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20代男性、左上4、 遠心隣接面カリエス、自発痛-ミュータンス連鎖球菌が多く唾液も少ない。カリエスリスクは高い子だ。食いしばりもある。同じ歯でも遠心(奥の方)が酸素濃度が低く虫歯になりやすいのは電気化学的には酸素濃度差電池を形成しマイナス極になるからだ。トンネリング技法を使うにはエナメル質が薄すぎて無理だった。ストリップ無しでの隣接面修復だ。麻酔は使わない。痛みが出たら健全歯質なのでそれ以上削る必要がないからだ。3MIX+α-TCPは使っている。では時系列でどうぞ
2024/05/05
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50代男性、右下7、外傷性破折、自発痛ー神経も出ているというか、歯髄も死んでいるのか生きているのかどうかも不明だ。それでも感染根管処置をする必要もない。切削バーが届く範囲を綺麗にして、根管内部を根管治療器具で触る必要もない。ほとんどの歯科医師には信じられないだろうが、このまま3MIX+α-TCPで直覆してCRで歯冠再建するだけだ。これだけでなんともない。実は根管治療というものは必要のないものだったということだ。
2024/04/06
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30代女性、右下5、外傷性咬合、隣接面カリエス、自発痛+今まで歯医者に行ったことがなかったのだが、今回痛くなったので仕方なく来院されたようだ。レントゲン写真では虫歯が歯髄に達しているか、ギリギリだということが分かると思う。99.9%の歯科医師は歯髄を保存できるとは思わないだろう。子供がまだ小さいので添い寝をしていて、右側が強く当たるらしい。添い寝で虫歯になるのはよく見かける。露髄したが、止血後3MIX+α-TCPで直覆後CR充填した。通常の診断基準では痛みが出ている場合は歯髄の保存は難しいとされているが、実際はそんなことはない。重要なことなのだが、麻酔は使わない。露髄しても気が付かないことがあるからだ。知覚は削りすぎないためのセンサーと考えれば良い。では時系列でどうぞ象牙質は大きく失われている露髄して出血しているボスミン液で止血止血完了3MIX+α-TCP1次CR隣接面の調整方法はこちらhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/9005/デンタルフロスが通ることを確認
2024/03/30
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60代男性、左上45、隣接面カリエスこの方、お寿司屋の大将だからというのもあるのだが、虫歯がよくできる。当たりをとる(味見をする)だけではなく、間食が多く、食渣を真面目に取っていないと告白された。定期的なPMTCをしているのだが、担当歯科衛生士が虫歯ができています!と報告に来る。こっちはドキッとする。また?w4番の遠心に虫歯ができているということだが、これは電気化学説的にはよくある話だ。相対的に奥の方が酸素濃度が小さいので虫歯になりやすい。これを酸素濃度勾配電池とか言われている。このところストリップス(隔壁)は使っていない。使わなくてもできるということを見てほしい。では時系列でどうぞ軟化象牙質(硫化鉄の黒と血液にまみれている)隣接面の調整法はこちらhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/9005/
2024/03/29
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20代男性、左上4、遠心隣接面カリエス、外傷性のカリエス他院で神経を取って被せるしかないと言われたとか。この神経を取って被せるというのが歯科業界のビジネスモデルとなって久しい。100年以上はやっていると思う。僕も駆け出しの頃、先輩歯科医師に神経を取って型取りができるようになれば、この業界で食べていけるという指導を受けた。このビジネスモデルから抜け出すのは経済的にはもちろん心理的にも非常にハードルが高い。しかも技術的にも難しい、チェアタイムも長いとなるとやってみようと思う歯科医師は少ない。僕でも小1時間かかる。首都圏ではCR充填を趣味にしている歯科医師もいるようだが治療費も安くはない。10年前で@65,000円〜が相場だった。少なくとも虫歯は細菌感染症なのでCR充填にもラバーダムが必要だと考えている歯科医師にはできないだろう。クランプで歯質を壊してしまうか、治療の邪魔になるだけだ。僕が使用している材料器具はここのfreepage listに挙げている。