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2023.10.25
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カテゴリ: 読書
44才Mrガチぼっちの「ありのこ」です。
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ごきげんいかがでしょうか?

​戸川猪佐武「小説 吉田茂」を読み始めました。​





吉田学校の吉田は吉田茂です。

吉田茂が総理になるのは日本が第二次大戦に負けた後。

GHQが日本を占領している時代から独立した後まで。

しかし吉田茂は戦前には外交官。
よって小説では戦前の吉田茂のことも書かれています。

​この小説でヘタレ政治家として書かれてるのが広田弘毅(ひろたこうき)です。​





正確には外交官なのですが、総理大臣になっていますので政治家としておきます。

先に書いておきますがあくまで「小説 吉田茂」に描かれる広田弘毅の姿です。

実在の人物とは言えあくまで小説ですから。
また「小説 吉田茂」もかなり古い小説です。

2023年では歴史考証が進んで
広田弘毅の評価が変わっている可能性もあります。
そもそも歴史的自分の評価なんて見方によって変わってしまうものですが。

前置きは長くなりましたので本題へ。

「小説 吉田茂」で
広田弘毅が登場するのは2・26事件の直後。

2・26事件は陸軍によるクーデター事件。
昭和天皇がガチギレしたことによりクーデターは失敗します。

2・26事件の直後に広田弘毅は昭和天皇から総理大臣に任命されます。
​​​​​1936年(昭和11年)のことです。

陸軍は広田新総理の組閣に対して介入してきます。
「その大臣候補はダメだ」「この大臣候補もダメだ」と介入。

広田新総理の周りは

昭和天皇に「陸軍の横暴により組閣は不可能になりました。固辞します」と言えば昭和天皇も黙っていないだろう

とアドバイスする人もいました。


他には

ここで組閣を放棄すれば2・26事件のあとだけに世間の横暴がさらに目につく

というアドバイスもありました。

「2・26事件と言う大失態を起こしながら陸軍は何を言っているんだ」という話です。

つまり「 陸軍と戦えよ 」ということですね。

しかし 広田新総理は陸軍の介入に屈して しまいます。

陸軍の言いなりで組閣します。

これで終わればよかったのですが、内閣がスタートした後さらにひどいことをします。

それはガチクソ悪名高き

軍部大臣現役武官制の復活

です。

簡単に言えば「陸軍大臣と海軍大臣になることができる人をかなり狭くする」制度です。

すでに廃止されていた軍部大臣現役武官制を陸軍大臣から要求されて復活させてしまいます。

そして終戦(というか敗戦)。​​​​​


ほんとうの理由はいろいろあったでしょうが広田弘毅は東京裁判で死刑になってしまいます。

​​軍人以外ではただ1人の死刑です。

戦勝国から見れば

「この広田弘毅っていう人は総理の時に何やっているんだ?ひたすら陸軍の言いなりになって、陸軍の都合の良い制度を復活させて」

という感じだったでしょうし。

肝が据わってない政治家の末路・・・ということなのでしょうが 難しいのが

肝が据わって動じない政治家が良いとは限らない

ことです。


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最終更新日  2023.10.25 11:00:10


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