あたたかな光と相思相愛-永遠の旅へいざなう虹粒子の流れ

あたたかな光と相思相愛-永遠の旅へいざなう虹粒子の流れ

好きな映画についてPART2

僕が映画にいざなわれるワケ(理由)


いつだって、漠然と後ろ髪を引かれるように、”映画”にいざなわれる。
映画とひとくちにいったって、古い映画、新しい映画、日本の映画、外国の映画・・・・・いろいろある。ジャンルだってさまざま。
古い映画、新しい映画、日本の映画、外国の映画、青春映画、恋愛映画、SF映画、エトセトラetc・・・・・そのどれもが僕を魅了し、本来あるべき何処か或いは此処にあるかもしれない何かへと、遠くて近い心の旅へ僕をいざなう。

人生には楽しいときもあれば苦しい時もある。笑顔に溢れた瞬間もあれば、ひとりで涙を流す夜もある。
一人の人生の中においても、ありとあらゆる感情のヴァリエーションが生まれ長く大きな川を構築してゆく。
それは、”映画”の世界だって同じこと。

どんな人にだって、その人なりの生きる価値があるように、どんな映画だって、人の心を惹き引き続けるワケ(理由)を内包している。


人生を想うということ、
映画に想いを馳せるということ。
僕にとって、その二つにはそんなに大きな溝はありません。
人生を想い、映画に想いを馳せながら、これからも愛を探す旅は続いてゆくのだから。




さて、映画評論家の淀川長治さんは生前、周囲の人に口ぐせのように次のように語っていたといいます。
「よい映画を沢山見ましょう。よい映画を沢山見て、愛を学びましょう」

本当、その通りだなあって思うんです。
素晴らしい映画というのは古今東西、それを見る人の人生を変えてしまうほどの力を持っていると考えるからです。
よい映画には、それを作った監督の深い想いや哲学がこめられています。
生き様が、魂が、こめられているといってもいいでしょう。
そのような映画が、人の心を打たないわけがないのです。

たとえば、イタリアを代表する巨匠であった故・フェデリコ・フェリーニが監督した映画作品を指し、「魂の故郷」とさえ呼ぶ人もいます。
これはとても的を得た表現です。
そんな風に、魂の故郷と形容されるほどの名作と出会ったことで、自分の人生に変化が生じるというのは素敵なことだと思いますし、また、それほどの力が映画には宿っていることの証なのだとも思います。











以下、このフリーページにストックするのは、2006年以降に楽天ブログにおいて日記として発信した”映画にまつわる文章”です。

2005年以前の文章は「好きな映画について」というフリーページにまとめています。










『ミツバチのささやき』  2008-09-27日記




映画評論家の淀川長治さんは生前、「良い映画を沢山観なさい」と常々語っていたそうです。
皆さんは映画は好きですか?良い映画を沢山観ていますか?

素晴らしい映画には人の心を遠くまで運ぶ、”旅”のような効用があります。

つい旅がしたくなって、でも時間とお金がない時って誰にでもありますよね。
そんな時、僕は映画を観るのです。
良い映画と出会うと、無垢な気持ちになったり、忘れかけていた大切な何かを思い出したりします。
映画が人をいざなう心の旅は、時に、下手な旅なんかよりも、ずっと価値のある”旅”となります。
日本の映画に限らず、色々様々な諸外国の”良い映画”に出逢いたいものです。
良い映画を沢山観ることは、
その分だけ、沢山の良い心の旅をすることにもつながるのですから。



先日に図書館から借りてきた一本の外国映画。
タイトルは 『ミツバチのささやき』 。古いスペインの映画です。

とても地味な映画・・・、純朴そのものな映画。
現代の映画のような派手さや映像の煌びやかさは微塵もありません。
しかし、心に訴えてくるものは計り知れないほどに大きいように思います。
素晴らしい映画です。



ミツバチのささやき
http://item.rakuten.co.jp/mammoth-video/10003016/

-----映画『ミツバチのささやき』あらすじ-----

1940年、スペイン中部の小さな村に移動巡回映写トラックがやってくる。
スクリーンに映し出された怪奇映画「フランケンシュタインを村人と一緒に食い入るように見つめる幼いアナと姉イザベル。
フランケンシュタインに興味を持ったアナは姉から「フランケンシュタインは森の精霊で村の外れに隠れている」と聞かされる。
そんな時、アナは荒涼とした草原に寂しくたたずむ廃墟で傷を負った一人の兵士に出会う・・・

傷負った兵士の靴紐を結ぶ少女アナ、父親の上着の中でオルゴールを鳴らす懐中時計、過ぎ去る列車に手紙をことずける母親と様々な印象的シーンがやさしく心に響くビクトル・エリセ監督の長編第一作。

(『ミツバチのささやき』映画解説文章より)




今、無意識のうちに求めていたのは、この映画だったんだ

そう想いました。

『ミツバチのささやき』のような”良い映画”と心を共振させていないと、大事なものを見失ってしまいそうになる・・・。

殺伐とした現代だから、
人々が”心”を見失いそうになっているかもしれぬ時代だから、
この映画に登場する幼い子供の無垢な瞳に宿る何かが消えてしまわないように、
戦いで傷ついた兵士の孤独や心の奥底に秘めた優しさのような何かを忘れてしまわぬように、
そんな”何か”を守りたい想いが湧き上がってくるのです。


世界の状況が、日本の政治の行方がどんな方向へ進もうとも、
大事にしてゆきたい想いというのが、
僕には確かにあるんだ。

そんな想いを、この外国映画を観ながら内に抱きました。



皆さん、良い映画を沢山観ましょう。
そして、

本当に豊かな人生とは何か?
愛とは何か?

そんなエトセトラを自分の心に大切に問いかけながら、旅を続けましょう。












『天空の城ラピュタ』  2008-08-24日記




こんな素晴らしい映画を今まで未鑑賞だったなんて、実に勿体無いことをしていたものです。
類稀なほどに貴重な出逢いを自ら閉ざしていたようなものといっても過言ではないでしょう。
宮崎駿監督作品 『天空の城ラピュタ』 という映画。
先日に僕は初めて観ました。最近、毎日のように繰り返し観ています。
一切の誇張なしに言います、本当に凄い映画です。


この映画は物語の冒頭から「ありえない」展開でスタートします。

主人公である少女シータが飛行機に乗っていると、飛行機は盗賊らしき一団に襲われ、シータは機体から落とされてしまうのですが、
シータの体が空を急落下してゆく途中、彼女が首につけていた謎の石(飛行石)がボ---っと青く光ります。
すると、どういうわけか彼女の体から重力が消えてゆき、空に浮かぶように少しずつ地上へ降りてゆく。
シータは目には見えない不思議な力に守られるように、一命を取りとめます。

普通に考えたら、そんな「ありえない」ようなシーンが、物語が始まってほんの数分足らずの間に展開されるのです。

しかし、いきなりこの「ありえない」ことを物語の冒頭に持ってくることで、
「天空の城ラピュタ」という映画に貫かれる希有なメッセージが、
青く光る飛行石の強烈な印象と共に最初からストレートに浮かび上がってくるともいえるでしょう。

つまり、 重力の法則を覆してしまうほどの奇跡の力が、小さな石の中に、そして人の心の中にはあり、
それらが愛の作用で結びつくことで、人々を取り巻く時に暴力的な大きな力を変えることが出来る。

この映画の冒頭でいきなり提示されるメッセージを僕はそのように受け取りました。



冒頭で描かれる少女シータが奇跡的に一命を取りとめる場面。
これは実に強烈なインパクトがあります。
少女が空の彼方に浮かび上がるという普通に考えたら「ありえない」場面、その強烈なしかし美しい浮遊シーンの中に、
「天空の城ラピュタ」という類稀な物語の原作者、そして宮崎駿監督がこの映画に込めたメッセージが端的に象徴されていると思います。



天空の城ラピュタ

『天空の城ラピュタ』
http://item.rakuten.co.jp/jeijei/es300-227/
http://item.rakuten.co.jp/book/3801262/











話題を変えて、出逢いの不思議さについて以下に少し想いを馳せてみることにします。

ラピュタという素晴らしい映画との出逢いが訪れるまでには、幾つかの伏線がありました。
幾つかの伏線・・・・・そのことを考えてみると、人生というのは本当に不思議なものだと思わずにいられません。
何故なら、一見して無関係のように思える様々な事柄が、目には見えない不思議な力によって導かれるように、何か大事なことに収束されてゆくようなことが人生には往々にしてあるからです。
先日に僕が出会った『天空の城ラピュタ』という映画との出逢いもまた然り。
不思議で素敵な幾つかの出逢いによって齎された出逢いでした。

説明が分かりにくいですよね?では簡単に順序立てて説明しましょう。

事の始まりは、おそらく何週か前に書店で偶然に手にした雑誌中のリリー・フランキーさんのインタビュー記事でした。
詳しくは http://plaza.rakuten.co.jp/lukanomatinami/diary/200808130001/
の日記に綴ってありますので、そちらの日記内容を参照・読んでくださると嬉しいです。


 リリー・フランキーさんのインタビュー記事、

 書店で偶然に隣のイスに座った小さな女の子の「ポニョ、ポニョ♪」という歌声、

http://plaza.rakuten.co.jp/lukanomatinami/diary/200808130001/
の日記に舞い込んだ、
kirakirarin115さん からの素敵な書き込み文章。