ニューアパタイトライナー2はディスコンになってしまったが、主成分のα-TCPは入手可能だ。ググればトップに出てくる。液は50%クエン酸水で硬化する。必要な情報は全て公開している。探してみてほしい。この手技を手取り足取り指導することは横で見学しても僕の頭が邪魔で見えないので困難なのだが、ここの画像を見ると、少なくともできるんだ。ということは分かるはずだ。切削バーを当てると天井にポンと穴が開く当然深いCR充填直前、内部はスカスカだ。3MIX+α-TCPがみえる薄く残ったエナメル質を壊さずに接着マージン付近だけは1mm幅で新鮮歯質を確保しなければならない。漏洩は即失敗につながる。これを見ても酸で歯が溶けたのではないということが分かると思う。隣接面以外のエナメル質は全く溶けていない。エナメル質と象牙質のイオン化傾向の違いによって起こる異種金属接触腐食、ガルバニック腐食だということが分かるはずだ。酸で溶けるのなら全くエナメル質が溶けないということはない。1次CRが重要で、歯肉側のマージンに過不足なくCRを流さねばならない。1次CR後2次CR後隣接面の調整法はこれもフリーページに惜しみなく公開している咬合性外傷によるクラックから虫歯になった可能性が高い。5番が低位なので4番が強く当たっているのが分かると思う。
2024/03/28
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60代男性、右下5、メタルインレー2次カリエス最近はCRで隣接面を作る時にストリップスを使うことはほとんどなくなった。むしろ使わない方が綺麗で速い。フロアラブルレジンの垂れないF00を使って重力と表面張力のバランスを上手く使う。少し隣接歯に接触させて、接着分離の後、鎌型スケーラーで広がった部分をこそぎ落とす。デンタルフロスを通して確認する。
2024/03/27
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前回のつづきというか、https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202402010000/フロアラブルレジンを使った隣接面の作り方だ。40代女性で、子供と一緒に拡大庄装置で歯並びを改善していて、下の前歯に隙間ができたので、ちょっとだけお化粧。フロアラブルレジンの垂直でも垂れないものが使いやすい。F00という規格のものだ。beforeafter
2024/02/04
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60代男性、左下5、CR破折、外傷性咬合前回に引き続きCRで隣接面を形成する方法だが、ストリップスは使わない方が早く綺麗にできる。フロアラブルレジンの適度な表面張力を利用するということだが、レジンの銘柄でも操作性はかなり異なる。今使っているレジン関係はここを参照https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/9003/今日はその具体的な方法を開示します。咬合力が強すぎる傾向は見て取れると思う。遠心のCRが飛んでいる。再度のCRが外れにくいように窩洞を整えつつ新鮮歯質・新鮮レジン面を出す。通法に従いシランカップリング材とボンディングプライマー塗布後1次CR。この段階は次段階の隣接面の豊隆の形態を考慮しつつ、辺縁封鎖に注力する。歯質は完全に覆い、気泡が入らぬように、オーバーしないように注意する。隣接面の賦形段階だが、極力残存歯質やレジン部分と移行的になるように注意する。この時隣の歯に接着してしまうのだが、隣の歯は新鮮歯質を出していないので、こじれば剥がれるので心配ない。弧形空隙を形成しつつ、隣の歯との境界部分を明瞭にする。一番細いレジン用のフィニシングバーを使っている。鋭利な鎌型スケーラー(ヒューフレディー)で弧形空隙の形成。バリを取るイメージだ。エキスカベーターでこじると隣接歯との間で分離する。さらにバリを取り、デンタルフロスが入るようにV字型に形成する。デンタルフロスが入るかどうか確認する。一番最初の段階でCRがオーバーするとフロスが入らない、引っかかる等のトラブルが出る。
2024/02/01
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60代女性、左上1、CR脱離フロアラブルレジンの垂直面に塗布しても垂れないF00というシリーズは適度な表面張力があり、一人でに丸くなる性質がある。その性質を利用して隣接面や咬頭の形を付与するというのは3MIX+α-TCPを使う時の必須のテクニックとなる。今回もストリップスを使わないで隣接面を作る症例だ。
