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九十九話 最終話 「さくら」
「さくら」その十四 完さくらは我が家の犬になった。大切に育てよう。マリア、さくら物語を作るよヒロ爺、それは楽しみね。
2022.03.08
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九十九話 最終話「さくら」
「さくら」その十三書き足し文の下に返信文を書こう「さくらを大切に育てます」時々遠くから見守ってくださいよろしくお願いします。
2022.03.07
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九十九話 最終話 「さくら」
「さくら」その十二張り紙の下に書き足し文がありました。「さくらの主人になってください。」「とっても素直な犬です」「まだ9ヶ月です」
2022.03.05
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九十九話 最終話 「さくら」
「さくら」その十一マリア、たぶん子犬のさくらだよヒロ爺、ついてきたのかな野良犬ではないから、持ち主が探しているね。張り紙でも張ろうか。
2022.03.04
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九十九話 最終話 「さくら」
「さくら」その十さくら、俺たちは家に帰るよ。さよなら、さくらは飛びまわすのを止めて、芝に座りました。さくら、明日また会おうね。ヒロ爺、家の外で物音がするよ。
2022.03.03
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九十九話 「さくら」
「さくら」その九マリア、子犬の名前は「さくら」にしようぜ。さくらは楽しそうに桜の木の周りを飛び跳ねていました。マリア、さくらを捕まえなくていいよ。近くで見てよう。
2022.03.02
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九十九話 「さくら」
「さくら」その八 筏はゆっくりと岸に戻ってきました。岸に着くと、子犬は筏から岸に飛びました。子犬は岸にとどかなく、岸辺の水の中に落ちました。白いカールの毛にさくらの葉っぱが付いていました。
2022.03.01
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九十九話 「さくら」
「さくら」その七筏にお座りして、こちらを見ていました。子犬を捕まえようとすると、子犬は後ろに移動しました。マリア、子犬を向こう岸に連れて行こう。ヒロ爺、飼い主が見当たらないわ。
2022.02.28
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九十九話 「さくら」
「さくら」その六筏で向こう岸に近づきました。向こう岸にもさくらが咲いていました。筏が向こう岸に着くと子犬がクンクン言って近づいてきました。筏が岸に着くと、子犬はしっぽを振って、いかだに乗ってきました。
2022.02.27
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九十九話 「さくら」
「さくら」その五子犬がこっちを見て、クンクン鳴いていました。ヒロ爺、子犬が我々を憶えていたようよホントだ、懐かしそうな顔をしている。マリア、向こう岸に行こうぜ。
2022.02.26
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九十九話 「さくら」
「さくら」その四マリア、まだ桜が咲いているといいね。ヒロ爺、そうだね。川向うに子犬がいたよ。さくら、こっちにおいで。
2022.02.25
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九十九話 「さくら」
「さくら」その三マリア、今朝は早く目が覚めたよ。ヒロ爺、子犬に会う日だねマリア、そうだよ。ヒロ爺は少し興奮気味でした。
2022.02.24
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九十九話 「さくら」
「さくら」その二日が落ちるころ、いつの間にか子犬はいなくなった。ヒロ爺、帰ろうか。マリアまた子犬に会いに来よう。ヒロ爺、そうだね。
2022.02.23
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九十九話 「さくら」
「さくら」その一ヒロ爺、「さくらと夢の助」は愛犬のさくらとヒロ爺のことなの。マリアそうだよ。川沿いの並木道にさくらが綺麗に咲いていた時、細い川の向こう岸で子犬が桜吹雪の中で遊んでいた。
2022.02.22
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九十八話 「香り」
「香り」その十 完いや私はマリアに何も教えたことが無い。ヒロ爺の毎日の行動がすべて教訓になったわ。俺もマリアがいたから、いまがある気がする。一人では生きられないものね。
2022.02.21
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九十八話 「香り」
「香り」その九マリア、絵の描き方は小さい時にヒロ爺に教えていただいたわ。椿の匂いも梅の匂いもヒロ爺に小さい時に教えていただいたのよ。爺はマリアに何も教えなかったね。ヒロ爺でも私は沢山教えていただきました
2022.02.20
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九十八話 「香り」
「香り」その八 マリア、椿の絵を描いたわ。私は梅の絵を描いたわ、二人とも上手に描けたわね。花だけではなくて、絵を描く才能もあったのね。
2022.02.19
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九十八話 「香り」
「香り」その七ヒロ爺、ありがとう。椿を描きたいわ私は椿を描きたいわマリア、リコもマコも大きくなったね
2022.02.18
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九十八話 「香り」
「香り」その六リコ、マコ、もう10歳になったか。ヒロ爺、そうです今年は絵の勉強をしなさい。絵の道具を買っておいたよ。
2022.02.17
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九十八話 「香り」
「香り」その五さすが爺、どんな値段の高い香水でも、裏の木の匂いには適わないわリコ、マコ、生木と香水の香りの違いが分かるか？私たちには分かるわよリコもマコも鼻が良いね
2022.02.16
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九十八話 「香り」
「香り」その四リコ、マコ、椿の木と梅の木と匂いが違うから道で分けたよ。さすが爺サマ、毎年リコとマコの話を聞いていると違う匂いを楽しんでいる感じがしたよだから椿の木と梅の木を離して植え替えた。
2022.02.15
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九十八話 「香り」
「香り」その三リコ、マコ、よく来たね、裏山に行ってごらん。ヒロ爺、椿が良い匂いです早梅も咲いていたわ。爺、椿畑と梅畑が細道で分かれているから素晴らしいわ
2022.02.14
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九十八話 「香り」
「香り」その二母さま、正月ではなく、いま2月ですよ。ヒロ爺の裏山に椿が咲き始めているかな。リコ、今年も椿の香りに出会えるわマコ、椿の香りは素晴らしいわ。
2022.02.13
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九十八話 「香り」
「香り」その一リコ、マコ、年始ですから、神社にお参りに行きますよ。母さま、神社の近くのヒロ爺のところに寄って行きたい。お年玉を貰いに行きたいの？違うわ。
2022.02.12
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九十七話 「無老」
「無老」その十一完ヒロさん、見舞いに来てくれたの。そうだよ。話をしていないと言葉を忘れるからねサイさん、それが一番ボケない特効薬だみんなで楽しく話すことが一番だね
2022.02.11
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九十七話 「無老」
「無老」その十マリア、最近サイさんが通らないね。穴に落ちたかな。ヒロ爺、木の根につまずいたらしいよ家で寝ているのかな
2022.02.10
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九十七話 「無老」
「無老」その九サイさん、面白くも無い、当たり前の考えだ。穴に落ちれば別だけど歩いていて死ぬことはない。歩きながら四季を楽しむ。
2022.02.09
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九十七話 「無老」
「無老」その八 ヒロさん、どういうことだよ。危ないことをしなければ死にやしないよ。生きる毎日を楽しめということさ。それも面白い考えだな
2022.02.08
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九十七話 「無老」
「無老」その七ヒロさん、ありがとう。サイさん、もう一つある。死を恐れるな死に神をほっておけだよ。
2022.02.07
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九十七話 「無老」
「無老」その六ヒロさん、すると100歳まで生きられるのか。サイさん、それは無理だよ。次の誕生日が100歳だと思うことだよ。面白い考えだな。
2022.02.06
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九十七話 「無老」
「無老」その五ヒロさん、簡単で良いね。そうさ、サイさんも人の年齢と自分の年齢を考えるな。サイさん、もう一つある。100歳まで生きようと考えるな。
2022.02.05
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九十七話 「無老」
「無老」その四ヒロさん、あんたは若々しいね。何故、あなたは若々しいのですか。サイさん、俺は年を数えないことにしている。毎日、元気に暮らしていれば夜、健康に感謝して寝るだけだよ。
2022.02.04
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九十七話 「無老」
「無老」その三ヒロ爺、サイさんがヒロ爺に会いに来たよ。サイさん、あなたと私は幼馴染ですよ。同じ年ですよやっぱりヒロさんか
2022.02.03
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九十七話 「無老」
「無老」その二ヒロ爺、若輩に見えるけど、年配かも知れないと感じているようよ。マリア、その人に自分の年を気にしないことが大切だよと伝えてくれ。ヒロ爺、なぜ自分の年を気にしない方が良いのか聞かれたよ。年を気にしないことは年を取らないためだよ。
2022.02.02
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九十七話 「無老」
「無老」その一ヒロ爺さん、あの人がヒロ爺さんの年齢を聞いていたよ。マリア、私が若いのか年なのか知りたいのかな。教えても良いよ。でも何故知りたいか聞いてごらん。
