あるパーティーダンサーの独り言

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2007.03.18

相性

(10)

カテゴリ：社交ダンス

他のものでもそうなのかもしれませんが、社交ダンスには完全に相性というものがあると思います
そりゃあしょっちゅう踊っている人とはボデイが馴染むというか、慣れというものができますから初めて踊る人とは比べ物にならない踊りやすさってあります
私もかってその頃よく踊っていた人と踊っている時に「あの人と踊っている時がが一番しっくりして安心して見ていられるね」と友人から言われて、そういうものなのかなと納得していたことがあります

でもその人とは初めて会った時から違ったのです
初めて会ったのは、私が頼まれて某パーティーでリボンをやらされた時にリボンタイムで会ったのです
組んだ時からボデイがぴったり合いました
そしてとても踊りやすかったのです
その方も踊りやすかったのでしょうか、その後別のパーティーで顔をあわせた時わざわざやってきて誘ってくれました
それからも顔をあわせると向こうから誘ってくださいます

その日もその人が来ていたのは知っていました
でもタイミングがあわずになかなか踊ることが出来ませんでした
途中からその人は他の男性を断って体を開けて待っていました
それに気付いたので私もキリのよいところで踊っていた方と別れその人の元にかけつけたのです
それからは結局ラストワルツまでその人と踊りました
もちろん相変わらずどんなに動いても彼女のボディは吸い付いたように私から離れません
彼女よりうまい人はたくさんいます
でも彼女ほど踊りやすい人はそう多くはありません
なにより初対面からそうだったというのが印象に残るのです

残念ながらその人にはリーダーがいるようです
もっともパーティーは好きではないようで一緒に来たのは見たことがありません

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