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私にとって初の田辺作品。妻子ある50歳の男・レオと「共棲み」中の33歳のモリ。強いきずなで結ばれた彼との完結した世界はあまりに居心地がよく、脚本家業もおろそかにしがちだ。嗜好も、感性も、完璧に合致した二人。彼さえいれば何もいらない。彼のお気に入りの「ドデン」を囲んで、美味しいものを用意して、ごろりごろりとしていればいい。休日は、なにも用事がなくて、ただ二人でいられるから幸せ。心から彼を尊敬する。 心から彼を愛する。その時間のためだけに生きる。幸せ。足りないものはなにひとつない。そんなことを、きちんと仕事も地位もある30代の女性が言ってのけるのだから、すごい。その甘い暮らしを、美しい日本語で綴るから、よけいにうっとりしてしまう。ただ、自堕落に愛にすがって生きているわけではないし。彼に責任をなすりつけて生きているわけでもないから、美しいのだと思う。物語は、唐突に終わる。え、ここで終わり?いつまでも甘美な世界に浸っていたいと思うのに。ほんの少し生活の軸足を動かした30代の女性の自然な心の動きとともに起こることを、もっと見てみたいとも思うのに。田辺さんの世界を もっともっとのぞき見たくなった。
2010.03.30
大学進学で仙台に引っ越してきた椎名。引っ越し中に隣人・河崎に声をかけられる。河崎は初対面の椎名に、同じアパートに住むブータン人留学生のために広辞苑を盗みたいと本や襲撃を持ちかける。かくして二人は本屋へ・・・ボブデュランの「風に吹かれて」を口ずさみながら。BSで放送されていたものを録画して鑑賞。放送時間の都合でいきなり本屋を襲う場面から始まって少々面食らうも、原作を読んでいたので展開は理解できててセーフ。伊坂幸太郎ワールド、俳優陣の素晴らしさで満喫しました。瑛太君、お見事。松田龍平はやっぱりかっこいい。濱田岳君の、ずんぐり具合がなんとも味わい深い。関めぐみちゃんも、はまり役だった。それぞれの気持ちが、とても自然に胸に迫ってきて。「重力ピエロ」でも感じたのだけれど、伊坂氏の問題提起に対する結論の付け方については、私には少なからず違和感を覚えるところもある。 復讐の仕方、とか。しかし、そうせざるを得ない主人公の気持ちも理解はできるし、ある種の清々しささえ感じるのがまら魅力でもあるんだろうけれど。「神様には目をつぶっていてもらおう。見ないふりをしてもらおう。」そう思いたくなるような切ないことは、私の日常にも結構たくさんあるかもしれない。
2010.03.26
デビュー作「悲しみよこんにちは」が大ベストセラーになり、18歳にして富と名声を手に入れてしまったサガンの波乱万丈の人生。小説かサガンか、と言われるほど、話題をふりまいてしまう、世間の注目を集めてしまう彼女の人生を早回しで見ているような作品。決して幸せいっぱいの笑顔を浮かべることがなく。頼りにしていた人は果たして真の理解者だったのか、天才に常識を課すことは作品のためにはマイナスなのか、せめて執筆している時間だけは彼女にとって幸福な時間だったと思いたい。
2010.03.25
マイケルの映画を観た。実は、「コンサートのリハーサル映像を集めた映画って面白いのかしら」と思っていた。ごめんなさい。上映5分後には、涙の川でおぼれていた。それは、決して手を抜かない本気のリハーサル。1曲ずつが作品だ。50代に突入しているはずの彼が、あんなに踊れて歌えるなんて思いもしなかった。一挙手一投足、一瞬一瞬の動きも絵になる人。KING OF POP本物のエンターテイナーの姿凄すぎる人、っているんだなぁ。神様があらゆる才能を授けた人。その才能を惜しみなく開花させ、人々を幸せにすることに力をつくしたのがMJなのだ。そして、誰かが喜んでくれることが、彼の至上の喜びでもあるんだ。間違いなく。だから「本気のリハーサル」に取り組む彼はあんなにも輝いているんだ。様々なゴシップやトラブルとは全く関係なく。そう思ったら、胸がいっぱいになってしまう。そして、彼に憧れて、彼を尊敬して、彼と時間を共有することを望んだスタッフたちの姿。ダンサーたちのオーディションのシーン。圧倒的な迫力の群舞の中から選び抜かれたきらめくダンサーたち。その誰もが、MJに対して子供のようなはしゃぎようで、ときめきを口にする。一流のダンサーも、ミュージシャンも、映像や照明のエンジニアたちも、それぞれが最高のパフォーマンスを提供することを惜しまない。彼のために。彼の描く、誰も見たことのない世界を作り上げるために。その気持ちが、一人一人から伝わってくるから、また心が震えてしまう。涙が溢れてしまう。こんなに美しいメイキングが過去にあっただろうか。映画を見終わった後、魂を浄化してもらったようなすがすがしい気持ちになったのはなぜだろう。そして、映画を見終わってからのほうが、彼はまだ存在しているような感覚がある。2週間限定上映の予定が延長されたとか。もう一回、見に行こうかな・・・
2009.11.09
夏休み、ふとしたことから田舎の大家族の一員として過ごすことになった天才?数学少年が、一通のメールに返信したことから世界の危機に立ち向かうことに… 「時をかける少女」の細田守監督最新作。ということよりも、長野県上田市が舞台になっているということで試写会に行く。丸窓電車に六文銭、あっちにもこっちにも上田でしか見られない風景が細かく描かれていて、なんだか嬉しい。地元民にはたまらないなぁ。 そして監督曰く「日本の田舎の家族のアクション映画」このあたりでお盆の時期にはどこででもみられる賑やかな大家族の光景。うっとおしいくらいのにぎわいと絆が、最終的には地球を救う重要な武器になる。伝統的な家族の風景とネット上での仮想世界が違和感なく交錯して、笑いあり、涙ありのアドベンチャー映画。 夏休み映画としてお薦めの、とっても気持ちのいい作品でした。
2009.07.30