2024/01/31
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50代女性、右下6、自発痛++、Perの疑い。お正月に痛くなり休日診療に駆け込んだが、抗生物質を出されただけだったそうだ。今は痛くなくなったが、どうにかして欲しいということだった。レントゲン写真では近心根の根尖付近には陰影が見えるようだし、遠心根には根管充填材がオーバーしているようにも見える。分岐部病変もあるかもしれない。とりあえず、CKとメタルコアを除去して、歯根破折等がないかを見てみることにした。メタルコアを削り取って外すだけで30分以上かかるので、嫌だったのだが、仕方がない。メタルコアを外したところ、歯根面は2次カリエスで使えないとまでは言いませんが、元々歯肉縁下まで歯質が失われているかなり厳しい状況。ある程度軟化象牙質を除去したが、多少白く脱灰している象牙質でもないよりもマシなので残した。訊いてみると、前医にはだめになったらブリッジかインプラントになりますと次は抜歯と言われていたそうだ。通常の治療法では治療可能範囲を超えているので抜歯になると思う。根管充填材を除去してもあまり意味がない。ラバーダムもできないような状況で、余計な感染をさせてしまうだけではなく、時間がかかりすぎる。実はポイント状の根管充填材(水平加圧根充)には必ずと言って良いほどデッドスペースがあり、細菌レベルで見るとスカスカの隙間だらけだ。3MIX+α-TCPを根管充填材の上に置くだけでも薬剤がその隙間から浸透することにより薬効が期待できる。しかも多少の脱灰も軟化象牙質も再硬化して治る。α-TCPは歯質の原材料そのもの、ハイドロキシアパタイトだから当然なのではないだろうか。CRでピンレッジドコアを築成し印象した。合着系のコアは失敗する。辺縁封鎖性が悪いからだ。ファイバーコアもお勧めしない。弾性が大きいので脱離しやすい。
2024/01/16
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40代男性、左下4、遠心隣接面カリエス沁みる、時々痛い等の症状は出ていると思われるが、ご本人は気にしていない様子だ。この症例でも遠心だけに隣接面カリエスができている。4年前のレントゲン画像があったので、見比べて欲しい。前の記事でもご紹介したが、遠心:奥側に虫歯はできる。それは電流(プロトン)の向きが奥側にしか流れないからだ。before(4年前)after内部の象牙質はほとんど失われている。象牙質だけが失われるのはイオン化傾向が象牙質>エナメル質だからだ。3MIX+α-TCPCR再建
2023/12/21
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40代女性、右下4、セラミックインレー脱離セラミックはスーパーボンドでも接着性が悪く外れやすい。デンタルフロスを掛けたら外れたと言うことだったが、とっくに接着は効いていなかったようだ。着色が見られる。いくら儲かるからと言って、セラミックインレーの再製作など面倒なので、CRで再建の一手だ。因みにストリップスなど使っていない。では時系列でどうぞ
2023/12/12
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50代男性、左上2、自発痛-痛くはなかったので放置していたそうだが、神経はスレスレで露髄しそう。これも金銭的利益は追求しないので、神経を取ったり差し歯にしたりはしない。CRで埋めて終わり。
2023/12/11
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70代女性、右上2、カリエス根管充填後、差し歯にされるのがいやで放置していた。僕もイヤなので、CRで再建する。金銭的利益は捨てる。
2023/12/09
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50代男性、左下7、インレー脱離余程の咬合性外傷がなければ、CRでもかなりの期間持つ。CRでの再建はその場で終わるので、患者の常識でも、えっ、これで終わり?型取りとかしないの?とキツネにつままれたような顔をされる。そういう症例を少し唾液が多い方で充填処置は急がないと唾液がかかり失敗する。
2023/11/16
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40代女性、右下7、インレー脱離脱離して1週間ほど放置していたので、入らなくなった。よくある話で、歯は前方に傾斜もしくは移動しやすい。仕方がないので、CRで再建した。ストリップスは使わない方が上手くいく
