのサイトの目指すところなのかもしれません。 そんなところはわたくしもまたわけがわからないのです(笑) |
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あと言うとくけど、迷惑トラバはマツケンに即刻成敗していただきますのでよろしくね。 |