私にとって、大好きだけれどとても気が重い仕事が、インタビュー。これまで歌手、タレント、映画監督、スポーツ選手などいろんな方とお話をする機会を与えてもらった。会えることは嬉しい、お話が聞けるのも。しかし、生放送で時間の制約もある中、第3者にもわかりやすいトークショーを展開するには、まだまだ未熟者。時には「あなた、仕事なんだからしっかり喋ってくださいよ~」と突っ込みたくなるほど、話の噛み合わないこともあった。 この本は、黒柳徹子さんや田原総一郎さんら名インタビュアーから、カウンセラー・刑事など話を聞き出す仕事の方々にも取材をしている。くだんの大御所たちなんて、インタビューされるほうが心を開いて何でも聞いてくださいという態度でいてくれるから楽だろうと思っていたら大間違い、彼らもきちんと、いえきっと私以上に相手に真摯に向き合い、下調べをして、心をこめて接していらっしゃることがよくわかった。とても参考になったのが、とことん下調べをして、あらゆる可能性を想定した質問を作り、構成も十分に練るのだけれど、いざインタビューの段階では構成に縛られず、自由な流れに任せるという手法。 独りよがりにならず、相手の空気を読んで、でもしっかり勉強できていればアドリブにも対応できるという。確かにその通り。せっかく本人を前にしているのに、予想の範囲の話だけで終わってしまってはもったいないではないか。 相手に好意を伝えること、一方で相手に接近しすぎないこと、等、人によってアプローチの仕方が違うのは当然だけれど、全員に一致しているのが、相手への敬意を忘れない、自分を飾らない、そして言葉を大切にする、ということ。これはインタビューに限らず、日常のコミュニケーションでも十分通用することだ。 直接話を聞く。文字や音声だけでは感じられない、その人の空気を感じることができる。だからインタビューは、やめられない。
2009.07.28
天才的なピアノの才能を持ち合わせながら周囲の期待に反発してピアノから離れている13歳の少女・うたと、「ピアノが好き」の一心で音大を目指す青年・ワオ。二人が出会い、共鳴することで生まれる、新しい音楽ー。 鳴海璃子ちゃんの透明感、はかなさは役にぴったり。同級生の男子の幼さの中で異彩を放ってました。レベルが違うんだもん、そりゃー、浮くわ。自分のできること、したいこと、求められていること、わからなくても、わかっていても、うまくできないこともある。そんなもどかしさを好演しています。 うたとワオとの関係。愛や恋とはまた異質な、「音楽」という絆で結ばれている関係というのは、揺るがない絆という感じがして、憧れます。 後半、やや突飛に感じる展開もありますが、クラムボンのmitoさんのメロディーをはじめ、全体的に清らかで清々しい気持ちになれる映画。 ストーリー的にはうたの隣にはワオが寄り添うのですが、彼女に思いを寄せるちっぽけなクラスメイトの男の子。彼の存在も妙に心に残りました。決して両想いになることはないけれど、君の存在は神童の青春の1ページに、きっと大切なものとして刻まれるはずだよと、励ましてあげたいです。
2009.07.25
「たった一つの真実」を明らかにすることの難しさを描ききった作品。 おりしも現実の世界でも、痴漢事件で一貫して無実を主張し続けたにも関わらず有罪が確定し、収監される男性のニュースを見た。泣き崩れる妻、出所後にもういちど争うという男性の姿を見ていたら、本当に冤罪なのではないかと思ってしまう。でも、罪を逃れるために一貫して否認を続ける真犯人だって存在しうるわけで。 別のインタビュー記事で、取り調べを行う刑事に「取り調べ中にこの人物が無罪だと思ったことはないか」との問いに、「有罪だから逮捕されているんだ」と答えていたことを思い出した。 確かに、そうなんだけれど・・・ この作品の中で描かれている、警察、検察の取り調べ方や、法廷のやりとりの不自然さ、裁く側の個人的な事情・・・こんな方法で人の罪を決定してきたのかと愕然としてしまう。たとえ裁判員裁判制度で一般人が登用されても、この理不尽な世界を切り崩すことは容易ではないだろう。その中で、一般人は自信を持って人を裁くことができるのかもとても不安だ。
2009.07.24
テレビ東京で深夜に放送されていた・・らしい「去年ルノアールで」私の住む町ではテレビ東京は映りませんから(泣 やっとの思いでDVDを入手。 ええ、私 星野源君のファンですから。 冴えない文筆業の私(星野源)が昼下がり午後3時に必ず過ごす、喫茶店・ルノアール。フリースタイルな客たちが思い思いに過ごす様を横目に見つつ、私の妄想ワールドが展開するというショートドラマ。このゆるさ加減がたまりません。名もなき店員(バナナマン日村・南海キャンディーズ山ちゃん・西村雅彦・ani・ハマケン)らのテキトーさや、各回の個性派俳優陣のはじけっぷり。 撮影、絶対楽しいと思う。ハマケンなんて、何の役作りもしてないだろうな。彼は本当に存在だけで奇跡だな。いいなぁ。(ちなみに実際に営業中の店舗でロケしたそうだけれど、リアルなお客さんは撮影にほとんど関心をよせなかったそうだ。さすがフリースタイル・ルノアール) 最近、また放送が始まったという噂だが、相変わらずお山では見られず…しばらくはDVDで我慢。
2009.07.23
友人に招待していただいて、プロ野球観戦。横浜対巨人戦です。 野球にとんと疎い私は、プロ野球観戦が小学校6年生の修学旅行以来、人生2度目。スタジアムの熱気に感激~。屋台のメニューの豪華さにも感激~。雨具もちゃんと携行している観客の用意周到さにも感激~。 私たち、最近の野球選手の名前さえもほとんど知らない素人っぷりで出かけたのですが、今回案内役を務めてくれた横浜のオフィシャルリポーターちゃんが、チームのことや選手の人となりをつぶさに解説してくれたおかげで堪能! 試合には出場しませんでしたが、目の前のブルペンで工藤投手がピッチングを始めた時はドキドキしましたぁ。オーラ、違いました。フェンスにへばりついて観戦している子供達、飲みながら食べながら野次飛ばしながら楽しんでいるおじちゃん、きゃぁきゃぁ言ってるおばちゃん、スタンドって楽しいところですね。 また来たいな。
2009.07.22
