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ー文京ふるさと歴史館-江戸城の家康の入府から生活用水の確保が始まり、主水なる称号を与え井之頭池の玉川上水から神田上水、千川上水など6系統を整備し、東京は明治維新後横浜の次に上下水道を設置し今にあるライフラインの 命の水について資料で辿る。この辺りはお茶の水、水道橋、関口、小石川、真砂など芭蕉もで所縁が多いもの。上水は飲料水、水銀は水道料金と。小雨のなか上野の都美術館へ。日本画の51回創画展、隣は洋画の83回創元展、26回雪梁舎フィレンツェ大賞展、バードカービィング展などを、それにつけても大きな画面に印象的にワンカット、シーンを再現する力作には感動し愉しく鑑賞。人気の中村一村展は大混雑で次回にでも、精養軒でハヤシでもと思ったが長蛇の列でおでんに代わってしまったアートの祭り。
October 29, 2024
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伝わる魅力ー森鴎外記念館。本郷富坂上の方から千駄木の汐見坂の方までブラリ、ナビはどうしても大きな道を選ぶので当たらぬ勘で裏道を、古い町なので行き止まりや廃屋などがあり、宅配などはタイヘンと見ながら無事に。江戸千家家元・川上宗雪氏の明治20年から昭和50年代の作家たちのはがきコレクションを一括寄贈での展覧。鴎外のものは以前からでも、いろんな方か゛一同で、今なら個人情報やプライバシー侵害などうるさそうだが、はか゛きに限定して短い文や絵だが、人柄や親しさが素朴に表現され面白いもの、郵便の発達とともに地方と東京の遠距離の交歓が偲ばれる。葉書は手紙に書き添える端書に由来して、どこにも安くて確実に届くのは今更ながらのメール時代か。丸紅コレクションの能装束「格式の美」の竹橋・丸紅ギャラリーで明日が最終日で着物姿の女性群で混雑。共立ギャラリーの狂言展と共催で、こちらの方が豪華な衣装で、帯、中啓、国立能楽堂の能面なども。12000歩もツカレタビー。
October 25, 2024
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2023,米、脱出を目指す幼女二人祖母両親5人家族を中心にした衝撃のドキュメンタリーの配信シネマ。コロナ以前10年で千人の脱北者を世話した韓国の牧師ら地下ネットワークブローカーの証言で残酷で危険なベトナムラオスタイへの命懸けの逃避行。MY NAME IS ALFRED HITCHCOCK 2022、英、サスペンスの神様の映画製作の裏側に迫る。貴重な初期映像などでその演出テクニックや映像トリックを紐解くもので電子紙芝居と云われた頃も懐かしくなる。父は覚えている、2022,キルギス、日、監督兼主演で出稼ぎ先のロシアで記憶と言葉を失い23年ぶりに帰郷した父親、家族、村人たちの形相を、あまりにも淡々過ぎて感動も。相変らず韓流は輸入超過で、また懐かしく、私の頭の中の消しゴム、2004、愛する若妻が若年性アルツハイマーて゛記憶か゜失われていく、ヤハリ病の消せない悲しみや苦しみ。極端な芸とハナシは日本にはない境地で悲恋はカムサムニダ。
October 14, 2024
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で凸版の印刷博物館。JIQさんのお話もあり印刷物は好きでも門外漢、写植の発明から活版印刷からデジタルフォントへと文字印刷の技術的、表現的な橋渡しの歴史、仕組み、書体デザインなどを一瞥。膨大な日本語の金属活字の活版印刷に代わって写真工学的な原理を使って印字することは、活版の猥雑さを解消し画期的で、職場環境も改善、何よりも美しい新書体を開発し多様な印刷革命を。基は英国からでモリサワの創始者が発明特許と機械を作り写研の創始者が植字を創作し共同で発展、今にリョービなど後発メーカーが出来た資料機器などを紹介。後に杉浦康平氏などがカタカナや新デザインで活躍と阿部卓也氏が紹介している。その後もいつも東洋文庫、こちらも創立百周年で「知の大冒険」ー名品の煌めきー2011年に開館以来、東洋学に纏わるテーマを38回目、災害や戦争などの危機的状況を乗り越えてきた蔵書や版画などで孔子、マルコ・ポーロなどでアジアの空想の旅を。小雨に濡れてもまた愉し。
September 25, 2024
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北のほうからは白い雪や、ストーブや長袖の便りもで、南は都内と同じくらいまだ暑くて、大雨や地震のアラームもで狭くて長ーい異常気象の列島。経緯もなくまた500年以上もの大昔を辿り 少しは涼し気に。前はダビンチとラファエロで今回の巨匠もその後の時代の転換期でMiche(1475-1519)はメジチ家フのィレンツェから、Tizi(1488-1576)はベネチアからと活動の中心にして趣は別としてルネサンスを享受しながら彫刻に絵画と,年齢差は15歳位で活躍した。やがて社会的変動はいす゛こもで国王の元ローマ定住となりパウロ三世の時代で彫刻、建築から壁画とやがてバロックへと展開していく。ダビデ、天井画、礼拝堂ならずも西欧の美術館散歩では宗教が分からないと面倒で建築や豪華絢爛巨大さや宗教画に驚くばかりなので、アートとして鑑賞すればで日本の古寺巡礼も同様で抹香臭いのはやぶさかでないのだが。
September 21, 2024
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三日月の綺麗な 重陽の節句、救急の日のせいか徐に、15世紀のフィレンツェの世界に21世紀からリバース。14世紀のジョットなどのルネサンス絵画から、ギリシャ・ローマ趣味のボッティチェリの聖母子像などを齎し、やがてレオナルド、ミケランジェロ、ラファエロの三人で巨大な頂点を迎える。ダビンチ(1452-1519)はモナリザのスフマート技法(絵具を薄く何度も塗り立体感を)などの美術に長けただけて゛なく音楽科学解剖学など飛行機の最初の考案者の記録も現存し、最後はフランスで亡くなる。当時も戦禍は避けられずフランス国王ミラノ公などの庇護の元にもあった。ミケランジェロ(1475-1564)は対照的に 靜から動で、先人の理想の美の完成度と魂の深さを更に目指し第一人者に。その間のラファエロ(1483-1520)は二人の厳しさと激しさの中間に立ちの彼らの精神を調和し優雅に結合したアーティスト。やがて後半は政治もローマ法王庁の時代となり16世紀へとステージは変わっていくことに。偶にアートの裏側から昔を振り返るかとも。
