全195件 (195件中 1-50件目)
楽天日記、長らくお休みしていましたが、新たにオリジナルのブログを立ち上げましたので、そちらに引越しします。楽天日記は今後も開店休業中にしておきます。オリジナルブログは、「顧客心理」にテーマを絞って書いていきます。よろしかったらこちらでご覧ください。www.mindreading.jp/blog/index.html日刊のメルマガも新たに発行を開始します。(10月17日が第1号の予定)よろしかったらこちらもご登録お願いしますね。http://www.mag2.com/m/0000172403.htmlなお、このブログは、「マインドリーディング」という専門サイトの一部として立ち上げました。専門サイトの基本コンセプトは、マーケティングと心理学の融合です。まだコンテンツすかすかで情けないのですが、こちらも鋭意コンテンツを充実させていきます。また、ブログで書くテーマ以外のこと、例えばキャリア関連の内容は、週間メルマガの「Weekly Matsuoty」に書いていくつもりです。では!
2005年10月07日
コメント(79)
私たちは、生まれた瞬間に自分というクルマの運転席に座り、ドライブを始める。このドライブは死ぬ瞬間まで続く。これはそう宿命づけられているもので、途中でクルマから降りることはできない・・・かといって、当てもなくさまようのは楽しくないから、なんらかゴール(目的地)を明確にて、そこに向かってクルマを走らせたい。ここで大事なのは、最終ゴールは生きている間にはとてもたどり着けないような遠くに置くことだ。あまり近いところ、つまり単純なゴールにしてしまうと、生きているうちにゴールに着いてしまい、ふたたび行く当てがなくなってしまう。例えば、「金持ちになる」というゴール。けっして簡単ではないけれど、ただ、金をたくさん持ちたいという非常に単純なゴールだ。その気でがんばれば、高い確率で金持ちになれるだろう。でも、そのあとどうするの?キャリアゴールとしては、壮大で深い何かを置こう。周囲の誰もが、夢物語だよ、バカじゃないの、と言われるような。ただ、そのキャリアゴールだけ見てドライブするのは根気が続かない。その最終ゴールまでを細かく刻んで、中間ゴールを作っていく。そこまでいったら一休み。自分を褒めてあげる。そして、また走り出す。
2005年03月31日
コメント(4)
キャリアとは、ドライブ(運転)のようなもの。仕事、家庭、余暇、学習など、「人生」という道を、自分という車に乗り、運転することだ。道はスムーズに進める滑らかな舗装道路のところもあれば、砂利だらけのデコボコ道もある。上り坂も下り坂もある。見通しがいいので、スピードを上げて進めるところもあるし、のろのろと徐行運転しなければならないところもある。目的地がはっきりしている人もいるが、行く先の当てもなくドライブする人もいる。行く先が明確でなくても、とりあえずなんらかの目的地決めて、とにかく出発しなければならない。ブレーキを引いて止まったままでは、永久にどこにもたどり着けない。目的地までの地図は、もし持っていたとしても、急に新しい道が増えたり、これまでの道が無くなったり、曲がったり、石で道がふさがれたり、毎日変化し続けるので、常に最新の地図を入手しないといけない。キャリアをドライブするのはそんなにラクじゃない。でも、幸せ、楽しみは目的地にあるのではない。ドライブそのものにある・・・---------------------------------------------4月から、某大学でキャリアデザインの講師をやらせてもらうことになった。キャリアは私のライフワーク。素晴らしい機会に感謝している。フリーター、NEETが増加する中、大学も学生向けのキャリアデザインに本腰を入れざるを得ないようだ。私が教える大学の学部では、なんとキャリアデザインが必修科目になっている。しかしだ、まだ本当の意味での社会や仕事を知らない学生さんに、幸せなキャリアを歩んでもらうための知識、情報、知恵をどうやって伝えたらいいのか、私自身、正直相当苦しんでいる。(なんとかいい講義にしたい・・・)キャリア・ドライブの考え方なら少しはわかりやすいだろうか・・・
2005年03月30日
コメント(4)
NHK人間講座に出演していた美輪明宏さんの話には圧倒された。これまで登場した、星野仙一さんや米長邦雄さんもすごかったけれど・・・他人がどうであろうと、正しいものは正しい、美しいものは美しい、自分に忠実に生きる。その心意気、誇り高き生きざまに、心が揺さぶられた。世間様だけでなく、自分に恥ずかしくない生き方を貫いてきた人として、美輪さんは私のロールモデルにしていきたいと感じた。しかし、やはり人は外見で判断しちゃいかんです。
2005年03月29日
コメント(1)
某メルマガで、資格を持っているだけで、仕事が取れるほど世の中甘くないといったことを書いてあって、まあ実際そうなんだけれど・・・例えば、中小企業診断士の資格を取得して、経営コンサルタントとして旗揚げしても、なかなか仕事がなくて苦労している、というのはよく聞く。しかし、自分だって事業経営しているわけだし、それがうまくいかないのに他人の経営のアドバイスをしようというのはなんとも情けない話だ・・・(ヒトゴトではない、自戒せねば・・・)現時点であまり確信的なことを言える立場ではないと思うけど、資格を持っていようがいまいが、事業をやるのなら、ごく基本的なマーケティングの原理を意識することが大切だ。まず自分の名前を知っている人を増やすこと、つまり認知率の向上だね。ただ、異業種交流会なんかで名刺を手裏剣のように配りまくればいいってもんじゃない。大事なのは、自分が何ができるのか、を相手に理解してもらうことだ。認知と理解。これが大前提。そして、仕事につながるかどうかは、「自分に対する信頼」という確信を相手に持ってもらえるよう、一貫した行動と誠実な態度を続けることでしょう。残念ながら、信頼は1日では成らない。
2005年03月28日
コメント(2)
今週あたりから、相当多忙・・・メルマガも今週はお休みしました。(すいません)といいつつ、3題ほどタイトルに関して。リタイアしたおじさん(というかおじいさん)に会って、渡された名刺を見たら、「元三井物産 XXX山XXX男」と書いてあったそうな。アイデンティティが会社にしかなかったんだろうか、このおじいさん。なんかさびしいね・・・若い女の子。今何をしているの、と聞いたら「私はニートしてます。」と胸を張って答えたそうな。なるほどね。しかし、ニートというのは、仕事も勉強もなにもしていない人のことを言うんだけどなあ・・・以前はベンチャー企業のCEOだった方。久々にお会いして、「今は何をやられてるんですか?」と聞いたら、「俺か、俺は今、ピー・オー・オーだよ。P・O・O」つまり、プーなんですね。充電中ということでした。
2005年03月24日
コメント(0)
昨晩は、目黒のパイオニア本社で開かれた「パイオニア賞」の表彰式に行く。「パイオニア賞」は、パイオニアさんとISIS編集学校(松岡正剛校長)とのコラボレーションで行っている企画コンテスト。今回は第二回の開催で、お題は未来の理想の「リモコン」の機能や性能、デザインを自由に企画する「超リモコン」。ちなみに前回のお題は、「超テレビ」。応募者は、編集学校の生徒や先生(師範、師範代と呼ばれている)たちで、応募作品は合計75件だったとのこと。ありがたいことに、私の作品は1席に選ばれ(その上の「大賞」は師範の方が受賞)、書状と、副賞としてパイオニアのDVD/HDレコーダーをいただく。うれしいです。どうもありがとうございました!懇親会では松岡校長の隣に座る幸運も!カリスマ的な有名人が相手だと、何を話したらいいかわからなくなるのでいつも困るんだけれども、なんとかちょっとだけ話せた・・・(^^;;さて、松岡校長は、以前から理系と文系の統合が大テーマだそうだ。これは偶然だけれども、私のテーマとも重なるのでとてもびっくり。自分自身、仕事として、ITシステムのコンサルティングや調査結果の統計解析(理系的)をやる一方で、広告・プロモーション企画やコピーライティング(文系的)も同時にやっていて、しばしば、私の強みは、理系と文系の橋渡し役、通訳ができることです、と説明していた。理系と文系の統合について、具体的にどうアプローチすべきなのか、は、今後の編集学校で明らかにされていくようだ。
2005年03月19日
コメント(2)
たまに、というかめったにいないけど、くしゃみをした後に必ず、「チクショー!」っていうオヤジがいるよね。なんで「チクショー!」なんて言うんだろう?誰か知ってますか?といいつつ、この時期、私も思わずくしゃみの後に「チクショー!」と言ってしまう。「チクショー!このいまいましい花粉め!」という気持ちなんだけれども、癖になったら1年中「チクショー!」と言ってしまいそう。(笑)「チクショー!」以外にも、くしゃみをした後、合いの手みたいなものとして言うのにぴったりの言葉はないかな。
2005年03月18日
コメント(2)
ピンポーン!「こんにちは、グリコです。お菓子のグリコなんですが」「はい?」「オフィスグリコはご存知ですか?」「ええ、置き薬のお菓子版ですよね」「こちらの事務所でいかがでしょうか?」「でも、ひとりでやってるんで・・・」「置かせてもらうだけでいいんです、お食べになった分だけお支払ですし」「いや、あると食べちゃうから、ダイエット中なんですよ」「1ヶ月だけでもいいいんですが」「勘弁してくださいyo・・・」オフィスグリコ、いいサービスだと思う。しかし、私はお菓子が大好きで、食べ始めると止まらないんですよ。3日分と思って買ったお菓子を1日で食べてしまったりする。自称「ジャンクマスター」。お菓子を置くのはさておき、太ったら責任取ってくれるんですか?そんなわけないですよね。ところで、以前広告会社にいたときの実話。缶コーヒーのプレゼントキャンペーン中に、ある消費者からコールセンターに電話が入った。「プレゼントに応募するために、缶コーヒーをせっせと飲んでたら、太っちゃったじゃない!どうしてくれるのよ!」確か、アメリカのマクドナルドで、熱いコーヒーをこぼしてやけどしたのでマック相手に訴訟を起こしたということがあったけど、このクレームはそれを上回る驚き(あきれ)だった。このクレームを処理したのは同じチームの別の人だったが、どう収めたのか聞きそびれた。いまだに気になっている。
2005年03月16日
コメント(3)
昨日に引き続いて、ベッコアメの解約(退会)についておっと、サイトにもありましたね、退会についての案内が。普通はマイページの中で案内が欲しいところだけど。しかし、まず「解約相談窓口」に電話しなければならない。電話限定。しかもフリーダイヤルではない。電話すると、担当の人が解約の理由などいろいろ聞いてくる。ユーザーの立場としてはわざわざ電話かけるのは面倒だけど、マーケターの立場としては、解約の理由は最も知りたいところなので、このような仕組みも理解はできる。電話に限定しているのは、解約を思いとどまらせるための最後の機会としても活用したいからで、メールだと解約理由は聞けるが翻意させることはできないからね。まあ、ここまではある程度我慢するとして・・・(マーケターという立場だから)解約申請書は、PDFを開いてプリントアウトし、記入して郵送しなければならない。FAXではだめ。解約手続き完了の通知は、Eメールで来るという。つまり、客には、郵送での解約申請を求めておいて、自社からは実費のかからないEメールで済ませるんですか?ちなみに、某レンタルサーバーの会社は、解約はオンラインで簡単に可能で、解約通知は郵送で送られてくる。愚痴っぽくなったけれども、自分でこうした手続きを体験すると、顧客に対する企業姿勢・思想が本当によく見えてくるね。お客さまはすべてお見通しですよ・・・
2005年03月15日
コメント(0)
