近所の友人Kさんが、アカシアの花を持って来てくれた。
この時期、この辺りでは、大木の樹上から、
藤の花に似た真っ白な花が房になって垂れさがり、
あちこちに、とても美しい景色を作っています。
すぐにコップに活けて、テーブルに飾りました。
ふあ〜っとした白い花が目に入るたびに、癒されて、
微笑んでしまいます。
でもね、この花を届けてくれたのは、
活けて飾るためではなく、食べるためです。
この花を天ぷらにして食べるのが、
この季節の私たちにとっての風物詩です。
花の中には、蜜が溜まっていて、天ぷらで食べる時、
香りと甘さが口の中に広がります。
この甘さがイヤだと言う人は、満開手前の花がいいですね。
Kさんは、美味しくて、5房食べたって。
それに習って私も、5房揚げました。
メンつゆで、美味しく頂きました。
しっとりとした食感があり、私は好きです。
これを食べると、私たちの間では、
夏に向かっていくなという区切りになります。
何回も食べるものではなく、
一回だけ食べるのがいいんだな、と思います。
ちょっと散歩に出れば、採取出来たのに、
連休中には、まったくアカシアのことは忘れていて、
皆に食べさせてあげれなかったな、と残念です。
好き嫌いが分かれるので、逆に、
食べさせられなくて良かったな、と思うかも。(笑)
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