 そして時を前後するようにTSUTAYA店内で耳に流れてきた一つの美しい音楽への言葉を失うような、時間が止まるような感動、・・・ 「いつも何度でも」 というタイトルの曲。
それは店員さんに問いかけて教えてもらった一枚の音楽CD『the ジブリ set』に収録されている曲でした。

the ジブリ set
『the ジブリ set』
http://item.rakuten.co.jp/book/5669894/
1.天空の城ラピュタ:君をのせて feat. 麻衣
2.千と千尋の神隠し: あの夏へ
3.となりのトトロ: 風のとおり道
4.おもひでぽろぽろ:The Rose feat. Lori Fine (COLDFEET)
5.魔女の宅急便: 海の見える街
6.ハウルの動く城:人生のメリーゴーランド
7.風の谷のナウシカ:ナウシカ・レクイエム
8.風の谷のナウシカ: 風の伝説
9.もののけ姫: もののけ姫
10.千と千尋の神隠し:いつも何度でも feat. Chieko Kinbara
11.耳をすませば:Take Me Home Country Roads feat. arvin homa aya
12.となりのトトロ: となりのトトロ

DAISHI DANCE meets スタジオジブリ!往年のジブリの名曲がメロディアスなクラブミュージックに!
スタジオジブリから生まれた名曲の数々が日本のトップHOUSE DJ“DAISHI DANCE”の手により美しいCLUB MUSICに生まれ変わります。ジブリワールドとDAISHIワールドの融合によりノスタルジックでドラマティックな楽曲が満載!更にナウシカ・レクイエムのオリジナルメロディを歌った“麻衣”がヴォーカルで1曲参加決定!今まで無かった画期的企画が遂に実現しました。
(楽天市場商品解説文章より転載)








幸せって、つながっているのかもしれませんね。
いろいろなところで、いろいろな何かがキラキラと、いろんな人の今を未来へつなげている。

そして、
目には見えない天使の羽のような何かが、
心のどこかで幸せを望んでいる人のもとに、そっと光を運んでくれるのかもしれません。




数週間前から続いていた幾つかの貴重な伏線、「いつも何度でも」という曲との出逢い、そして『天空の城ラピュタ』との出逢い。
それらは僕にとって、まさに森の中で出会った清涼感あふれる泉のようなものでした。

仕事に追われて身も心も少しくたびれている時に、ふと偶然に視界に入った或いは耳に聞こえてきた何かによって、
自分でも驚いてしまうほどに身体の奥底から大きな力が沸いてくること・・・・・、
あなたにも、そんな経験ってありませんか?
それは、あたかも、
---砂漠の中でオアシスに出逢ったような感覚---にも似て。
きっと、そうした経験って誰にでもあると思います。

宮崎監督作品である『天空の城ラピュタ』を観ながら、僕はそのような感覚に包まれました。


大人になった現在でも、こうした感動を内に持つことが出来るって素晴らしいことですよね。
なんとなく枯れてしまったと思っていた自分の心の中に、
森の奥深くで静かに湧き上がり続ける美しい泉のような何かが、実は枯れることなく、まだこうして自分の中に流れていたということ。
その事実に気づけたことは嬉しいことでした。

このように考えてみると、
ジブリ映画が世代を超えて幅広く沢山の人々に支持され、愛されている理由が分かるような気がしてきます。



天空の城ラピュタ ☆

『天空の城ラピュタ』
http://item.rakuten.co.jp/jeijei/es1000-225/






まだまだ日記に書きたい大事なことが沢山あるのですが、あまりにも文章が長くなるのも何なので今日の日記はここまで♪
書きたい大事なこととは何かというと?それは数週間前に観た「ウォーター・ホース」という外国映画の中に登場した伝説のネッシーの青く光る卵と、『天空の城ラピュタ』の青く光る飛行石との関連性についてのエトセトラだったり、
あるいは、そのふたつと僕らが住んでいる、この地球の青さとの関係などについてetc・・・・・・・。
















『小さな恋のメロディ』  2008-07-19日記




小学生の頃に大好きだった映画のひとつに、
『小さな恋のメロディ』 という作品がありました。
今日、この映画のことを久々に思い出し、TSUTAYAでDVDを借りてきて20年ぶりくらいに鑑賞したら、感慨深いというか、なんというか・・・・・説明が難しいのですが、兎にも角にも言いようのない懐かしさに抱かれています。

まるで自分自身の子供の頃の古い写真を押入の中から発見したような、そんな感覚かもしれませんね。
と同時に、
遥か遠い幼年期に置き忘れてきた、今はもう失ってしまった若葉のような輝きに想いを馳せていたりもします。

でも、ちょっと複雑な心境かなあ。
こんな映画に恋していた幼き季節が、僕にも確かにあったのだと思うと、唐突にタイムスリップしてしまいそうで、切ないやら、ほろ苦いやら・・・・・。

でも、やっぱり嬉しいことも事実だったりもします。



思い出の映画のひとつやふたつ、あなたにもありませんか?
ありますよね♪ きっと誰もが持っているに違いないと思います。
あなたにとっても、忘れられない素敵な映画の思い出が沢山あるはず。