95年からずっと利用してきたプロバイダー(ベッコアメ・インターネット)を解約することにした。特に不満があったわけでなく、必要性が低下しただけなんだけれども・・・いざ、解約しようと思って、ホームページを探したのに解約手続きのフォームとかが見当たらない。プロバイダーなんだから、解約申請フォームを用意するくらい造作もないことのはず。それがないのは、「解約させたくない」という企業本位思考の表れだろう。(もしかしたらどこかに解約フォームを用意しているかもしれないが、さんざん探しても見つからなかった)一ユーザーとしてこんな経験をすると、企業の本当の誠実さ(=顧客志向)の度合いが「解約のしやすさ」で良く分かるということを実感できる。ベッコアメさんは、初めてインターネットに接続した思い出のプロバイダーであったし、感謝の気持ち一杯だったが、最後ですべておじゃんだ。少なくとも、他の人に勧めることはもはやないだろうなあ・・・そういえば、先日たまたま松井証券社長のインタビュー記事を読んだ。曖昧な記憶だけれど、松井証券の社長が常々、社員に言っていることは、「お客様に得になること、逆に言えば企業が損をすることをしなさい」ということだそうだ。そうすれば、結果として利益につながることになる。要は、「損して得とれ」っていうことだ。何も言わないでいると、企業というものはどんどん売上・利益重視、最優先になってすぐに顧客不在になってしまう。だから、松井証券社長のように、トップが繰り返し言い続ける必要があるんだね。客は企業の誠実さをしっかり見ている。そして誠実な企業とのみ喜んで取引したいと思う。
2005年03月14日
コメント(2)
昨晩、参加した異業種交流会。講演されたかたは、店頭販売のプロで、さすがと思わせる面白さだった。内容は後日に書くとして、講演終了後に、資産運用会社の若い営業風の2人と名刺を交換した。もしかして???・・・とピンと来るものがあったのだが、今朝になって、電話で挨拶に来たいという。やはり、あからさまな営業目的で異業種交流会に参加したようだ。私もすでに説教好きの中年なので、異業種交流会をそんなことに使うと問題になりますよ、他の方にも迷惑がかかるだろうから、止めといた方がいいですよと注意した。異業種交流会を見込客発掘に利用するのは、営業成り立ての方が安易に思いつく手段だが、もっとスマートにやって欲しいものだ。会の翌日の朝一番に電話するのは最低だろう。まずは、ハガキなどで丁寧な挨拶状を送る。そして、例えば、こんな無料の冊子をお送りしますので、ご興味があればご連絡ください、というプルのマーケティングをやる。ビジネスにしろ、プライベートにしろ、人との関係づくりは気長にやらないとだめなんだよ。「信頼は一夜にしてできず」
2005年03月10日
コメント(2)
先日、登録している某メーリングリストで、セミナー告知メールを流しすぎだとしてある会社が非難された。そのメーリングリストは、調査・マーケティング系の方々が集まっているコミュニティで、メンバーが関心を持ちそうなセミナー告知は基本OKなのだけれども、確かに、その告知メールは毎週のように流されたので、ややうざったかったのは事実。もう一つ違和感を感じていたのは、告知メールの内容は、他の広告媒体で流しているのと同じ文面だったこと。つまり、メーリングリストを単なる「広告媒体」としか考えていないことが透けていたことだった。ヴァーチャルとはいえ、仲間意識を共有するメーリングリストのコミュニティでそんな非人格的メールを読まされるのは、つらいものがあるね。告知メールを流すのなら、やはり、場の空気を読み、また読み手の立場に自分を置いてみて、自分がどう思うだろうかという想像力が必要だ。そういえば、コーチングのセミナー修了者が加入するメーリングリストでも、以前、「今なら10000円引き」「XXXXの秘密を教えます!」といった、健康食品のチラシ並みの、バリバリのキャッチコピーを多用した告知メールを流す人がいて、やはりメンバーから非難の声が上がるということがあった。一般消費者を対象にしてるんじゃないだから、ということが、私自身違和感を感じていた点だった。ただ、非難を受けた本人たちは何が悪いのか、ピンと来ていない様子だったので驚いたものだ。最近、顧客のために、という顧客を対象(客体)として考えるのではなく、顧客の立場に立って(主体)、考えるべきだということを言われるけれど、自分の感覚が対象顧客とずれていないか、というそもそものところを注意しとかないと墓穴を掘る。
2005年03月09日
コメント(7)
ハーストリィーさんの法人向けメルマガに、日本企業は、お客様をイライラさせない高い品質の製品づくりに長けているといったことが書いてあった。一方で、ワクワクさせる商品づくりが苦手だとも。「イライラさせない」というのは、不満の解消。「ワクワクさせる」というのは、楽しみ、喜び、つまり幸福感の提供。どちらにも製品開発のネタはあるけれど、どちらがより求められているかな?
2005年03月08日
コメント(2)
大手ビール会社マーケティング部長のコメント。ビール(系)マーケットでは、数年前発泡酒という新たなジャンルが生まれ、価格比では従来のビールの約0.8倍安かった。そして、サッポロの「ドラフト・ワン」に代表されれる第三のビールが登場したけれど、これは発泡酒の0.8倍安い。というわけで、通説というか、冗談だろうけど、このまま価格が0.8倍ずつ下がっていって終いには、価格ゼロになってしまうんじゃないか!と業界内ではささやかれているそう。まあ、現実には、これまで価格を安くできたのは酒税の違いを逆手に取ったものだから、これ以上価格を下げるのは難しそうだ。ともあれ、「ドラフト・ワン」は、えんどう豆ベースということで若干違和感を感じるけれど、意外と味に癖はなく、ベストセラーになっているのがうなずける。えんどう豆と言われても、特定のイメージがわかないしね。だけど、「やわらか」(キリン)はどうだろう?乳酸菌を利用したものだけど、乳酸菌といわれるだけで、なにか酸っぱいイメージが出てきて、どうも飲む気になれない。実際、酸っぱ味が特徴だ。ベルギービールの中にはかなり酸っぱいものがあるし、こんな味もありかとは思うけれど、「ビール」と「乳酸菌」は、言葉としてミスマッチだ。乳酸菌を使っていることは、あまり表にださないのが得策だったんじゃないだろうか。
2005年03月07日
コメント(0)
