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2008/10/31
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カテゴリ: 読書



『むかしのはなし』 三浦しをん



【あらすじ】
三カ月後に隕石がぶつかって地球が滅亡し、抽選で選ばれた人だけが脱出ロケットに乗れると決まったとき、人はヤケになって暴行や殺人に走るだろうか。それともモモちゃんのように「死ぬことは、生まれたときから決まってたじゃないか」と諦観できるだろうか。今「昔話」が生まれるとしたら、をテーマに直木賞作家が描く衝撃の本格小説集。

ラブレス/ロケットの思い出/ディスタンス/入江は緑/たどりつくまで/花/懐かしき川べりの町の物語せよ



なにをかくそう三浦しをん作品をきちんと読むのはこれが最初です
なぜかエッセイは全部読んでるというのに。

この本は竹取物語や花咲か爺さん、浦島太郎に桃太郎などの
「昔話」 をテーマにした連作中短編です。

・・・というとただ現代風にアレンジしたものと思ってしまいそうですが、
下手すれば 「昔話」 を基にしたというのを忘れてしまいそうなほど、
全く新しい展開になってるんです

各話とも誰かが誰かに語り次いでいくという形式の口調で、
まさに「むかーしむかし」と話されているような感覚になります。

連作短編なので話が少しずつリンクしていて、そのつながり自体が
「入江は緑」ではっきりとする「世界が変わっていかなければならない」という
話の背景にもなっています。

その「変化」がSFチックなのには少し「えぇっ?!」と思いましたが、
最終話から「ラブレス」へリンクしているのに気付いた時には、
構成の見事さ にはっとしました。

限りなく 「現代風」 な物語なのに『むかしのはなし』というタイトル。
それが最後まで読んだで初めて「なるほど…」と納得がいきました。


三浦しをん作品は前に「月魚」を途中で断念してしまってましたが、
もう少し読んでみたいなぁ。
モモちゃんみたいなカッコイイ男の子が出てくるかも (結局そこかい)






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Last updated  2008/10/31 03:35:13 PM
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