2022.02.01
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九十六話 「風景画の中の少女」
「風景画の中の少女」その十二完ミッキーの絵に描かれている娘はミルです。小学生だったミルは今や中学生です。髪型も変わり、可愛さも増してきましたミッキーはミルに話しかける決断をしました。
2022.01.31
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九十六話 「風景画の中の少女」
「風景画の中の少女」その十一毎月違う風景です。いつも風景画の中に若い男女が描かれていましたそして画用紙の右下に二人の会話が書かれていました。二人は友達のようです
2022.01.30
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九十六話 「風景画の中の少女」
「風景画の中の少女」その十ミルは毎日違う数人の女の子と二人で下校していました。楽しそうに話しながらの下校です時々、カバンに付けているアップリケの話をしているようです。ミッキーは別の場所の風景も描き始めました。
2022.01.29
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九十六話 「風景画の中の少女」
「風景画の中の少女」その九数年後、ミッキーは帰国して同じ地区の中学校に通いましたミルも同じ中学校でした。ミッキーは同じ場所で風景画を描きました。山も並木も川も橋も四季折々で同じ色でした。
2022.01.28
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九十六話 「風景画の中の少女」
「風景画の中の少女」その八 ミッキーはミルの赤い服がとても好きでした山の緑、桜の薄色のピンク、川の青、木造橋の茶色の中の赤い少女の服です。ミルの服装の色は春夏秋冬で違っていました。ミッキーは父の仕事で数年海外暮らしをしていました。
2022.01.27
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九十六話 「風景画の中の少女」
「風景画の中の少女」その七ミルはいつも一人でした。ミッキーは今年も春夏秋冬の木造橋の少女を描きました。夏にはミルから寂しそうな顔が無くなりました楽しそうにスキップをして橋を渡っていました。
2022.01.26
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九十六話 「風景画の中の少女」
「風景画の中の少女」その六秋は川の青が澄んでいました。季節で違う色合いを楽しんでいました。翌年から母が向かいに来ませんでした。ミルはいつも一人でした。
2022.01.25
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九十六話 「風景画の中の少女」
「風景画の中の少女」その五ミッキーは数日かけて絵を仕上げました。ミッキーは春夏秋冬の同じ場所の風景画を描きました。山の緑、木々の色、川の青、木造橋の色が微妙に違っていました。春は山の緑と桜が綺麗でした
2022.01.24
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九十六話 「風景画の中の少女」
「風景画の中の少女」その四川の両側の桜並木がありました。遠くの山の緑と桜並木と川の青と木造橋の茶色が鮮明に見えました。翌日清楚な服を着ている上品な母親が橋の真ん中に立っていました。母娘は楽しそうに話しながら歩いて帰りました。
2022.01.23
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九十六話 「風景画の中の少女」
「風景画の中の少女」その三春の晴れた日の午後でした。ミッキーにとって印象深い光景でしたミッキーはこの光景を絵にしようと決めました家で下絵を描きました。
2022.01.22
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九十六話 「風景画の中の少女」
「風景画の中の少女」その二ミルは母を見ると嬉しそうに走り出しました。ミルが小さい時は母親が橋の途中で待っていました。清楚な服を着て、上品な母親でした。ミルは学校での話をしながら帰っているようです。
2022.01.21
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九十六話 「風景画の中の少女」
「風景画の中の少女」その一ミッキーは下校時に風景画を描いていました。川にかかっている一ツ橋の絵です。下校する女の子を待っている母娘の絵です橋の中央でいつも待ち合わせているようです
2022.01.20
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九十五話 「前兆」
「前兆」その十三 完ミッキー、この絵は続きそうな気がする。ミルの瞳もそう希望しているミッキー、の目も楽しそうに笑っている。マリー、あの二人の前途は明るく開けているね
2022.01.19
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九十五話 「前兆」
「前兆」その十二ミル、俺は月に一枚の絵を仕上げているミッキー、母さんが季節ごとに服を買ったくれる知っているよ季節ごとの服が絵の中に入っている。
2022.01.18
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九十五話 「前兆」
「前兆」その十一ミッキー、読ませてよ。いやだミッキー、こんど一緒に学校から帰ろうミル、いいよ、初めて話しながら帰るね
2022.01.17
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