「東雲 忠太郎」の平凡な日常のできごと

「東雲 忠太郎」の平凡な日常のできごと

2024.03.17
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カテゴリ: C#.NET


PostgreSQLでは、IDとパスワードによる基本認証(またはプレーンテキスト認証)を実装することができますが、セキュリティ上のリスクがあるため、推奨されません。代わりに、PostgreSQLではMD5ハッシュまたはSCRAM-SHA-256ハッシュなどの安全な認証メカニズムを使用することが推奨されています。


MD5ハッシュを使用する場合、ユーザーのパスワードはMD5ハッシュ化され、データベース内に格納されます。これにより、パスワードが平文で格納されるよりは安全になりますが、MD5ハッシュは暗号学的に脆弱なアルゴリズムであるため、安全ではありません。


一方、SCRAM-SHA-256ハッシュはより安全な認証メカニズムであり、PostgreSQL 10以降でサポートされています。このメカニズムでは、パスワードがサーバーによってソルト付きのSHA-256ハッシュに変換され、データベース内に格納されます。これにより、より高いセキュリティレベルが提供されます。


以下は、PostgreSQLでMD5ハッシュを使用した基本認証の設定方法の例です。ただし、MD5ハッシュの使用はセキュリティ上のリスクが高いため、実際の環境で使用する場合は慎重に検討してください。


1. `pg_hba.conf`ファイルを編集して、基本認証を許可するようにします。例えば、次のように設定します。


```

# TYPE  DATABASE        USER            ADDRESS                 METHOD

local   all             all                                     md5

host    all             all             127.0.0.1/32            md5

host    all             all             ::1/128                 md5

```


2. ユーザーのパスワードをMD5ハッシュに変換してデータベースに追加します。例えば、次のように`pgcrypto`拡張機能を使用してハッシュを生成します。


```sql

CREATE EXTENSION pgcrypto;


INSERT INTO users (username, password) VALUES ('user1', md5('password'));

```


これにより、`user1`というユーザーが`password`というパスワードを使用して認証できるようになります。






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Last updated  2024.03.17 11:10:46


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