ＭｏＭｏ太郎日記

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2024年12月04日

湘南大磯を歩く(その1) 大磯駅周辺

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テーマ：湘南（鎌倉・藤沢・江ノ島・茅ヶ崎）について語ろう(450)

カテゴリ：旅の重さ

10月28日と29日に投稿した「江ノ島に行ったけど雨だった話」では雨が降り出しため、江ノ島を紹介できず、すみませんでした。
そのリベンジで10月１3日(日)に「駅からハイキング　湘南発祥の地が奏でる山と海。～偉人も愛した大磯町探索～」を歩いた報告をいたします。
大磯といえば、江戸時代には東海道の宿場町として栄え、近代以降は、温暖な気候により保養地として注目された町です。
さらに、要人の避暑・避寒地として邸宅や別荘が多く建てられ、茂は茂でも、石破茂とは違い、戦後日本に大きな足跡を残した内閣総理大臣「吉田茂」の別荘があることや、かっての人気番組だった、芸能人水泳大会の会場によく使われた大磯ロングビーチ(→→→ こちら )といったレジャー施設でも有名ですね。

東海道線の大磯駅からスタートです。

大磯駅の改札口、歴史ある駅という感じで天井も高く意匠も凝っていて立派ですね。

外観はこんな感じで、東京に近い保養地の玄関口という印象です。

「湘南発祥の地　大磯　著盡湘南清絶地　崇雪　堀文子書」と彫られている石碑が駅前に建立されていました。大磯町観光協会と大磯町商工会の有志で構成する委員会組織により平成28年(2016年)に建てられたそうです。
この石碑の文字を揮毫した、堀文子氏(→→→ こちら )は大磯に在住されていた画家だそうです。

「湘南」の由来については諸説あるそうです。本来は相模国南部の意である「相南」であり、禅僧によって中国の湖南省の洞庭湖に注ぐ湘江南方の景勝地「湘南」にこの字を当てたとする説が一般的だそうです(→→→ こちら )。
江戸時代初期、崇雪という人物が「著盡湘南清絶地」と刻んだ「標石」が大磯にあることから、この湘南発祥の地の石碑が建てられたのですが、一方、室町時代の禅僧、歌人である万里集九が記した詩文集「梅花無尽蔵」にも湘南の文字が出てきているのだとか。
　梅花無尽蔵」の巻第一（文明16年=1484年）では、「遊湘南五年」（湘南で修行すること５年）との記述があり、巻第二（文明17年=1485年）にも「湘南多水仙」（湘南には水仙多し）との表現があるので、1484年以前からーー、少なくとも万里集九が鎌倉に訪れた室町時代には既に「湘南＝鎌倉」とされていたともされいます。
ちなみに、現在の神奈川県の地域区分設定では、湘南地区とは平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、寒川町、大磯町、二宮町とされいるようで、鎌倉市は含まれていないようです。

また、こちらは駅前すぐにある児童養護施設のエリザベス・サンダーズ・ホーム(→→→ こちら )です。

ここは、第二次世界大戦後に日本占領のためにやってきたアメリカ軍兵士を中心とした連合国軍兵士と日本人女性の間に生まれ、様々な偏見から見捨てられた混血孤児たち（GIベビー）のための施設として、1948年、三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎の孫娘である沢田美喜が創設した施設です。
また併設されている澤田美喜記念館は、澤田美喜の収集した隠れキリシタン資料が保管されているそうです。