いつも戻ってくる場所で...

 いつも戻ってくる場所で...

赤ちゃんに選んでもらえるように


□ 赤ちゃんにえらんでもらえるように


2005.12.05 の日記よりフリーページにあげました。
日記のほうではたくさんの方からたくさんコメントをいただき感動しました。
みなさんのさまざまな想いが伝わるコメントです。
このコメントはわたしの宝物になりました。
どうぞそちらも読んでみてください。2005.12.05 の日記は こちら から



不妊を治す気功学~12週間であかちゃんができる中国式セラピー~
不妊を治す気功学

lhs ちゃんに教えてもらったこの本を読みました。
さらっと紹介しようかとも思ったけど
思いきってちっと語ってみようかな。


わたしは診察を受けてないので不妊症かどうかわからない。
試してもいないのでじっさいどうなのか(^^;)

しかし、それ以前に。
もっと解決しなければならない問題が!

そう。
そもそも子を持つ自信がまったくなかったんですね。

子宮筋腫と卵巣膿腫で2回も手術しているし(どちらも残ってはいる)
食事改善でずいぶんラクになってはきたけど
機能として不安はかくせなかったりもして。

お義母さまからのなにげなーい
「これじゃ妊娠は無理ねぇ」発言もあったり(いや、きっと悪気はないハズ)(^^;)
一人っ子のカレさまのこと考えれば、とか
あとはアトピーが遺伝したらかわいそうだよな、とか。これは大きいね。

それよりもなによりも
幼くして母を亡くし、父親ともそのほとんどを離れて成長した自分が
ちゃんとした親になれるんだろうかって。

これがやっぱり一番大きい。きっと。自分で思う以上に。

まあ、こうして不安材料をあげればキリがない。

赤ちゃんが欲しくていろいろがんばっている人を知るたびに
まず、子供をつくろうと思えることそのものが
うらやましかったりして。
正直、いじけていた時期もありました。

マクロビオティックを知ったことをきっかけに
この2年くらいでずいぶんいろんなことに対して
考え方が変わったなと思う。

まあお義母さまの発言は無視するとして(^^;)

身体のことは食事で改善していけるって実感もあるし
子供にこういう食事をつくってあげればいいんだって。
このこと教えてあげたいなって。
そういうのいろいろ知ることができただけで、
ものすごく母親になるってことに自信が持てたんですね。
食事だけじゃなく自然の法則のようなものに教えられたというか。

もちろん、これが正しいかどうかはわからないし
この先、変わることがあるかもしれないし
ちゃんとやれるのかどうかもわからないけど

マクロビオティックとそこから派生し興味を持ったいろいろなこと
理解できてきたことって
わたしにとって大いなる母のような存在なのかな。
大地の母とかいうしね。マザーアースよ。ほんと。
わたしのお母さんはいないけれど
こうして今でもいろんなこと考えさせてくれる。
そういう感じなのです。


って言葉にしちゃうとすごく簡単なんだけど。
こう思えるようになったって自分にとってはすごい進歩で。



ああ。
わたしお母さんになってもいいんだなぁ。
早くなりたいなぁ。って。

とてもとても静かな、自然な気持ちで。
でもすごく力強く。

今はそう思えるようになった!
このわたしが!!

もちろん、出産や子育てってそんなに簡単で単純なものじゃないかもしれない。
でも実はもっとシンプルで自然な結果なんじゃないかなとも思う。

とにかく。
やっとやっと、そういう意味ではスタート地点に立てた感じなのです。
この年で恥ずかしいけど(^^;)

だから、いま切実に子供が欲しい!!
というよりは
ゆっくりじっくり身体を治しつつ、もっと勉強もして。

パートナーと仲良く。つつましく。日々を楽しくすごしていこう。
で、そのうち赤ちゃんに選んでもらえる時がくればいいなと思ってる。
ってそんな余裕ぶっこいてる時間ないかもなんですけど(^^;)

この本は、そんな気持ちを改めて再確認させてもらえた。

じゃあいざ子作りってなって、やっぱりできない!
ってこともあるかもしれない。
そんな時のためにも、心構えを教えてもらった気がします。


どれだけ最先端の不妊治療をほどこしても全然できなかった赤ちゃんが
この本を読んだだけでできちゃったって人がいるっていうのも
すごくわかる気がしました。
人によってはそれまで抱えていたストレスを
一気に解放できるのかもしれないなと。

このわたしの日記に訪れてくれるお友達の中でも何人も
これから赤ちゃんがほしいと思っていらっしゃる方がいます。
赤ちゃんのことだけでなく、
さまざまな病気や問題を抱えていらっしゃる人も。
私自身も、体調はよかったり悪かったりです。

ブログの何気ない一言で傷ついてしまうこともあるよね。
誤解されてしまうことだってあると思う。

でも。
やっぱりこの本、紹介したいなぁと思って。

人によってはけっこうキビシイと感じてしまう言葉があるかも。
読んだら逆効果になってしまう人もいるかな。。。
もっと違う問題があって子供ができないってこともあるよね。
あらゆる本を読んで、治療をこころみて、疲れてしまってる人にはどうだろう。
そんなことわかってる、知ってる、そんな簡単じゃないって。

ずっと西洋治療でやってきた人で
マクロビオティックとか気功とかそっち方面?に関心なかった人には
目からウロコなのかもしれない。
そういう人にも抵抗なく読みやすい、怪しくないですからこれ(^^;)

傷ついてしまう人もいるかな。
そんな本質の内容じゃない。けっして。でも
もっともっとどうにもならない理由で
不妊や、病気で悩む人がいることを思うと
うかつにこういうこと日記にしたくないなとも思う。

それでも。
少しでもポジティブなものを感じてもらえるといいなって想いを込めて。

amazonのレビューも少なかったから
もしかしたらあまり知られてない本なのかなと思って。

これは不妊を治す目的のために書かれた本だけれど、
内容は心の本だと思う。

だから心の病を持つ人、ストレスが原因の可能性もある
あらゆる病気を抱える人にも、よいヒントをもらえるんじゃないかなって。
じっさいわたしは、『不妊』と書いてあるところを
『アトピー』と置き換えて読んでみたり、ね。

まず冒頭で問いかけられるの。

「あなたは本当に不妊なんですか?」
「本当に赤ちゃんが欲しいのですか?」

「子宮もあって卵巣もあって例え少なくても精子もあるなら
それは不妊じゃなくて「妊娠しにくい」だけでしょ。そう思いなさい」って。


病院で診断される。薬をだされる。科学的に治療する。
ああそうか、病気なんだって思う。
これって自分で思う以上に刷り込みされてしまうのかもしれない。

『病気にはなっても、病人になるな』そんな言葉で締めくくられています。

アトピーなんかは、もうこれは
身体にとって不要な毒素の排出だと思えるし
それって病気でもなんでもなくて、身体の(ありがたい)機能じゃないって。

パニックになってしまう発作や、心の病と言われているものも
身体の防衛本能がそうさせてるのかな。もっと休めって。
わからない。
でも。

つらいこともあるけれど
わたしはすくなくとも病気を憎むようなことはしたくないと思えるようになった。

入院していた時、隣のベッドにご婦人がいた。
「子宮筋腫?あらそう、あたしはとっくに全摘したのよ。
いまは癌になっちゃってねぇ。あははー」って。
その笑顔にかげりはなくて。

とてもナーバスになっていたわたしは、看護士さんとケンカになり
病院変える!とか親も巻き込んで大騒ぎして大泣きして。。。
けっきょく、病棟を変わる、というところで落ち着いた時(わたしは病院変えたかった)

そのご婦人が
「いったい何があったの?ごめんね気がついてあげられなくて。話きいてあげられたらよかったのに」と
どこまでも優しかった。

その時を振り返ると、ほんとうに自分は傲慢で甘えてたなって思う。
病気になってしまうかわいそうな自分に酔いしれていたんだろうか。
薬の副作用がひどくてまいっていたんだと思う。

友達でも家族でも、もちろん「悪くないよ」「病気だもん」とか
言ってくれる。優しくしてもらえる。
でも。


心ない言葉や態度、どうにもならないプレッシャーとか
どこにも出口がなくて、このまま落ちてしまうと感じることもあるかもしれない。
ほんとに具合が悪い時ってどこまでもネガティブになってしまうよね。

でも負けないでほしいなって思う。
いや、ぜんぜん負けてていいと思うの。
そんなの勝ち負けじゃないし。
ぜんぶ放り出して、逃げたっていいと思う。
もちろんそこで、ちょっとやすんで、またやり直してほしいけど。
何回やってもいいから。

何を基準にしてるんだろう。何にしばられてるんだろう。
その理想はどこからきてるのかな。その感情はどこからきてるんだろう。
誰がそう言ったんだろう。

わたしはいつも自分に問いかける。

それまでとは違う生き方や価値観で生きてゆく選択だってあるよ。

病気を治す。ということにすら、とらわれたくないなと思ってる。

いま、生かされているならどうか。
笑っていられる選択をみつけてほしい。
不幸であることを選ばないでほしい。

どんな過酷な状況の中でも
そこに光をみつけられる人がいる

難しい?でもちょっとコツをつかめば、できるよ。
だいじょうぶ、きっとつかめるから。


この本で心に残った言葉はいくつもあるけど
ちょっと紹介したいな。
どれにしようかな。。。うーん。

『自然の長さは長すぎないし、短すぎない。
15cmのボールペンと30cmの定規。どっちが長い?30cmの定規よね。
ボールペンのほうが短いけど、このペンは15cmだから書きやすい。

つまり15cmには意味がある。
赤ちゃんができないことにも意味がある。

自然はあなたを必要な分だけ守るようにできてるんです。
免疫力自身が、あなたに変わって考えてくれてるんです。

「今すぐ赤ちゃんができたらよくない」とか
「病気してたら弱い赤ちゃんができるから今はよくない」とか
「まだお母さんの心の準備ができていない」って教えてくれているのかもしれない。』

語り口調はとても優しいです。
でもズバリときびしいことも言ってる。
そんなんでできれば苦労しないつーの、と思うひともいるかもしれないけど。


ここを訪れる、いま困難にある人に
なにかヒントになるといいなと願います。心から。

もちろん、これから赤ちゃんがほしい人にも
すでに子育てされてる人にも。

最後に、教えてくれた lhs ちゃんに感謝。


不妊を治す気功学



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