「東雲 忠太郎」の平凡な日常のできごと

「東雲 忠太郎」の平凡な日常のできごと

2024.03.13
XML
カテゴリ: C#.NET


多言語化をサポートするために、C# WPF アプリケーションでリソースファイルを使用する方法を示します。この方法では、異なる言語ごとに異なるリソースファイルを作成し、それらをアプリケーションで動的に切り替えます。


まず、リソースファイルを作成します。Visual Studio のプロジェクトエクスプローラーで、`Resources` フォルダを右クリックし、`追加` > `新しい項目` を選択します。その後、`.resx` ファイルを追加します。例えば、`Strings.resx` という名前のリソースファイルを作成します。このファイルにはデフォルトの言語のリソースが含まれます。


次に、他の言語のリソースファイルを作成します。例えば、日本語の場合は `Strings.ja-JP.resx`、スペイン語の場合は `Strings.es-ES.resx` といった具合です。これらのファイルには、各言語に対応するテキストリソースが含まれます。


リソースファイルにキーと値を追加します。例えば、キーを `WelcomeMessage` とし、値を `Welcome to our application!` とします。同様に、他の言語のリソースファイルにも同じキーとその言語に対応する値を追加します。


次に、WPF の XAML ファイルでリソースを使用します。例えば、`MainWindow.xaml` ファイルの場合、次のようにします。


```xml

<Window x:Class="WpfApp.MainWindow"

        xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"

        xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"

        xmlns:local="clr-namespace:WpfApp"

        Title="MainWindow" Height="450" Width="800">

    <Grid>

        <TextBlock Text="{x:Static local:Resources.WelcomeMessage}" HorizontalAlignment="Center" VerticalAlignment="Center"/>

    </Grid>

</Window>

```


ここで、`local:Resources.WelcomeMessage` はリソースファイルで定義された `WelcomeMessage` キーに対応する値を表示するために使用されます。


最後に、言語を切り替えるための機能を実装します。ユーザーが言語を切り替える際に、アプリケーションのカルチャを変更し、適切なリソースファイルが読み込まれるようにします。これには、`Thread.CurrentThread.CurrentCulture` と `Thread.CurrentThread.CurrentUICulture` プロパティを使用します。






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Last updated  2024.03.13 06:18:04


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