September 9, 2024
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板橋区立美術館。どうしても此の世の先が短き者としては遠き過去に遡ることも必定で、戦前戦中のコトtが多くなり、それでなくとも美術館や博物館はメモリアムならずも古との遭遇のモノと場が溢れているので。厳しい残暑に涼を求めての訳でもなく小雨のなかヒッソリした潤い感を。30年代から海外の影響を受けた作家たちにより 超現実と抽象の芸術は一世風靡し戦後また前衛として隆盛しこの現在までの流れを所蔵作品で検証するもの。中でも地元在住だった 古沢岩美のコーナーやビデオ放映があり、15点ほど作品も紹介されており、時折眺める作品でも、中国などの従軍体験からヌードと風景の絡みの独自のモチーフで反戦の思いを伝えて、いつも新鮮味を失わない画力はヤハリスバラシイ。佐賀出身で地元の伊万里などいろんな焼物の絵付けもしたり陶器や資料も展示している。それにつけても二次元と三次元と内外の 平和と幸福にドギマギ。
August 27, 2024
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最近こっちは無沙汰なので、偶にはとミッドタウンの相変わらずの高級品を眺めながら、フジフィルムスクゥエアの「夜空に輝く星々の記憶」の写真展を。次に新国立美術館への25回「日仏現代美術世界展」出品数526点とか。次は56回「現代書作家協会展」の一回性の表現美の書の数々。そして25回「高校生国際美術展」海外14カ国の学生も参加して五輪ならずも若さ溢れる力作で数もスゴイもので、才能の発露はこの辺から生まれるのだろう大人の作品とはまた違った魅力も。会場は広く他の企画展もあるので入場者はいつもながら溢れている。森美術館、サントリー美術館はパスして、麻布台ヒルズ(森JPタワー)へ。この辺は森ビルか゛多いので似たようなスタイル、個人的にはあまり縁のないテイストで、再開発で変わっていく高台は地震は大丈夫だろうが他の雑居ビルが心配になり昔懐かしき店は来るたび消えていくので。男の日傘で1万2千歩。
August 8, 2024
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五島美術館ー夏の優品展ー五月にも来たが涼し気なテーマに魅かれてまたブラリ。収蔵品から夏の情景を詠んだ古筆、日本画に表現された消暑風景、清雅な禅僧の墨跡、涼しさを感じる白磁や青花磁器、古鏡など七十点以上を紹介するもの。大観や芋銭、桂華などの日本画は理解しても万葉集などの和歌や―鎌倉時代の墨跡、古裂など読めず分からずでは古過ぎて首筋が寒くなり興味も半減すれど、説明文で重文かと理解するのが精一杯。また唐三彩や明の景徳鎮窯が多く、17世紀が割れずに今に伝わることに感嘆したり。2室では桃山時代の黄瀬戸、鼠志野、古美前、古伊賀などを紹介している。荒川豊蔵と濱田庄司は同じ明治明治27年生まれだったのかと感心する位で、さすがに客も少なくゆっくり鑑賞出来たのがGood。
July 26, 2024
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散歩がてら板橋区立美術館。梅雨の晴れ間で毎年だが、家族連れで賑わっている。児童書専門の見本市から始まってブックフェアは61回、イラストレーション・コンクールは58回目という。世界各国から81カ国の3520人の応募がありその中から32カ国78人の入選者を紹介するもの、四角四面の平面に5枚1組の寓話に彩色して独自の個性を発揮して制作した力作群。その中から6人の受賞者が決定し新人作家の大きな登竜門とされ注目を浴びることにもなる。漫画アニメもデジタル化されて手作りのアナログの世界の肌触りもまだ貴重なことかなと。釣り堀をはさみ、隣の区立郷土博物館では地元で一番古くて150周年の小学校の歴史を伝えており、明治の寺子屋から、郊外教授や遠足など学び舎の仰げば尊しの如くで、未来はどうなるのだろう。
July 13, 2024
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生誕の地盛岡で始まり25回目、終焉の地文京区では17回目と、6回ほど出席し生徒になっている。二都市が友好関係から催しをお互いの地で交歓開催している。今回は「啄木の精神構造~精神科医が解く啄木の人間性~西脇 巽 講師で、バイデン候補と同い年で複雑な心境がよくわかるとのことで歩き方も少し。複雑な出生や家庭から自己変革を試みながら、渋民、北海道、東京と26年余変遷し、最後は虚言癖、借金からも解放され作家として自立するやに病に倒れる。それまでを独自の視点で、同様の啄木評論家の視座の違いと共通点も自著などで分かり易く。二部の対談は 「啄木の精神分析」で西脇氏と 啄木記念館 森 義真 前理事長で精神科医としてはどうしても躁うつ病や統合失調症など病名をつけたくなるが それは問題外と。出掛ける時星座占いの本でカルチャーショックに会うかもと。明治と令和 ジャンルは違っても同様こともありながら戦争や病気にはと。
July 5, 2024
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梅雨入りのなか所用を済まし雨の中、倖せ運ぶチンチン電車で終点の早稲田まで。小池さんの都営で地元密着型なのか小さな車両のなかに宣伝のアナウンスが耳にうるさくても外国人も多く混んでいる。終点から神田川を渡りキツイ豊坂を上ると日本女子大、田中邸を過ぎ和敬塾の横が「永青文庫」、誰もいないのかと思いきや終了が間近いので多く「殿さまのスケッチブック」展を。細川家熊本藩8代藩主の重賢の植物図譜を中心に公開。最初は3百坪ほどだったが4万坪くらいに大きくなり、後に隣の和敬塾や椿山荘などに売却して、まだここや庭園は存続されて、16代護立のコレクションが中心で建物は当時の家政所だったので狭いのが。帰りは胸突坂を下り関口芭蕉庵や椿山荘を眺めながら、江戸時代は名の如く水田だった早稲田のキャンパスへ、人気のラーメン店は雨でも行列とは、若者と食気はいつも友だちかな。