海の日ですが、山へ。標高は900M超え、夏のゲレンデにやってきました。マウンテンバイクの女性ライダーの、8年ぶりの復帰戦を応援するために。 舞台は全日本選手権です。優勝すれば日本一。なんてスケールが大きいんでしょう! しかし彼女はオリンピアンです。世界を相手に戦ってきた人です。 以前は。同じ大会に10年前に優勝しているそうです。 現在、38歳。2児の母。レースからはすっかり遠ざかっていました。私とは陽気な主婦仲間、おしゃべり友達。ちょっとタフなお姉さん的存在でした。その彼女が約2ヶ月前にレースに出ることを決めたのです。 日本一を争うレースに出場するのですから、生半可な練習ではありません。家事もこなし、仕事も手を抜かず、幼い娘たちの良き母でもあろうとする彼女には時間も体力も足りなかったようです。レース前、着替えをしている彼女の背中の痛々しいテーピングと一回り小さくなった身体。 頑張ってと言うべきなのか、無理しないでというべきなのか、私にはわかりませんでした。 復帰ときいて彼女を訪ねてくる人の多さにどれだけの実力者だったのかを知らされたのですが、オリンピックの時にはなかったものを今は持っているとも、言います。それは・・・「無償で応援してくれるご近所さんと子供たち。」気がつけば、お手製の横断幕を持った子供たちとその両親が会場にたくさん来ていました。初めて見たマウンテンバイクのレースは過酷でした。こんな急斜面を、どうして自転車で登らなくてはいけないのか、泥んこになって穴だらけの道を進まなくてはいけないのか、私にはさっぱりわかりませんでした。でも、そんな無謀なことを、命をかけてやっている彼女を見ていたら、涙が止まりませんでした。 残念ながら、表彰台に上ることはかないませんでしたが、試合後、馴染みの記者に「ロンドン(オリンピック)は日の丸つけて走るから!」と爽快に語っていた彼女。レースの5分前までママの顔、走り終えてもすぐにママの顔でした。興奮した子供たちの問いかけにも丁寧に答え、応援した一人一人に声をかけ、一番遠くから見ていた私をも気遣ってくれました。「本当の自分の姿をみせることができたよ」と。 アラフォーの彼女の挑戦。何が、彼女を駆り立てているのでしょうか。そしてこれから、たくさんの問題も抱えながらどんなふうに取り組んでいくのでしょうか。一人の女性の生き様を、ひとときも目を離すことができずにいます。
2009.07.20
今日は、芸術鑑賞。知人の個展へ。TOMOYAARTS(トモヤアーツ)さんの作品展。 ちょうど1年前、担当していたテレビのコーナーで取材したのがきっかけだが、すっかり魅了されてしまった。 人柄と作品の両方に。 彼のモチーフになっているのは故郷の風景と豊かな少年時代の記憶、そして想像の世界。誰もが経験したであろう日常の風景の中に、空を飛べたらとかこの木が雲の上まで届いたらとか、ドラゴンに乗っていけたら・・・なんて誰もが創造したであろう夢の世界をカラフルに、そしてとても温かく描く人。高校時代はボクシングの選手という経歴を持つ彼は、遠くから一瞥しただけではちょっと怖そうな若者かもしれないけれど、顔を合わせて笑顔を見れば、一言二言話をすればその温厚な人柄に取り込まれてしまう。 個展に行くと、お母さまやら奥様やら友人知人がたくさんいて、その人たちの雰囲気でも、彼がいかに温かい環境で愛情深く育ってきたかが分かる。彼の作品は、そんな温かさを見ている人に伝えてくれるのだ。 そして、今回は念願のライブペイントを見ることができた。(去年の夏の野外イベント)単に観客の前で絵を描くのではなく、1枚のキャンバスの中で絵がどんどん変化していく。はじめは1本の木だと思っていたものが、やがてライオンになったり、またそれが老婆に変わり、さらに塗りつぶされて太陽が現れ、花が咲いたり・・・約1時間、彼の想像の翼が自由気ままに羽ばたいていくさまを、ドキドキしながら見つめる。その自由さ、のびやかさが、自分の固い頭を柔らかくしてくれるし、一貫した彼の温かい目線がまた私の心にも光を注いでくれる。今回1時間の集大成の作品が。 聞けばパパになったそうだ。 愛すべきものがまたひとつ増えた彼は、ますます愛に満ちた作品を描いていくのですね。
2009.07.19
仕事がら、衣装持ち。しかし今やデッドストックと化したものも多く。ただ捨ててしまっては勿体ないので最近は洋服専門のリサイクルショップに持ち込んでいる。 私が利用している店は、自己申告した定価の約半額くで販売、売価の約半分を店が手数料で取り、残りの半分を売主が受け取る、というシステム。目方で買い取り、激安販売という古着屋さんもいいけれど、自分の大事にしていた服の価値をわかって買ってもらえる気がしてまた、うまく売れればそれなりの金額になるので、ここを利用している。 4月の終わりに預けていた10数点のうち、6点が売れた。合わせて15000円超。なかなかの成果。残ったもののうち、数点は値段を下げてもう少し置いてもらうことに。一旦、嫁に出すと決めたコたちだから、家に戻ってこられてもね。 お金を受取って、店内を物色して、1点お買い上げ。値札より2割くらい安くしてくれて、買う時は嬉しいんだけれど、自分の持ち込み商品のときはねぇ・・と少々複雑。 タダで譲るにはちょっと惜しい、でもネットオークションほど手間暇かけられないそんな私にうってつけのお店なんです。 そんなわけで、今日のは捨てたわけじゃないけれど、放出ということで<捨てキング14日目>・売れた洋服 6点 合計で68点になりました。
2009.07.16
オリジナルフルアルバムは、4年半ぶりだとか。ファンにとっては、まさに「おかえりなさい」と言いたくなるアルバム。 今回は、じっくり聴かせるスローなナンバーからアップテンポのお茶目な永積君まで、多彩なラインナップ。永積君のバラードは本当に耳に心になんとも言えない余韻を残す。幸せな歌は温かい気持ちに、切ない歌は時に痛みさえも伴って。あの声。表現力。今回も素敵です。 でも、私としてはM7「・・・がしかしの女」のような、言葉遊びを駆使したはじけ飛ぶような楽曲の永積君も大好き。super butter dog時代をも彷彿とさせるやんちゃパワーさく裂。お相手のお姉さん・マダムギターも気になる存在。 とにかく、彼の好きな人たちと好きなことをやってみたらこうなりました!的なスタンスが、最高に心地いい1枚だと思います。
