あたたかな光と相思相愛-永遠の旅へいざなう虹粒子の流れ

あたたかな光と相思相愛-永遠の旅へいざなう虹粒子の流れ

好きな音楽家たち


好きな音楽家たち



このフリー・ページでは、僕の思い出の音楽家達のことを書き綴っていきます。
基本的な記載内容が2005年に日記として発信した文章を元にしていますが、
少しずつ文章の追加・校正・アップして行きたいと思います。










ヘンリック・シェリング HENRYK SZERYNG (ヴァイオリニスト)    




ヘンリック・シェリング
http://item.rakuten.co.jp/book/3901724/

僕が最も好きなヴァイオリニストがシェリングです。
バッハの無伴奏に代表されるシェリングの演奏を一度でも聴いたことがある人なら理解出来るでしょうが、”人間の演奏する音”とは思えない凄さ神々しさがシェリングのヴァイオリンにはあります。
それは一流の職人芸であるとか神業とかいう形容を超えて、それらの全てを超えた場所で鳴り響く音的風景を同時に喚起させる。
まるで草原に横たわりながら軽やかに口笛を吹いているかのような、
そんな心地良さもシェリングの演奏にはあるのです。

シェリングの演奏は正確無比で一寸の狂いもない演奏・・・神業、そう、まさに神業。
と同時に彼のヴァイオリンから響いてくる、あまりにも人間らしい大らかさと慈愛のような何かに惹かれ続けています。








ジネット・ヌブー GINETTE NEVEU (ヴァイオリニスト)




ジネット・ヌブーGINETTE NEVEU
http://item.rakuten.co.jp/book/3900372/


随分前に、ヌブーの伝記映画を作りたいと考えていたことがありました。
僕は映画監督でもなんでもないのに、そんなことを考えても仕方がないのですが、それでもそのように考えずにはいられないほどに、ヌブーの演奏の虜になっていた時期があるのです。
CDやレコードから鳴り響く演奏、音が、圧倒的に強烈な”体験”もしくは”事件”として目の前に姿をあらわすことが人の生にはある。
そうした形容し難い音的体験というものを、僕がこれまで一番感じた演奏家はジネット・ヌブー、ただ一人。
この世に人間の姿を借りた神が舞い降りたことがあるならば、その一人は間違いなくジネット・ヌブーというヴァイオリニストでしょう。
なんて風なことを思わずにはいられないほどに神々しい演奏家、それがジネット・ヌブーです。









五嶋みどりさん




五嶋みどりさん
http://item.rakuten.co.jp/book/3892508/

日本が世界の誇る、まさに国宝のような存在。
言葉に出来ないほどに素晴らしい演奏家です。







冬を彩る歌 ~サラ・ブライトマン~




サラ・ブライトマンという歌手のアルバムに「La Luna」 というのがあります。
名作です。


サラサラと舞い降る雪が、美しい絹擦れの音を響かせているような、そんな透明感が、このアルバムの中には溢れています。
彼女の大ヒット曲である「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」は収録されていませんが、
「タイム・トゥ~」のような感動巨編な名曲というより、詩的な小品集が宝石箱のように詰められたアルバムという印象があります。
寒い冬を美しく彩るのに最高の一枚です。


サラ・ブライトマン
http://item.rakuten.co.jp/book/3874297/

1.ラ・ルーネ
2.ウィンター・イン・ジュライ
3.スカボロー・フェア
4.フィリオ・ペルドゥート
5.青い影
6.ヒー・ダズント・シー・ミー
7.セレナーデ(インストゥルメンタル)
8.ここは素晴らしい場所
9.月の息子
10.ヒア・ウィズ・ミー
11.ラ・カリッファ
12.ディス・ラヴ
13.ソロ・コン・テ
14.暗い日曜日
15.ラ・ルーナ
16.若葉のころ


ポップスやオペラの名曲のカバーがいっぱい収録されています。
オリジナルの曲とは、また違った魅力が散りばめられているのです。
凄いです。凄すぎです。
特に僕が好きなのは 3.スカボロー・フェア 5.青い影 15.ラ・ルーナ

まさに圧巻としか言いようがありません。


雪降る夜に聴いたら、どんなに素敵だろう・・・
そんな風に考えながら
僕は寒い冬の到来をひそかに心待ちしています。



あなたにとっての
冬にとっても似合う歌、曲には どんなものがありますか?。









シド・バレット(withピンク・フロイド)  SYD BARETTE




中学~20歳くらいまでの僕の最大のアイドルであったミュージシャン。
有名なイギリスのバンド、ピンク・フロイドの初期のリーダーであった人です。

作詞・作曲・ヴォーカル・ギター そして画家でもあった多彩な人。
父親がイングランドの一地方都市、ケンブリッジの大学の教授だったらしい。
巷では、狂ったダイヤモンド等の、時にネガティブな話題に取り上げられることの少なくない人ですが、決して「カルト」などという馬鹿げた言葉で範疇される人ではない。
豊かな自然の恵み、そのままの愛らしい「天才」であった人。
青春の光と影・・・若葉の頃に、眩い巨大な一瞬の輝きを放ち、創作の為に麻薬に溺れ、そして闇に埋もれていった伝説の詩人。