そうした大事な思い出の映画作品を思い出した時に、幸せな気分でもって過去を振り返ることは大切なことだと思います。
なぜなら、
遠い記憶の中の小さな姿をした自分が、微笑みながら駆け回っている様を、今、心の中で思い浮かべた時に、
現在の自分自身の心の成長にたいして、
(まあ、色んなことがあったけど、今は過去の自分に微笑みかけて優しく肯定してあげよう)
なんて風に語りかけることが出来ることで、過去と現在が上手に手をつなぐこともあるのですから。


『小さな恋のメロディ』 という30年以上前の外国映画に登場するのは小さな子供たちです。
自分を取り巻くすべての事柄にたいして全力で向き合い、草原を笑顔で駆け回り、大人に内緒の秘密基地に立てこもって夢中で遊び、そして時に異性に恋心を抱いてときめいた少年少女時代・・・・・・・。
多くの大人にとって、自分自身の若葉の頃を思い出した時に心の中によみがえる、ごくごく普通の、ありふれた、だけど誰にとっても美しい季節の物語。
・・・なんて今さら説明・解説が不要なくらいに有名な映画ですから、ストーリーは敢えてここに記しません。
でも、この映画のことを知らないなんて方がいましたら、
是非、下記の楽天市場サイトにおける解説文章に触れてみて下さい。
もしかしたら、
あなたが遠い昔に、どこかに置き忘れてしまった、
若葉のような大事な何かを思い出すかもしれませんよ(^^)


小さな恋のメロディ

http://item.rakuten.co.jp/book/3856186/

http://item.rakuten.co.jp/guruguru2/pcbh-50097/







最近、宇宙に関する幾つかの日記を書きながら、
「スター・ウォーズ」や「スーパーマン」などの、自分が子供の頃にとても魅了されたSF映画をふり返っていたら、
ふと、『小さな恋のメロディ』という古い映画のことを今日になって久々に思い出したのでした。

映画って素晴らしいですね。


あなたにとっての、懐かしい大切な思い出の映画は何ですか?















『翼をなくした天使が、いつか再び飛ぶ日』  2008-02-17日記




『素晴らしき哉、人生!』
そんなタイトルの外国映画があります。
古い映画です。白黒の映画。
ジェームズ・スチュワートという俳優さんが主演しています。
監督は有名なフランク・キャペラです。
素晴らしき哉、人生・・・・・?、なんだか感動的というか愉しそうな映画なのでしょうか?
映画のタイトルがタイトルですし、作品に流れる穏やかであたたかな空気を考えれば、
この映画はアメリカ映画らしいサクセス・ストーリー、夢物語であると考えるのが自然でしょう。
しかし、この映画の根底には僕は、途方もないほどのこの世への絶望感が同時に流れているように感じるのです。
この映画の原作者や監督の真意は、恐らく、この映画のタイトルが示すような掛け値なしの明るさとは程遠い人生観なのだと思います。
(人生とは、本当に素晴らしいものなのだろうか?)
製作者側のそうした内なる問いかけが、この映画を作らせるキッカケの根元となっている。
僕にはそうとしか思えない。
だけど、
(人生とは、本当に素晴らしいものなのだろうか?)
という疑念に対する意思表明・決意・夢あるいは砂漠の中でオアシスを探すが如くの泡沫の希望などの願いのエトセトラが、
『素晴らしき哉、人生』という、後に歴史的に広く長く名を残すこととなる名作映画を世に生み出すことに実は繋がっていたことは確かなはずです。

おそらく、この映画を作ることに携わった人々は、
長い人生の中で自分自身の心の中において、
「人生なんて素晴らしいものでもなんでもない」と感じながら、それでも雨の中を何とか前に進み生きてきたであろう人々なのではないだろうか?。
だからこそ、本来ならばあり得ないような夢物語に、己の切なる願いや夢を託したとも言えるのだと思えて仕方がないのです。
歴史の中に忘れ去られることなく永遠に生き続ける名作映画作品の皆がそうであるように、
この映画もまた、流れ星のように美しく、観る者の心を打ってやまない作品。
永遠の名作とは、このような映画を指していうのでしょう。



素晴らしき哉、人生!
『素晴らしき哉、人生!』
http://item.rakuten.co.jp/naniwa/5042003/
<内容>
「或る夜の出来事」のF・キャプラ監督、「怒りの河」のジェームズ・スチュワート主演によるヒューマンドラマ。善行を尽くしてきたがツキに見放されて自殺を図る中年男と翼をもらえない天使が出会い、天使は彼に人生の素晴らしさを示す。

(楽天市場解説文章より転載)



映画に良質な映画と、そうでない映画があるように、
我々の普段の日常生活に広がるドラマの中にだって、
良き人の心と、悪しき人の心、
あるいは、
本者と、偽者、
それらを隔てる一線というものがあります。