2009.07.15
<捨てキング13日目>・欠けちゃったお皿 1枚・包装紙・ダイレクトメール 計3点合計で62点捨てました
2009.07.15
<捨てキング12日目>・破れたストッキング・ちびわんこのエサ試供品(好みじゃないらしい)・カタログギフトの控え券 計3点全部で59点捨てました。
2009.07.14
先日、司会を務めた披露宴で、新郎新婦から「ネットで注文できる写真」を紹介するように頼まれた。これは、Gloriare(グロリアーレ)が行っているサービスで、披露宴中にプロのカメラマンが撮影した写真を、ネットで閲覧し、注文することもできるというもの。写真の閲覧にはパスワードが必要で、披露宴の出席者のみにパスワードの記された案内カードが配布されるので、ネット上とはいえプライバシーは守られるという。 このサービス、さっそく私も拝見。やっぱり、ウエディングを知り尽くしたプロカメラマンの写真は素晴らしい。二人のベストショットだけでなく、パーティー中の様々なゲストの様子をしっかり網羅。とっても自然な笑顔がたくさん切り取られている。ケーキカットの新郎新婦に笑顔で集まる友人の引いた場所からの写真とか、テーブルスピーチの爆笑の様子とか、話に感動してそっと涙をおさえている友人の様子とか、「はいチーズ」の掛け声では映しきれない自然な姿。大体、自分のカメラに自分が映っていないことって多いし、光の加減がうまくいってなかったり、なかなかベストショットが撮れないものだから、このサービスは人気が出るかもしれない。 ちなみに、今回は私も数枚注文しちゃいました。だって、普段披露宴で司会している姿なんて誰も写真に撮ってくれませんから。プロはすごくいい雰囲気で、頑張って仕事してる私の姿も残しておいてくれたので。とってもイイ記念になりました。 うふふ。
2009.07.13
こんなにくたびれていたっけ!?それは、ある日突然の発見だ。毎日毎日こよなく愛していた・・・タオル。使えば使うほど馴染みがよくて、それがあれば他のタオルの順番を押しのけてでも使ってしまう。どんなによれよれになっているか、全然気づかずに。そんなコとも、今日は思い切ってお別れです。 というわけで・・<捨てキング11日目>・古タオル 2枚・古スカート 2枚・仕事資料 1件分・ダイレクトメール 3通・古封筒 3通 計9点合計で56点になりました。今までほんとうにありがとう。
2009.07.12
どうしてこれまで考えもしなかったんだろう、お料理と歌を組み合わせることを。自分だって音楽を聴きながら、歌いながら、料理をしているのにね。目で耳で香りまでも楽しめる、とびっきりのクッキングショー。 調理台とバンドセットが並ぶステージ。ステージの上で火も使いながら、生バンドの演奏で音楽も楽しめちゃうのだ。裕三さんの歌のうまさ、生で改めて感動。低音からファルセットまで音が駆け上がっていくところなんて鳥肌たちました。また、バンドマンも4人ともアカペラもいける技巧派で、裕三さんらしいコミカルなシーンも満載で、まさにライブの醍醐味を堪能できるパフォーマンス。 お料理は3品。「美味しくて、簡単」がモットーだそう。堅苦しくない、目分量でいけちゃう手軽なメニュー。でも、彼は本当にじゃぶじゃぶとお料理を作っていらっしゃるんだなぁ、そしてあちこちで色んなものも食べ歩いて、食を心から楽しんでいることが、トークからも彼の料理の手順からもよくわかるので、主婦歴何十年というベテランさんも、彼の料理を支持してくれるではないだろうか。 歌も、料理もエンターテインメント。彼ならではのパフォーマンスと感激したのは… 「ここで2~3分煮詰めます」って時には、彼らが歌って間をつないでくれるんですよ。キャベツの歌とか、納豆の歌とか。かつて、番組でお料理コーナーを担当していた私としては、そうか、こんなやり方があったのかと、本当に歯がゆい思いでした。 まぁ、実際は私じゃ歌えないけど。 歌は無理としても、裕三さんはやっぱり第一線で活躍されるエンターテイナーです、見せ方、お客さんへのアプローチ、さりげない間の取り方、話の持っていき方、あらゆるところで勉強になって、収穫の多い1日でした。
2009.07.11
<捨てキング10日目>パソコンの中にも、いろんなデータがほったらかしになっている。特に写真の管理が雑になったなぁ…どこかにあると安心して見失うもの多し。 今日は・日記アップ用の写真 ・過去資料・撮りためていた番組計3点処分しました。合計は47点になりました。
2009.07.09
ちょっと懐かしい仲間で集まって、ビアガーデンへ。超雨男の参戦のためか、朝から1日本格的な梅雨空。夕方近くに上がったものの・・・油断ならない雲行き。もうひとり、参加保留の超雨男氏が来ることになれば、傘は必携、とメンバーには連絡してある。 いつもどおり、集合時間には集まれない仲間たち。仕切り役の私、集合時間より早めに会場に入ってポツンと待ちぼうけていたらマスターがビールをサービスしてくれた。「内緒だよ」の目くばせに、勿論ありがたく一人ビールを堪能する。くーっ、うまかーっ。 このジョッキを空けきらないうちに、一人二人と集まってくる。最初の言葉が「おつかれー」でも「ひさしぶり」でもなく、「あー、先にずるーい」なところが、何とも心地よかったりして。人数にはちょっと小さめのテーブル、鉄板を囲んでギュウギュウワイワイ。 本格的な暑さが来る前のこの時期のビアガーデンが、私達の夏の始まりの合図かも。
2009.07.08
パスタがおいしいと評判の、リゾートホテルのランチへGO 前菜は夏野菜のテリーヌ仕立て。赤・緑・紫・ジュレの透明感といった視覚的な楽しみはもちろん、丁寧にした味が付けてあって、さらにソースやお塩をつけると、それぞれに違う味わいが楽しめるという、1皿目からわくわく感でいっぱいに。初めて、ハイビスカスの塩というものを食べた。 自家製というローズマリーのパンがまたおいしくて、ついついおかわり。 パスタはフィッシュラグーとトマトソースをチョイス。『ラグー』と具材を細かく刻んで煮込んだもの、という意味だそうで、フィッシュだから魚、今回は鯛となんとか・・・とおっしゃっていたっけ。知識のない私たちは「魚豚?」「それはアグー(沖縄の豚)」「ふぐ?」「それは河豚」「イルカ?」「海の豚でしょ!」なんてやりとりを、結構大きな声でやってましたっっ。白身のお魚とトマトソースのパスタ、さっぱりしていておいしい。家庭だとツナ缶で作るか…でも、ちょっと脂っぽくなるのと、口当たりがやはりこうはいかない。 トマトソースの甘み加減やハーブの利かせ方が、なかなか真似できない。 デザートはガトーショコラと、フルーツ。 ホテルランチはちょっと贅沢だけれど、日常とかけ離れた上質な空間もたまには必要。 しっかり長居して堪能した後、今度は友人宅で彼女のもてなしを受ける。これはこれで、またなんとも言えない居心地の良さ。信州人らしい、次から次へと用意してくれる姿に、接待大好き一族の血をみる。なぜか最後にはみんなでコアリズムを踊ることになり、タオルまで借りてました!そんな一日。
2009.07.07
<捨てキング9日目>・しみのついたカーディガン・DM・毛玉取り機 計3点合計で44点捨てました。 今まで役立ってくれてありがとう。
2009.07.07
昼下がり、銀行に出かけた。相変わらず込み合っていて、整理券を取って窓口に呼ばれるのを待つ。さて、今日は何分待つことになるのか、その前に椅子に座って待っていられるのかしら…と見渡すと、他の椅子は割合込んでいるのに、1か所だけほとんど人の座っていない長椅子が。ラッキー、と思いつつ腰かけて正面を見た途端、その席に人が集まらない理由がわかった。 正面窓口で、若い女の子がなにやら相談事の真っ最中なのだけれど、背中が「裸」だったのだ。 ・・・どう表現すればいいか。前は隠されているんですよ。後ろあきのニット。首と背中2か所を紐で結ぶようになっていて、普通はインにタンクトップなどを着て、背中の一部の肌が見えるのがセクシーという衣装。動いているうちに紐はどんどん緩んできているようで、ニットは「金太郎の前掛け状態」。彼女はインナーに何も着ていないから豹柄とショッキングピンクの下着も含め、背中が全壊、御開帳。 そんな状態が鑑賞できる席に座る勇気のある人は、なかなかいなかったらしい。チラチラと視線を送る人はいたけれどね。 巨大なサングラスをかけて、ミニスカートにレギンス、かなり高めのヒールのサンダルをはいて、誰のためにどこへ行くためにおしゃれしているのだろうか、どう見ても20代の女の子。 これは美しくないよ。お洒落じゃないよ。個性でもないよ、たぶん。 こういう人に出会ったとき、どういう態度で臨むのがスマートなんだろうか。注意する!? 赤の他人が因縁つけてきたと思われるのも…堂々と見る!? 見せたくてやってることでしょう、と目ヂカラで意見する。でもただの変態に思われる可能性も大。無視する? その場に存在していないかのようにふるまう。でも、負けてるようでちょっと悔しい。 余計なおせっかいは焼かなくていいのだろうけれど、こういうのを放置する社会なのもいかがなものか。私は心が狭いのだろうか。
2009.07.06
<捨てキング8日目>・料理レシピ 5枚・古 レターセット 1組・かわいい箱 1個 計7点合計で41点捨てました。
2009.07.06
21歳の新星のデビューアルバム。といっても彼女のライブパフォーマンスの高さはあちこちで耳にするのだけれど。ノラ・ジョーンズよりもやや力強い印象ながらも雰囲気たっぷりで、1曲目から心地よい世界を作り出している。 そして、ボーナストラックの日本語で歌われた『君に伝えたい』この際彼女が京都生まれであることは関係ないんじゃないだろうか、というような、日本語は母国語ではありません発音で歌われているので、ちょっと下手な人?というのがファーストインプレッションだったんですが、(ごめんなさい)徐々に不思議な魅力に取りつかれていく。英語詞とは全然違う雰囲気で、ちょっと・・・そう、中孝介さんのような、沖縄の民謡を歌う人のような、そんな空気が漂うのです。 もっと素敵なのは、この歌の歌詞。『君を選んだことみたいに すべてが簡単ならいいのに』こんな愛の表現をしてみたいものです。
2009.07.05
<捨てキング7日目> 料理のレパートリーを広げるべく、雑誌やテレビを見てはメモを取っていた時期がある。オリジナルのレシピカードが結構たまっている。気に入って頻繁に作るもの、たまには変わったのも、と思って取ってあるもの、など、料理も365日仕事ですから、「念のため」のレシピも多い。今日はもう明らかに作らないであろうメニューだけを選抜。・・・「捨て」生活1週間だけれど、まだまだ決断しきれない、優柔不断な自分がいる。 ・〇年前の日焼け止めクリーム・お料理レシピ 10枚・バランスボールの取扱説明書 (本体はすでに譲渡済み) 計12点合計34点捨てました。
2009.07.05
<捨てキング6日目>いつの間にか増えているもののひとつが、文房具。しかも自分で買ってないのに、やつらは増殖している。粗品でもらったペン、メモ帳、の類。使ってはみたものの、勝手が悪くてその後のお付き合いの途絶えているものとか。デスクのペン立てにあるものの半分が、いまいち気に入らない組。申し訳ないけれど、今日は訣別の儀式。ということで・・・・使わないシャーペン・マジック類 4本・変色したレポート用紙・カーテン用メジャー 計6点合計で22点。 今までありがとう。
2009.07.04
UFO大会でにぎわうラスベガス。タクシードライバーのジャックは奇妙な兄妹を乗せたことから、何者かに襲撃され逃げ回る羽目に。子供の姿をしている二人が実は「宇宙人」であり、重大な使命を負っているという。危険を承知で地図にない山「ウィッチマウンテン」を目指すことになるが・・・ 数々の宇宙関係の謎に迫るストーリーかと思いきや、手に汗握る逃亡のアクション系でした。久しぶりに劇場の大スクリーンで見ると、肩に力が入りっぱなし。おもしろかった。宇宙人ものといいつつも、モンスターのような異形のものはほとんど出てこないのも、よかったと思います。逆に、子役(というほど幼くもないけれど)の二人のクールな演技が宇宙じんっぽくて。色素薄いし。女の子が『チャーリーとチョコレート工場』に出ていた子っていうのにはびっくりしました。 成長早いなぁ。 UFO大会に集うマニアなファンたちの熱狂ぶりも楽しい。そして、ジャックのその後の人生も。
