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魂がふるえるような… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2024.04.23
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カテゴリ: カテゴリ未分類
日本人は周囲を見て、周囲に合わせ、波風を立てずに和を大切にしながら行動するのが好きです。「それが日本人の美徳だ」と考えている人も多いです。
その場合、あくまでも判断や行動の基準は「周囲」です。少なくとも「自分」ではありません。

そして、これが出来ないと「自分勝手なやつ」とか「空気を読まないやつ」などと言われて、周囲から否定的に評価されてしまいます。

そのため、日本の社会では「しっかりとした思想や、哲学や、方針や、ビジョンを育てるような子育てや教育は求められていません。
また実際、家庭でも学校でもそういう能力を育てるような子育てや教育をしていません。

日本の社会では、全体を統括するようなリーダーがいなくても、それぞれが現場の状況に合わせて対応していればなんとかなってしまうのです。
また、強力なリーダーがいない方がなんとなくうまく行くのも日本の社会の特徴でもあります。
そして、日本人はこの「なんとなく」という空気感が好きなようです。

そのため、役所も学校も、現場の職員や先生がちゃんとしていれば、市長や校長がリーダーとしてちゃんとしていなくてもなんとかなっちゃうのです。
それが日本のいいところであると同時に困ったところでもあります。

昨今の政治の状況を見ていてもリーダーが誰なのか分かりません。国会で答弁に立っている議員を見ても、役人が書いた答弁書を読み上げているだけです。

太平洋戦争の時も、その場の流れで明確なリーダー(責任者)がいないまま戦争が始まりました。でもそのため、一度戦争が始まってしまうとそれを止めることが出来る人がいませんでした。
そして、流れでズルズルと戦争をし続け、被害がどんどん拡大してしまったのですが、それでも戦争を止めることが出来ませんでした。そういう権限を持ったリーダーが存在していなかったからです。
結果、見るに見かねた一部の人たちがクーデター的に終戦に向けて動いたのです。明治維新の時と似ています。リーダーの明確な決断によって戦争が終わったのではないのです。

日本の社会を動かしているのは「リーダー」ではなく「庶民の間に広がる空気や気分」なんです。そしてその空気や気分を作り出しているのがマスコミです。これは戦争中も同じでした。

そのマスコミを動かしているのが「お金や権力が大好きな人たち」です。
少なくとも子どもの幸せや成長を優先的に考えるような人たちではありません。
ゲームを作っている人たちも同じです。

だから子どもの幸せや成長を守ろうとするのなら、周囲の空気や気分に流されずに、自分の頭で考え、自分の感覚で感じ、自分の意志で判断し行動する必要があるのです。
一人一人が自分の生活において、自分の人生において、自分の子育てにおいてリーダーになる必要があるのです。

周囲の空気や気分に流されて子育てや教育をしていたら、自分の頭で考え、自分の感覚で感じ、自分の意志で判断し行動する能力が育たなくなり、子どもが自分の人生を「自分のもの」として生きることが出来なくなってしまうのです。

昔はみんなで支え合って生きていたのでそれでも大丈夫だったのですが、これからの時代はその能力が育っていないと困ったことになってしまうのです。

問題は、子育てや教育に関わる大人自身が、そのような能力を育てるような子育てや教育を受けていないと言うことです。だから周囲の空気や気分に流されてしまうのです。

ちなみに、私が考える「リーダー」とは「指示や命令を出す人」でも「一番権力を持っている人」でもありません。
私が考えるリーダーとは「みんなをやる気にすることが出来る人」です。





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Last updated  2024.04.23 08:29:12
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