マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2011.07.16
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カテゴリ: 生活雑記
 来ない電車 

 金曜日。午前中の勤務を終えて帰宅すると、玄関の中にマックスが横たわっていた。その首にタオルで巻かれたものを触ってみると、冷たくて気持ちが良い。「ははあ、凍らせたアイスノンだな」と一発で分かった。連日の猛暑が続く仙台。老犬のマックスにはとても厳しい気象条件だった。

 それに黒のラブラドルはとても暑さに弱い。彼らの先祖は冷涼なカナダのラブラドル半島で海に飛び込み、漁網のロープを岸まで引っ張って来るのが仕事だったとか。冷たい水は得意なのだが、逆に暑い夏はとても苦手なのだ。妻は仕事に出かけている。この日は屋外の水道工事日でもあった。だが、工事の人の姿が見えない。

 昼食はいつものように冷やし中華。それを食べ終わった頃に、工事の人が戻って来た。どうやら彼も自宅へ昼食を食べに帰っていたようだ。セメントの袋や砂利の袋を運び、やがて水を入れて混ぜ出した。我が家の屋外用水道は、不凍栓と言うのが付いている。冬季、気温がマイナス5度くらいになると水道が凍結するのを防ぐための装置だが、先日それが壊れてしまったのだ。

 私がブログを書き終えた頃、外の工事も終わった。時々作業を見せてもらったが、さすがはプロの職人、実に手際の良いものだった。代金5万円を支払って、領収書を受け取る。まさか直ぐに代金を支払ってもらえるとは思っていなかったのか、親方は喜んで帰った。5万円が高いか安いかは分からないが、半日以上かかる手間仕事だから相場はそんなものかと納得。

 そこへ仕事中の妻から電話。工事を終わったことを告げ、これから急いでマックスの散歩と庭への水撒きを済ませて、待ち合わせの場所に行くことにした。妻は仕事先から帰宅しないで済むよう、出かける準備をしていたようだ。まだ暑い中を愛犬と散歩し、急いで帰宅。次いで、完成したばかりの屋外水道へホースをつないで庭と畑へ散水。

 もちろんコンクリートを打ったばかりの排水桝には水が掛からないよう、覆いをした。カラカラの庭はたちまち黒々と色を変える。バケツに水を並々と注ぎ、マックスを植え込みの陰に繋ぐ。彼は明日の午前中まで留守番役。日中あまり気温が上がらない場所を選んだ積りだった。それから慌てて温泉へ行く準備をし、妻と待ち合わせの場所まで自転車を飛ばした。

 JRの最寄駅から温泉のある駅までの切符を買い、列車に乗り込んだまでは良かった。仙台駅で乗り換えようとしてビックリ。何と途中の駅までは3本もあるのだが、私達の目的地まで行く電車が出るまで、1時間以上も待つことが分かった。私達が着く5分前に、ちょうど良い電車が行ったばかりだったのだ。慌ててホテルへ連絡。夕方の4時にチェックインする予定だったが、色々あって3時間近く遅れてしまったからだ。<続く>





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Last updated  2011.07.16 16:28:22
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