昔、ニッポン放送で山田邦子がやってたリクエスト番組に寄せられるリスナーからのハガキ、あれは番組を盛り上げるために、作家がつくったものもあったそうだ。要は内部の人間による「ヤラセ」だね。まあ、やむを得ないところもあるので、本当のリスナーのリクエストを誘う「サクラ」と言い換えてあげよう。さて、「SMAPXSMAP」とかの放送作家、鈴木おさむ氏は若い頃、この「つくりハガキ」を月間300枚も書いてた。例えば、34歳の主婦になりきって、「いとしのエリー」のリクエストと、その曲にまつわる思い出とかを「創作」するとか。おかげでおさむ氏は文章力がすごくついた。作家になるための「筋トレ」だったそうだ。それはさておき、実はここからが本題。(笑)おさむ氏は、なかなかいいこと言ってる。彼が放送作家として成功した理由について・・・“偶然の要素って結構ある。実際に人から「運がいい」と言われることも多いですね。でも、本当にうまくいくのって、100回に2回くらいというのが実感ですよ。僕は何かのきっかけになりそうなものだったら、そりゃあもう下品なくらいに手を出してましたから。だめだったこともいっぱいあるんです・・・”“だからね、「どうやったら成功できるのか」と聞かれたときには、「なんでもやればいいじゃん」って答えることにしてます。”(ディレクターズマガジン2005年3月号インタビュー記事から)なるほど!!!おさむ氏のやり方は、ちょっと効率悪そうだけど(^^;;でも、「宝くじは買わなければ絶対に当ることはない」いう格言もあるし。「失敗経験」は、ネタにできるし!(放送作家だし)ただ、あんまりネタが山積みになるのもつらいから(^^;;、できれば、山本真司さんの「30歳からの成長戦略」(20代の人でもOK)を読んで、少し戦略的にやった方がいいけどね。
2005年03月05日
コメント(0)
北海道阿寒郡鶴居村にある宿泊施設、「ウィルダネスロッジ・ヒッコリーウィンド」を経営する安藤誠さんは、学生時代、バイクに乗って日本一周旅行をルートを変えて4回もやり、「旅の真髄はどこに行くかではなく、何に、誰に会うかだ」と強く思った。(3月4付日経MJ記事から)ふむふむ。確かに、旅の目的地とはいうけれども、行くこと自体が目的というよりも、行った先でどんなものや人に出会い、どんな交流が生まれるのか、ということこそ、記憶にしっかりと刻まれる体験なんだよなあ。「旅」は他の言葉に置き換えて応用したいね。「キャリア(仕事)の真髄は、どこで働くかではなく、何に、誰に会うかだ」「人生の真髄は、どうやって生きるかではなく、何に、誰に会うかだ」人は、出会いの中で、自分の存在を確認するものだから。
2005年03月04日
コメント(0)
キャリア関連の勉強を趣味でしているので、昨今の労働環境の変化をいつも追いかけている。最近、ほんとにやばいなと思うのが、企業を支えている人たちの多くが、正社員(正規社員)じゃなくて、契約、派遣、パート、アルバイトの人たち(非正規社員)になりつつあること。企業側から見れば、短期的にはコスト削減になるという明確な効果があるから、躊躇なく労働力の非正規化を進めてる。でも、これによって失われるものが見えないんだな。例えば、リスクを取る人が少なくなるから、斬新な取り組みができなくなる。組織の中のコミュニケーションが希薄になって、チームワーク力が失われる。組織の中に知恵やノウハウが蓄積されない。組織って、そもそも、今のビジネスを回す人、将来のビジネスを作る人がうまくチームワークを組んで、集団としてのシナジーを出すものなのに、非正規社員ばかりになったら、なんのための組織なんだろう・・・?まさに大事なものは目に見えない(長期的にじわじわと影響が出てくるから、現時点では見えない)。だからといって、このままじゃ、ほんとにまずい。まだ、企業で働く人たちは基本的に正社員だったころ、自虐的に「どうせ俺たちは使い捨てだから」と嘆くことがあったけど、今は本当に「使い捨て」される社員の立場の人たちばかりになりつつあるのが現実。うーむ、どうしたらいいのか、難しすぎて私にはわからない。
2005年03月03日
コメント(0)
抱きしめること、それは無条件の愛の表現。抱きしめられるたびに、愛に包まれる。ありのままの自分を素直に受け入れられるようになる。子育てでよく言われる「抱き癖」なんかないそうだ。たくさん抱きしめられた子供ほど、ストレスに強い子になる。「抱きしめられた数だけ人は強くなれる」心に響く言葉だけど、単なるスローガンじゃなかったんだね。ある研究によると、親からのスキンシップを多く受けた子供は、遺伝子の中のストレスに影響のあるところが変化して、ほんとにストレスに強くなるそうだ。愛は、遺伝子さえ変化させることができるってことだ!びっくり。大人になると遺伝子まで変えるのは難しいだろうけれど、ストレスを乗り切るためには、無条件の愛が効く。子供、パートナー、そして自分自身を抱きしめてあげなきゃね。たくさんたくさん。I Love You Because You are YOU!(キミはキミだから、ボクはキミを愛している)
2005年03月02日
コメント(4)
先日行ったジャズのライブバーでちょっとしたイベントに遭遇した。ジョニーウォーカー赤ラベルのカクテル試飲会。ジョニ赤とコーラ、ソーダ、レモネードなどとミックスしたうちで、どれが一番おいしかったですか、というアンケートに答えるというやつだ。うーむ、大規模なキャンペーンの一環だろうから、この仕掛けだけで判断するのは良くないけれど、おそらくこのイベントの目的が「ウイスキーの再トライアル」と「見込客データの獲得」だとすると、ちょっとずれてないかなあ・・・今、ビール系飲料のバリエーション(発泡酒とか)が増えて、とりあえずビールは飲むし、最近は芋焼酎が大流行。ワインはウンチク好きの固定客がいる。大変なのが、日本酒とウイスキー。日本酒はまだ身近な存在だからたまに飲むけれど、特にウイスキーはみんな、あまり飲まなくなってしまった。とにかく飲む理由が見当たらない。(必ずしも論理的な理由でなくていいんだけれど。)だから、もう一度ウイスキーのおいしさを再確認して欲しいという意図での再トライアル(試飲)はあまり意味がない。ブランディング系のアプローチで、飲む理由を提示して欲しいよ。見込客とって、個別アプローチしてる場合でもない。そういえば、中国ではジョニ黒がガンガン売れているそうだ。なぜなら、高級ウイスキーとしてのブランドイメージを確立したから。購入者は、自分が上流気分を味わいたいという理由を無意識にか持っているはず。日本でも、ジョニ黒は近い理由でファンがいるよね。ジョニ赤を飲む理由は何にしたらいいのかな?
