PR
カレンダー
フリーページ
書評/福島隆彦「日米地獄へ道連れ経済」
3.5点/5点
世間には熱心なファンがいるようであるが、私は初めてこの著者の本を読んだ。
一般常識から見るとかなり過激な事を言っているので「トンデモ本」扱いされかねない1冊。(というか著作物全部がそうなのか?)
しかし著者に言わせれば「その愚鈍な頭をそろそろ切り替えろ」(p6)との事なのでしょう。
まえがきにある次の文がこの本の趣旨。
この本で私は、このあとも激しく崩れゆくアメリカの金融・経済及び政治体制の道連れに、日本がされることを冷淡に描く。だから「地獄へ(の)道連れ経済」である。まさしく「地獄への道は善意(アホという意味)で敷き詰められている」のである。
アメリカはという国はもうダメである。(だからドル安、いや ドルの暴落は歴史の法則 )
そのダメになっていくアメリカに日本がいかにメタクソにやりたい放題にされているのかを分析。
例えばシュワちゃんカリフォルニア州知事が来日した本当の意味などは興味深い。
とは言いつつほとんどのことに陰謀ばかりなのはちょっと良く分からない。(本人は陰謀論で片づけられるのは許せないようだが)
著者によると2・26事件も本当はアメリカが深く仕組んだらしいので。(p124)
予測についてはかなりすごいく的中していると言う事例もwikipediaには載っていました。
他方、当たっていないと言う批判もネット上にはあるようです。
まぁ、100%全部当たる事は不可能でしょうし。
私は経済オンチなので政治的な予言を注視しておきます。
バンデン副大統領が辞めさせられてヒラリー副大統領誕生。
2011年中にオバマ大統領が病気を理由に辞任し、ヒラリー大統領が誕生する。
ヒラリー大統領誕生が2011年中に起こるかどうか(時間は後ろにずれても構わないと思うが)を見ておきたいと思います。
ちなみに巻末に「値下がりを待ってから買う! どん底から這い上がる日本企業株 84銘柄の一覧」というのがあります。興味があれば見てみてはかかがでしょう。
吉野源三郎著「きみたちはどう生きるか」… 2013.03.12
青野慶久「ちょいデキ!」のレビュー~ワ… 2013.03.12
副島隆彦「浮かれバブル景気から衰退させ… 2013.03.12