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すっかり秋ですね~。
秋といえば、、、食欲の秋。運動の秋。秋の陽子。秋野大作、アキノ大統領、、、
読書の秋です。
塩野七生著による「ローマ人の物語」。単行本に遅れて文庫本が刊行されるのですが、今年は先月9月に続いて、今月10月にも27巻目、28巻目が出版されました。
「ローマ人の物語」は1992年より単行本として刊行されていて、現行14巻が出版されている大河ドラマ並みの長編です。
今年の末に最終巻となる15巻目が出るのですが、何分、単行本はかさばるので、文庫本を買い続けてきました。
私がこの本を読み出したのは、ひとえに「ヨーロッパ」を知りたいがため。ひいてはフランス料理における「汎ヨーロッパ」的なものを読み解きたかったという点にもあります。
フランス料理、その成り立ちは「ヨーロッパ」を抜きにしては理解できません。
と言うのも、現代のフランス料理のサービススタイルは「ロシア式」サービスと呼ばれ、フォークはイタリアから訪れたもの、近年では「スペイン料理」が「最新のフランス料理」としてもてはやされています。
更にはフランス料理をあまねく世界に普及するのも、その精神に「ローマ帝国的なもの=エスプリ・ローマン」があるからとも考えるからです。
歴史を辿ってみると、ヒトラーもナポレオンも、ひいてはハプスブルグ家もその精神の拠り所となったのは「古代ローマ帝国」の幻想であり、「パクス・ロマーナ」であったことが伺えます。
現代のフランスにおいて、政治的にはEUの主導権を握りたがったり、また、比較するスケールが全く違うかもしれませんが、料理に限らず、ファッションや文化面において世界に「スタンダード」を提供したがる要素が見て取れます。
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