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2007/10/02
カテゴリ： 読書
すっかり中毒状態の上橋菜穂子さんの本。
あぁ～、早く文庫化しておくれ～
『狐笛のかなた』 上橋菜穂子
犬に追われ傷ついたところを小夜に助けてもらった霊狐・野火、
呪いを避けて閉じ込められるように暮らしている少年・小春丸。
国同士の争いに翻弄される３人をめぐるファンタジー。
もうとにかく野火の思いが切なくてたまらないです。
物語中にずっと漂っている死の匂い。
それでも暗い話じゃないんですよね。
それほど細かく描写されてないのに、
野をかける風とか、咲き誇る桜とか、
舞台である日本の淡い色合いの風景が
目の前にサァーっと迫ってくる感覚がしました。
感動するといっても、ラストで大泣きするようなものじゃなくて、
本を閉じた後に心にじんわりとしみこんでくる余韻に浸っていたい。
そんな本でした。
ちなみに今コレ読んでます。
なつさんのレビュー見てからずっと読みたかったミステリー。
あぁ～、早く文庫化しておくれ～
『狐笛のかなた』 上橋菜穂子
犬に追われ傷ついたところを小夜に助けてもらった霊狐・野火、
呪いを避けて閉じ込められるように暮らしている少年・小春丸。
国同士の争いに翻弄される３人をめぐるファンタジー。
もうとにかく野火の思いが切なくてたまらないです。
物語中にずっと漂っている死の匂い。
それでも暗い話じゃないんですよね。
それほど細かく描写されてないのに、
野をかける風とか、咲き誇る桜とか、
舞台である日本の淡い色合いの風景が
目の前にサァーっと迫ってくる感覚がしました。
感動するといっても、ラストで大泣きするようなものじゃなくて、
本を閉じた後に心にじんわりとしみこんでくる余韻に浸っていたい。
そんな本でした。
ちなみに今コレ読んでます。
なつさんのレビュー見てからずっと読みたかったミステリー。
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