資本主義社会では、資本家が多くの利益を得て、労働者には僅かな利益しか分配されない、ということがよく言われているところ。
なので、いずれは脱サラして、経営者になりたいと考えている。
経営者として身近でわかりやすいのがコンビニオーナー。コンビニオーナーとなり、バイトにいろいろと働いてもらって、自分は左うちわで悠々自適の生活を送りたいと思っていた。
しかし、このコンビニオーナー、オレが考えているほど、楽な商売じゃないらしい。
コンビニは、基本どこかのブランドの加盟店になる形で始めることになるが、まず、コンビニを始める際には、加盟料などを含め、200~300万円の開業資金が必要。
そして、店での売上の45%~60%を本部側に徴収される。
更に、売れ残って廃棄する食料品などは、オーナー側の負担で廃棄しなければならないらしく、その分も利益から差し引かれる。
結果、毎月の利益としては、概ね50万円程度ということらしい。
万引きやトイレの故障といった追加の費用負担や、近隣に同じようなコンビニができると売り上げは大幅に減少することになるので、手取り額は更に減少することもある。
また、コンビニは24時間365日店を開いておく必要があり、うまくアルバイトでシフトを組めれば良いが、今はどこも人手不足なため、アルバイトの応募がないと、オーナー自らレジに立つ必要に迫られる。
近所のコンビニでは、23時以降、いつもおっさんがレジに立ってるなと思っていたが、あれはオーナー自ら、店に入っているのだなと理解した。深夜一睡もせずに働き、バイトの大学生が試験期間だからと言って休めば、コンビニの駐車場に止めた車の中で仮眠を取るなどして、一日20時間程度働くことも決して稀なことではないらしい。
このような実態を聞くと、コンビニオーナーも決して楽で儲かる商売ではないなと思った。
脱サラはしたいが、コンビニオーナーになるのは、少し考えることとしよう。
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