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Hiro Maryam

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2017年02月15日
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テーマ: 短歌(1697)
春の雨というには時期尚早の雪やら、霙が混ざった冷たい雨が数日続いた。

昨日はようやく陽射しが覗いたものの、窓に映る下町の景観は煙るようで見通しが悪い。

数日の雨で、多少空は清浄されたけれど、
片眼は近視、もう一方は老眼の私の視界には、そのぐらいモヤモヤっとしていてもあまり差し障りがないのかもしれない。


キラキラ光るお星様がきらめく空を見たのはいつだったか?お天道様もお月様もこのごろは拝んでおらず、
早朝に目覚めれば延々と夜が続き続けるのではないかと思われる黒い窓、満天の星空が望めないのなら、せめて真っ青な空に白い雲を臨んでみたいものと思う。


春の訪れとともに新たな年迎えるこの国。
そろそろ人々の年に一度の大掃除が開始される時期で、大小様々な絨毯が丸洗いされて、屋上の手すりから掛け下げられるようになるだろう。

故国の人々に比べ情感に乏しく、空を眺め感傷に浸るなどとはとても思われないこの国の人々も、これから春の到来までは何げに、日々お空のご機嫌を気にしながら、水使う大仕事の時期到来を伺っているのかもしれない。







“冬去らぬ空泣き暮れて時朝を告げしも未だ夜は続きて”


ふゆさらぬそらなきくれてときあさをつげしもいまだよるはつゞきて




冬が去っていない空がグズグズと泣き暮らし、泣き明かし、
時は朝の訪れを告げて随分経つのに、
延々と終わらないかのように窓の外には夜の闇がつづいてる








とはいうものの、


長い冬も、長い夜も、長雨も、いつかは明ける。





今朝の空、今日は空が澄んでいる。
息子撮影したのをInstagramで加工。











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Last updated  2017年02月16日 11時15分13秒
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