本者と偽者との違いとは何ぞや?と自問自答すれば
それは口から語られる希望や夢の中に、どれだけ口に語られることのない苦味やネガティブな影が見え隠れしているのかということに尽きるような気がします。
例えるならば、子供をこの世に産み落とす母親のようなもの。
子を産む際に、いつでも笑顔で、子を産み落とす瞬間のその時まで、一切の苦しみを味わらない母親なんて存在するでしょうか?
多分、存在しないでしょう。
旦那さんや病院の先生以外には誰にも見せたくない苦しい表情、影のうめきを有した無数の時間をへて初めて、
母親は子を産み落とすことが出来る。

そうした意味において、人が時に抱えることのある重さやネガティブさというのは、
本来、讃えられて然るべきものでさえあるのです。
間違っても、煙たがれたり、排除されるべきものでは決してない。
暗いトンネルを通り越した者にしか見えない、美しい光というものがあるのだから。
もし今、苦しみの只中でもがいている人がいるなら、その人は幸運だと思います。
何故なら、
その苦しさの渦中を耐え忍ぶことが出来たなら、
後には必ず、
それまで目にしたことのない美しい太陽に出会うことが出来るからです。














『映画『幸せのちから』を鑑賞して』  2007-08-05日記




街角のベンチに腰掛けていると小さな子供づれの家族が隣に座ることがあります。

親が連れている子供は赤ん坊であることもあれば幼稚園児くらいだったり、様々です。

そんな時に、ふと小さな子供と視線が合うと面白いですよ。

赤ん坊の場合だと大抵、満面の笑みで笑っていたりします。

気がつけば、赤ちゃんを見ていた周囲の人も皆、その笑顔につられて笑ってしまうのです。


目が合ったのが幼稚園児くらいの子供だと別なリアクションがあったりして、これも面白いです。

手に持ったオモチャをコチラに見せながら「ねえねえ、これ見て。恐竜だよ」とか話しかけてくる子供もいます。

こういう場面でも、その子供の親らしき人は隣で穏やかな笑顔です。


そういえば、小さな子供ずれの家族で不機嫌そうな家族って殆ど見かけたことがないような気がします。

これはなにも日本人の家族にばかり当てはまることではありません。

外国人の家族連れでも同様です。日本人に比べて愛想笑いが少ないので表情から思考を読み取るのは難しいですが、

それでも言いようのない温かな空気に包まれていることは確かです。

国籍に関係なく、小さな子供のいる家族の風景からは大きなミラクルを感じてしまうのです。

まるで乾いたアスファルト・ジャングルの中で、オアシスを見つけたような。


街に流れる水
(仙台の街の中心の小さな水の流れ)







さて話題を変えて。

とても感動する映画に出会いました。

タイトルが 『幸せのちから』 。この映画のことを知らない人がいたら騙されたと思って是非鑑賞してみて下さい。

今年に鑑賞した映画の中でダントツで最も感動した映画、絶対にお勧めです。

実話を映画化した作品なのですが、これは本当に心を打つ素晴らしい映画です。


映画 『幸せのちから』 内容情報を以下に。

(「BOOK」データベースより)

父親の顔を知らずに育ち、コネもなければ、学歴もない。遂には妻に逃げられ、子連れホームレスとなった男が、再起をかけて立ち上がり、自らの努力で億万長者となる感動の半生。

【目次】(「BOOK」データベースより)

1 母との絆(キャンディーの思い出/父なし子ブルース/母はどこ? ほか)/2 チャレンジ(世界に羽ばたけ/人生の設計図/わが子よ ほか)/3 希望があるかぎり(ここがわが家だ!/さらなるチャレンジ)

【著者情報】(「BOOK」データベースより)

ガードナー,クリス(Gardner,Chris)
1954年、米国、ウィスコンシン州生まれ。高校卒業後、海軍へ。除隊後、医師を志すが挫折。医療器具のセールスマンとなるがうまくいかず妻にも逃げられ、81年、どん底の生活から立ち上がるため、大手株式投資会社“ディーンウィッター”の研修生となり、刻苦研鑽の末、正社員試験を突破。昼はビジネスマン、夜は駅のトイレで子どもと寝る生活をしながらも、業績を積み、ホームレスを脱する。87年に独立し、自らの株式投資会社“ガードナー・リッチ&カンパニー”を設立


(以上、『幸せのちから』原作本を取り扱った楽天市場サイトの解説文章から転載しました)
http://item.rakuten.co.jp/book/4250188/





『幸せのちから』 という映画を鑑賞しながら僕は、

親が子を思う愛、子から親が受け取る愛、そこから湧き上がる人間の勇気を感じました。


この映画の主人公は物語の前半において人生で全くロクなことがありません。

タクシーに無銭乗車した挙句に必死に逃げたり、アパートの家賃を払えずに友人に貸していた14ドルを返せ!と真顔で迫ったり、奥さんから逃げられたり・・・・・。悪いことは本当に続くものだと思わずにはいられない展開です。

