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桃太郎715

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February 10, 2023
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カテゴリ: カテゴリ未分類
一週間が終わり、ほっとしている。今週もキツかったなあ。

昨夜の予報だと朝の9時くらいから雪とのことだったので出勤には差し支えないだろうと甘く見ていたら、なんと思いきり出勤時間の8時ごろから降りだした。

慌ててコートの上にカッパを羽織る。朝はやめてくれー。遅刻するじゃないか!余裕を持って用意しなかった自分が悪いのだが。何しろ、朝は大抵憂うつなので行きたくないなあと思っているからギリギリのスタートになる。

日中、雪景色を見ていたら不安になってきた。こんな日に自転車でなんか出勤したということは…帰りはアイスバーンを自転車で?これも準備が悪いからだ。

雪道、自転車で転倒したことは結構多い。流石に雪道に自転車という時は自転車に乗るのでなく、引きずって帰るようになっているが、これ、結構身体を斜めにして歩くわけだから、堪えるようになっている。

幸い、雨に変わって、カッパを着ながら自転車に乗って無事帰宅できた。

自転車通勤は天候によってはかなり大変だ。

それでも雷の鳴るなか、子どもを乗せてびしょ濡れになっていた時のことを思えばましだ。

保育園のお迎え時間は守らなくてはいけないと思っていたから、雨で遅れるなんてことは性格的にできなかった。でも自分はともかく、子どもをずぶ濡れにしながら雷の鳴るなか、稲妻が光るたびにビビりながら自転車で走っていたときはさすがに辛かった。幼かった娘は無言で自転車に乗せられていた。働いていなければそんな悪天候のなか、外に出る親子はいなかろう。
働く母親はマイノリティだった時代だけに、自分は何をやっているんだろうと情けなかった。

車は免許を持っていない。

私の母が断固、教習所に通うことを許さなかったし、逆らえなかった。子ども時代なんて自転車さえ禁止されていた…

自転車で転倒したら危ないという理由だったが、還暦過ぎて気付いたことがある。

自転車に乗れない同級生はいなかったので、4年生にもなって、一大決心をした。兄の自転車で練習を始めたのである。兄は4歳年上なので、自転車は大きくて足が届かない。足の付かないような大きい自転車に乗るのは怖かった。まるで玉乗りか、一輪車か。バランス感覚に頼るしかないのだが、日頃からモヤシのように家の中にいる私には難しい話だった。怖くて最初の一こぎにたどり着くのに10日かかった。母が反対しなかったのは「どうせ一生乗れないだろうからそのうち諦めるだろう」ということだったが、転倒を心配するわりにそんな危ないことをなぜさせていたのか。

還暦過ぎてわかった。
母は私に自転車を買いたくなかったのだ。お金がもったいなかったのだ。危ないからというのは表向きの理由だったのだ。

そうだったのか。しかし、私は兄の自転車に10日かけて乗りこなせるようになった。

家の前の砂利道で練習していた。近所の長屋のおばちゃんたちは私が毎日悪戦苦闘するのを見ていた。

10日後、スイスイと自転車が走り出した。
するとおばちゃんたちは、家の前に出てきて拍手してくれたのだ。あんな大きさの自転車で練習する私を不憫に思ってくれていたのだろう。母は喜ばなかったがおばちゃんたちの拍手は嬉しく、そしてちょっと照れくさかった。

このことを作文に書いたら、先生が褒めてくれて作文はガリ版で印刷され、クラス中の友達に10日間の頑張りを喜んでもらえた。誰もが乗れる自転車なので気恥ずかしかったけれど、作文を褒めてもらえてやっと達成感を味わえた。

私専用の自転車を買ってもらえたのは6年生になってからだった。

でも私を頑張らせてくれたのは兄のオンボロ自転車だった。

その後、自動車はもちろん、50ccバイクの免許すら取ることも反対されたため、私の乗り物は一貫して自転車のみという人生になった。

雨だって雷だって雪道だって乗ってきた自転車。
仕事はいったんリタイアになるが、4月から嘱託として通う職場も自転車の予定だ。

これからもよろしくと自転車に感謝したい。





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Last updated  February 10, 2023 09:06:39 PM
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