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森の声@ Re[1]:「思春期以降の育ちを支えるもの」(普遍的な世界と出会う)(10/17) フィービーさんへ >孤独🟰幸せではない…

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森の声

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2024.07.20
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カテゴリ: カテゴリ未分類
子どもとお母さんを「人と人のつながり」から切り離してはいけないのです。

これは絶対にです。
子どもとお母さんを「人と人のつながり」から切り離すようなことをしている社会は絶対に衰退してしまうのです。
それは、古来から現代にいたるまで、人間の社会は「人と人のつながり」によって支えられてきたからです。「つながり」が失われた社会は、その有機性と多様性と一体性を失い、人々が幸せに生きることが出来る社会形態を維持することが出来なくなってしまうのです。

AIだって「つながり」の中で機能しているのです。AIの高度な能力は「つながり」によって支えられているのです。人間と違うのはその「つながり」が「情報のつながり」だということに過ぎません。

人は「一人では生きることが出来ない動物」なんです。
でも、便利な機械と豊かなインフラが普及することで、多くの人が、「他の人とつながらなくても一人でも生きていくことが出来る」というような錯覚を持ち始めています。

確かに、今の時代、人間としての常識と、一人前の能力や知識を身に着けた大人なら一人でも生きていくことが出来ます。だからそのような錯覚を感じてしまうのかも知れませんが、「つながり」が失われた社会では、それ以前の問題として、その「人間としての常識と、一人前の能力や知識を身に着けた大人」が育たなくなってしまうのです。

今、子どもと子どもが切り離されています。
子どもと大人が切り離されています。
子どもと社会が切り離されています。
子どもと自然が切り離されています。
子どもと、言葉や、文化や、伝統が切り離されています。
子どもの頭と心とからだが切り離されています。

お母さんたちにおいても同じです。
お母さんとお母さんが切り離されています。
お母さんと社会が切り離されています。
お母さんと生活が切り離されています。
お母さんと子どもが切り離されています。
「世話をする」という縦のつながりは残っていても、「人間と人間としてのつながり」という横のつながりは消えてしまいました。

そして、子どもにとって他の子は「仲間」ではなく「競争相手」になってしまいました。
お母さんにとっても、ほかのお母さんが「仲間」ではなく「競争相手」になってしまいました。

子育てに関わっていない大人たちは、子どもやお母さんたちに批判的で厳しい目を向けています。
子どもの「子どもらしい行動」を「お母さんのしつけがなっていないからだ」などと一方的に決めつけ、子どもとお母さんを追い詰めています。

その結果、子どももお母さんも人目を気にしながら、自分らしさを押し殺しながら、小さくなって、ビクビクしながら生きています。

こういう状態では、「自立して幸せに生きることが出来る子ども」を育てることが出来るわけがないのです。
「みんなが幸せに生きることが出来る社会」は維持できないのです。

この状態から抜け出るためには、この問題に気づき、子育てや生活を変えたいと思ったお母さんが有機的につながり、「子どもらしい子ども」や「人間らしい子育て」を批判、非難する周囲の人たちから子どもや自分たちを守っていくしかないのです。





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Last updated  2024.07.20 06:44:23
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