June 21, 2024
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―歴史を織りなす人々-企画展が代わる度だから年に四度ほど、ここも1924年開館で今年は百年で大震災、日本棋院創立、昭和天皇ご成婚、神宮外苑開園、甲子園選抜開始、パリ五輪、安倍公房生誕、カフカやレーニン死去等々。古文書の蔵書などでアジア全域の歴史に名を遺した人物で通覧するもので、ブッダ、孔子、厩戸皇子、則天武后、チンギスカン、北条泰時、オスマン帝国、西太后、福沢諭吉は三度洋行して西洋指南をしたらしい。言葉の如く揺れるものなので大切、お馴染みの偉人ばかりで資料だからだがいつも上手い文字、活字には感心するばかりで、読めないのは当たり前。ここんとこ出かける旅に忘れ事や落とし物をしてケアレスミスで大したことはないのだが、今は鞄を持たないからで、手ぶらにしているのが影響してるのかと、自戒したいとこ。
June 6, 2024
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今年も三度目の上野毛、館蔵品でいつもながらの花鳥画、山水を中心に明治から昭和にかけての日本を代表する大家の40点ほどで関雪の屏風て゛「藤に馬」、桂華、蓬春などが何時見ても好印象、明、清時代の筆、墨、硯、紙の文房具を宇野雪村コレクションから陳列し賑わう。隣りの大東急記念文庫は創立75周年記念特別展ということから古文書・古記録もで、室町時代の重文「越前国田使解」もで当時の土地売買の記録がで、足利義満詠の短冊「女郎花」、五島家とは。ここの庭園は多摩川を望む武蔵野台地の崖地で二子玉の楽天の本社がスグに電車も走り自然環境は残していろんな石仏があり坂で足腰の鍛錬をしたとも,ホーホケキョが鳴いており深山幽谷の趣。時間帯にもよるか電車内のマスク面は一割程で暑いので少なくなり美術館は100%。丸の内線も開業70周年そんなになるんやの8千歩。
May 29, 2024
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只今改装で休館中のため江戸東京博物館61万点のコレクションからで、いざ美術館の動物園へ、なぜか婦人客で賑わっていた。Japan Day by Dayで人間と動物の関わり合いは古くて中でも一番は御馬様だろうか、かっては貴重な動力源で今は愛馬なるサラブレッドで賭けの対象までで。牛、狆、ニャン、兎、一富士二鷹や鶏など、干支まで出て来そう、特に長き江戸時代では 生類憐みの令までと衣食住の生活まで密着して、広重や国芳の版画、書物、着物、今戸焼の人形、飾り物などの工芸品、玩具などの240点で展覧で辿る。後半の 明治の鉄道馬車は1882-1903まで新橋浅草間を通行し繁栄を極め人気の名所だったと印象深い、勿論鴎外みたいに乗馬で闊歩する方もで。好天で皇居周辺も内外からの人間の観光客であいかわらずの大賑わい。
May 14, 2024
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ー歸空庵コレクションによる近世絵画に根づいたエキゾチズムー約250年位前 近世初期江戸半ばの西洋風俗画や秋田蘭画、司馬江漢などが、日本の絵画に西洋風の陰影法、遠近法などの技法の洋風画をもたらした当館の寄託品からその魅力を大公開。これまでの日本画の歴史にない表現が新鮮な風を齎し今日までに続いている原点みたいなもので楽しめる。渡辺崋山のナポレオン像なる珍品も。約80点の作品の鑑賞が新たな目撃者となれば至高と。隣の郷土資料館では「宇宙線を観測し続けた 理研板橋分所のすべて」という陸軍火薬製造所を起点とする工都として今は宇宙など最先端技術の理研の歴史を辿るもので門外漢には難しすぎるが たまには異次元をと。
May 4, 2024
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森鷗外記念館、企画が代わる度のアートブラリで強風でいい天気のなか。独逸留学から帰国後、陸軍軍医学校の教官となり衛生学を教え校長までなる。その後美校では岡倉天心などの勧めもあり、美術解剖学、美学、西洋美術史を講義し、後には慶大で美学の講師を務めてて小倉への赴任により教育者は終了した。早大では坪内逍遥との関係もあったよう。傍らで文筆を重ね、修身、唱歌、教科書なと゛の編纂にも関わり、後年には現在まで教科書に掲載されることにもなるとは。作品の嗜好はそれぞれで作家の加賀乙彦氏は「空車」安野光雅氏は「即興詩人」平野敬一郎氏「青年」森あゆみ氏は「安井夫人」などの一読を進めている。この前谷崎潤一郎の「瘋癲老人日記」を再読しようとしたが、カタカナ併記なのでさすがに読みづらく中座してしまった。77歳の時書いたと云うが、体力気力もなくなったものよ
April 19, 2024
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春の優品展ーいつものアートブラリ。平安古筆の美や貴族の教養と漢籍など あこがれの王朝文化を和歌などで紹介するもので、辛うじて古代の かなを読めたとしても当時の歌仙や歌人の教養人の意識や風俗、意味などまで毛頭 ワカる訳もなく無学な俗人には難解過ぎる。確かに掛軸や表装なども豪華で品位あるもので重文級なので その凄みや迫力は伝わってくる。「切」として分割したものが多くて天下の名品を代々時を経て分散することで今日までに大切に伝えてきたことと、また昭和のコレクター益田鈍翁の所蔵品が五島家に伝わって来た当時のこの世界の様子も伺える。平安時代の11世紀ごろから綿々と持続されてきた和歌や書、絵画、ここの国宝の源氏物語絵巻を復元模写をも紹介して、令和に蘇らせているという訳。イイ天気なのでいつもながら庭を散策して、玄関の枝垂れ桜に今節の別れを。
April 10, 2024