2009.07.03
<捨てキング5日目>・ひびの入ったお皿・紙袋・仕事の紙資料 1件分 計3点合計16点になりました。
2009.07.03
16年前ある島の島民全員が死亡する事件が発生。国家は巧妙に事件を隠ぺいするが、唯一生き残った2人の少年がいた。悪の化身と化した結城(玉木宏)と、彼の悪意にひきずられていく賀来(山田孝之)。 結城の真の目的は… 試写会にて、鑑賞。手塚治虫原作ということもあり、期待大。玉木さんは初の悪役だとか。いやぁ、美しい。細身で長身で、そのすっとした佇まいが「悪の美」を肯定させる説得力に満ちていて。で、顔色変えずにバンバン殺しちゃって。(余談ですが、手塚ファンの知人は今回のキャスティングについて、玉木さんは「鳥顔」だから手塚作品にははまると思う、と言っていた。ちょっと納得。)一方の山田孝之さんの無骨でおどおどした感じと対照的。それぞれの苦悩をもっと濃密に描いて、二人が悶えてるシーンが多いと、女性たちはもっと美味しいんだろうけれど。 人が、簡単に死んでいく映画。その死を描くことによって浮かび上がる生を、見る側がしっかりと受け止めなくてはいけません。
2009.07.02
<捨てキング4日目> ・よれよれの本の帯・某社への行き方地図(一人でいけるもん)・宅急便の控え 計3点合計13点になりました。 今までありがとう♪
2009.07.02
<捨てキング3日目>・プレゼントの応募用紙・おみくじ補助券(期限切れ)・古い靴下2足 計4点合計で10個 捨てました。
2009.07.01
ジャズボーカリストのakikoさんが自身のルーツと語る、大貫憲章氏プロデュースのロックDJイベント「LONDON NIGHT」をトリビュート。豪華プロデューサー陣を迎えた贅沢な1枚。jazzのakikoさんの雰囲気は大好き。rockなakikoさんも、またとびっきりキュートです。なんというか・・・制服姿で認知している美女のプライベートの装いを見て、またその魅力にはっとさせられたような・・・そんな新鮮さを感じました。「ラジオスターの悲劇」 「ユーメイドリーム」 「ロックバルーンは99」大好きな曲を彼女の声で聴けたのも嬉しい。 これから、夏のお出かけのBGMにもぴったりだと思います。
2009.07.01
化粧品関係は、ずいぶん不要な物を持っていそう。いつか使うかも・・・と思っているサンプル。美容部員の勢いに押されて買ってしまたこまごましたもの。当面、このあたりをじっくり攻めていければ・・・と計画中。 ということで <捨てキング>2日目・化粧下地クリーム(使い切り)・?年前の日焼け止め (カッチカチに変質)・サンプル美容クリーム(匂いがどうしてもだめ) 計3個合計で6個です
2009.06.30
北海道のローカルテレビ局に「バカ枠」として採用された新人記者・雪丸花子の引き起こす騒動。 長くテレビ局に出入りしている者としては、この漫画のキャストの一人一人に限りなく当てはまる知人の顔がどんどん浮かんできて、笑っちゃう。 そして「バカ枠」も・・・いろいろしでかすけど結果オーライの伝説の人って、いるよねー。 入社数日で中継初リポートとか、なさそうでいてあり得なくもない話に共感の輪が広がります。 彼女がどんなふうに成長していくのか、エースストライカーへの過程が見逃せません。
2009.06.30
「捨てキングへの道」シンプルライフの基本は、やはり物を持たないこと。とはいえ、資本主義社会であくせく働いていれば、ついついご褒美に手が伸びるわけで。気がつくと、自分でも管理しきれないほどの「モノ」に囲まれた生活に。これではいかん、このままではごみ屋敷と大差ないかも!?いつだったか小耳にはさんだ、ビジネスで成功した人のエピソード。『人は物に満たされていては向上しない、1日に3個は物を捨てるべし』1日に3個、1年間で約1000個。それだけのものを捨て去れば、身辺の景色も変わるに違いない。ということで、今日から「捨てキングへの道」スタートです。 1日目・15年前もののサンダル(過去3年使用した記憶なし)・マスカラ・庭の草 ゴミ袋1個分 計3個 お疲れ様でした。
2009.06.29
朝、うるさいほどの小鳥たちのさえずりで目が覚める。隣家の庭には 小鳥のための巣箱や餌台が設置されていて、往来も激しい。仕事部屋の窓を横切る電線は、ちょっとした休憩ポイントになっているらしく、朝夕は鈴なり。 私の日常にも結構鳥たちとの接点があるんだなと、この本で再発見。動物本は数あれど、野鳥を扱ったものはなかろうと、東北在住のスローライフを地でいく著者が、その生活の様子も交えながら描いていく4コマ漫画。小さな鳥たちの個性や生き様を、なんとも温かい目線で切り取っています。 家にくる鳥たちの種類なんて、スズメかツバメかくらいしか、わからないんだけれどー。「このコはオナガかな? お、あの大きいのはひよちゃんかも。」なんて観察するようになっちゃいました。ところどころにふっと差し込まれる、著者の死生観みたいなものにも心惹かれます。
2009.06.29
またパソコンに向かってみようという気になり、心機一転でタイトルも変えました。『和屋 waya』です。 和はmiwaの和であり、和みの和でありwaは友達の輪だし、wayaは故郷の言葉で『めちゃくちゃ』の意味もあり。 情報発信の場になるか、日記らしく日々をつづるか、ただのストレス発散の言葉の羅列になるかは、未定。 とりあえず、開店です。
2009.06.28
