液晶生活 デジカメ,Mac,時々ライカ

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2015.07.28
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カテゴリ: デジカメ
 「 X-T1 」には小絞り時に解像力低下を招く回折現象を信号処理により解析・復元する「点像復元処理」を搭載しているそうです。今回はこの効果を確認してみました。

全体
970X_T1LensModulationAll.jpg

 撮影したのは公園からの風景です。使用したレンズは標準ズームレンズの「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」です。ピントを合わせた中央部分を800×600ドットで切り出しました。点像復元処理をOffとOnにし、絞り値をF4とF22に設定した作例で比較しました。


点像復元処理 Off F4
971X_T1LensModulationOffF4.jpg
 83mm/ 1/750秒 / F4 / 0EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:オート / フィルムシミュレーションモード:PROVIA/スタンダード

点像復元処理 Off F22
972X_T1LensModulationOffF22.jpg
 83mm/ 1/20秒 / F22 / 0EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:オート / フィルムシミュレーションモード:PROVIA/スタンダード

 点像復元処理がOffですと、絞り開放のF4ではシャープに描写されていますが、最小絞りのF22では回析の影響でかなり画像がボケています。次に点像復元処理をOnにし撮影してみました。

点像復元処理 On F4
973X_T1LensModulationOnF4.jpg
 83mm/ 1/750秒 / F4 / 0EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:オート / フィルムシミュレーションモード:PROVIA/スタンダード

点像復元処理 On F22
974X_T1LensModulationOnF22.jpg
 83mm/ 1/20秒 / F22 / 0EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:オート / フィルムシミュレーションモード:PROVIA/スタンダード

 点像復元処理がOnですと回析の影響が軽減され、画像のボケが軽減されています。

 点像復元処理の効果は完全ではありませんが、絞りを絞ったときの小絞りの解像力低下を軽減する効果が期待できました。







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最終更新日  2015.07.28 06:26:52


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