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竹橋の国立公文書館で、夢をテーマに源氏物語、枕草子、小右記などの平安文学の資料で解くもので和歌集や物語にはかなり出てきて不思議な力として描かれてると。神仏のお告げであったり亡き人からの伝言として当時の信仰、文化を探り平安貴族の精神世界が覗けるとも。古典は読破してないので知る由もなく凡人としては毎夜見るのでその夢占い精神状況は如何なることかで、ナイトメアが多く目覚めて安堵して尿意直行、文学のように恋愛や片思いなどナイスドリームは皆無。隣りの近美でいつもの名作を鑑賞して、アタタカイ日差しなので皇居外苑から千鳥ヶ淵の櫻を眺め、まだ満開ではなかったが相変わらずの人出で、昭和館写真展では「失われゆく昭和の仕事」展、戦中戦後の街頭風景で下駄の歯入れ屋、ガマの油売り、ポン菓子屋、玄米パ屋、ひよこ売りなど覗けた。春うらら さすがに血沸き肉躍るような希望に満ちたフレッシュマンが多かった。
April 2, 2024
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2020年以降目に見えないウィルスによって日常が奪われ、生活や心境は大きく変化した。それでも世界は回り、パンディミック以降の新時代をいかに生きるか心身共に健康であるウェルビーイングにとって現代アートは様々な表現で寄与しているのか。自然と人間、個人と社会、宗教そして戦争まで 生と死をめぐっていろいろと刺激されている今。三大発明の火薬以来 戦争、植民地、殺人ゲームなど終わりはなく、そこに宗教も生まれそして同時に 政治があり過渡期は幾度も経ながら標榜する完成した世界は未だに築かれないのは人間のなせる業か。古今東西の権力者たちは力を誇示し維持するために、ミケランジェロ、チャイコフスキー、ピカソなどならす゛も芸術を利用してその正当性を表明。一流の芸術品はパトロンとしての支援、収集の価値証明だけでなく、いかにいろんな意味で社会に貢献しているかで、人心の和平はどこまでかと。
March 25, 2024
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板橋区立美術館。今更絵画史ならずもで、丁度百年前アンドレブルトンがフランスで宣言して、アートに爆発的に影響を与え日本もで、20年代後半から東郷青児古賀春江福沢一郎が先駆者として30年代は若手の作家に悉く伝染し、当時の写真家などにもて゛戦時中は官憲の怒りに触れ激動の時代とともに潮流となった、その軌跡を120点の何故か似たような作風で昨日からで嬉しくもかなり混雑していた。隣の郷土資料館では「富士山信仰」展で江戸八百八講と云われるほどいろんな講があり八泊九日コースで調布経由で巡ったという当時を用具類で偲ぶ、こちらも江戸の古民家に桃の節句ひな祭りを座敷に飾っていた。傍の梅林は紅白の梅が明るい日差しと見物客に揺れ、シュールレアリスムとスーパーリアリズムの中で吾が心や地震もあり。
March 3, 2024
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観測以来4番目のハルウララの暑さ、東京マラソンは来月の三日で、去年は三月の半ば鑑賞したが今回も三菱四代社長・岩崎小弥太(1879-1945)が夫人に誂えたものの復元で、初夢などはナイトメアですっかり忘れてしまったがこれからのお花見やお雛様は御婦人ならずも御目出度く華やかで嬉しいもの。伝来の「白綸子地松竹梅鶴模様打掛」も初公開しており、重文の仁清「色絵吉野山図茶壺」国宝「天目」など、いつもながら財閥の博物館はクラシックの名品の数々は凄過ぎる。隣りの三菱一号館美術館はリニューアルで休館中、国際フォーラムの「相田みつを美術館」は先月で閉館、馴染みの有楽町の店も今月25日で〆るなど、販売不振はとこうして時代は変わっていく、汗かきながらふらり。
February 20, 2024
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宗教、政治、人種、侵略など抗争は世界で永続的でちっとも歴史に学ばないのも何だかで、イスラムの次にキリスト教は民族の三割を占めるほどで、国内でも信教の自由で公明の次に統一が介入して未だに凍結されない事態でも、文化交流においては重要な役割で5百年以上前の46歳で亡くなったザビエル宣教師を始めとして信長秀吉家康の戦いもあったりして今にで、聖書やルターの宗教改革など所蔵の書物によって振り返り、世界文化遺産の長崎・天草地方の潜伏キリシタンの紹介も。近くの雪の六義園でもブラリでさすがに人も少なく蛙ならず鴉煩く風光明媚を無粋にしていた。六義は中国の詩の分類で そえ、かぞえ、なぞらえ、たとえ、ただごと、いわい歌の六体に由来すると。
February 7, 2024
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へ、何年振りだろうこの辺は毎月通っているが入るのは。1959年開館で松方幸次郎コレクションが母体なので去年から川崎重工がオフィシャルパートナーで共楽美術館として絵画・彫刻の西洋文化の価値感を中心としたル・コルビジェの無限成長美術館の体現も目指しているようで、16世紀あたりは宗教的にも古過ぎるが印象派、ロダンやピカソあたりはやはり落ち着くもの、恩賜公園としての上野も150周年で、陽気もいいのでインバウンド客と修学旅行生などで平日でも賑わっていた。動物園ヨコの東京都美術館では印象派展、「24年度東京芸大 卒業・修了作品展」も開催しており、学生の作品数と入場者も混雑で、青春の熱いエネルギーに圧倒されて足早に鑑賞。同じ素材で自分だけの空間アートを創作する苦闘もで、DXや新テク表現も多く面白かったが。
January 30, 2024
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ジャパンアウ゛ァンギャルドポスター見本市-渋谷ヒカリエギャラリー8F。1960~70年代の日本は高度経済成長期を迎え経済文化をはじめ人々の価値観が激変して、空洞化した社会に対する反動もあり、芸術でも既成概念を破壊して新たなるものを創造することで若者たちが熱狂した。去年没後40年を迎えた寺山修司は演劇で天井桟敷、唐十郎か゛状況劇場などの演劇、暗黒舞踏では土方巽などが活躍して、その広告のサイケな巨大ポスターがやチラシがムーブメントとなり、その古書などの懐かしく甦る作家たちの展示即売。その足で近い東の神道の学舎「国学院大学博物館」へ。ーマラッカを越えて極東アジアへーポルトガル地図学の16世紀の企画展。500年前一挙にタイムトリップで、それ以上に古代の夥しいコレクションの鏡、埴輪など考古学の世界で、心とモノの精神性は偶には無宗教者にも。
