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書評/池上彰「見通す力」
4.5点/5点
「見通す力」とは「将来を予測する力」の事。
見通す力を持てれば、日本・世界の将来といった大きな問題、自分が住んでいる社会や勤めている会社のこれから、自分の身の回りの環境や家庭がどうなっていくのかというも言う問題まで予測できる可能性が出てくるそうです。
見通す力のつけかたの基本は
1.情報を集める
2.その情報が信頼できるのか、そうではないのかを判断する
3.その仮説を検証しつつ
4.これからの行動を決めていく
という手法を「意識的に」試してみるとのことです。
実際には1の前にこれからの見通しを立てていくためのテーマをきちんと選ぶ事も大事であるようです。
また3の段階では検証してもし仮説が間違っていたとすれば「新たな仮説」を立てることになります。
個人的に面白いと思ったのは「 経済面の将来を見通する際に検討すべき3つの要素 」です。
1. マイナスの要素 と2. プラスの要素 のどちらが大きいか比較する。そして3. プラスかマイナスかわからないけれど、その業界を知る上で欠かせない要素 を加味します。
この事を自動車産業を例に説明されています。
このように池上氏が実際に「見通する力」をどのように使っているのかを具体例を使って説明しているので、非常に参考になります。(ただし具体例は09年執筆当時最新のものになっているので11年現在ネタとして若干古いですが、十分参考になります)
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