しかし、それでも物語の後半には奇跡のような流れがうねり始めます。

物語において主人公の心をドラマティックに変える鍵となるのは、愛。

そして主人公の元に幸せの青い鳥を運んだのは、この物語において小さな子供の存在です。

自身が愛する子供への「愛」が、奇跡のような力強さを物語の主人公に齎すのです。

『幸せのちから』 という映画。

是非、多くの人に鑑賞することをお勧めしたい感動の映画です。


幸せのちから
http://item.rakuten.co.jp/book/4392481/














『チャップリン/キッド』  2007-06-21日記




チャップリンの映画には笑いと涙が半分ずつあります。

凛とした心の美しさが、そして愛が、

そのふたつを包み込んでいます。


キッド
http://www.rakuten.co.jp/cinemacollection/
725963/725968/726027/736889/#844206



『キッド』という古い白黒映画を御存知ですか? 

実はチャップリンの映画には詳しくないのですが、『キッド』はとても好きな映画です。

この映画を鑑賞するたびに心の中に光が灯される想いがします。



物語を少しだけ紹介しましょう。

しがない道化師風の一人の中年の男(主人公)が或る日、街角で捨て子の赤ん坊を見つけます。

最初は赤ん坊になど興味がなかった主人公ですが、引き取り手のいない赤ん坊を仕方なく抱きかかえているうちに、どういうわけか愛しくなってくるのです。

その男は赤ん坊を家に連れ帰り自分で育てることにします。赤ん坊は少しずつ成長してゆくのですが、いつしか警察が2人を・・・・・。


チャールズ・チャップリン/キッド☆

『チャールズ・チャップリン/キッド 』
http://item.rakuten.co.jp/asahi-record/00000527475/



『キッド』。本当、素晴らしい映画です。

何て、あたたかい映画なのだろう。そして何処かしら、とても切ない映画。

チャップリン自身が孤児院で育ったせいか、

この映画に登場するチャップリン扮する主人公の小さな子供に対する眼差しはとてもあたたかい。

あたかも、自分自身の幼少時代の面影を優しく見守っているかのように。






今の時代、日本がどんなものを失ったのか、

あるいは失いつつあるのか、僕には分からない。

でも、

チャップリンの映画に感動する心は失ってはいけないように思います。


チャーリー・チャップリン ポスター
http://item.rakuten.co.jp/jandec/a-l062/















『夢色のディズニー』  2007-06-03日記




ディズニー映画って素晴らしいです。

今日はディズニーが製作した一つの映画を見て非常に感動してしまい、同じ映画を何度も何度も繰り返し見ていました。

本当、感動しています。素晴らしい映画です。

ディズニーというとアニメが有名ですね。

しかし今日に見た映画は最近のものでアニメではなく実写の作品。

不思議だなあと感じたのはアニメの作品でもないのに、映画の隅々から「ディズニー・オーラ」としか形容出来ないオーラが伝わってくることです。

そのオーラのように感じる何かが、とてつもなく美しく心に響き渡るのです。



内容はアメリカの高校生の青春物語。ミュージカルです。

物語の初めから終わりまで、みずみずしい躍動感と輝きに漲っています。



美しく流れるようなカメラワーク、

心に染み渡る歌声、

画面いっぱいに広がるシャボン玉のような色彩。



この映画を何度も鑑賞しながら、

生まれて初めてクラシックの指揮者のカラヤンの音楽を聴いた時に感じたような感動に包まれました。



ハイスクール・ミュージカル

http://item.rakuten.co.jp/book/4302813/
『ハイスクール・ミュージカル』
制作国:アメリカ
出演:ザック・エフロン[主演]
監督:ケニー・オルテガ
作曲:デヴィッド・ローレンス
脚本:ピーター・バルソッチーニ
プロデューサー:ドン・シェイン
製作総指揮:ビル・ボーデン/バリー・ローゼンブッシュ
撮影監督:ゴードン・C.ロンスデール
振付:ケニー・オルテガ
その他:スティーヴン・クリストファー
(楽天市場解説文章より転載)




最高にお勧めの一本です。

機会がありましたらTUTAYAでレンタルするも良し、楽天市場でDVDを買うのも良し、

是非、鑑賞して欲しいと思います。本当、素敵な映画です。














『戦場のピアニスト』  2006-11-02日記




「戦場のピアニスト」という映画を見ました。

実に心を強く打つ映画でした。

物語を紹介すると以下の通りです。



2002年のカンヌ映画祭においてパルムドールに輝いた『戦場のピアニスト』は、ロマン・ポランスキー監督が指揮することを運命づけられた映画である。幼少時代をナチス占領下のポーランドで過ごしたポランスキー監督こそが、ユダヤ系ポーランド人のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマン(エイドリアン・ブロディ)の自伝を映画化するに相応しい唯一の人物と言える。ナチスのワルシャワ侵攻を目の当たりにし、死の収容所送りを奇跡的に逃れたシュピルマンは、ゲットーの廃墟に身を隠すことで第二次世界大戦を生き延びる。ナチスのホロコーストを映画化したこれまでの作品とは異なり、主人公の視点から忠実に描写され、ポランスキー監督によって壮大なスケールで戦争を描いた奥行きのある叙事詩となっており、シュピルマンが希望を捨てずに粘り強く生き延びる様子と、彼が逃げ出すことを拒んだ街が徹底的に破壊される様子とを対比して浮かび上がらせている。一切の妥協を排して肉体的、感情的な真実性を追求することにより、『戦場のピアニスト』は希望と精神的純潔性の究極的な調べを奏でている。『シンドラーのリスト』と同様に、人間性の最も暗い部分を描き出した偉大な映画の中の1作である。(Jeff Shannon, Amazon.com)
(Amazon.co.jp解説文章より)