January 16, 2024
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-絵画・工芸の龍を楽しむ-静嘉堂@丸の内. 新春第一弾のアートめぐり逢い。西洋ではドラゴンは悪のヒーローでも、東洋は中国伝来の想像上の龍は古代中国にて誕生し、天に上り雨を降らせたり魔力を持ち強さや権力の象徴の吉兆として五行思想の気韻生動の辰年でもお馴染み。東アジアから中国そして日本へと寿山龍海の如く駆け巡り降臨をモチーフにした龍虎、龍鳳、雲龍、龍濤などを1世紀から19世紀までの屏風、絵画、工芸、茶道具の名品60点あまりて゛図様を紐解くもの。古代神話でなくとも元旦からの自然の驚異はまりにも英知想像を越え過ぎている。
January 5, 2024
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工事中の日比谷公園を抜けて 日比谷図書文化館、写真家 石川直樹展、1977-東京生、芸大卒、いろんな旅の出発は書物から啓発されると。ヒマラヤ山脈とカラコルム山脈にまたがる8千Mの峰、14の山々を、2001年に初めてチベットの地に足を踏み入れて以来22年間の山の記録の大小の写真とその山に纏わる探検隊の本とDVDで紹介。カメラは完全登頂の貴重な証拠なので酸素が1/3の量となり海抜2,7Mの東京から K2の標高などにため息。日比谷ミッドタウンでは前澤氏が搭乗し帰還した露のモジュール宇宙船「ソユーズ」やパラシュート、宇宙服などを、映画の公開記念で展示しており、宇宙から北壁そして地上戦でイソガシイこと世。本年見納めか「冬のスケッチ 中村千鶴子写真展」丸の内エブサイトギャラリーで 地方の古い家屋が解体され町の更新が加速される風化を雪の日と心に観照した作品29点、活躍を期待。
December 26, 2023
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ここは三月に一度はで、今回もJRらしい地方への旅路のいざない。内外の偶像崇拝ならずも宗教でなくとも人は何かを愛玩するもので、古来より西国の方から立派な寺社仏閣とともに有名な仏像などが各地で普及し今日まで伝わっているが、無宗教としても陸奥の村々では素朴でユニーク仏神が奉られ、仏師や僧でなくとも大工や木地師などに造形されて民間信仰として続いている。京、奈良などの高名な寺社神殿とは違って金銀ギラギラ豪華ではなく北東北の厳しい暮らしが生んだスタイルも武骨で黒く煤けたり欠落したりしてもそれ故に大事にされて愛されてきた歴史が にっこり笑っているようなやさしい祈りの一つのユーモラスなかたちなのかなと。林業の山の神や漁師の安全の祈りや自然を祀る思いが伝わり、東北の伝統のこけし作りに共通のところもありやで 平安より江戸の大小の130点の木像たちで辿る。「てえしたことはねえだ」とdon`t mind.
December 9, 2023
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ーあなたのまわりは旅のヒントにあふれているー渋谷ヒカリエホール。今春の寺田倉庫での日本上陸時にsnsで話題となった、全作品写真・動画撮影okの"旅する展覧会"を再開催。あの2014年の「グランドブタペストホテル」で話題となった映画監督の作品世界を想起させる風景写真を集めinstagramコミュニティ{Acccidentally Wes Anderson (AWA)}から発展したもの。これが日本で見られるラストチャンスとか。世界各国で撮影された写真300点あまりを11のキーワードで紹介し、旅心をくすがれ、さすがに絶景名所ばかりで美しく見事なカラー写真でお気に入りを探すことになる。それに触発されたわけでもなく神宮前の銀杏並木を眺めに、やはりクライマックスでお祭りもやっておりすごい人出で東南アジアの観光客が目立ち思い思いの写真に夢中になっていた、厚着には暑い昼下がり。
November 28, 2023
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週末は東南アジアの人たちが多い上野公園。酒屋角打ちフェスをやっており酒飲みやツマミで盛り上がってるなか 東京国立博物館の東洋館地下の「ミュージアムシアター」。文京区大曲の凸版の印刷博物館にもあり現在休館中で、大型スクリーンを楽しみに。小袖はきものの原型で、18世紀江戸時代に今と同じように裕福な女性たちはおしゃれに贅を尽くし、個性的なファッションを求め、有名画家に直接柄を書かせる描絵小袖は飛び切りのステータスで、江戸深川の材木商冬木屋伝わたった重要文化財の「白彩地秋草模様」を。尾形光琳が描いたもので令和の修理プロジェクトで2年以上にわたりの復元の高覧。3DCGでその小袖を着てそぞろ歩くVRアニメも現代的で秀逸。光琳は京の呉服商雁金屋の次男坊で贅沢してたが潰れて30代で江戸に天才絵師として成功した頃の作品。やまと絵の特別展と横尾忠則「寒山百得」展は尻目に角打ちへ。
November 18, 2023
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1967-福井県生、上智大哲学科卒
November 12, 2023
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へ、六本木の国立新美術館で一年ぶりくらいのここブラリで新旧変わった所もあればまだ再生がなされてないのもでいろいろ。美術館周辺はようやく整備されて古い横町はなくなり、六本木ヒルズもすっかり老舗みたいになり、芋洗坂、饂飩坂あたりはまだそのままで再計画はまだということで、神谷町虎ノ門方向は高層ばかりで風景が変わってしまった。二紀会は知人が出品しており銀座の画廊でも同時開催で、委員会員準会員600人位で全国から洋画彫刻の力作が集結していつもながら孤軍奮闘はスバラシイ。ミッドタウンのフジフィルムフォトサロンでは「細江公英生誕90年記念展」で、50年代のミシマの薔薇刑、土方巽の鎌鼬シリーズなどのモノクロの世界で写真の光と影を大胆に表現していたのが。同時に全日写連フォトフェスティバル2023もやっておりカメラ人気の凄さも感じ入りながらアートにひたる秋の1漫歩。
October 24, 2023
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森鴎外記念特別展。爽やかな秋天かで、どちらの文学館も古いのに一緒の展示会は初めてとは,新奇でもないがこの街を歩いて 交流を作品で辿るもの。鴎外(1862-1922)と漱石(1867-1916)は5歳違いでほぼ同時代を生き、津和野出身で長男で家族とともに維新後上京し、漱石は生まれも育ちも生粋の江戸っ子で8人兄弟の末弟、22歳で独へ 33歳で英と留学し、陸軍軍医としてて官に生き、方や教師新聞社として民て゛立場は違えど千駄木は共通しており、会ったのは四度で、最初は子規の新年の句会だったと、お互いに自著や書簡を交わした程度のようで認め合っており二人とも下戸で甘党か、葉巻と煙草の寵愛で肺結核と胃がんで60歳と49歳で、平均寿命と云えばそうなのだろうか。鴎外は犬派て゛先輩の住んだ借家に4年ほど住んで吾輩は猫を。鴎外の名は初めて住んだ千住の白髭橋の隅田川の畔にかもめの渡しがありそれからかと。第一次世界大戦の頃で遠い話なのだが、今またもや。「令和でも 昭和平成 いろいろと」
October 11, 2023
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三月に一度の 東京ステーションギャラリーへの月末。1922年に帝国美術院、二科会に拮抗する第三の洋画団体として七人の発起人から、8人の客員、在仏の画家たちの賛同で出発して日本の洋画壇の揺籃期に多彩な顔触れでの始動から展開といろんな葛藤と模索のなかからの多くの巨星たちの傑作で辿るもの。第一回展の梅原龍三郎、岸田劉生から石井鶴三、木村荘八、中川一政、小杉放菴などから50年代頃までの長谷川潔、岡鹿之助などに続く。墨東奇談、宮本武蔵、人生劇場など当時の新聞の挿絵なと゛の懐かしい作品もあり 日本画洋画版画など多種多彩で文化勲章の受賞も多く輩出し、日本美術史の一つの流れを拝観。多士済々の仲間をまとめるのがいずこも大変でそのうらで奮闘した同士もいて離散融合を繰り返す政界と同じで大きな目的を忘れないことかなと。
September 29, 2023
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1922-東京.生、東大卒、100歳を迎えて現役染色家として活躍されており、これまで同時代を共に歩んできた仲間たちの出会いと作品を振り返えるもの。なかでも運命的な初代倉敷工芸館の館長の子息の武内晴二郎は戦争で左腕を失いながらも陶芸に挑戦し、舩木研児は松江で5代目の陶芸家ながら独自の世界を造り、柳宗悦の内弟子の静岡の工芸家の鈴木繁男の出会いで沖縄の紅型や染色を介して、恩師の芹沢啓介の出会いはショックでもあり歓びや安らぎを開眼することなり、そこで結成された「萌木会」の若々しい情熱的研鑽などと、日本民芸館の民藝運動の道へと進む。注染や型染で作る生活を彩る色、形、模様などの多様さには文布や和紙カレンダーに関わらず見事な造形美か繰り広げられて、伝統はあるものでなく造るものと。丸善は高島屋の前と丸の内とでどちらも絵画展をやっており目の保養をしながら アートの秋を後に。
September 25, 2023
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ー手紙とスケッチで出会うあたらしいゴッホ ~マーティン・ベイリー~ 著、岡本由香子 訳、冨田章 学術協力、マール社、2023一刷 発行。ゴッホでもないが志功ならずも わだばゴッホになるで一度位新しい本に出合ったので。1853,3,30-1888,2,20,35歳「配色によって詩を綴ることができると云ったら理解できるか、言葉で誰かの心を慰めるのと同じだ」南仏て゛の3年間に書かれた260通のうち半数の手紙を軸に「手紙とスケッチと作品」でゴッホを読む。プロバンス地方で2か月の間 ひまわり、果樹園、オリーブ畑などの作品、南仏の強烈な日差しの太陽をパリで画商の弟テオに宛てたものが毎週のように届きモンマルトルの自宅に溜まり、兄の自殺から半年後に亡くなり、妻のヨーは読み回想し孤独を紛らしブィンセントの生き様を辿った。他人と話すのが苦手でペンで字にすると溢れて蘭、仏、英語でロンドンで画商をやって語学力も健在だった。ゴーギャンとはうまくいかず2か月で破局し、あの糸杉の波打つ大きさに精神病のひどさが表れて、自力で絵描きを目指したのだが印象派仲間や病院などの交流もあの絵のようなタッチで。
September 9, 2023
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生まれて生きてるから生がうまいとか。青空から夜空へ月から太陽への昼夜交代も滞りない毎日でも、地上は変動極まりなく、喧嘩するほど仲がいいのも空言でしかないよう。東京駅KITTE丸の内も10周年を迎えエントランホールではー宇宙へと続く天の川~10万年光年の旅~で 25cmの1万個のバルーンシャワーのオブジェが降り注ぐ感じの空間表現で,、二人の作家の共同作品。その横では KAGAYAのー夏の星空写真展。プラネタリウムが独で誕生して100周年でそのコラボで各地に煌めく天空を取材する人気の映像作家。見上げてごらん夜の星を。高額品は売れているのかでデパートは高齢者は涼しくゆっくりいろんな買い物を楽しめるので盛り返しているのか、大丸は4週連続の現代美術からバンスキーや日本の美、海外の作家などの アートの祭典を開催中で、若手から人気や伝統作家まで名画の世界を二次元三次元と堪能できるので、時間と資金のゆとりのある方は是非。
August 23, 2023
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西新宿住友ビルー平和祈念展示資料館-ご自分も引揚者である 森田拳次氏の呼びかけから結成され10年前に制作された作品群で21年の解散に伴いここに寄贈され記念の公開。終戦から78年、未来にはどんなになっているのか漫画家の視点からは興味深かったので、さいとうたかおは「地球有限」と描き、前期が20日までで後期が22日からで、漫画家も多いがいろんな分野の満州育ちの方もで昨夜ルソン島「ONODA一万夜を越えて」の映画を見たばかりで、明日にかけてシベリア抑留のラーゲリや大和、硫黄島など戦争映画が目白押しですっかり戦中のクラーイ気分になり、いみじくも花巻東はアメニモマケズのケンジスピリットでは沈思黙考の気分で 西新宿から歌舞伎町池袋巣鴨と電車を乗り継いでの傘を持ち行軍気分の軟弱な1漫1戦歩。九段下の昭和館の近くに同じような施設 しょうけい館があり只今休館中。
