森へ行こう(心とからだと子育てと)

森へ行こう(心とからだと子育てと)

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

やすらぐ感覚 New! かめおか ゆみこさん

Comments

森の声@ Re[3]:「体験格差」(子どもの育ちに必要な体験について)(11/04) めげぞうさんへ >これからどうなって行…

Profile

森の声

森の声

2024.12.01
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
昨日は、
私は子育てや教育の最終的な目標は「感じる楽しさ、やってみる楽しさ、学ぶ楽しさ、つながる楽しさを伝えること」なのではないかと思っています。

子ども達が「自分らしさ」に目覚めるのはその結果です。自立して生きることが出来るようになるのもその結果です。「生きる楽しさ」に目覚めるのもその結果です。


と書きましたが、子ども達をただ遊ばせているだけではこのような状態にはなりません。
確かに、子ども達の知性と、心とからだと、社会性の健全な成長のためには、「自然の中での仲間との自由な遊び」が非常に重要な役割を果たしてくれますが、それだけでは十分ではないのです。

子どもの成長には「大人とのつながり」、「文化とのつながり」、「社会とのつながり」も必要だからです。これが抜けたまま、子どもたちをただ自然の中で自由に遊ばせているだけでは「大人になっても大人の社会に入っていくことが出来ない野生児」が育つだけです。

「自然の中での仲間との自由な遊び」は、子どもの知性や、心やからだ、そして社会性の育ちの基礎を育ててくれます。でも、このような遊びが育ててくれるのはあくまでも基礎だけです。

家づくりでも「しっかりとした基礎」は必要ですが、基礎だけ立派でも、上物が貧弱だったら快適に生活するのは困難になってしまいますよね。

でも実際には、「基礎を無視していきなり上物を建て始める人」と、その逆に、「基礎だけを大切にして上物には関心がない人」が多いのです。

基礎を育てる時には子どもの周囲の環境を整えてあげるだけで何とかなります。そこで必要になるのは親や、子どもの周囲の大人たちの「子どもの成長に対する理解」です。森の幼稚園のような活動はこの基礎作りで大きな役割を果たしています。

それに対して、上物が育つ手助けをするためには「大人との関わり」が必要になるのです。
子どもが幼い時にはお母さんの生き方から強い影響を受けています。
お母さんが日本語を話していると子どもも日本語を話すようになります。
お母さんが「子どもの言葉」に耳を傾けていると、子どもも「お母さんの言葉」に耳を傾けるようになります。
お母さんが子どもとの関わりを避けていると、子どもは大人を信用しなくなると同時に、仲間との間にも良好な関係を築けなくなります。

でも、9才ごろから子どもは親に対して反発を感じ始め、親以外の大人との関りを求めるようになります。そして次第に「親からの影響」よりも、「自分が憧れる大人(先輩も含まれます)からの影響」の方が大きくなっていくのです。
それまでの親の影響は受動的なものでしたが、この頃から能動的に模倣し始めるのです。

ですから、この頃から子どもを狭い「子どもだけの世界」から、もっともっと広い「大人の世界」と出会わせてあげる必要があるのです。
でも、ここで問われるのが親自身の生き方や、子どもの周囲の大人の生き方なんです。

親の生き方が、「子どもがどういう大人の世界と出会うことが出来るのか」ということに強い影響を与えているからです。

お母さんやお父さんが音楽が好きで、いつも家で聞いていたり、歌っていたりすれば子どもは「音楽の世界」と出会う事が出来ます。

お母さんやお父さんが山登りが好きでいつも一緒に登っていれば、必然的に子どもも「山登りが好きな大人」との出会いが多くなるでしょう。

私は、子どもやお母さんたちとの遊びや、様々な表現活動をしてきました。ですから、私の周囲には遊び大好き人間や、ちょっと変わった大人達がいっぱいいます。そして、うちの子ども達はそのような「ちょっと変わった大人達」の影響を受けながら成長しました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024.12.01 08:12:29
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: