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2024.01.05
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​​ ​TATZ'S(モレラ岐阜店)



〒501-0406 岐阜県本巣市三橋1100 モレラ岐阜1階 ロピア横







最近モレラ岐阜のロピアの横にできた肉サンドイッチ専門店、2回目の訪問。
今回はこの店の人気双璧を成す(知らんけど)と思われるステーキサンドを。前回食ったのは右のローストビーフ。
現代人ってやたらとローストビーフというパワーワードに弱い気がするんやけど、ステーキと比べると実際どうなんやろか?
たしかに、ステーキと比べるとローストビーフの方がひと手間かかった高級料理っていうイメージはあるね。ただ、日本でのローストビーフって名前が先行してしまっている感が強いことと、本来のローストビーフの体を成していない商品が実際に多くて、なんだかなあと思うことも多い。

日本ではどうしても良い素材を使った生食に価値の重きが置かれる傾向が強く、黒毛和牛の赤身を使ったローストビーフなんてほとんどが「たたき」と呼ぶべきもの。たたきが悪いわけではなく小生も好きなんだが、表面を炙っただけの肉は本来は生肉と呼ぶべきもの。ローストビーフは、長時間かけて中までしっかりと火入れする料理で、表面だけ炙ってあとは保温なんてもってのほか。
ローストビーフとタタキは違います、混同しないでくださいと声を大にして言いたいところだが、実際にタタキよりも美味いローストビーフってなかなか無いから仕方ないよねって話で。
そう、いつも通り何が言いたいのか分からなくなってきた。要するに。

私はアンチ・エセローストビーフ派だということかな。何のこっちゃ。



そういうわけで(どういうわけよ)、今回はステーキサンドを。
150gがいわゆるレギュラーサイズといったやつだね。ローストビーフも同じ価格。
しかし小生が欲を抑制できるわけがなく、あえなく300g(大)をオーダーすることに。いや、これはどうしようもない。つーか流石に高いな・・・( ゚д゚)

今回もスマート決済で食券を購入後、カウンターに持って言ってスタッフに渡す。
前回は「レリッシュを入れるかどうか」を確認されたが、今回も同じだろうか。
予想通りにレリッシュの有無を聞かれたのでロンモチのYes。あったり前田のクラッカーやわ。
ただ、その後に言われた一言が不審。
「焼き上がりの際にまたお声がけしますので〜〜〜〜」
後半ははっきりとは聞き取れなかったのだアレなんだが、要するに、焼き具合を見て判断してほしいとのこと。いや、店としてベストだと思う焼き具合で出してくれよ・・・と思うんだが、そういえばレストランでもこういう演出ってあったかなと思い返す。まぁいいか。

そして5分ほど経って呼ばれる。予想通り、
「焼き具合、これぐらいでよろしいでしょうか?」
と尋ねられたのだが、ここでびっくりというか呆れ果てた。
ステーキの焼き具合をどうやって見るのかと思ったら、 既に全部スライスしてある状態で見せてきた わけよ、どうすんのよこれ( ゚д゚)
ステーキって、サイコロステーキを除けば、一塊で焼くからこそ意味がある料理だよね?
いくら火の入り具合が分からないとはいえ、既にサンドイッチ用に細かくスライスしてある状態で焼き具合を訊かれても、もうウンと言うしかないやんか・・・こんなの詐欺みたいなもんやぞ。
こだわってんのか、こだわってないのか、どっちかにして欲しいところ。

ちなみに火の入り具合は超絶レア( ゚д゚)。そりゃこの短時間やもん、肉芯まで火が入るはずがないわな。
正直さすがにもう少し・・・ミディアムぐらいまでは焼いてほしかったなぁ。ほぼタタキ状態。

しかしね、この状態で「火入れが足りぬ」って言われたらどうするつもりなん?
カットした状態でまた加熱したら、それもタダの焼肉やがね。せっかく閉じ込めた肉汁はどうするつもりなんよと言わんばかり。

きっとさすがに美味いとは思うんやけど、美味い不味いの以前の問題だわこれは。何も訊かないでくれた方が心理的にだいぶ美味しく食べられたはず。余計なおせっかいやったな。

というわけで、何とも言えない気分で焼き具合を了承。するしかないよね。



今回もライフガードと一緒に。



たぶん伝わりにくいと思うが、紙袋の底のこいつらの放つ威圧感はなかなかのもの。さきほどの微妙な気分も吹き飛ぶ。まだラップで封をしてあるにも関わらず香りの期待感はMAX。いいね。



いや、肉の合計300gってことは、このサンドイッチ1個で150gってこと。
厚みがおかしい。


​​ ​TAZ'Sオリジナルステーキサンド(大)​ ​​


何つー幸せな断面か・・・肉汁が溶け出してパンがぐずついているということもない。まぁその辺はレアだからこそやね。表皮にはしっかりと香ばしく火が入っているものの、色からして完全にレア。
それではいただきますか。



さすが大サイズのサンドだけあり、かぶりつくのも大変だが、一気に噛み切った後の満足度たるや並の物ではない。こういうステーキサンドってパンの食感もあってパサついたりモッサリしがちなんだが、ここはやはりレアorミディアムレアの肉のフレッシュの食感が良い感じのコントラストになっている。

ローストビーフは香草の利いた下味がしっかりしていて全体的に安定した味という印象だったが、こいつは醤油ベースの甘辛ステーキソース・黒胡椒・肉がしっかりとレイヤーを作っていて、よりいっそうワイルドな美味しさを楽しめる。素晴らしい迫力。
このソース、けっこうジャンクな存在感がある味だと思ったんだが、決してソースダバダバの激濃というわけでもなく、むしろ肉とスパイスを引き立てる感じ。ジャンクなのに引き立てるとは矛盾しているが、そう表現するしかない不思議な旨さがある。さすがロピアやなぁ。

ちなみに、やっぱり無料オプションのレリッシュが良いアクセント。ローストビーフほどもっさりしていないのでレリッシュ無しでも成立しそうだが、肉とパンの食感だけでは単相的になってしまうサンドイッチを見事に引き締めてくれている。
甘辛醤油にスパイス、ここに酸味を加えてくれているのもGoo。
やっぱりサンドイッチはレイヤーがキモやな〜〜何でも良いってわけでもないけど、ここぞというところで酸味が良い味出してるよね。


というわけで、提供前の余計なやり取りが完全に蛇足だったものの、提供された品そのものには大満足。これで約2000円とは・・・下手なステーキハウスで200gカットステーキのセット食べても同じぐらいの値段だと思えば、じゅうぶんお得に感じるね。

ただアレやな・・・
​2500円で200g強の和牛ハンバーグに食べ放題がついてくる炭棟梁がどんだけ化け物か​ よくわかるな( ゚д゚)





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最終更新日  2024.01.05 14:44:18
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