August 14, 2023
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渋谷東急本店は改築中で文化村はオーチャードホールを除いてミュージアムは駅前のヒカリエの9階にシネマは渋谷東映ビックカメラのビルに移転中で駅近になり便利。生誕百年記念展で初期のモノクロのNYの風景から巨匠アーテイストたちのポートレート群から50年代のファション写真のカラーで名声を得て大小の400点以上の作品。最初は絵描きを目指したが成功してから描き相互作用があったよう。隣では「写真のうた 平間至」展 タワーレコードの「NO MUSIC, NO LIFE」のキャンペーンを始め、CDジャケットを最も撮ったといわれ、実家で塩釜の写真館を継ぎ三宿にスタジオもでまさに ロックな写真家の面目躍如で 人気ミュージシャンだらけでファンにはたまらない。8Fには「川本喜八郎人形ギャラリー」があり人形、アニメーション作家としてNHKの「おかあさんといっしょ・三国誌・平家物語」など手掛けた作品の常設展示も見られる。外はスコールがあったよう 繊細過ぎ目が疲れたビ。
August 1, 2023
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1903-1987 鴎外の長女として生まれ、大人しく少し病弱だったため大切にされ、「お茉莉は上等」とありのままを褒められ幸福な少女時代を送り、19才の時夫と渡仏中に父の死を知らされ、結婚離婚をし後年作家となり、今年は生誕120年、鴎外は没後101年となり、当時啄木は6回ほど鴎外の短歌の会に参加し、その頃小さく愛らしい茉莉を抱っこしたりした葉書もあった。今、朝ドラの「らんまん」の牧野富太郎とも鴎外は東大、小石川植物園、自宅も近いので交流があり植物について問答の記録も残る。東大病院の春日局の墓所近くのいつもの東大博物館コレクションの「遭遇」展。東京駅のJPタワーの小博物館みたいだが ズラリ大小の白い骨格標本が並んでおり、動物を研究するものが、その命を携えていた骨を見ながら、形に心動かされまさに 遭遇と。骨から知識や理論を得て、見えてくるのは骨と観察する人間の間柄で、まさに骨まで愛してで、養老先生の顔が浮かび、暫しの涼かな。
July 19, 2023
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2023、板橋区立美術館。半端ない温風で、心頭滅却すれば火もまた涼しの空論ではなく、炎天下高校野球の選手も応援もさぞで夏バテ熱中症は不可抗力、焼肉ランチでチョイスタミナを付けて支援の高校も勝利したりして、涼感を求めて。恒例で今年で60回目、上質な絵本表現を求めて世界91カ国から過去最多の4500点程の応募があり27カ国79人の入選者という。オリジナルの発想とイメージをイラストレーションのテクニックの表現力て゛子供たちを魅了する新人たちの才能は見事で、コロナや地震などの障害を乗り越えて持続して欲しいもの。自然と動物とモノとこどもたちの相互関係が主体ながら、現代のAIアートとアナログの手作り感の交錯が見られ 未来の絵本スタイルも変わっていくかと。視るを越えて視覚障碍者のために木製のパネルにして触って鑑賞する試みもあった。
July 12, 2023
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文月に入り西の方は大雨の被害で、こちらは猛暑とカラダも慣れないのに先が思いやられアタマは爆発かなぜか レオナルドダビンチ。「使わない鉄が錆びるように溜まった水が腐ったり凍るように我々の知性も使い続けなければ失う事になる」、世の中の人工物、自然のあらゆるものの美しさの数列「神の比」と呼ばれている線を2分割した際の比率a:b=b:(a;b) 黄金比1,6180で万能人と呼ばれた天才の言葉。ルネサンス期を代表する「モナリザ、最後の晩餐、受胎告知」などを残し500年以上になる。フィレンツェのピンチ村に生まれ14歳でベロッキオ工房へ修行に入りミラノのスフォルツァ公爵仕えた。最後はフランスのフランソワ1世のロワーヌ地方に64歳に落ち着き3年後に亡くなる。ワインを愛しピンチ村にはキャンティの彼の名で復興されており、試飲したことはないがさぞかしと。
July 1, 2023
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Nyブロードウェイの中継を朝から、世界をリードする興行界の祭典で、年に一回のアカデミー、グラミーと並ぶ米国ミュージカルの作品賞の場を中継で楽しむ。どうしても音楽や演劇、映画などでは質量共先行するのでその恩恵をこうむってきたが、文字通り血肉踊るステージングの迫力は舞台が狭く見え、人数も多いので当然で アツとオシはまだまだ日本は及ばずとも努力は認め ベースボールさえ世界一になったのだからと。このところいろいろと中止になってきたものが復活してきたが図らずとも予想は裏切られるが、まほろばの期待は裏切らないで欲しいものと。「平和への 処方箋は 愛の言葉、今更で 地震列島に 慄いて、クスリでは 人間だもの 治らずか、人柄か あくびもおならも 品がいい、アートなり 草間彌生の ドテカボチャ、 ほんとうに 感慨無量 言葉なく」
June 12, 2023
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―その思いを今につむぐ―丸紅の前身の1921年に商店は大阪で呉服の商いで、東京向けに新しいデザイン開発を目指し、京都で「あかね會」という染色図案の研究会を発足し、藤島武二、朝倉文夫、望月春光など当時の名だたる芸術家約約70名に依頼し新作に活かした、今回その図案や着物のコレクションを公開。「明治のきもの」-シックでおしゃれな装いの美‐共立女子大博物館‐文明開化で西洋化した明治に入っても江戸と変わらず着用したきもので、帯留の装身具などともに楽しむもの。着物は呉服和服などと呼ばれ昭和のばまではふんだんでさすがに今はそちら系ばかりでふだん着は大変身してしまい、子供の頃浴衣を着たのが最後で、今はまた儀礼などで派手に盛り上がっているところもあるが。梅雨前の晴天のひと時の皇居周辺のブラリで、お堀端の 三の丸尚蔵館は移築で8年開館という。
