仙燐眼

仙燐眼

ゼロ、マイナスからスタート



今回は夫との家からそんなに遠くない場所にアパートを借りた。
そこで、会社での引き継ぎをこなし、
全てを終えてから、実家に戻るつもりだった。
実家は遠く離れた地。
飛行機では1時間だが、JRでは3時間半はかかる。
今度は決着してから、帰るぞ、という意気込み。

私は、借金をしたくなかったから、
仕事休みの土日は別のアルバイト先で仕事した。

つまり、月~日までフルに働いた。
夜だけが、安息の時間だった。

夫は同居していながらのいつからか、精神まで病んでるようだった。
夜中に大声を出したり、
霊が見えるとか
私の亡き父親の声が聞こえるとか言っていた。

あまりにもしつこいので朝まで見ていたこともある。
夫が
「ほら、引き出しが開いたり閉まったりしている」
「兵隊の格好をした男たちがおまえの父親と一緒に俺のところにやってきた」とか。
でも、
私は何も見えなかった。
声も姿も、もちろん引き出しも閉まったままだった。

時々、少し遠くのダムに来ていると
夫から電話がきたことがあった。
自殺をしようと思うと。

探しに行ったこともある、
でも、必ず、先に夫のほうが自宅に戻っていた

ホテルで睡眠薬を飲んでいると電話きたこともある、
心配でホテルに電話したこともある、
でも、何もなく、無事に帰ることばかりだった。

なぜ?
そんな狂言ばかりを繰り返す?

いつも、妙な893めいたとこからの借金で首が回らなく
このままだと殺されるかもしれないから、
迷惑かけたら悪いから死にたいのだと。

でも、又、資金を用意すれば生き返る夫。
その繰り返しばかり・・
いつも反省したような素振りで、きっと舌を出していた夫だったのか?

これは、
このまま一緒にいては、
夫は潰れてしまう、私も潰れるだろう。
ならば、
あえて、さっぱりと別れることが
唯一の助かる道なのであろうと意を決した。

別居中に家裁に離婚の申し出を申請し、
その後、協議離婚で終了した。

ここまでこぎつくまでには
まだまだいろいろあったが、
これは後々お話することにします。

そして、私は実家へと戻ったわけです。
15年ぶりの実家での生活。
新しい生活。
何があるのかは、まだ分からない、でもやり直しをしよう。

思えば、
父のたどった道をまるで同じようにたどったような人生。
歴史は繰り返される。
でも、それだけでは終われない。

意識の改革、それが必要だった。
もう、誰からの助けも得られない、
全て自分の思い、判断でこれからは渡っていかなければいけないのだ。

最終的な結論を出す頃の運気をたどると、
私自身の星に転機があった。
夫に大きなメスが入る運気、
しかし、夫のほうというと
相変わらず、自己中星が滞在していた運気

振り返れば、
これは、よっぽどの気合があったから、
離婚できたんだな、って思える。
この頃、ちゃんと五行推命を学習していたら、
もっと、クリアーに問題に立ち向かうことが出来ただろう、
でも、私は、その頃はまだ、
この占いを知らなかった。

自分一人で、運気のままに進んでしまった。

占いで今後の運気を知ってから、
これらが、よく見えるようになった。
そして理由もよく分かった。

初めの頃は夫を恨む気持ちもあった。
でも、
今はそうでもなかったりする。

夫も夫なりに
生まれついて弱い内面を持った因果があったこそ、
この流れに乗ってしまったのだ、

でも、
強い忍耐力や強い意志があれば、
こんな運気だろうが
自分の因果な運気にも負けずにいられたのだ、

彼は、十分に流された、
それに甘んじた、
だから、築いてきたものを全て失った。

同じものを再び築くつもりなら、
これからは、ほぼ無理であろう。

(それは、私も同じ)

でも、視点変えれば
少し良くなることも出来る

意識改革すれば
絶対道はあるのだ。

さて、
これから

どうなるのか。




© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: