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森の声@ Re[1]:「子どもがお母さんの言うことを聞かないのは当たり前です」(06/27) M.T.さんへ >大人も子どもも「私はこう…

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森の声

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2024.06.26
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カテゴリ: カテゴリ未分類
多くのお母さんが「子どものために」と頑張っています。
子どものために大好きだった趣味を諦めているお母さんはいっぱいいます。
子どものために一人で色々と考えて頑張っています。
子どものために色々と考えて子どもにしつけをしたり、勉強をさせたり、色々なところに連れ出したりしています。
子どものために付き合いたくないママ友とも付き合っています。
子どもの習い事のために仕事に出ている人もいます。
子どものために夫婦でケンカをしたりもしています。
子どもがケガをしないように、子どもが困らないように先回りして色々と考えたりやったりしています。

でも肝心の子どもはその想いに応えてくれません。こんなにも子どものために我慢して頑張っているのに、なぜか子どもはお母さんから離れていきます。

その一方で「子どもの犠牲になりたくない」と、衣食住を与えるという最低限のことしかしようとしないお母さんもいます。
そのようなお母さんは「子どもの状態」や「やること」にあまり関心がありません。積極的に子どもと関わろうともしません。「子どものために」と色々と考えたりやったりもしません。
買い物やレストランに連れて行っても、放し飼い状態です。子どもがみんなに迷惑をかけていても気にしません。

そんなお母さんが大きく反応するのは、子どもが自分に迷惑がかかるようなことをした時だけです。
そんな時、そのようなお母さんは「あんたのせいで」などと子どもを責めます。
極端なところまで行くと「ネグレクト」という虐待になってしまいますが、そこまで行かなくても、そういう感じの子育てをしている人は多いのではないでしょうか。町中で時々見かけますから・・・。

そして実は、一見この両者は正反対ですが、「一番大切なのは自分」という点では同じなんです。
両者とも「子どもの気持ち」に耳を傾けません。子どもと対話しません。感覚や感情や体験を子どもと共有しようともしません。子どもと一緒にいる時間を楽しみません。子どもの心やからだの状態には関心がありません。子どもを待ちません。

前者のお母さんが大切にしているのは「自分の不安を消すこと」と「周囲の人や先生から非難されないようにすること」です。「あの人はいいお母さんだ」と言ってもらうと安心するのです。
後者のお母さんが大切にしているのは「自分の欲望を実現すること」です。
ですから、両者とも「子どもと共に」という感覚がないのです。


だから、子どもの成長を支えるためには、子どもの犠牲になるのでも、子どもを犠牲にするのでもない子育てが必要になるのです。


でも、その「共に」が苦手なお母さんが多いのです。また、一人で何でも出来る簡単で便利な機械のおかげで「共に」が必要になる状況も減りました。
買い物の行き帰りなどにゆっくりとお散歩をしていれば、「共に」を楽しむことが出来ますが、自転車や車に乗ってしまうと「共に」が出来なくなります。
素材からゆっくりとお料理を作っていれば「共に」を楽しみながら子どもと一緒にお料理を作ることが出来ますが、レンチンでは「共に」が出来ません。ウーバーを使ったらなおさらです。

森や野原なら子どもと一緒に遊ぶことが出来ますが、遊具のある公園は「子どものためのもの」ですから、大人は見ているだけになります。大人が子どもと一緒に遊具で遊んでいると文句が出るかも知れません。

「子どものための」という施設は子どもと大人を切り離します。またそれを望む大人も多いです。
先日行った児童館では、幼児対応の所には小学生が入れませんでした。だから、幼稚園児と小学生の兄弟で行くと別々に遊ばなくてはなりません。

大人は入らないで下さい。大人は遊ばないで下さいという遊びの場も多いです。
みんな「子どもは子どもだけ」「大人は大人だけ」「幼児は幼児だけ」「小学生は小学生だけ」「年寄りは年寄りだけ」「障害を持っている子は障害を持っている子だけ」と対象を分離して遊ばせようとしているのです。その方が効率もいいし、危険を避けることが出来るからなのでしょうか。

でも、このような「子どもと子ども」を「子どもと大人を」「障害を持っている子と持っていない子」を「お母さんと子ども」を分離するような子育てや教育では子どもは育たないのです。





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Last updated  2024.06.26 08:28:42
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