2023/11/08
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70代女性、左下6、歯根破折、GA、自発痛-この症例は前回と同じ方で、上顎の対合歯はインレーだったので残っている歯冠の一部が破折したが、神経を取ってメタルコアを入れ冠を被せているこの歯は歯根が破折している。咬合性外傷による破折というよりは長年に渡る咬合力による経年劣化と言った方が良いだろう。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202309130000/破折と言っても完全離断では無いようだったので、α-TCPでクラックを塞いで延命を図ることにした。完全離断してしまったら抜歯再植するつもりだ。冠もコアも接着は剥がれて隙間ができている。これらを除去すると硫酸塩還元細菌の代謝産物の硫化水素系の悪臭がひどい。遠心根にクラックが見える。同拡大画像。患者は被せていても割れるのね?と言っていたが、その通りだ。神経を取った歯はトラブルと抜歯になる。この症例も通常治療では抜歯だ。患者は助かった、、と言っていたが、そう簡単では無い。α-TCP+3MIXラウンドCRコア築成後型取りして冠を作成する。ポストは無理だ。さらに破折を助長する。技工室でハイブリッド系の冠を製作する。ハイブリッド系の素材はCRと基本的に同じものなので、削るだけではなく、盛り上げる調整が可能なケースが多い。
2023/09/14
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70代女性、左上6、歯牙破折歯牙破折と共にインレーが脱離した。歯質は経年劣化し、ある時突然壊れる。長年の咬合力が少しずつ蓄積し、応力腐食割れの様相を呈する。特にインレーを入れるとそれは加速すると言っても良い。インレーに破折した歯質が付いてきている。歯質は少ないので、もう一度インレーなりクラウンで修復するには無理がある。するとすれば神経を取ってポストを差して型取りということになる。それも面倒だし、歯の寿命も短くなるので、CRで修復することにした。
2023/09/13
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50代女性、左上6、隣接面カリエス。左上7、4/5冠だつり一番後ろの歯の再建をするには直接CRを築成していくしかない。まだコンタクトの調整をしていないので途中までなのだが、専門家ほど、写真を撮るのも難しい場所にある歯をどうやって作っていくのか分からないと思う。ミラーテクニックはもちろん使うのだが、見えないところを見ながら作るしかない。見えないところを見ながらとはどういうことなのだろうか。実際に見えるのは少ない画像データなので、見えないところを頭の中で補いながら処置を進めていく。想像力の世界だ。
2023/08/22
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40代女性、右上4、歯牙破折インレーではなく自身の歯が部分的に破折していたので、その部分だけCRで再建した。隣接歯とのコンタクトは残っていたので、ストリップスは使っている。2つの角度からの画像をそれぞれ時系列でアップします。咬合面口蓋側
2023/08/21
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40代女性、左上7、CRインレー破折半分破折していたので、後ろ半分はそのまま使うことにして前半分をCRで再建することにした。一番後ろの歯にストリップスを使うのは難しい。はみ出る、コンタクトは緩くなるでいいことはない。CR積み上げ法で築成再建するのが最も早くて綺麗だ。では時系列でどうぞ
2023/08/19
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20代男性、左下6、近心隣接面カリエスこの歯もCRでの再建をするのなら、辺縁隆線を残し、ストリップスを使った方が早くかつ上手くいくと思う。一つ前の5番を傷つけ無いようにストリップスを使っている。これはCRを流し込む直前のストリップスの使い方。
2023/08/18
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20代男性、左上6、近心隣接面カリエスかろうじて辺縁隆線を残せるのならストリップス(隔壁)を使ってもよい。辺縁隆線はエナメル質なので、簡単に壊れてしまう。細心の注意が必要だ。では時系列でどうぞ
2023/08/16
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40代女性、左上4、セラミックインレー脱離ちょっとよく分からないのだが、食事中に外れたそうだ。ストリップス(隔壁)なしでのCR再建症例だ。積層法で積み上げていく方法は慣れれば難しくないと思う。使う材料道具はフリーページに載せている。
2023/08/11
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30代女性、右下6、冷水通+メタルインレーの2次カリエスで、ちょっとばかり深い。多分多くの歯医者は神経を取ろうとすると思う。CR充填など難しいので、長期的には自信はない。仮充填ということになる。今日もストリップスは使わない。多くの歯科医師にとっては、どうやってやるのか分からないと思う。
2023/08/08
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30代女性、外傷性の虫歯。ベーグルやバケットなど硬いパンやナッツが好きでよく食べるそうだ。隣接面にクラックが入ってそこから虫歯になる。咬合面もエナメル質がチッピングしていて、硬いものを食べている形跡が見える。今回は虫歯部分だけのCRでの再建だが、ストリップスは使っていない。このくらいの大きさだと使わない方が上手くいくと思う。では時系列でどうぞ手前側のチッピングしているハイブリッド冠もついでに修復。1次CR隣接面にフロスが入るように調整した。
2023/08/07
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80代男性、左下6、インレー脱離、野戦病院モードこっちとしては面白くない症例なんだが、患者本人としてもこのままでは面白くないだろう。ちょっと再装着も難しいようだし、その場で終わるしかないか。。しおしお症例。
2023/08/02
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40代女性、右下7、インレー脱離、クラックあり。ストリップスを使わない症例を特集しています。慣れれば簡単、確実なのだが、誰もやろうと思わないらしい。正常なコンタクト形態を得るのが難しいからだと思うが、それほど厳密でなければ、むしろ時間はかからない。
2023/08/01
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40代女性、左下4、CRの2次カリエスによる脱離CR充填というのは隣接面(歯と歯の間)を再現するのが難しい。通常はストリップスと言って、透明の帯状のプラスティックで形を作るのだが、これが難しい。足りなかったり、はみ出たり、丸みを再現できなかったり、ストリップスの厚さ分の隙間ができたりとなかなか上手くいかない。そこで、積み上げ法を使うのだが、この方法は非常に難しいので、歯学部でも習わない、一般的な方法ではない。しかし、これができないと超絶系のCRでの再建はできないと言ってもよい。2方向からの時系列画像でどうぞ。実像鏡像
2023/07/31
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40代女性、左上6、インレー2次カリエス最初からインレーなどにしなければこんなに歯質がなくならずに済んだのだけれど、これしかできない。これしか歯学部では教えない。となれば仕方もない。これで経済が回っているのだから。このサイクルから抜け出すのはさらにさらに難しい。悲しいことに、こんなルーチンワークすらまともにできない歯医者はいくらでもいるのだ。
2023/07/21
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50代女性、右上6、遠心カリエス、時々しみる遠心の隣接面に限局しているカリエスで、クラックも見えるし外傷性の可能性が高い。器具もギリギリ届くか届かないかの深い虫歯で歯肉と同縁くらいだ。スーパーテクニックとはいかなくとも上級編で、今回はストリップスを使ってみた。この程度のCRもできない歯科医師は多いと思う。
2023/06/17
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30代女性、右上6、メタルインレー2次カリエス前回のつづきですhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202306070003/この症例は歯肉縁下ではないので、また直視できるのでスーパーテクニックではないのだが、一般の歯医者的にはどうやってやるのか想像できないレベルだと思う。3MIX+α-TCPセメントを長期的に安定して機能させるにはCRダイレクトボンディングシステムの習熟は欠かせない。ストリップスを使わないで隣接面の形と隣の歯とのコンタクトを作る技法はここだけのものだと思う。3方向からの画像を時系列でアップする予定ではどうぞ頬側正像口蓋側鏡像咬合面鏡像