2005年03月01日
コメント(2)
誰にでも大変だったり、つらい状況ってある。もちろん、自分ではどうしようもない不幸な出来事の場合には、自分を失わないようにして耐えるしかない。でも、不幸な出来事ではないけれど、やるしかない、大変な仕事が目の前にあった時、つらい、つらいと思いながらやると一層つらい。どうせやらなくてはならないのなら、楽しんでみようとする工夫ができないだろうか。実際、楽しめば、気持ち的には「楽」になる。おそらく、作業的にはつらいことには変わりがないにしても、「つらい」と思ってやれば、その時間は失われたものになる。でも、「楽しい」と思っていれば、その時間から得られるものが、何かある。つらいことを楽しむための一つの方法は、以前も書いたけれど、“人に話せる面白い「ネタ」を作っているのだ”と考えること。これは、大好きな中村文昭さんからもらったヒントだ。
2005年02月28日
コメント(8)
仕事の帰り、駅から自宅までちょっと田舎風の道を歩く。わずか10分ほどの時間だけど、ふと昔のことを思い出す。私は大学に5年間在籍した。最初の2年間は、上がるのに最低限必要な単位だけなんとか確保。3年目は、丸々1年間、全講義を自主放棄。アルバイトと遊びで時間が埋まっていたけれど、精神的にはどん底だった。ブンガクに熱中していたので、文学部への転部を考えた・・・。退学届をもらいにもいった。でも、3年生の終わり、なぜだかどん底から這い上がろうと決意した。4年、5年はすべてのアルバイトを止め、とにかく勉強に集中した。そんな学生生活で楽しかった科目は何だったのか、今思い出そうとすると、「心理学」と「広告論」だけが思い浮かぶ。逆に、理解できなかったのは「マーケティング」。「マーケティング」というものがどんなものかおぼろげにわかり、「広告」は実はその構成要素だとわかったのは、社会人になって数年目だった。そして、極論だけど、「マーケティング」=「心理学」と言えることがわかったのはつい最近だ。しかも、実は、文学だってマーケティングだ。大学を卒業して約20年後の今、「マーケティング」「心理学」といった分野のど真ん中で仕事をしている不思議。しかし、私のキャリアは決して綿密に「計画」したものではない。周囲の人たちに多大な迷惑もかえりみず、もっぱら、その時々の自分のわがままを優先した結果だ。もっとましな言い方をさせてもらえば、自分の心の叫びに素直に従ったからだ。でも同時に、運命の流れにあえて身をまかせる時期も結構あった。誰かが、キャリアは波乗りだというメタファーで説明していたのを覚えている。確かに、運命と言う波に上手く合わせて乗りこなし、しばしば、自分の意志で別の波に乗り移ることもある。波の動き自体は自分でコントロールできない。だからといって、ただ乗っているだけでは、どこに連れて行かれるかわからない。うまくタイミングを見て、時々は自分の意志で、別の波に移ることが必要だ。うまくいったら、運がよかったのだし、うまくいかなくても、また次の波にのってうまくいくまで続ければいい。
2005年02月26日
コメント(0)
いいおっさんになってきたせいか、“近頃の若者たち”の言動が気になるようになってきた。先日セミナーであった学生は、「友人とかのメールに返事出そうと思っても、なかなかできないんですよ・・・」と言う。彼に直接は言わなかったが、“できないんじゃなくてさ、やらないだけだろ”というのが正直なところ。「できない」という言葉の使用は、天災とかの不可抗力のために、何かの行動が果たせない時に限定したほうがいいと思う。自分の意思で、やろうとおもえばできることを「できない」というのは、無意識的には、外部にできない原因を作っていて、自分に逃げ場を与えているだけだから。「できない」のは、「やらない」という判断を自分は下しているということだ。だから、やりたいと思っていることだけど、ついついできなかったことは、あえて「やらなかった」と言ってみる。そうすれば、それが自分にとって正しい判断だったかを内省することができる。
2005年02月23日
コメント(0)
再び、元ユニゾン・キャピタルの元パートナーの佐山展生氏の話から・・・いま巷が騒がしい、ライブドアとフジテレビのニッポン放送株買収をめぐるつばぜりあいで、ライブドアの行為は、いわゆる「敵対的買収」と言われている。でも、佐山氏は、「敵対的買収」という言葉はあまり適切じゃないという。まず、誰に対して敵対的か、が明確じゃないといけない。もし、買収先の企業の経営陣がダメダメでこのままじゃつぶれちゃうよ、といった状況なので、買収元企業が再建したいという意図で買収しようとしているなら、敵対的なのは「現経営陣」に対してだけだ。買収によって、経営陣は首になるかもしれないけれど、建て直しに成功すれば、顧客、従業員、株主、債権者はみんなハッピーになれるから。だから、そういう買収は、「反経営者買収」だ呼ぶべきだと佐山氏は言う。さて、ライブドアの場合はどうだろう?
2005年02月22日
コメント(0)
独立して4期目の決算(12月決算)が無事終了。基本的に一人ビジネスで、自分の能力(器)の大きさ(小ささ)や、既存ビジネスの枠組みでの限界も見えてきたものの、充実した毎日が送れてことに感謝。特に、安定した収入源があるわけでなく、ほぼすべての仕事をプロジェクトベースで受けているので、実質、まともな売上計画は立てられないという現状では、仕事を依頼してくれたり、紹介してくれるお客さまに大感謝です。さて、会社における経費の使い方について自分なりに考えていることを、自分自身の再確認もかねて書いておく。・投資予算は無制限(ここ数年、毎年2-3百万円投下)(私の場合、新聞・書籍代と諸会費(セミナー参加など) 特に本代は1冊1-3千円するけれど、知識サービを提供している自分としては、原材料に相当するものだし実に安いものだと思う。・交際費もほぼ無制限(でも、合計数十万程度で、投資予算よりはるかに使っていない・・・)事務所に閉じこもってばかりじゃだめ。やっぱり直接人に会って、酒を飲み交わさないとね。・その他経費はできるだけ倹約-タクシーは原則乗らない(昨年1年間で合計3回くらい)-紙フォルダーなども、紙で補強したりして、2度3度と再利用-一人で食べる外食(これは経費ではないけれど)は基本1回600円以下にする・・・(^^;;要は、メリハリだと思う。拡大思考(つまり投資)と縮小思考(つまり倹約)のバランスをうまくとって行きたい。
2005年02月21日
コメント(3)
昨日に引き続き、M&Aや、企業再生とかを手がけるファンドのコンサルティングをやってる佐山氏による、企業の評価5ランク “先手”をうってやるべきこと開拓4ランク 「やるべきこと」を“きっちり”やっている3ランク 「やるべきこと」を“そこそこ”やっている2ランク 「やるべきこと」をやっていない1ランク 「やってはいけないこと」をやっている *やってはいけないこと・・・粉飾決算などふむふむ、確かに。日本企業を代表する花王さんやトヨタさんあたり、先手を取っていろいろやってるなあ。しかし、これは個人にもやはり当てはまること。・自分は「やるべきこと」をきちんとやってるだろうか?・先手を取ってやるべきことを開拓してるだろうか?