最近、テレビのお仕事でお料理コーナーを担当しています。週に4日、日替わりで先生についていると本当に勉強になります。これは使える!と思ったネタを、ここに記録していくことにします。今日は、和食の先生から。ナスのおひたしなどを作る時、網の上でナスを転がして真黒になるまで・・・いわゆる「焼きナス」を作りますよね?これって結構時間がかかります。 じつは、「油で揚げる」ほうが短時間にきれいに皮がむけるんです。ナスの上下を少し切り落とし、皮にすっと切れ目を2か所くらいいれます。(皮が破裂するのを防ぐためとか)180度の油で素揚げ。時折油の中で転がして均等に火が入るように。皮の切れ目の当たりからシュワシュワ泡が立ってきたらOKの合図。そのまま冷水に取って、下のほうから手で皮をむいていくときれいにむけます。焼きナスの場合、焦げた皮はぱりぱりしてむきにくいんですよね。それがこの方法だと、すっと一直線。時間も短縮されるし、均一に火も入るし、油を使うのが手間と思う方もいるでしょうが、断然スムーズに気持ちよくいけます。まだまだ、ナスの活躍する機会は多いはず。お試しあれ。
2008.09.23
秋分の日。暦どおり、ずいぶん涼しくなってきました。帰宅途中、あちこちで地区の小さな秋祭りに遭遇しました。提灯を持ってあるく世話役のおじさん。小さな社に灯るあかりも幻想的です。そんな光景を車窓から眺めていると、ちょっと旅人のような気分に。ちょうど聴いていたのが、このアルバムでした。全編英語の歌詞のロードムービー風な作り。解放感と寂しさが同居している感覚が、秋にぴったりだと思うのです。ジャケ買いだったんだけど(笑噂では、ライブにも定評があるとか。アルバムが作り込んだ感があるだけに、アーティストの感性がほとばしるライブを是非体験してみたいと思うのです。
2008.09.23
「イケメンしか出ないミュージカルだよ」その言葉につられた訳ではありませんが・・・行ってみました長野公演。会館周辺に溢れる女子の群れに、びっくり。少なくとも私の視界には男子の姿は発見できませんでした。確かに、彼氏とデートで見に来る舞台ではないもんね。物語は、青学と氷帝という2つの中学のテニス部の団体戦。個性的で一流のプレイヤーたちの死闘を描いています。原作漫画に忠実らしく、メイクやカツラで若干コスプレ気味のキャスト達、それがまた乙女心をくすぐるようです。セリフも、マンガらしい熱さに満ちていて、妙に心地いいのです。漫画特有の背景描写には、光の演出が見事でした。ラリーの応酬のボールの動き、人物の心情・・・そして、きれいな男の子たちが全力で走る、歌う、踊る。そのひたむきさがびしばし伝わってくるのです。最後に客席に降りてきて顔を見せてくれた時の、黄色い声援。私たちの目の前には、長野県出身の古川雄大さんが。おぉ~、うつくしい~、ひかりかがやいているぅ~~正直、舞台上の表情まではわからなかったのですが、間近で拝見すると皆さん本当にイケメン。なんとも、甘美な世界でございました。ちなみにこのミュージカル、刻々とキャストも入れ替わり、リピーター率も高いのだとか。私の後ろの席の2人連れは、かなりのツウらしく、ストーリーとは無関係のところで笑ったり、のリアクションが多く、彼女たちの解説を聞きながら観劇できればなお楽しかっただろうにと思いました。ファンの力ってすごいですね。
2008.09.21
素敵な椅子をゆずってもらいました。行きつけの美容院がまさに今、改装中で、カット用の椅子を入れ替え、ついてはこれまで使っていたものを放出するとのこと。私も何度となくその椅子に座ってカットしてもらってきました。ゆったりと座り心地の良いのは確認済み。お洒落でインテリアにもこだわりのあるオーナーですから、それなりの高価な椅子を選んでいるのです。それが1脚3千円で♪ 新品の98%OFFという超破格なお値段で。さっそくこの椅子に合わせるために、ワークスペースを大改造です。とりあえず、セッティング。もともとカットのための椅子ですから、高さ調節のレバーが椅子の後ろ側だったり、フットレストが付いていたりはするのですが、特に問題なし。少々重たいけどコンパクトながらもゆったりして、パソコン作業もはかどりそうです。これまでのローテーブルを片づけて、作業台に使っていた机を引っ張り出してきました。本当は椅子と同じくらいお洒落なデスクもほしいんだけどな・・・これまで、家具やインテリアにはほとんど手を掛けてこなかった私。お金もかかるし、場所もとるし、洋服のようには気軽にチャレンジできないから、一人暮らしを始めた時以来のものや(それでももう15年以上のおつきあい!!)、ホームセンターのお手軽家具でやり過ごしてきたのだけれど、そろそろ一生ものに出会いたいかな・・・なんて。10代20代では感じなかった、インテリアの価値や心地よさを知ってしまったのです。とりあえず手始めに、この椅子と楽しく暮らす方法を模索。椅子に、以前の環境とずいぶん違うと嘆かれないように、デスク周りの物もかなり処分してすっきり。この勢いで、家中のリフレッシュをはかりたいものです。
2008.09.20
これからの季節の必需品です。ロン毛のペットもいるし、黒い服も多くなるし。しかし、ブラシでは能力が不十分(時々逆走してギャッッとなるし。)ガムテープも悪くないけれど、コロコロと呼ばれる粘着テープは、特に冬場の必需品として長く愛用してきました。自宅では洗面所、リビング、玄関。 車の中にも。そんな私にぴったりのかわいいものを見つけました。『kop』ってネーミングもグー。粘着テープをコップの中にぽんと放りこんだだけ、という感じがたまらなくかわいい。実はさ、従来の粘着テープはカバーをはめるのが面倒だったの。これなら、気軽に使えるし、インテリアにもなるし。早速、玄関に飾っちゃいました。
2008.09.10
売れないグラビアアイドル・如月ミキが自殺して1年がたった。彼女の思い出を語り合おうとファンサイトで知り合った5人の男が追悼集会を開催。想い出話に花を咲かせるはずが、「彼女は殺されたんだ」の一言から、事態は思わぬ方向へ…まるで舞台のようなワンシチュエーションムービー。小栗君はじめ、今や実力派といわれる役者たちが、狭い部屋の中で思う存分暴れまわっている感じ。若干、先が読めてしまうストーリーではありますが、映像で楽しませてもらえるので、満足感があります。オタクの方には、何よりもうれしいエンディングですね。私が何より、衝撃を受けたのは、エンドロールで歌い踊る如月ミキちゃんの姿です。本編ではその姿は明かされず、ファンの男たちの賞賛と美辞麗句でイメージを最大限に膨らませているので・・・これこそ、ファン心理なんだと、納得しました。
