九州出身者がつくる九州情報館。

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2018年07月02日
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テーマ: ニュース(99446)
2018年も折り返し点に入ったばかりの今日、
日本国内に悲しいニュースが入って来ました。

ガチのマジでつまらない状況になったことです。

落語家の桂歌丸さんが本日午前11時43分に
横浜市内の病院でお亡くなりになりました。
享年81歳でした。



歌丸師匠は横浜生まれで15歳の時に五代目古今亭今輔に入門し、
その後、兄弟子の桂米丸門下に移ります。
なお桂米丸師匠は御存命で、現在93歳だそうです。

日本テレビの大人気長寿番組である 『笑点』 の大喜利に歌丸師匠は
第1回から回答者として出演しており、番組開始当時はまだ二つ目でした。
(※途中、メンバー総入れ替えで出演しなかった時期があります。)
その後、故・五代目三遊亭圓楽師匠の後を継いで2006年から約10年間、
笑点の司会として活躍されました。

その後、1970年代には故・三遊亭小円遊師匠との罵倒合戦で
『笑点』を人気番組に成長させました。
小円遊師匠とは番組では犬猿の仲でしたが、
私生活では若手の頃から苦楽を共にしてきた間柄でした。

また、大喜利では時事ネタや政治ネタなどにも長けた回答を出したり、
高座では古典落語の掘り起こしに尽力し、落語界の発展に貢献されました。

1980年に小円遊師匠に先立たれた後、大喜利ではまだ若手だった
三遊亭楽太郎(現・六代目三遊亭円楽師匠)が新たな罵倒相手となりました。
これは当時、六代目円楽師匠が大喜利で伸び悩んでいた時に、
「自分のことをネタにしていいから。」
と歌丸師匠が持ちかけたことで生まれた掛け合いとなりました。

以降、歌丸師匠と六代目円楽師匠は一門の枠を超えて親しい間柄となり、
歴史的経緯から寄席に出演できなかった円楽一門だったものの、
六代目襲名披露興行は歌丸師匠のおかげで寄席の定席で行う事ができたり、
歌丸師匠が会長を務める落語芸術協会の客員として迎え入れたりしました。
六代目円楽師匠は 「歌丸師匠は3人目の父親。」
実の父親・師匠(五代目圓楽)と同じくらい親しみをこめて呼んでいました。

六代目圓楽師匠がプロデュースしている
『博多・天神落語まつり』 にも歌丸師匠は初回から参加されていました。
昨年は肺の症状が悪く、酸素ボンベから送られる空気を
鼻に通したチューブを使って取り入れなくてはならない状態でした。
そのため、本来飛行機に持ち込むことができない酸素ボンベを
医者の診断書などを用意して特別に許可をもらって持ち込み、
福岡まで来られたそうです。

歌丸師匠は2年前に笑点の司会を勇退して『終身名誉司会』となった後も、
笑点の前に放送されている『もう笑点』に出演していました。
昨日も『もう笑点』に出演しており、まさに『生涯現役』を貫きました。

子供のころから笑点で見てきた歌丸師匠をもう見られなくなるのは寂しいですね。
歌丸師匠のご冥福を心よりお祈りいたします。



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最終更新日  2018年07月02日 21時22分59秒


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