九州出身者がつくる九州情報館。

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2013年01月20日
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昨日行われた 第91回全国高校サッカー選手権 の決勝戦は
鵬翔(宮崎) がPK戦の末に京都橘(京都)に勝ち、
宮崎県勢として初の優勝 を決めました!
ちなみに鵬翔は今大会の 6試合中4試合が
PK戦での勝利
(大会史上最多)という珍記録も達成しました。

個人的に今回の鵬翔の初優勝は 地元の力 が大きかったのではないかと思います。
まずは主将の矢野大樹選手をはじめ、中心選手の多くが
セントラルFC宮崎 という中学生以下のクラブチーム出身だということです。

このクラブは鵬翔の松崎博美監督らが中心となって立ち上げたチームであり、
地元のサッカー少年達がこのクラブに入って松崎監督の指導を受け、
鵬翔の主力になって優勝を勝ち取りました。
松崎監督の足掛け6年にわたる選手育成の成果とも言えますね。

そして予想外となった 大雪による決勝戦順延 により
遠征のための資金が底をつく という事態が発生しましたが、
控えの部員による募金活動などの成果もあって宮崎県全体から寄付が集まり、
OBである 興梠慎三選手(浦和) らからも支援を受けました。
興梠は決勝戦前に鵬翔イレブンのロッカールームを訪れ、
「俺たちの分まで戦って欲しい。」 と声をかけ、
自らが果たせなかった全国優勝の夢を後輩たちに託しました。
(興梠の時はベスト8止まりで国立のピッチにも立てませんでした。)
そして興梠は観客席で後輩達の試合を観戦し、
優勝が決まった後には恩師・松崎監督のもとを訪れ握手を交わしました。

興梠は 「感動した。みんなすごい。
自分たちができなかったことをやってくれた。
諦めない姿勢が伝わってきた。」
と後輩達を称えました。

さらに鵬翔には資金面以外にも地元の支援を受けました。
昨日の記事でも書きましたように、宮崎県内にある競技場で、
天然芝のグラウンドでの練習 を行うことができたこともそうですし、
宮崎市内のショッピングセンターなどで パブリックビューイング が行われ、
県民が一体となって鵬翔を応援していたことも大きいと思います。

また準決勝と同様に今回の決勝でも
河野俊嗣・宮崎県知事と戸敷正・宮崎市長
国立競技場にやってきて鵬翔を応援していました。
戸敷市長からは 「絶対に優勝パレードをします!」 との声もありました。
優勝パレードが楽しみですね。

松崎監督は、
「宮崎でもやればできると選手たちが証明してくれた。」
と言っていました。
選手達の力も大きいですが、県を挙げての支援も大きかったと思います。
鵬翔のやり方こそが都道府県対抗形式での正しい戦い方なのではないかと思います。
関西地方から生徒をかき集めて地元の選手がほどんどいない某校も
鵬翔を見習ってはいかがかと思います。

鵬翔イレブンは今日午後に空路で宮崎に帰郷しました。
宮崎空港では保護者・関係者ら約800人が出迎えたそうです。
後日宮崎市内で行われるであろう優勝パレードでは
多くの市民から祝福を受けてもらいたいと思います。

それでは、今日はここまで。



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最終更新日  2013年01月20日 18時30分44秒
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