Profile

Hiro Maryam

Hiro Maryam

Archives

・2024年11月
・2024年10月
・2024年09月
・2024年08月
・2024年07月
2017年07月21日
XML
テーマ: 短歌(1697)
カテゴリ: 2017年来日記




長かった待ち時間の6時間がようやく終わるのを告げるかのように夜が白々と明けてきた。そしてゲートが開き、朝が来てようやく飛行機に乗り込めた。




rblog-20170719194628-00.jpg


rblog-20170719194628-01.jpg






3人がけの椅子に他人が来ないといいな....っと思っていたけど、通路側の席にはイラン人の男性が既に座っていた。

私よりもきっと一回りぐらいは若いのだろうけれど、白髪がかなり混じり、きちんとした服装をしていて、とても丁寧で礼儀正しい方であることをその外見からみて取った。

息子が窓側の席を望んだため、私が彼と隣り合わせに座ったのだった。立ち上がったあと狭苦しい座席に着いたり、シートベルトをつけたり外したり、食事、仮眠をとったりする時でも彼はできるだけ私に触れないように注意を払ってくれていることを感じた。

そういう人には宗教心が悪い意味で強く、外人、異教徒に触れるのを忌としてそのように接するイラン人もいるけれど、彼の場合は異性に対する気遣いという良い意味での所作だったと思う。


そして一般的にイランでは異性同士は気軽に声をかけたり、目を合わせたりすることはないので彼とは、日本に到着する四十分ぐらい前まで、ごくごく必要な時に、最低限の言葉しか交わさないでいたのだった。




【辛き夜の終わり告げし白光は旅のつヾきの扉放ちぬ】


長く辛かった夜に終わりを告げた朝の白い光は旅の続きの扉も開け放ったのだった














にほんブログ村 ポエムブログ ことばへ
にほんブログ村









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2017年07月21日 20時03分51秒
[2017年来日記] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Favorite Blog

カリニコフ交響曲 New! キイロマン☆彡さん

退院までのカウント… New! chiichan60さん

「錯視の表情」 New! lavien10さん

気候変動だと冬は突… New! かにゃかにゃバーバさん

久しぶりの逆(笑) ガボちゃん♪さん

ウォーターマークを… 猫に足を踏まれるさん

いつものあれ(`・ω… 天野北斗さん

15日は誕生日でした うめきんさん

いましばらくおまち… こうこ6324さん

あなたは映画を見て… shophunterさん


© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: