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みっちャん

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2011年03月19日
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昨日は、宮城県石巻市で、倒壊した民家のがれきから男女2人が発見されました。震災発生から10日目の生存者救出はかなり異例ですが、死体安置場所が足りなくなってきたなど、震災の悲しい話が多い中、この話は嬉しい限りです。


その石巻市の話を知人から聞くと、救援物資の遅れがあったせいか、かなり治安が悪くなっているそうです。食料品販売店やコンビニなどは、窓ガラスが割られ、ほとんどの食料品が持ち去られたとか・・・。


ただし、それに便乗してか、飲食店以外の被害も多く、レジや金庫のお金、商品などもかなり被害にあっており、警察では警戒を強めています。また、避難している方々の自宅も被害にあっているようですね。この手の火事場泥棒的な犯罪は、人として絶対許せません。


孤立した避難所で、暖に困って流された車のガソリンを抜いたり、壊れた自販機をこじ開け、飲料を取り出し、避難所で配ったりしている行為もあるようですが、やっていることは悪いことと分かりつつも、こちらはいたしかたないという気持ちになります。まあ、犯罪であることに間違いはないですが・・・。


さて続きです。


【3月11日21時】


朝の出勤で別れたばかりの家族ですが、かなり長い時間離れていた気持ちになり、子供達を見た瞬間、涙が止まりませんでした。心の底からみんな無事で本当に良かったと感謝しました。


私の携帯は相変わらず使えない状態ですが、神さんの携帯に、うちの実家から無事であることのメールも届きました。こちらも連絡が付いて安心しました。イーモバイルが、また使えるようになったので、こちらのブログを見ると心配頂いているコメントが多数寄せられていたため、短めの日記で無事であることを書きました。


・どんな手段でも家族、知人に安否の報告を早めにすること(当り前ですが)!!


家の方もコップが1個と時計のガラスが落ちて割れたぐらいの被害だったようです。地震になると扉をロックする機能が付いていたので食器は全て無事でした。でも食器は全て扉の方へ追いやられていましたから、ロック機能が付いていなければ全滅だったかもしれません。


小さめの本棚やテレビなどは、倒れはしていないものの20cmほど移動していました。こちらでも、ものすごい横揺れだったことが分かります。大きい液晶テレビや家具は固定していましたが、小さめの液晶テレビ2台は固定していなかったため、最悪倒れて液晶画面が壊れて駄目かと思いましたが、意外と安定しているものですね。


・家具、家電の地震対策は買った時になるべく行うこと!震災での故障は保証が効きません!


家も被害が無いと安心したら一気に疲れと空腹が襲ってきました(笑)。オール電化の我が家は停電になると、ただの箱になります。暖房は駄目、調理も駄目、エコとやらは本当に何もできません。


皆さん知ってらっしゃると思いますが、灯油があっても電気が無いと石油ファンヒーターは機能しません。また今どきの電話機も電話回線が生きていても電気が無いと使えません。昔のシンプルな電話機であれば、電話回線さえつながっていれば使えますが、そんな電話機を使っている方はほとんどいないですよね。


・停電の時は、石油ファンヒーター、電話機は使えない。石油ストーブやシンプルな電話機は使える!!


神さんの実家も同じような状況だったので、なるべく節約しようと、ひとつの部屋に2家族が集まり、保管してあった石油ストーブを持ち込んで暖を取りました。買い置きのカップ麺があったので、石油ストーブで温めたお湯をかけ食べました。体が冷えきっていたのもありますが、カップ麺がこんなに美味しいものだったとは思いませんでしたね~。


・電気が無くても石油ストーブは暖房、調理機としても使える!!


【3月11日22時】


部屋の明かりは数本のLEDライト(部屋の中に置いていたセンサーでライトが付くもの)で取り、結構明るかったです。また、情報はラジオを聴いていました。NHKも震災情報を流していましたが、全国放送でしたから、地元の民放放送の方が地域よりの情報でした。


ラジオから流れる情報は、私の想像を超えるものばかりでした。時間が経つにつれて、津波で町が消失したとか、火災で町が火の一面だとか、死体が2~300体あるなどの情報が流れてきました。


おそらく、被災地以外の方はテレビであの津波の映像などを見ていたでしょうが、被災地ではほとんど情報が無いんですよね。時々私の携帯テレビや車のテレビで見ることはありましたが、バッテリーやガソリンを気にして見ていたので全貌を知ることはできませんでした。携帯電話や携帯テレビなど電池交換、充電しておけばよかったと思ったり、車も満タンにしておけばよかったと思いました。


・電化製品の充電、電池交換、車のガソリンなどの燃料補充は、可能な限り事前に行おう!!


【3月11日23時】


この時間になっても震度5ぐらいの大き目の余震が頻繁に起こっていました。民放の放送局は仙台にあるので、リアルタイムで揺れを共有できます。例えば放送局の方が揺れが早い場合は岩手沖が震源地、こちらの方が早く揺れる場合は福島、茨城沖が震源地と分かります。同じ場合は宮城県沖ですね。


特に放送局の方が早いと、事前にかまえることができるので、緊急地震速報みたいな感じに利用できます。しかし、この民放放送局は、深夜過ぎに突然聞こえなくなりました。さらに不安が広がります。



【みっちゃん震災録(宮城)その7につづく】


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最終更新日  2011年03月21日 08時39分49秒
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