もりきっちゃんのひとり言

もりきっちゃんのひとり言

白峰神社(金刀比羅宮摂社)


 なのに、この柔らかさは何なんやろう。小さな朱い社の前には、小ぶりの可愛い八重桜がたわわに花をつけ、新緑の木々の葉を爽やかな風が揺らせて行く。本当に、崇徳天皇はおどろおどろしく祟ったんやろか?
 都を懐かしみながらも、この開けっ広げな讃岐の土地で、人々の素朴な心に触れながら、歌を作ったり写経をしたり、日々暮らしてはったんちゃうんかな。祟りとは、祟られる側、つまりは非業な事をした側の心の中に作られるもんやろう。これこそ、因果応報。仕打ちを受けた側の魂の成長は、やった側の人達に、計れるはずないと思う。
 崇徳さんも階段「へぇ、へぇ」言いながら、登りきった時に、「浮世の草々の事は、もうええわ」と思いはった日もあったんちゃうかなー。

白峰神社

白峰神社前白峰の八重桜2005-04-28 15:13:13
                         この変わった花は雪餅草やって。
                         ここのお守りのおじさんに教えてもらった。おおきに、です。


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