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2021.09.20
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カテゴリ: 風景写真
通常の星景写真撮影
夜景と星空を合成する方法

夜景を撮影する
景色部分の増感ノイズを抑えるにはISO感度を下げる必要があります。
ISO感度を下げると、暗くなるのでその分露光時間を長くする(長秒時撮影)必要があります。
例として、フルサイズ機ならISO 1000前後、180秒以上、F4.0くらいに少し絞り込んで夜景を撮影します。
手前から奥の景色までピント位置を変えて撮影し被写界深度合成で夜景全体をシャープ(どこもピントが合っている仕上げ)にします。

星空を撮影する
通常、星空撮影するときのシャッタースピードは20~30秒位で撮影しますが、それ以上の長い露光時間にすると星が線状になってしまいます。(天動説的な表現では、星は1時間に15度動きます)

夜景用と星空用を別々に分けて撮影し、現像・レタッチソフトを使って合成する。

星空用で星を点のまま撮影するには、カメラを微動させ星を追跡撮影すると線状にならずに撮れます。
長秒時撮影で星を点で撮るには赤道儀という写真撮影アイテムが必要で数万円もします。
そして星景写真ではソフトフィルターも使用されることが多いです。


ケンコー・トキナー KenkoTokina 自動追尾赤道儀 スカイメモS(レッド)

星雲・天の川撮影がこの方法になります。
基本的には新月(直近は 10/6 20:5)の真っ暗な夜空の晴れた日を選びます。
新月で無くても月が出る前に撮るという手もありますが、作業中に月が出て明るくなってしまう事もある。
空が明る過ぎない程度の月明かりがある状態でも星雲(天の川)撮影は可能です。

夜景は満月の明るい夜に撮影して、星景と合成すると良い仕上がりになるでしょう。
オリジナルの星景写真・星雲写真が出来上がるでしょう。

古いタイプ(フィルム時代からの)で頑固な写真家は合成写真やトリミング写真を毛嫌いする人もおられますが、現在は合成やレタッチは当たり前に行われますので自身を持って作品を発表しましょう。

Photoshop、Lightroom、Luminar、Neat Imageなどを使わない人、撮って出しの人とは考え方が違ってくるのは仕方がないことです。


カメラにも合成機能がてんこ盛り


星の光跡を撮影する
星を赤道儀を使用せずに撮影すると1時間で15度分の半円光跡が撮れます。

「比較明合成」とは、複数枚の画像を重ね合わせる際にピクセルごとの明度を比較して、明るいほうのピクセルを採用して1枚の写真に合成する方式。
連続撮影で位置に変化のある明かりのみが連続して描き込まれていく感じです。

星に限らず色々な撮影でも使える比較明合成
夜景(車両の明かり、カラーペンライトで空間にお絵かき)や夜空の花火・星・飛行機の軌跡、ホタルなどを撮影するのによく用いられる。

連続撮影した画像をPhotoshopなどで合成して作られていました。
上記の方法は良い仕上がりになりますが面倒ですね。

OLYMPUSのカメラに搭載されている比較明合成「ライブコンポジット」は、光の像が伸びていく様子(仕上がり)をモニターで確認しながら撮影できる。
撮影モードはAP(アドバンスドフォト)とMモードで利用可能です。
手順を示す
1)Mモードでモニターに[LIVECOMP]が表示されるまで、リアダイヤルを左に回す。
2)十字キー△▽で1コマの露出時間を設定します。
3)シャッターボタンを押してノイズリダクション用画像を取得します。
4)シャッター半押しでピント合わせをします。
5)シャッター全押しでライブコンポジットスタート。
6)モニターで仕上がりを確認しながら、頃合いを見計らってシャッターボタンを押すと終了。
※ 三脚を使用します。三脚に固定して撮影する場合は手ブレ補正をOFFにします。
※ スマホアプリ「OI.share」で遠隔シャッターを使うと縦のブレが発生しません。
※ ISO感度制限があります。
※ 15秒x100枚だと25分間撮影になります。
※ 自動ノイズリダクションをオンにしていると、同じ時間処理が行われますので合計50分待ちです。
※ 連続で撮影したい時は自動ノイズリダクション処理をオフにしましょう。
※ バッテリーが持てば最長3時間の撮影が可能です。
※ 動画ではなく仕上がりは1枚の合成写真(静止画)になります。

星にはAFでピント合わせできない(E-M1X、E-M1 IIIには星空AFが搭載されました)
静止画で詳細な「MFピント」合わせ方法


モニター左のタッチターゲットアイコンが「AFターゲット」になっていることを確認してください。
1)モニターで被写体(夜空なら明るい星)をタッチします
2)右のスライダーを上下して枠の大きさを変えます(星なら小さく)
※ タッチターゲットOFFにするとAFターゲット表示を終了します
3)右下の虫眼鏡アイコンをタッチして枠内を拡大表示します。(星を拡大)
4)映っている星が一番小さく見える所がピントが合っている状態。レンズのフォーカスリングで調整します。
5)1xアイコンにすると拡大表示が終了します。
※ 拡大表示中にタッチ&ドラッグでターゲット位置をスクロールできます。
※ 他の操作中、パノラマ撮影、ワンタッチホワイトバランス取得画面ではタッチ操作できません。
※ 液晶パネルは尖ったもので操作しない。
※ フォーカスクラッチが付いているレンズがMF操作時に便利です。

写真撮影が素人でもプロ並みの光跡撮影が出来ます。
星景写真は明るいレンズで開放に近い絞り値を使用すると多くの肉眼では見えない星を写し込めます。
目に見えない星も沢山写し込みたい時には、ISO感度を思い切って上げてしまうと良いでしょう。
星だけを撮ると、誰が撮っても似たような写真になってしまうので、地上の夜景も入れましょう。
建物などが汚く写る(電気的な増幅ノイズ)ようであれば、ISO感度を適当に下げてみましょう。

比較明合成は、他のメーカーでも同様の機能が搭載されるようになりました。

星景写真のノイズを除去するPC用ソフトが販売されています。
高感度ノイズを除去してきれいな夜空に仕上げたい時には利用してみるのも良いでしょう。


やはりフルサイズが有利
ISO感度を上げると、電気増幅になるためノイズが盛大に発生しがちです。
マイクロフォーサーズ・イメージセンサーより、面積で4倍大きいフルサイズ・イメージセンサーだと、同じ画素数の場合はフルサイズの方がノイズの発生量が少ない。
これは画素の面積が大きくなると取り込める光量も大きくなるので、ISO感度の数値を小さく出来ます。
電気的な増感が少なくなるとノイズの発生量も少なくなるわけです。

同様の理由により、高感度カメラではフルサイズでもマイクロフォーサーズより画素数が少ない1000万画素といったイメージセンサーを搭載したカメラが存在します。



キットレンズでも星景写真は撮れますが、撮影会などでは少々肩身が狭い思いをするかも知れません。
マイクロフォーサーズシステムで撮影会でも堂々と星景写真を撮れるレンズのご紹介。

多用途に使える超広角ズームレンズの明るいタイプです
35mm判16-36mm相当の扱いやすいズームレンズになります。

Panasonic LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.


とても明るく、高い単焦点レンズ。

【訳あり】●【アウトレット 開封品・保証書欠品】OLYMPUS / オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO





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Last updated  2021.09.20 04:31:22
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