2023/06/14
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30代女性、右上45、2次カリエスこんなものでも一本1時間からかかる。しかも診療報酬は最低だ。誰もしたくないはずだ。僕もやめようと思う。気力体力の限界だ。かと言って、通常治療もできないほど手が壊れている。歯医者は廃業かな。。
2023/06/07
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30代女性、左下5、時々痛い。カリエスリスクは高く、広範囲に虫歯になる。痛くなってしまった歯は神経を取るしかない、と学校では習うが、実はそうではない。この症例はアップしたことがある記憶があるのだが、過去記事を探しても見つからないので、続きがあるのでアップしておく。
2023/06/07
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40代女性、右上6最近のCRは物性もボンディング材もよくなっているので、メタルインレーの代わりとしても問題ない。しかし、それなりに難しく、時間がかかり、材料代も安いとは言えないので、保険診療では合わないのではないだろううか。だから誰もしたがらないと言うのは事実だろう。今回は普通にストリップスを使っている。出血や気泡の混入に気を使う必要がある。コンタクトも緩くなりやすいのでそれなりに難しいと思う。では時系列でどうぞ
2023/05/27
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40代女性、左上7、遠心破折直視できないので、ミラーテクニックが必要になる。普通はグルッと削り倒してインレーにできれば良い方なんだが、セット時にも唾液がかからない様にしないといけないし、現実にはなかなか上手くいかない症例だ。多分CR充填が最も予後が良いと思われるが、時間がかかり難しいわりには保険では診療報酬が少ない。56年前から物価スライドしていない。自費治療でお願いせざるを得ないところだ。ミラー越しにはこんな感じに見える。
2023/05/15
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50代女性、左上3、CRの2次カリエス前歯のCR充填はこのサイトではあまり紹介しないわけがあって、それはフツウすぎてスーパーテクニックとは言えない、歯医者なら誰でもやっているからです。ま、それでも時々前歯のCR充填を見せろというコメントもあるので、アップしてみようかと思う。
2023/05/13
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当時30代女性、左下6、メタルインレー2次カリエスこの症例は2018年頃のもので、2021年6月以前の臨床系記事は全部消えてしまったので、再掲の意義はあると思う。インレーに限らずセメント合着系の修復物はそれほど長い経年を経ることなくセメントは効いていない。それは構造的な欠陥によるもので、型取りして作るものはテーパーを付与せざるを得ないからだ。一方CR充填にはその欠点はない。しかしそれにも関わらず意外に虫歯にならないことも多い。このことは歯科業界ではまだ知られていないが、それはセメントが脱離した隙間に硫酸塩還元細菌が生息することにより黒色物質の硫化鉄:FeSが代謝され、それに覆われることにより虫歯の進行が抑えられるからだ。虫歯は金属のサビと同じカテゴリーに属する電気化学的腐食であり、電子やイオンの歯質内外の伝導によって起こる。その伝導を阻害するのが電気伝導性のないFeSのような物質だ。しかしその隙間が大きい場合は嫌気性の硫酸塩還元細菌の生息には適さなくなり、好気性または通性嫌気性の酸産生菌が優勢になると虫歯は急速に進行する。この症例はその過渡期に相当する。(
2023/05/06
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20歳男性、右下6、7隣接面カリエス、咬合性外傷高校の頃野球をやっていた時、歯を食いしばって練習していた。今はそんなことはないがその頃のストレスが蓄積していたのだろうか。もしくはまだ食いしばる癖が抜けないのだろうか、また壊れ始めている。野球をやっていた頃の画像を探しているので、見つかったらアップ予定だ。CR充填の2次カリエスとも言える。向かって左側の7番の近心隣接面カリエスもついでに処置する。7番から処置する。ストリップスは使わない、というか使うことが難しい。