2008.09.07
主演・永作博美 松山ケンイチ美術大学生のみるめ。20歳年上の講師ユリに絵のモデルを頼まれる。彼女の奔放なふるまいに瞬く間に恋に落ちていくみるめ。しかし、ユリは結婚していた・・・いいなぁ、こういう恋心。すでに圧倒的にユリの立場ですが、みるめをはじめとする美大生たちの恋の心情が、手に取るようにわかって、胸がキュンキュンしてしまいます。みるめ、かわいい。うれしい顔も、悲しい顔も。えんちゃん(蒼井優)の、もどかしい気持も。ベッドでぴょんぴょん飛び跳ねるしかできないせつなさも。堂本(忍成修吾)の見守り系も。さらりと告白しちゃうところも。こんな風に恋愛を謳歌できるのは学生時代ならではだもんね。そしてユリ。全然かわい気のない肌色の下着。「だって彼に触ってみたいって思ったんだもん」とさらっと言っちゃうところ。年上の、何でも許してくれそうな夫の存在。仕事に真摯なところ。永作博美だからでしょ!と思ってしまってはいけません。年齢を重ねても、カワイイ男の子とカワイイ恋愛を楽しめたらどんなに楽しいかしら。「人のセックスを笑うな」センセーショナルなタイトルですが、他人の恋愛ははたから見ればバカバカしいものです。みっともないし。でも、当人は大真面目で純粋。みるめとユリがくだらない話でいちゃついているのも。みるめがやってきて、えんちゃんの顔がぱっと輝くのも。堂本が「手つなごっか」って笑うのも。なんていとおしいんでしょうか。
2008.09.06
ひょんなことから霊感商法に巻き込まれた元私立探偵・成瀬将虎・・・・・あらすじも微妙に書きにくい物語です。日本推理作家協会賞だとか、本格ミステリ大賞、「このミステリーがすごい」にも選出という帯の文句に魅かれて、初めて手に取った作家さんだったのですが。「ミステリー」とは神秘、謎って意味だよね?謎を推理していくことなんだよね?物語の中盤くらいから、なんだかおさまりの悪い違和感、そしてラストのたたみかけるようなどんでん返しの展開に、確かに「やられた」と思うけれど、と同時に、「それはないでしょう」という気持ちにもなり。宣伝文句の通り「もう一度読み返して」みました。確かに、そういう風に思えなくもないけれど、でも今度は登場人物に全然共感できない、というか、何一つリアルに感じられなくて。所詮架空の出来事でしょうけれど。あちこちの書評を見ても、賛否両論ですね。いろんな人の意見を聞きたい小説です。でも、絶対映画化できないよねー。
2008.09.01
久しぶりに読後感の悪~い漫画。借金を重ねてついに闇金に手を出さざるを得なくなったような人たちを、さらに暴利で苦しめる悪魔のような「ウシジマくん」。見栄っ張りの同僚に合わせてブランド品や高級ランチのために借金を重ねるOLが、身を滅ぼしていく話。パチスロをやめられない主婦。借金が払えなくて、体を売ってお金を作る屈辱を味わいながらも、翌日にはまた店に向かってしまう弱さ。何もかも他人のせいにする引きこもり男。プライドだけは人の何倍で、平気で人を侮辱するくせに、自分にはとことん甘い甘い。でも、その弱さは、確実に自分の中にも存在するわけで。「また明日にしよう」とか「世間が悪い」とか私だって結構常に思ってるよなぁ・・・汗読み終わった後、そそくさと部屋の掃除を始めてみたりして。まだ、まだ私は、そこまで落ちてないし、落ちちゃいけないし。そんな自分を鼓舞できる漫画です。
2008.08.22
信州の短い夏休みもほぼ終わり、平日だし午前中ならゆっくり見られるだろうと予想して出かけたら、とんでもない、駐車場探しにも一苦労するほどの盛況ぶり。関東ナンバーの車もちらほら。信州ゆかりの人だもの、一目見たいと思うのは、誰でも同じということか。今や、TVCMですっかりおなじみ。私が彼の作品に出合ったのは数年前、仕事先の某ホテルで。年に数回訪れていた会場だが、その日は込み入った仕事でずいぶん緊張し消耗していた。ほんの一息つけるときに、壁の一角に飾られていた緑の木立と水面の深い穏やかな風景に吸い寄せられるように魅せられた。その絵がそこにかかっていることは、以前から知っていて、気にも留めていなかったのに、その日はなぜか目に、心の中にまで飛び込んできたという感じ。一服の清涼剤とはまさにこのこと、これが、絵画の力なのかと気づいた出来事だった。今回は生誕100年ということで彼の軌跡を十分に堪能できる構成だとか。 『道』代表的な初期の作品。本物を目の前にして、その大きさと絵力に驚かされる。あらゆるものを見つめて見つめて、掘り下げて掘り下げてたどり着いたシンプルな表現のもつ深み、とでも言えばいいのか。独特のクローズアップされた紅葉の風景なども、とても素敵だった。『百夜行』北欧旅行を経て描かれた透明な空気までも映しとったような作品群が大好きなのだけれど、とりわけこのモクモクとした針葉樹林と淡い日の光との取り合わせには、心を奪われる。こんな瞬間を(あるいは永遠の風景を)どうして絵にすることができるのだろうか。月をテーマにした作品も数多い。しんとした白の世界も魅力的。唐招提寺の襖絵の一部。この波や岩崖のスケッチも展示されていて、なんと私の故郷の海でスケッチされていたとある。しかも、私の生まれた年に!見れば、確かにあの海のような気がする。不思議で、胸が震えた。誰もいない美術館で、一つ一つの作品と向かい合ってみたい、そんな気持ちにさせられる。夢心地のひと時だった。
2008.08.21
愛するnemoがバージョンアップして帰ってきました。やんちゃで、男っぽくて、ロマンチックで、ハードボイルド。まさに、nemoらしいサウンドで帰ってきたくれたなぁと感激しています。早く早く、ライブに行きたいです♪
2008.08.20
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