2005年02月18日
コメント(0)
投資やM&Aを手がけてきた、元ユニゾン・キャピタルパートナーの佐山展生氏は、たくさんの社長に会ってきた。だから経験則的にわかったことは、会社が成功するかどうかは、社長で9割以上で決まるということだ。で、偉そうな社長とは、自分のことを「偉い」「すごい」と思ってる人だという。社長が、そう思ってるってことは、今自分自身がピークの状態にあり、それに満足してしまっていることに気付いていない。つまり、それ以上の成長がない。後は落ちるだけだ。そんな社長のいる会社には先がないのは自明の理だろう。本当に偉い人は、決して「偉そう」にしない。なぜなら、まだまだ自分が未熟であり、もっと上があることがわかっているからだ。
2005年02月17日
コメント(0)
チップの習慣のある外国で、こんな疑問をまじめに研究した人がいる。もちろん、チップがウエイターの給料の一部になっているということもあるし、今受けたサービスに対する報酬ということではある。でも、利己的に考えると、例えば旅先で二度と来ない普通のレストランにチップを置いてくる必要はないように思える。「ケチ」と思われたところで、次はないんだから関係ないじゃん。ところが、みんながこうして利己的になると、当然だけどレストランのサービスレベルを維持してくれる、チップという優れた仕組みが崩壊してしまうんだね。社会的生物である人は、このあたりよくわかっていて、普通はチップを置いてくる。無意識にだけど、チップはサービスをしてくれたウエイターに対してだけでなく、もっとひろい社会的な仕組みに対する報酬ということを理解している。
2005年02月16日
コメント(0)
なにごとも、長期的な視点で見る場合と、短期的な視点で見る場合では、結果がずいぶんちがってくるものだ。凡人が、どんなに知恵を寄せ合ったところで、一人の天才のぶっ飛んだアイデアにはかなわない。もし、これが一発勝負なら天才の勝ちだけど、繰り返し勝負する長期戦の場合は違う。長期戦の場合、アイディアに飛びぬけたものがなくても、平均的に良いアイディアを出せる凡人集団の方が勝つそうだ。一発屋の天才は好不調の波が大きいからね。三人寄れば文殊の知恵は間違いじゃないってこと。このことは、社会心理学の実験で実証されていることだけど、会社経営にもそっくりあてはまる。やっぱり、いつまでもカリスマが牛耳っているようじゃ、会社は長続きしないんだ。どこかの時点で各自が役割を分担しあう協調型組織に移行する必要がある。
2005年02月15日
コメント(0)
マネックスの松本氏が、好奇心が最も大切だということに派生して思い出したのが、自分の可能性を拡げてくれるのが、「学び」(教育心理学の市川伸一教授のことば)ということだ。簡単にわかりやすく言ってしまえば、ひとつのことしか知らない、できないよりは、いろんなことを知っていたり、できたりすれば、「つぶし」がきくってことだね。自分にはこれ(例えば野球)しかない、だからこれしかやらない、という一点集中型は、確かに効果は高いけどリスクも高い。できれば、特に若いうちは、あまり意味や目的を考えなくていいから、いろんなことに興味を持って積極的に学ぶのが、キャリアのリスク分散的・リスク回避的にベターなんだ。大学の教養課程だって、一見無意味で役に立たないように思えるけど、実は後で役に立つこともある。まあ、ただ若いうちは、「この勉強、何のためにやるんだろう」とうことが最初に来てしまうので、なかなか学習意欲が湧かないんだけどね。純粋な好奇心から学習できればいいんだけれど。
2005年02月14日
コメント(0)
仕事で遊べるか?言い換えると、仕事を楽しむことができるか?できる。取り組むべき「テーマ」にじっくり取り組むのは当然として、同時に、あえてそのテーマの周辺をブラブラしてみる。たとえ厳しいスケジュールであっても、あえてまるで関係のなさそうなことに首を突っ込んでみる(でも、納期は守ろう!(^^;;)つまり、「遊び」(一見無駄に思える部分や余裕)を入れるということ。実は、この「遊び」が本来のテーマに深みや広がりを与えてくれたり、思わぬビッグアイディアにつながることもある。しかも、「遊び」を入れることで仕事自体が「遊び」となり、楽しめるものになる。なぜならば、「遊びとは参加と離脱の自由な活動」だから。「遊びとは、自分がやりたくてやること。外的報酬を求めない純粋な楽しみのための活動」だから。仕事とは基本的にやらねばならぬ仕事である。しかし、そこに「遊び」を入れることによって、自分の主体性を取り戻すことができる。その結果、たとえ仕事が肉体的・精神的につらく苦しいものであっても、そのプロセスは、遊びとなり、つまりは楽しいものになるのだ。
2005年02月11日
コメント(0)
引き続き、マネックスの松本大氏の言葉から。松本氏は、経営者、特に起業家に一番大切なものは「好奇心」であり、「好奇心」が、つらい事業立ち上げを粘り強く乗り切る原動力になるのではないかと言う。私は、経営者に限らず、すべての人にとって「好奇心」は大切だと思う。幸せでいるために、「好奇心」はとても重要な役割を果たしているんじゃないかなあ。でも、「好奇心」ってなんだろう。それは、たぶん、外に開かれた心のことだ。過去ではなく、今や未来に目が行く心だ。安定より変化を楽しむ心だ。平凡なものごとの中にも、別の視点から新たな「なにか」を見つけることのできる能力だ。好奇心が強い人は、毎日、周囲のすべてがとても新鮮に思えるんじゃないだろうか。まるで今日生まれてきたばかりの新生児のように。
2005年02月08日
コメント(0)
と言うのは、マネックス社長、松本大氏。なぜならば、・自分のアイディアは必ず誰かが試したことがある、または他にも考えている人が必ずいる・自分より優れている人はたくさんいる・起業の苦労は一杯ある・成功確率は統計的に見てもとても低いだから、「やらざるを得ない」「それはどうしてもやるべきである」といった使命感がないととても続けられない、続かないということだ。「起業して一攫千金、一山当てよう!」なんて甘い夢だけじゃ、うまくいくわけないよね。(たまにうまく行く人もいるけど、それは超天才か、宝くじに当ったようなラッキーな人、ごく少数の例外だ)
2005年02月04日
コメント(2)
地域を変えることができるのは、ヨソもの、若もの、バカものだということも、ヤッシー田中康夫氏が言っていたこと。確かに、長野県小布施町が町おこしに成功したのは、台風娘、マリ・セーラ・カミングスさんという、ヨソ者(米国人)の若者だった。なんにせよ、周囲の抵抗や嘲笑を乗り越えて、大きな変革を成そうとしたら、常識にとらわれないヨソもの、根拠のない自信にあふれる無謀な若もの、周囲にけなされても平然としていられるバカものが必要だね。私は、地域じゃないけど、自分のビジネスに変革を起こしたいと考えている。だから、私はバカものになります。
2005年02月03日
コメント(3)