2023/04/16
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30代男性、左下5、咬合性外傷による虫歯歯ぎしり食いしばりなどがあると、隣接面にクラックが入りそこから虫歯になっていくことはままある。今回は、どの程度の虫歯を残しても大丈夫か?という話になると思う。少なくとも露髄するまで虫歯を除去する必要はない。この程度の軟化象牙質(虫歯)なら残しても良いというか、α-TCP(ハイドロキシアパタイト)で再硬化するかということを見て欲しい。まずは実像での before/after からbeforeafter鏡像写真拡大像、こんな感じでも良い。α-TCPセメントで軟化象牙質は再硬化する(虫歯は治る)。多重積層法でストリップスは使わずに築成する。
2023/04/05
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30代男性、左上5、遠心隣接面カリエス、自発痛ーよく上司に怒られる悪夢を見て歯ぎしりをしているらしい。脳内幸福物質セロトニンを作るのに必要なナイアシンを処方したが、肉や魚も食べた方が良い。必須アミノ酸のトリプトファンはセロトニンの原料だからだ。歯ぎしりや食いしばりなどの外傷性咬合があると歯に強い力が働くので、クラックが入り虫歯が進行しやすい。隣接面カリエスの多くはその裏に咬合性外傷が隠れている。この対策を取らないとまた再発してより悪いステージに進んでしまう。ナイアシン処方の他にはナイトガードと呼ばれるマウスピースしかないが、たまに開口になる方がいるので、要注意だ。虫歯とはこんな感じのチーズ様だ虫歯を取ったところ。マージン付近はしっかり虫歯を取って接着マージンを確保する。歯髄に近いところの虫歯を追求する必要はない。α-TCP(ハイドロキシアパタイト)で治るからだ。α-TCPセメントで覆髄積み上げ法でCRを築成する。慣れればストリップは使わない方が気泡も入らず、コンタクトも緩くならず、綺麗に仕上がる。
2023/04/03
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50代女性、右上6、インレー破折PMTC中にデンタルフロスをかけたら破折した。よくある話ではある。かなり昔のインレーらしく、インレーの下にさらにアマルガムが充填されていた。アマルガムは安定なので、わざわざ除去する必要はないと言われていたものだ。僕は外すがwこの症例もストリップスは使用していない。では時系列でどうぞ
2023/03/31
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現在15歳、左上5、隣接面カリエス前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202303060000/急速進行型の虫歯で、1年でこんなになった。クラック(ヒビ)があるのだろうと思う。内部に少し色がオレンジがかっている部分が虫歯だ。beforeafter 1年後、とうとう穴が開いた。軟化象牙質(虫歯)は接着マージン部分だけしっかり取る。全部取る必要はない。α-TCPセメントで再硬化するのだから。世界中の歯科医師は虫歯の化学細菌説という与太話を頭から信じていて、虫歯(虫歯菌に感染している歯質)を取り残すと再発・進行すると思い込んでいる。露髄してでも必死こいて虫歯を偏執的に執拗に除去しようとするが、完全な誤りだ。虫歯とは、細菌とは直接関係のない電気化学的な歯の腐食で、金属のサビと同じカテゴリーに属する現象だ。虫歯の治療に細菌感染を防ぐという意味でのラバーダムをしても全く意味がない。アホかいな?wと思う。そもそもラバーダムのかからない歯肉縁下の虫歯はどないするねん?w 見せてんか?wあ、ちょっと興奮したw虫歯の治療に大切なのは漏洩のない辺縁封鎖性だ。隙間ができてイオンが出入りするというのが虫歯が再発する原因だからだ。今の所、ダイレクトボンディングシステムつまりCR(コンポジットレジン)による再建治療しかない。インレーはその素材にかかわらずダメだ。辺縁封鎖性はすぐに破れる。作成途中にアンダーカットがないように調製するというのがその根本原因だ。咬合力で開く方向に歪むので、どうしても接着剥がれが起こる。ま、現時点では通常のCR以外の歯冠修復というのは全てダメ、ということだ。露髄!wボスミン液で止血露髄部分拡大、赤い部分が歯髄。細管構造が残っていると思われる軟化象牙質は残している。再硬化する可能性が高いからだ。仮に細菌が残っていても3MIXで殺菌される。α-TCPセメント+3MIXで直覆1次CR咬合調整をして再建を終わる
2023/03/07
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現在15歳女性、この子は左上4、5がエナメル質形成不全があったせいか、虫歯になりやすい。9歳の時に左上5のエナメル質形成不全部分のCR充填治療をしたのだが、2〜3年ごとにCRが破折して2次カリエスを繰り返す。左上5も隣接面う蝕になり充填治療をしている。多分だが、外傷性咬合があるのだと思う。とうとう左上5の遠心部分も隣接面カリエスになったのだが、それは次回。2017/10/142020/09/022022/03/28beforeafterつづく
2023/03/06
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60代女性、左下7、クラウン脱離後放置金属冠が取れてしまって放置していた。上顎の反対側の対合歯は伸びてきて、新しく冠を作って入れるスペースはない。作るとすれば、残っている歯質をほとんど歯肉の高さまで削ってしまう必要がある。では、こういう場合はどうするか?口腔内で最小限歯を削り、歯冠を再現する。では時系列でどうぞ
2023/02/18
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40代女性、右上5、インレーの二次カリエスセメントが崩壊していて、隙間に細菌が繁殖している。黒いのが硫化鉄という細菌の代謝産物だ。この物質はイオン電導を妨げるので虫歯の進行は遅くなる。これを「虫歯の電気化学説」名付けている。以下時系列でどうぞ
2023/02/11
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30代男性、左上7、メタルインレー脱離ちょっと練習のつもりでCRでの再建をやってみた。ストリップスも使っていない、積層法だけだ。通常大臼歯部はCR充填はしない。上手くいかないからだ。だから型取りして口腔外で作りインレーにする。しかし練習すればできるようはなる。では時系列でどうぞ
2023/02/06
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50代女性、右下7、2次カリエス左端の右下8はスーパーテクニックシリーズでご紹介済みで、そのつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202212220000/8番より奥ではないので難しくはないが、それなりに時間はかかる。唾液も多いし、充填には困難を極めるのは同じだ。
2023/02/02
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80代男性、左上1、歯冠部カリエスこの方は去年転倒して隣の右上1を破折して、再植したような気がするのだが、失われた歯冠部はその場でCRでフルレストアしているようだ。ここにはアップしていないような気がするので、もう少し調べて記事にしていなければアップしよう。その隣の左上1なのだが、クラックからなのかよく分からないが歯冠内部が虫歯になり破折した。今日はその修復だ。あまり見かけない症例なので、専門家には興味があるかもしれない。クラックに沿って破折してるし、象牙質は広範囲に虫歯になっているし、高齢者ならではの虫歯だろう。普通にマージン部分は新鮮歯質を出し、クラック部分は内部から裏打ちし、3MIX+α-TCPセメントで覆罩し、セオリーを無視し見かけは重視せず、再破折をしないように修復した。
2023/01/30
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80代女性、右上45、隣接面カリエス、自発痛-この年になるともう、痛みなど感じない。神経が出ているのか、死んでいるのかすらよく分からない。でも放置するわけにもいかなので、3MIX+α-TCPセメント+CRで充填治療をした。多分通常の神経を取るという治療すらできないだろうと思う。根管が狭窄していて器具が入らないからだ。こんなことをしても特に問題は生じないのだが、歯科治療の常識的にはあり得ないとはいえ、経験を積んだ老練な歯科医師には分かると思う。ま、そんなもんだろ。。wと。現代歯科医学とやらは実際にはこのようなケースを治療する方法もないし、こんなことをしても痛くなったりしない理由も分からないのだ。赤いのは歯磨き指導時の赤染液の色だ。露髄しているのどうかもよく分からない。これ以上いじっても仕方がないので、充填してしまう。
2023/01/29
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