Memorial flight days

Memorial flight days

08/03/08 栃木県烏山への39km飛行in足尾



今年初めての足尾クロカン。
過去大会参加でのクロカンしか経験ないんですが、今回は独自でクロカンに挑戦してみました。
結果は栃木県烏山までの39.8キロ。
100キロの目標には遠く及びませんでしたが、今回の北方向へのクロカンでは飛行ルートやサーマル
ポイントなど発見学んだことが多く今後に良い経験となりました。

テイクオフすると上昇し続け、雲底を目指し一気に1,000m以上上昇。
2008_0308足尾0001.JPG

実はテイクオフする前、地元の方の話では今日の予報では飛行距離はそれ程伸ばせないのではないか
と聞き、クロカンは次回にしようと決めていたのですが、いざ飛んでみると1,700mまで上昇。
加波山.jpg

先発隊が早速北方向へクロカンに出たことから自分も着いて行くことにしました。

先発隊に合流するとその中にクロカン名人である関口さんの機体を発見。(写真1)
2008_0308足尾0004.JPG
関口さんは1,800mまで高度を上げ高峰へ向かうとの無線あり、自分も1,800mまで上げてから移動しよ
うと思ったのですがなかなか上がらず。
仕方なく1,700mの高度で高峰へ向かうことに。

高峰へ向かうため尾根上を離れ平地上空移動開始(写真2)
2008_0308足尾0007.JPG
足尾のクロカンの第一関門は高峰の尾根へ着けられるかどうか。
高峰の尾根へ辿り着くまでに平地上空を移動するんですが、あまりサーマルにヒット出来ないので移動
する前は高度をある程度稼ぐことが必要。

移動中はアクセルを全快に踏み込む。(写真3)
2008_0308足尾0010.JPG

高峰
高峰へ.jpg

なんとか高峰の尾根上に辿り着けるも高度はかなり下がってしまった。(写真4)
2008_0308足尾0013.JPG

その後運良く強いサーマルにヒット。
高峰で合流した関口さんと一緒にガーグルを組みながら、一気に700~800m程高度を稼ぐ。
高度を稼ぎ北方向へ移動開始。
後から数機高峰へ渡ってきましたが、他の機体はその後私の後を着いてこない。
途中他の機体を見失い、しばらく単独飛行することに。
後で知ったことですが、関口さんの集団は高峰から北でなはく北東の日立方面へ向かったとのこと。
そういえば、私が独りで北方向へ移動した際、北風が強くなったのか、時速が10キロ位まで落ちることが
あった。
もしかしたら、北風に阻まれ移動出来ないと判断し東へ向かったのかな。
その後暫らくすると北風も弱まり、時速30キロ程で移動できるようになった。
南北に連なる高峰尾根の一番北の先端に辿り着くと、向かって右側つまり東側の尾根上にオレンジ色
の機体発見。
飛行ルートに詳しくないため、自分も東の尾根へ移動することに。

移動すると採石場らしき場所が見えてきた(写真5)
2008_0308足尾0015.JPG

尾根上になんとか辿り着けたものの高度をかなり失ってしまう
2008_0308足尾0017.JPG
まずい!
こんな場所で降ろすことなんかになれば、降りた後の帰りの移動が大変。
サーマルよヒットしてくれと願っていると、願いが通じサーマルヒット。
上空には雲が沸いており、ここでまた一気に高度を1,000m以上稼ぐ。

高度を稼ぐとツインリンク茂木ではないサーキットが遠方に見えてきた。(写真6)
2008_0308足尾0018.JPG

サーキット上空到着(写真7)
サーキット.jpg

初めてクロカンを経験した時、上の写真がツインリンク茂木だと思っていたのですが、実は違い、このサー
キットから更に北東にツインリンク茂木があります。

ツインリンク茂木(写真8)
ツインリンク茂木.jpg
ツインリンク上空を飛んでいると、レース用の高速バイクが走っておりエンジン音が聞こえてくる。
暫しバイクを眺めながらツインリンクを通り過ぎ、茂木市街上空に辿り着く。
更に先には那珂川が見えてきた。
茂木市街上空で、この日一番ともいえる強いサーマルにヒット。
恐れずサーマルにしがみ付き、一気に1,900m位まで高度を稼ぐことが出来た。

高度を稼ぎ那珂川上空へ向かう
2008_0308足尾0027.JPG

ここでフリーページにも載せてある 2004年の足尾クロカンチャレンジ のことを思い出す。
当時男コースと言われる山岳地帯に突入し味わった怖い経験。

2004年のクロカンチャレンジ大会で突入した山岳地帯。(写真9)
2008_0308足尾0034.JPG

今回は那珂川の上空を飛行することに(写真10)
なかがわ.jpg

烏山.jpg
那珂川上空に辿り着いた辺りから高度がさがり続け、なかなかサーマルにヒットしない。
しかたなく山岳地帯の尾根へ行こうか考えましたが、帰りの移動を考え山の中には降ろさないよう川上
を移動。
しかしサーマルヒット出来ず。

高度はさがり続けランデイング体制に(写真11)
2008_0308足尾0039.JPG

広い畑があり難なくランデイング出来た
2008_0308足尾0041.JPG

今回はクロカンの王道といえるルートを飛行してきたことから、ランデイング場所は地図を見なくても自分
がどの辺りにいるかはすぐにわかった。
今年は以前より、大会参加ではなく自分自身単独でクロカンに挑戦しようと、電車の路線も調べておい
たおかげで帰りのルートもすぐにわかった。
真岡鉄道の茂木駅にまず行き、そこから電車で下館駅へ。
下館駅からJR水戸線へ乗り換え羽黒駅で降りる。
この日は明日が仕事で日帰りしなければならないというスケジュールで飛びにきたことから、ヒッチハイク
するのに時間をかけるつもりはなく、タクシーを呼ぶことにした。
今は携帯のIモードにつなげばすぐに最寄のタクシー会社が見つけられる。
10分位待ち、タクシーに乗り茂木駅へ。
すると既に駅には電車が到着していた。
早くしないと電車に乗り遅れ1時間以上待つことになるかも。
とフリーページにも載せてある 2006年のクロカンチャレンジ のことを思い出し、駅へダッシュするも、出発
時間は20分も先のことでした。

電車の中で出発まで暇つぶし
2008_0308足尾0042.JPG

距離的に茂木駅から下館駅までは45分位で着くのかなと思い込んでいましたが、実際1時間30分もか
かってしまった。
田舎の電車は単線なので、途中駅で停車し逆から来る電車を待たなければならない。

下館駅到着
2008_0308足尾0043.JPG

下館駅前
2008_0308足尾0044.JPG
下館は上空から眺めるとかなり田舎だと思っていましたが、デパート等があるのは予想外。
水戸線が来るまで駅近でぶらぶら。

足尾エリアから一番近い羽黒駅に到着
2008_0308足尾0045.JPG

今回のクロカンは大会以外では始めて。
今年はまた100キロ目指して挑戦予定です。
ただ今回飛んで気付いたこと。
約40キロ飛行するのに、2時間30分もかかった。
となると100キロ、日本記録の150キロ飛ぶためにはサーマルつかまえてのんびり飛んでいたらサーマ
ルも消え去る夕方になってしまい距離が伸びない。
時間があれば、過去に記録を伸ばした人のログを見て、何時頃にどの辺りを通過しているか調べてみ
ようかな。


フライトログ
3月8日足尾3.jpg
3月8日足尾2.jpg
3月8日足尾8.jpg


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