June 1, 2023
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ウイズコロナで行動半径が小さくなりミュージアムぶらりも月に二回訪問とか同じ展示会を鑑賞することが多くなりアフターになったら遠出したいが足は云うことを聞かなくなったよう。これまで国内外の有名作家の作品は繰り返し見てその時なりの感銘を受けてきたが新人作家も自然に増えるわけでさすがに脳の貯蔵庫も限界が見えてきたようでインアウトのオーバー現象で整理かもと。絵や音楽などもAIやPCなどで創作する時代でデジタル化は所蔵だけでなく創造力にも影響してきている。創業者五島慶太コレクションの211点から40点の名作と宇野雪村コレクションの硯と墨の名品と、東急ならではの棟方志功とゆかりの民芸の作家たちの作品で、書家の大澤竹胎ertImg" />
May 28, 2023
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生誕110年 佐藤太清展(1913-2004)京都福知山市生‐板橋91享年。やはり いいものはいいの感で28歳から日展で認められた作品などスケールの大きな風景を凝視した作家の魂が正に迫ってくるよう。若い頃海外旅行にご一緒したことがあり物静かな方で、まだ一歳にならずにご両親を亡くし、野山に親しんだ体験が影響してるのかもで、静謐な自然の美と恐怖のダブルイメージが彷彿されて 文化勲章まで歩まれた作品群を。千種以上の絵具を調合した「太清グレー 独自の限りない中間色の先に」と題して棚を陳列してるのも面白い。三宅一樹「拝啓、碌山殿。」中村屋サロン1973-練馬生 多摩美大学院卒、若手の木彫家が聖地 萩原守衛の先達の塑像に挑み モデリングとカービングで方法は違えど本質の捉えは同じで高村光太郎や朝倉文雄にもの迫る勢い。御神木で創作するという yoga、神像、聖猫シリーズなどもで、彫刻にもっと あかりをと期待したくなるスバラシサ。
May 10, 2023
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今日はまた鎌倉室町へ続く 平安時代11世紀への誘い。板橋の角から世田谷の端まで距離はあっても電車なので徒歩は普段より少なくなるブラリ。ここはいつも古画や古陶、刀の館蔵品の展示なのだがたまには教養として文学も拝見と思いきや文字が小さくて見えない古文は難しい分からないの三重苦で無理無力無能かな、それでも平安前期に醍醐天皇の勅命により編纂された最初の勅撰和歌集を書写した古筆切れの歌仙絵などの紹介を珍しくじっくり鑑賞。重文の紀貫之の筆や像が印象に残った。和歌は春より秋の方が季節の雰囲気として恋心を駆り立て ものおもひけるのか゛多いような個人的感じで ほとときすひぐらしもいいが もみじの秋風が。国宝の「源氏物語絵巻」も展示しており、入口の重文「愛染明王坐像」に別れを告げ、雨模様なので足早に帰る平家。
April 25, 2023
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イヌの散歩みたいに同じ所がで特別展が続いており、江戸末期の鴎外と時も重なる明治の金子すずは津和野の近くの町の出で噂はお互い聞いていたのだろうと、すずの死に芥川龍之介も影響受けたようなことも。今回は食のエピソードで特に美食家ではなく強いこだわりもなく、医学者として重んじても、知的探究心で食文化の関心はあったに。何よりも家族全員の食事を楽しみにして、文学仲間たちとの宴席での交流、官吏としての付き合いの御陪食、自分好みの料理店なと゛を書物や回想などから探る。やはり生ものは警戒して軽く火を通したり、甘いものが好きだったようで、お茶漬けみたいにごはんに小さなあんこ入りの餅にお茶を軽くかけて食べたりしたところも。近くの上野精養軒は御贔屓だったとか。食生活は時代や地域環境個人で異なっても 食は人を造るともで血肉や精神の栄養源。
April 16, 2023
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1955-金沢 生、軽井沢 住、1994、集英社、刊。直木賞の女性作家 なぜか昔求めたのがあったので整理すべく一気読み。25歳の大学同級のお互い三年後の会社員生活で、学生時代から付き合いの二人を中心にしてそこにまた友達が関わり合い女性主人公の親の離婚騒動も絡め男は仕事がうまくいかず出社拒否症となり恋人もやはり仕事もマンネリ気味で、レズやエイズなど恋愛と仕事でぶつかる若者の葛藤を オンナ(奈月)とオトコ(時男)か゛交互に独白する展開の面白い綴り方で、まだ携帯が普及する前で留守番電話が出てきて不便でも情緒的な雰囲気はあった当時を思い出し、井之頭公園、新宿、渋谷、丸の内、お茶の水などの場所と ひまわり、ブレードランナー、ETのビデオも登場してそんな青春時代もあったなぁーと。「過ぎてこそ 分かることもある 人生哉」
April 11, 2023
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寒さ暑さも彼岸までの日、曇り空の天候ながら公園や並木道ではヒロシのキャンプさながらに多くの花見客で賑わい、最近ウォーキング指数は下降気味なので歩こうと思いきや楽なチャリブラで満開の桜や赤い椿や白い辛夷がこぼれるなか茂る二輪草の自生地を通り抜けて 板橋区立美術館。1801-1854の江戸後期を代表する文人画家で渡辺崋山の高弟。「抱一の画才、文晁の画学、応挙の画趣、崋山の画格みな曠世の絶芸なりで集大成し、韻致の妙」と高く評価された。真面目な努力家、温和な人柄で「飯、遊,眠、言葉、麿墨、着筆、彩色少なく、酒を飲まず、女に近づかず、煙草を喫せず、故に十少と称す」の如く誠実で忠孝に篤く師に仕えたという。全国から注文や師弟も多く通信制の先駆けみたいに添削指導し、過眼録、過眼掌記といったメモ、スケッチブックみたいなものなど、崋山の終焉地田原市博物館からなど百点以上の紹介でゆっくり楽しめた。
March 21, 2023
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