ピンク・フロイド
http://item.rakuten.co.jp/book/3874811/

この人の面影を求めて、時は25歳・・・僕は遥か彼方、遠い異国の土地イングランドはケンブリッジまで足を運びました。

勿論、何も見つけられはしなかったのですが不思議な体験をしたような気がしました。
母の故郷と同じ風景の匂いをデジャブのように、
その場所に感じとりました。








ジェフ・ベック  JEFF BECK




ジェフ・ベック
http://item.rakuten.co.jp/book/1765996/

僕の最大の憧れのギタリスト。
それは中学から現在まで変わらない。
一度、偶然に原宿で会ったことがある。
ドキドキしながらも挨拶したら、左手で握手をしてくれた。
ギタリストにとって左手で握手をすることは意味がある。
心臓に近いのが左手だから。
そんな風なことをかつてジェフ・ベックは雑誌のインタヴューで語っていた。

最高の思い出です。








ケイト・ブッシュ  KATE BUSH




ケイト・ブッシュ☆
http://item.rakuten.co.jp/book/3878439/


20代の途中から 終わり頃くらいまで、
時折 羊の夢を見ました。


沢山の羊が出てくるとか、羊を飼っている農場が登場するとか、そういうのではないのです。
上手く説明が出来ないのですが、
羊が時折現れる夢。
広い草原を歩いたり、丘を駆け降りたりしている風景の中で
何処かに静かに音もなく、羊がたたずんでいるんです。
とても牧歌的な風景でした。




イングランドの女性シンガーに、ケイト・ブッシュという人がいます。
20歳くらいの時に初めて「天使と小悪魔」というアルバムに出会って以来
僕にとって、今でも一番好きな女性シンガーです。



20代の前半、仕事でどんなに疲れ切っていても神経が過敏になって、まるで眠れない夜を沢山過ごしました。
そんな時にはよくシューベルトの「アヴェ・マリア」、
そして、
ケイト・ブッシュのC、Dを布団の中でヘッドフォーンで聴いていました。


そうすると不思議と安らかに心の揺れが治まり形容しがたい不安感が、しばらくの間、リラックスした心持へと移ろい、
暖かなランプの灯火に包まれるような感覚の中で気がつけば、ゆっくりと眠りの世界に落ちていったものでした。


ケイト・ブッシュの曲の中で、眠れない夜にいつも聴いていた曲


「ドリーム・オブ・シープ」  Dream of sheep

「少年の瞳を持った男」   The Man With The Child In His Eyes

「フィール」          Feel It


KATE BUSH

今でも大好きなシンガー・ソング・ライターです。













ザ・ビートルズ  THE BEATLES




レット・イット・ビー
http://item.rakuten.co.jp/book/3872528/


「ザ・ビートルズ・アンソロジー」という名のビデオを見ました。
第一巻から第九巻まであるようです。
貴重過ぎる映像のオンパレードですね。
今回見たものは第九巻で「レット・イット・ビー」録音当時の
レアな映像が多数収録されています。
何気にレンタルしてきて正解でした。


やはり、この時期に最も輝いているのはポール・マッカートニーです。
「大人の男の色気」というものが、これぞ最大の見本!みたいにカメラに収められています。
伝説の屋上ライブ風景と、当時の出来事の思い出、過去を振り返るメンバー達のインタビュー・・・刺激が強すぎて、危険域を激しくオーバーしています。
「レット・イット・ビー」スタジオ録音風景ではオノ・ヨーコさんの姿も映っています。
ビートルズ解散の時期を前後する奇跡のような希少な映像の洪水です!。
例えば「ジョンとヨーコのバラッド」プロモ映像。そして録音風景。
もうこれだけで、危険度指数は既にモーメントMAXです。


今は亡きジョージ・ハリスンのインタビューは、強く心に残りました。

「 ビートルズは万能の力を僕らに与えてくれた

僕らは若かったし、バンドと共に成長していった

でもやがて バンドにいることが息苦しくなってきた

拘束が多すぎた

後は自滅しかなかったんだ  」



ビートルズ解散前夜、メンバー同士の確執や空中分解の足音に過敏になり
最もそれを避けようと奮闘し、そして、一番先にビートルズを脱退した男
ポール・マッカートニー
そんな男が作った名曲「レット・イット・ビー」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


-----ある日、天使ガブリエルが、ナザレの町のマリヤのところへ遣わされた時、
マリヤが言った言葉、それが「レット・イット・ビー」です。

マリヤは最初、天使を恐れ、戸惑い、動揺し、心が騒ぎました。
しかし、「神には何もできないことなどない」と言った天使の言葉を
信じて言いました、「レット・イット・ビー」と。

「レット・イット・ビー」とは「なすがまま」ではなく、「流れに身をまかせる」のでもなく、
単に「人事を尽くして天命を待つ」という意味でもありません。
「レット・イット・ビー」の「イット(それ)」とは、「神の言葉」なのです。

「レット・イット・ビー」とは「あなたの言葉どおりに私に成りますように」
つまり、「神様のご意志を私は受け入れます」という意味です。
この「受け入れ」こそが、マリヤを、救世主を生む女性にしました。
この一言が、マリヤを、神と人とを結びあわせる架け橋にしました。

~中略~
「レット・イット・ビー」(神のみ旨のままに)です。-----


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


上記の出典:大阪ハリストス正教会 司祭 ダヴィド水口優明さん
http://www.sutv.zaq.ne.jp/osaka-orthodox/kotopara/kotopara03_12.htm
(「レット・イット・ビー」という言葉でネット検索していた或る日に見つけたサイトなのですが、本当に心を打つ気付きを頂いた気持ちになりました)




ビートルズは発売年月日としては最後のアルバム「レット・イット・ビー」の後に、「アビー・ロード」というアルバムを録音しています。



LET IT BE 
         バンド内の激しい混沌の時期
の後に

ROAD
         それぞれの自立
が続く



ビートルズのメンバー達にとって、本当の大人への旅立ちの瞬間は

~神のみ旨のままに~

そんな心の認識から始まったのででょうか。









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