戦場のピアニスト
『戦場のピアニスト』http://www.rakuten.co.jp/plazahamada/447709/452821/451745/#474921



この映画の主人公であるピアニストは戦禍で瓦礫に埋もれた夜の街をボロボロになりながら彷徨い、

そして生と死の境界線で、一台のピアノの前に座ります。



廃墟と化した街、暗い夜空のもとで静かに流れるピアノの音色。

主人公が奏でる旋律が闇の中で星の光のようにこだましました。

それはまるで、ピアニストの心の中の希望の灯火のように・・・。

この映画の主人公は、自身が信じたメロディを守り抜くように必死に生きて、

夜の廃墟の中、彼自身の指先から放たれた美しく透明なメロディから、自らの命を守られたように僕は感じました。

そして、この映画を鑑賞し終えて僕は、

彼自身が美しいメロディのようだと思いました。



心を動かす音楽は、それに触れた人間を未来へと強く運ぶもの。

あたかも、それが命の灯火であるかのように。


戦場のピアニスト オリジナル・サウンドトラック
http://www.rakuten.co.jp/plazahamada/447709/452821/451745/#474921





いつの時代であっても、

希望の灯火とは、そのようなものであると思う。

僕らが本当に内に守り抜く大切な何か。

心に守り抜く大切な希望の旋律・・・星の光のように、海の波間で輝く光のように、世界に響く純粋なメロディ。

心から消してはいけないもの、慈しみ続ける大切なもの。

それが心に響き渡るメロディ・・・命の灯火。

それは人智が生んだ最良の歴史の足跡に灯る光であり、

私達の明日を照らし出す光でもあります。
















『モディリアーニ 真実の愛 』  2006-07-05日記




最近、或るひとつの美しい映画を見ました。

フランス映画、タイトルが『モディリアーニ 真実の愛』。

これは、人生における美しくも哀しく切ない 雨の映画です。



モディリアーニ 真実の愛



STAFF
監督・脚本:ミック・デイヴィス
撮影:エマニュエル・カドッシュ
美術:ジャンティート・ブルキエラーロ
音楽:ガイ・ファーレイ
衣裳:パム・ドーン
製作:バウアー・マルチネス・スタジオ、UKFSプロダクション
製作総指揮:アンディ・ガルシア
プロデューサー:ステファニー・マルチネス=カンポー、フィルップ・マルチネス、アンドレ・ジャウィ、アラン・レイサム
出演:アンディ・ガルシア、エルザ・ジルベスタイン、オミッド・ジャリリ 他

http://item.rakuten.co.jp/guruguru2/albd-5263s/


「これはすぐれた才能と高慢さ、情熱ゆえにお互いへの羨望と賛美を募らせた若き芸術家たちの知られざる青春物語であるとともに、悲劇的な最期を遂げた天才画家モディリアーニとその妻ジャンヌの、美術史上最も情熱的で壮大な愛の物語である。」
(HMV JAPAN 映画レビュー解説文より)



関連書籍
「モディリアーニ  夢を守りつづけたボヘミアン」
http://item.rakuten.co.jp/book/906112/






本当の君が見えたら、その瞳を描こう





雨のそばに来て

怖がらないで

僕は雨が好きだ 雨の語ることも


変な考えね 雨が何かを語っているの?


「帽子をかぶれ」と




そして、モディリアーニとジャンヌは

雨の降る窓辺を見ながら微笑んだ











モディリアーニとジャンヌの物語。

夢を守りつづけたボヘミアン、神話の如き純愛。

心に描いた愛の風景、純度があまりにも高く激し過ぎた二人の男女。

20世紀初頭のPARISの路地裏に咲いた美しく儚い夢・・・・・。






人生は美しい。

しかし、

愛を深めるほど悲しい雨に打たれる・・・・・これもまた人生。






この映画は是非、多くの人に鑑賞して欲しい映画です。

モディリアーニとジャンヌの話は、また機会を設けて日記に記そうと思います。
















『夢色の赤い風船』  2008-12-17日記



いやあ映画って本当にいいもんですねえ、ではまた次回お会いしましょう。さよならさよならさよなら、って、まだ日記始まったばかりなんですけど(笑)。
なんて感じで、水野晴男さんと淀川長治さん風な書き出しで日記がスタートするのには理由があります。
「やはり映画って、すばらしいなあ」
そう思わずにはいられない二つの映画作品と出会ったからです。