結ばれた個人。信州知事、田中康夫氏が好んで使う言葉のひとつだ。一人一人の顔が見える、自立した個人が結ばれ、協働することによって大きなパワーが生まれるという意味で使っているようだけど、これはまさに、インタネットという「個人」のネットワークを増幅させてくれるツールを自由に使えるようになった僕たちのための言葉じゃないだろうか。しっかりとした自己を確立していれば、組織に埋没せず、優秀で尊敬しあえる仲間たちと直接結びついて、大企業顔負けの大仕事だってできる。ヴァーチャルカンパニーとか、ヴァーチャルチームというのはなんだか、頼りなくて地に足が着いていない言葉だけど、「ユナイテッド・インディビジュアル」ならしっくりくる。たとえ、物理的に近くにいなくても(それがヴァーチャル)、本来、仲間と協働する上で大事なのは「信頼」、つまり心が結びついていることだ。心が結びついていなければ、たとえ同じ場所にいても協働はできないわけだから、ヴァーチャルであるかどうかは、本来重要ではないよね。これからは、ユナイテッド・インディビジュアルの時代。
2005年02月02日
コメント(2)
これも、松岡正剛校長の話の中で触れられたことば。スーザンソンタグの言葉だとか・・・記憶とは過去のもののはず・・・、でもまだ知らない、未知の記憶という矛盾したことがあるのか?自分の将来や、やりたいこと、なりたい自分をはっきりと描ける人は少ない。運命に翻弄されながら、わけもわからず、もがきながら必死に進んでいた。そんな時、ふと周囲を見回してみると、それはなぜだが懐かしい風景。ひょっとして、これが自分のやりたかったこと、なりたかった自分のいる風景かも?初めて見る風景なのに、まるで記憶からひっぱり出されたものようだ。たとえ、言葉にできなくても、イメージが浮かばなくても、自分に素直に、今に生きれば、アンノウン・メモリーは浮かび上がってくるんじゃないかな。
2005年02月01日
コメント(0)
ISIS編集学校のパーティで、松岡正剛校長の含蓄のあるお話に出てきたことばがこれ。会いたいのに会えない。好きなのにその相手が死んでしまう。ロメオとジュリエットのように両家が対立する立場にある・・・二項対立的なところにドラマがあり、そこに感動が生まれる。ブランドづくりの秘訣もここにあるようだ。“キレがあるのにコクがある”この矛盾したコピー(松岡校長が提案したようだ)でスーパードライは天下を取り、アサヒビールはよみがえった。
2005年01月31日
コメント(2)
中国のあるデパートに「夫預かり所」とコーナーができたらしい。妻の買い物に付き合いきれない夫が、ソファーでくつろいでコーヒーなどを飲んで、待っていられる。「託児所」ならぬ、「託夫所」だね。名称はちょっと自虐的(情けない感じ)なので、もっとましなネーミングにしたいところだけど、なぜ日本のデパートや、量販店、ショッピングセンターにはないんだろうか?ぜひ、欲しいです。(^o^)
2005年01月28日
コメント(0)
今年は花粉量がいつもの数十倍だと言われていて、花粉症の人は戦々恐々としてるよね。自分もそのひとり(軽い方・・・)だけど、花粉症に効くお酒のおかげであんまり心配しなくてすんでる。お酒というのは、実は「薬用養命酒」だけど。(^o^)昔、じいさん、ばあさんが飲んでたなあ。小さいころ、味見してみて「ゲッ」とか思ったけど、酒好きになった今では、まあ味もそんなに悪くない。(^^;;花粉症に効くのは甜茶とか、何とかヨーグルトとか、まあいろいろあるけど、不思議と「養命酒」が効くというのはあまり聞かないなあ。でも、かなり重症のうちの奥さんにも効果あったし、他にも効いた人がいる。特定の商品をあんまり宣伝するようなことはできないから、メディアでも取り上げないのかな。養命酒の回し者になる気はないのですが、深刻な人は試してみたらどうでしょう?万人に効くとは限りませんが。それと、誰か、他に効いた人いませんか?
2005年01月27日
コメント(2)
「フライド・プライド」という超クールなジャズユニットがあって、このユニット名を直訳すると「プライドの揚げ物」になると、以前ふざけたことを日記に書いていたら・・・なんと、フライド・プライドのボーカル、Shihoさんより、直々にその意味を書き込んでくれた。ご本人から教えてくれるなんて、超嬉しいです。Shihoさんどうもありがとう、サンキュー。感激!!で、「フライド・プライド」の意味は、「つまらないプライドは揚げてすてっちめぇ」おということで、なるほど納得。英語だと韻を踏んでて、弾む感じもあるいいネーミングだね。勝手に補足させていただくと、「プライド」は、どちらかといえば、人にかっこよく見せたいという意識の方が強い。極論すれば、外面・体裁さえうまく見えていればいいから、人が評価しないところでは手を抜いてしまいそうだ。むしろ、プロとして持っておくべきなのは、「プライド」ではなくて「プラウド」(誇り)だろう。「プラウド」は、プロとしての自信を持っているだけじゃなくて、これからもさらに高みを目指して自分を磨き続けるという気概だ。つまり、「プラウド」内側から湧いてくるものだから、他人の評価以上に、自分の自分に対する厳しい評価を謙虚に受け止める。だから、「プラウド」を持ってる人だけが、真の一流になれるんじゃないだろうか。ということで、まつおっちバリエーションは、「つまらないプライドは揚げてすてっちめぇ、でも、誇りはすてちゃいけないぜ!」
2005年01月26日
コメント(0)
「生命の神秘」なんて陳腐な表現だけど、世界にはほんとうにびっくりする生物たちがいる。とくに何かに似せて姿を隠す「擬態」のバリエーションがすごすぎ。木の枝に似たシャクトリムシとか、枯葉に似た虫はたくさんいて、こいつらは初級だね。嫌われもののスズメバチにそっくりのガ、これはたいしたもんだ。でも、擬態の達人はなんといっても、可憐なランの花そっくりの「ハナカマキリ」だ。文字通りの名前だけど、こいつが進化の結果だとは信じられない。ちょっとだけ、万物を創造なさった「神さま」の存在を信じたくなる。
2005年01月25日
コメント(0)
最近独立する友人から、「LOHAS」的な生き方をしたいというメールをもらった。「LOHAS」といえば、そんなライフスタイルを提案している「ソトコト」という雑誌がある。この雑誌の編集長、小黒さんの講演を以前聞く機会があったけど、小黒さんは、ケニアの自然公園内にリゾートホテルを経営している。「ムパタサファリクラブ」( http://mpata.com/japanese/ )とても魅力的で、数年以内にぜひ行ってみたい。ちなみに、経営はなかなか苦しくて、毎年1億円とかの赤字を出しているそうだけど、最近は欧米客で満員状態らしい。ただ、賑わっている理由がちょっと悩ましくて、ケニアには野生動物はたくさんいるけど人はほとんどいない。だから、他のの観光地と違って、テロの心配をする必要がないからだそう。
2005年01月24日
コメント(0)
