隣家の庭には 小鳥のための巣箱や餌台が設置されていて、往来も激しい。
仕事部屋の窓を横切る電線は、ちょっとした休憩ポイントになっているらしく、朝夕は鈴なり。
私の日常にも結構鳥たちとの接点があるんだなと、この本で再発見。
動物本は数あれど、野鳥を扱ったものはなかろうと、東北在住のスローライフを地でいく著者が、その生活の様子も交えながら描いていく4コマ漫画。
小さな鳥たちの個性や生き様を、なんとも温かい目線で切り取っています。
家にくる鳥たちの種類なんて、スズメかツバメかくらいしか、わからないんだけれどー。
「このコはオナガかな? お、あの大きいのはひよちゃんかも。」なんて観察するようになっちゃいました。
ところどころにふっと差し込まれる、著者の死生観みたいなものにも心惹かれます。
田辺聖子『蝶花嬉遊図』 2010.03.30
永江朗『聞き上手は一日にしてならず』 2009.07.28
『チャンネルはそのまま』 佐々木倫子 2009.06.30