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June 23, 2005

最近、つくづく思うことがある。

働くということ、生きるということ。
昔から、働かざるもの食うべからずという言葉があるように、
働かなければ飯を食べてはいけないのである。

むろん、働かずして飯は食えない世の中になっているのだから、
それは言うまでもないが、働きすぎてまで飯を食うべきかどうかである。

自分が働くようになって、父親の偉大さ、母親の偉大さを思い知ることになった。
夜中、遅くまで働いて帰ってくる父親。自分は思いかえせばそれが当たり前だと
思っていたが、そんな生活が当たり前で身体が持つわけがない。

若干２０歳の自分でさえ、働きづめでは身体がもたいないと思うのに、
４０、５０になっても子供のために働かなければならない状況にあれば、
身体がどうこう言っている場合ではなかっただろう。

そう考えると、父親には世話になりっぱなしである。

でもそれは、父親だけではない。
母親でも、よく今までやっていたなと心から思う。

父親が遅く帰ってきても、帰ってくる時間にはきちんと起きている。
「関白宣言」ではないが、母親は今でも家事は全てやっている。
（もちろん、妹と一緒に手伝いはするが家事のリーダーは母親だ。）
寝不足だといいながらも、その日のご飯は作っている。
自分がやらねばならぬと、思っているのだ。

うちに限ったことではないと思うが、父、母という職が
おそらく一番大変だと思う。
人の親にならないと、本当のところはわからないと思うが、
それにしても大変なのだろう。

そんな中で、働くことを考えるのであるが、
自分の身を壊してまで働かざるを得ないというのは実に不条理であると思う。
働かざるもの、食うべからずだが、死んでしまっては食うも食わぬもない。

適度に働き、適度に食う。決して贅沢はできないかも知れないが、
それが一番の健康法であり、長生きの秘訣なのかもしれないなと、
自分は最近そう思い始めている。若干２４歳。まだまだ、勢いで仕事ができる。

でも、勢いではなんともならなくなったときに、このＢｌｏｇを
読み返してみたいと思う。

もしかしたら、働く気がうせてしまいかねないが、自分の今の時点での
本心がここにあるからだ。

これから、親への更なるいたわりをしていきたい。
大変さがわかったいまでこそ、真の恩返しができるのだと思う。

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