踊る大走査線2。レインボーブリッジでの対決。織田裕二が、リーダーのいない悪党たちに向けてこんなセリフをかっこよく決めるけど、確かにそうだ。組織はリーダー次第だってことは、最近のいい企業・だめな企業の違いを見ればすぐわかること。そんなリーダーの中のリーダーとして思い出すのが、出光佐三。あの出光石油を創設した気骨の明治人。日本のガソリンはまだまだ諸外国より高いけれど、おそらく出光さんがいなかったら、もっと高かったはず。今の価格水準まで下がったのは、割高で質の悪い石油を押し付けてきていた強敵のメジャー(外国の石油会社)に対して徹底的に戦ってくれたおかげだ。ともあれ、出光さんは、本気のリーダーの第一人者だったのは間違いない。「人間尊重の経営」を口先だけでなく、忠実に言葉どおり実践した。第二次世界大戦後、出光の事業もすべてゼロからやり直しになったにも関わらず、戦地から戻ってきた社員を一人も解雇することなく受け入れたのは有名なエピソードだ。出光さんはこういった。「社員は私の家族です。苦しいからといって、自分の家族を見捨てたりしますか?」そう、家族主義の古きよき日本的会社を出光さんは作り上げた。成果主義がもてはやされる昨今、古臭いと思うかも知れないけれど、実は人と人との結びつきがどんどん弱くなっていて、社会がますます不安定化していくこれから、ひょっとしたら、家族主義的な会社経営がこれからは求められるかも知れない。みんな、お金も大事だけど、それ以上に人とのつながりを求めているんだから。
2005年01月21日
コメント(2)
生徒は、教師の「本気」を見ている!と言うのは、元カリスマ中学体育教師の原田隆史氏。どんなワルだって、教師が本気で言ってるんだと理解すれば従う。原田さんは、荒れた中学を立て直すことに成功したけれども、それは口で言うだけでなく、率先垂範して、自分が本気なことを行動で示したから。子供に限らず、新しいリーダーや上司が来た時、こいつは口先だけで奇麗事をいっているのか、本気で実行する気があるのか、最初は様子見するよね。自分だけじゃなくて、人を動かすためには「本気」じゃなきゃだめなんだ。
2005年01月20日
コメント(2)
今年の自分の課題は、とことん[本気]になるということ。昨年、仕事でいくつか大変な思いをしたけど、今振り返ってみれば、本気度が足りなかったように感じるから。もちろん、当時は必死だったし、本気のつもりだったけどまだまだ足りなかった。もっとも、誰か他の人に対して、[本気]のふりをするというのではなく、自分に対してもっと厳しくするということだから、そう簡単ではないね・・・でも、[本気]にならなきゃ、ものごと実現しない。最近、「コミット」、「コミットメント」という言葉がよく使われるようになったけど、日本語では「本気」がぴったりだ。例えば、日産の改革が成功しつつあるのは、ゴーンさんが、コミットしていたから。つまり、本気だったから。逆に、改革が成功しない会社は、だれも「本気」でやってないんだよね。
2005年01月19日
コメント(4)
昔ばなしの桃太郎というと、日本人なら「あの桃太郎ね」、ということでほぼ同じイメージを持つけれど、昔は地方によって微妙に違う設定だったそうだ。例えば、四国の方では、ほんとは女で、男の子として育てられ、男装し鬼たいじに行ったし、東北の方では、性格がケチだったので、家来にしたキジやさるに、きびだんごを全部あげず、半分は自分でかじったという話になってる。でも、今は全国画一の教育政策のおかげで、みんな、ほぼ同じストーリ-の桃太郎しか知らないね。どうも、日本人は他の国と比較して、限りなく単一民族のせいか、「同化」を志向する(同化に抵抗しない)傾向があるようだ。そういえば、方言も失われつつあるようだし。あからさまに反抗しているのは唯一関西人くらいか。(笑)
2005年01月18日
コメント(0)
ずいぶん長いこと、日記更新をお休みしてましたが、復活します。昨年後半はいろいろと大変な状況が続き、自分をじっくり見つめ直していました。ただ、楽天日記を止めるつもりはなかったのです。「失敗学」の畑村洋太郎先生がどっかで言っていたことだけど、成功のコツは「止めないこと」だというのが心にひっかかってました。何かをやっていると時にくじけたり、できなくなることがあるけれども、そこであっさりあきらめない。また再開すればよい、ということなんですね。別途発行していたメルマガも再開しました。それ以外に今年は事業面で新たな取り組みをやる計画を実行中です。これについてはまた別途・・・
2005年01月17日
コメント(4)
遠藤周作さんが以前、どこかで書いていたこと(聞いた話)遠藤さんが、奥さんに向かって、「今の俺があるのも、君が支えてくれたからだ、ありがとう」と感謝の気持を伝えたそうな。でも、遠藤さんは、そう言った後で大事なことに気付いた。遠藤さんの人生において、遠藤さんは主役だ。そして、奥さんは脇役として主役の遠藤さんを支えてくれた。でも、奥さんの人生における主役は奥さんだ。遠藤さんは、「奥さんの人生の脇役として、自分は主役をどう盛り立ててやれただろうか?」と考えたそうな。この話は、今年聞いた話の中で一番大切なことだと感じた。人は、ついつい、自分が常に主役で回りを単なる脇役としかみなくなりがちだから。でも、相手の人生において自分は脇役だってこと、忘れちゃいけないね。要は、「お互いさま」ってことだ。みんなお互いに支えあって生きている。
2004年10月14日
コメント(5)
組織化とは、例えば、一人の営業マンがうまくいった方法を全ての営業マンができるようにすること、つまりはスキルの共有化だそうだ。(経営コンサルの石原明さんによる)つまりは、HOWの標準化だね。標準化ができなければ組織で動く意味がないということにもなるだろう。もちろん、実質的に標準化が可能なのは、最も基本的なスキルであって、能力のある人はそれを活用することでらに成果を上げることができる。一方であまり能力のない人の成果も底上げされるということだ。さてさて、技術力の差がなくなってどこの会社の製品も似たりよったりになった。同様に情報化の進展で、ナレッジワークの標準化は実に簡単になった。誰でもそこそこのレベルまでは達することができる。したがって、ナレッジワークの差別化のためにはより高いレベルを目指さなければならない。では、ナレッジワークにおけるより高いレベルとは何だろう?
2004年10月06日
コメント(6)
メジャーリーグの最多安打記録をついに塗り替えたイチローは、来年は駄目になるだろうか?決してならない。なぜなら、イチローは野球をやること自体が昔も今も大好きだから。自分には野球しかないと思っているから。野球のためならすべてを捨てられるから。おそらく、イチローはすぐに次の目標を頭の中には立ててい。4割?300安打?なんであれ、イチローがまだ達成していない高い目標だ。イチローにとって、目標は、近づいたと思ったら消えてしまい、遠く向こうに見える「逃げ水」のようなものだろう。いつも目標を高く掲げていて疲れないだろうか・・・?いや、それどころか、目標は、楽しくてたまらない野球をさらに楽しくするスパイスだ。だんだん強い刺激を求めるから辛くなっていくけれどもスパイスは欠かせない。イチローにとっても、目標は人生を楽しむための手段である。
2004年10月05日
コメント(4)
全195件 (195件中 1-50件目)