『赤い風船』

『白い馬』

共に古いフランス映画なのですが、最近になって画質の乱れ等が最新のデジタル技術で復旧され、ぴっかぴかの美しい画質で再び陽の目を見た永遠の名作。
公開当時、日本を含めた世界中の映画祭で沢山の賞を受賞し絶賛されたようです。
とにかく素晴らしい映画・・・・・、歓喜のため息がこぼれて夢心地になってしまいます。

どんな内容の映画なのかというと?
『赤い風船』は、---宙を舞う赤い風船と一緒に、PARISの街並みを歩き続ける小さな男の子のお話---。
ただ、それだけのお話なんです。ストーリー性みたいなものを綴れば、本当それだけのお話。
なのに、ただそれだけのお話なのに、これが最高に素晴らしいのです。
赤い風船といっしょに、映画を観ている自分まで、PARISの街をゆったりと散策している気分になります。もう、それだけでもこの上なく魅力的だといえるでしょう。
音楽も実に素敵です。
子供心に引き戻されるような、キレイなオルゴールの音色。やさしく心に響き渡るオーケストラ。
ここまでくるともう、映画というより芸術作品としかいえないですよ本当。
人類の宝のような、まさにそんな至上の映画だと思いました。

『白い馬』これもまた筆し難きほどに、名作。これは本当、とんでもなく物凄い。
人間が撮った映画とは到底思えない、ある種そんな神々しさに貫かれています。
この凄さはもう、鑑賞して納得していただくほかありません。あなたの目で、心で、じかに触れてほしいと思います。


このふたつの映画は一枚のDVDに収録されています。
共に短い映画なので、一枚におさめると丁度良い長さに感じられるから不思議。
ちなみに、どちらも同じ監督が撮っている映画。主人公である小さな子供は、ふたつの映画とも監督の息子さんです。



赤い風船/白い馬
http://item.rakuten.co.jp/guruguru2/acbf-10622/

















『香りたつ官能』   2009.02.23日記



イタリア映画に、センソという原題を持つ古い映画があって、センソって一体何かといえば、それは ”官能” ということになるらしい。
作家の塩野七生さんがエッセイの中で書いていました。

センソという映画は最後の貴族というべきヴィスコンティが監督した映画なので、貴族らしい格調高い美意識に貫かれている。
僕のような平々凡々な人間にとって、このような濃厚で壮麗な美意識に溢れた世界というのは、憧れはしても皮膚感覚でフィットするとは言い難い、というよりも言えない。

その点、次にあげる映画は、同じヨーロッパ映画であっても庶民的で共感できます。
ある意味、古いイタリア映画のセンソ以上に、官能そのものが香りたつ映画。庶民的でありながら、だけど、味わい深く優雅な品性がある。


髪結いの亭主

『髪結いの亭主』
http://item.rakuten.co.jp/book/3778115/



この映画が20年くらい前に日本で大ヒットした時の宣伝コピーに使われていた言葉が、この映画の魅力を言いあらわしているよに思います。
それは、

かほりたつ、官能

という言葉。


「髪結いの亭主」という、このフランス映画ほどに ”かほりたつ官能” という言葉が相応しい映画は他にあるでしょうか?
ただただ、官能的な映画であり、ひだまりのようにあたたかい映画であり、夏の日の海のように透き通った映画であり・・・・・そのすべてが、”官能” を香りたたせます。




この映画、久々に観たんです。
15年ぶりくらいでしょうか。
先日に、いい男・いい女をテーマに日記を書いたこともあり、なんか思い出したんです、この映画のことを。

それでちょっと、というか、かなり驚いてしまいました。
20代のはじめの頃には感じなかった色々なこと、発見が多々あったからでした。
こんなに凄い映画だったっけ?みたいに驚愕しつつ鳥肌が止まりませんでした。

フランス映画の多くが素晴らしいけれど、ここまで圧倒的に素晴らしいフランス映画って、そんなにそんなにないですよ、きっと。
とにかく映像の美しさに時間を忘れてしまいます。
そして、光の美しさ、あたたかさ、やさしさ。これはもう圧巻。
映画というより、なんか芸術って感じ。絵画が動いているみたいな。
心にいつまでの残る名作というのは、こういう映画のことをいうのでしょう。











昨夜に、とある報道番組を見て憤慨してしまい気分の収拾がつかなくなってしまい、
今日もそのことで怒り心頭モードで腹が立って仕方がありませんでした。


だけど、
上に書いた「髪結いの亭主」という名のフランス映画をみたら、不思議と心がやすらいできました。
本当、フランス映画って素晴らしい。素敵。



勿論、フランス映画に限らず、どこの国の映画であっても、
素晴らしい映画って愛や美しさを、そしてやすらぎを心に運んできますね。




















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