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【送料無料】「文系・大卒・30歳以上」がクビになる [ 深田和範 ]
ホワイトカラーの人数は増えている、にもかかわらず生産性が上がっていない。
いや今一度考えてほしい。
ホワイトカラーの仕事は本当に必要なのかと?
これらの点を考えるともはやリストラと言ってもホワイトカラーしないとの結論。
今回のリストラの特徴は4点
1.30歳以上の大卒・文系が主な対象
20代までは実働部隊なのでリストラできない。大卒は給料が高い。
2.失業期間が長期化する。
自社がリストラする時は他社もリストラをする。仕事がない時に同じような職種の失業者が大量発生するため、仕事がなかなか見つからない。これは日本の過去の雇用動向でも良くあったこと。
3.失業が連鎖する
4.リストラがだんだん厳しくなる
著者は以上のようなリストラが起こることを日本全体から見て是と捉えています。
ホワイトカラーが新産業に参入することで日本経済は活性化するとのことです。
ダメな産業から有望な産業への労働力移動は良い事だと言う事のようです。
ただし私が1点だけ気になるのは有望産業として介護を挙げている点です。
しかも介護の賃金が上がっている可能性があると述べている点。
「本当か?」と。
今でも買介護は人手不足ですが賃金が高いとは言えません。
介護の賃金が低い理由を女性のパートを前提としているから(p150)と言っていますが、実際は低賃金ではないと利益が出ないからという単純な理由である気がします。
だとすれば介護で利益を出すためには介護保険から業者の支出を増やすか、利用者からの利用料を引き上げるかですが、今の日本の状況でそれが可能かと言うとかなり難しいのではないかと思います。
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