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2024/06/01さくら堤に沿って自転車を走らせる。<カシワバアジサイ>アジサイ科 花期5-7月カシワバアジサイの装飾花が綺麗に丸く切り取られてる。ハキリバチの仕業かな。葉っぱじゃないところも持って行くんだねぇ。そして、花粉まみれになってる人がいたんだけど、まみれすぎてて誰かよくわからない。たぶんハナムグリかな…。<マミジロハエトリ>ハエトリグモ科<オオツマキヘリカメムシ?>ヘリカメムシ科<クマバチ>コシブトハナバチ科<ガクアジサイ>アジサイ科 花期5-7月そっぽ向かれてしまって、マミジロさんの綺麗な白い眉が見えない。カメムシはツマキヘリカメムシかもしれない。ちょっとよくわからない。<ハムシの仲間><ヒメクダマキモドキの幼虫>ツユムシ科<ノビル>ユリ科 花期5-6月たぶんハムシの何かだろうと思われる。人間の目も限界。もっと小さいものがはっきり大きくとれるカメラがあればいいんだろうけど。ヒメクダマキモドキの幼虫は葉っぱの上に白い点々が浮いてる感じに見えて面白い。ノビルの茶色いのはムカゴだと知って、これ取って土に埋めたらノビルが生えてくるのか…とまたつい持ち帰りそうになったけど我慢した。<アカボシゴマダラの幼虫>タテハチョウ科 幼虫越冬 食草:エノキ<ゴマダラチョウの幼虫>タテハチョウ科 幼虫越冬 食草:エノキいた!いました!アカボシゴマダラ。そして、アカボシしかいないだろうと思っていたら、同じ木にゴマダラチョウも!見つけたのは1.5m弱のエノキの低木なんだけど、大体いるのはアカボシで、これまでゴマダラを見つけたことがなかったのよね。しかも、アカボシ3頭、ゴマダラ3頭と複数確認。アカボシは背中の三角が4列、尾端が閉じてる。ゴマダラは背中の三角が3列、尾端が開いてる。何度もしっかり確認して、ゴマダラ1頭持ち帰ることにしました。アカボシゴマダラは特定外来種に指定されているので、飼育は禁止されてます。幼虫確保したので、あとはウメエダシャクの羽化祭りを確認して帰る。<ウメエダシャク>シャクガ科 食草:ピラカンサ毎年今時期に羽化するんだけど、それ以外には見たことないから、あとはもう卵か幼虫で越冬するってことだよね。まだ乱舞するほどの数ではなかった。家に帰ってゴマちゃんを飼育カップに。かわいい。
2024.06.02
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2024/05/21虫の絵があるとのことで、行ってきました。ちょうど私が入った時、団体様がいらっしゃって賑々しかったのですが、あっという間に通り過ぎて静かにゆっくり見られました。撮影はNGなので写真はありません。細川家熊本藩6代藩主の細川重賢(1720ー1785)は博物学に関心があり、参勤交代の時などに道々、虫や植物の観察をしていた。高松藩主、松平頼恭(1711ー1771)も採集したり飼育したりした動植物を写生し博物図譜作りをしていた。そして趣味を同じくする大名たちの間で写生図の貸し借りなどをしていたそうです。何月何日どこで見つけた、いつ羽化したなど書いてあって、いつの時代にもこういったことをする人がいるのだなと親しみを覚えてしまいました。絵図の中にジンガサハムシらしきものを見つけてちょっと嬉しくなったり。今自分が見ている動植物を江戸時代の人たちも同じように見ていたんだなぁと改めて思いました。トーハクでも、つい絵の中に虫探しをしてしまうのだけど、今後も続けよう。展覧会は6月23日まで。
2024.05.29
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今日は5年2組でした。・「だってだってのおばあさん」 さのようこ/作・絵・「おばあさんとぶた」 〜おはなしのろうそく7〜よりおばあさんは98歳でした、でどよめきが起き、その後の展開で「永遠の5歳じゃん!」と声が上がってました。おばあさん繋がりで「おばあさんとぶた」縄に肉屋の首を絞めておくれ、と言うところでなんか笑いが起き、やってくれるわけないじゃんとの声も上がり、なかなかいい感じでした。そうそう、こういう感じよ。ツッコミ入れながら聞く感じ。後ろででんぐり返りしてる子がいたけど、それもまた一興。私も楽しく語れました。ただ、ちょっと時間がオーバーしたので、絵本を短いのにした方がいいかなぁ。家で読んだ時はちょうどいい感じだったんだけど。子供たちの反応見ながらだとやっぱり時間がかかるのだな。
2024.05.29
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2024/05/19松戸市立博物館へ行ってきました。午後は学芸員講演会にも参加。以前は竪穴住居といっていたが、住居ではない竪穴もあるので、竪穴建物と呼ぶようになったそう。・竪穴建物→床面が掘り下げてある・平地建物→床面が地表または盛土・高床建物→床面が高い縄文時代は床の形はマルか隅マル、弥生時代は細長くなって、古墳時代は方形へと変化する。そして、縄文〜弥生は炉が使われていたのが、朝鮮半島からの新技術、カマドが古墳時代中期から導入される。<土師器 甑(こしき)>古墳時代後期 大谷口遺跡8号住居跡出土甑は底に穴が空いている蒸し器のようなもの。これでお米を蒸して食べていたらしい。これは火事で焼けた竪穴建物。屋根や柱の木材が炭化して残っているので、建物の構造を知る貴重な手がかりになるんだそう。こんな風に土の中から見つかるんだぁ。他にも仕切りのある竪穴とか、世界の竪穴が写真で紹介されていたり。で、これは「たてあなたてもの」をくみたててみようのコーナー。カマド付き。他にもレゴで作ってみようとか、ペーパークラフトを作ってみようとか、子どもが楽しめるものがありました。いや、大人の私もやったけど、レゴはね、難しかった。自由に作れと言われるのが一番難しいwそして、こどもワークシートもやって、ミッションクリアでペーパークラフト上級編とぬりえパズルをもらいました!上級編は完成まで50分かかるらしい…午後の講演会まで時間があるので、常設展を。<土偶>縄文早期 八ヶ崎遺跡出土<土偶>縄文後期 貝の花貝塚出土<台付異形土器>縄文後期 貝の花遺跡出土<土偶>縄文晩期 貝の花遺跡出土早期の土偶は飛ノ台で見たのと似てる。この頃はこの形がトレンドだったのかな。コロナ期間中は触れなかったけど、触れるようになってた!和田峠、神津島の黒曜石、糸魚川のヒスイ。ヒスイ、触るとひんやりすべすべ気持ちいい。そして生活の変化、カマドの使用例。支脚の上に土器を乗せるの結構難しそうだな。午後の講演会は「民族誌からみた竪穴建物」発掘したものだけではわからない部分が民族誌からわかる。『三国志』や『常陸国風土記』、『北蝦夷図説』などから住居に関する部分を抜粋してお話ししてくれました。樺太アイヌ、千島アイヌの住居やニブフ族の住居など、3月に建築資料館で見た「アイヌの建築と工芸の世界」とも共通する部分があって面白かったです。そして、地面を掘り下げて屋根を葺いた上から土を被せるというのは寒い地域では熱を逃さないために有効な方法なんだなと。民族誌も読んでみたいと思いました。
2024.05.25
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前回、オナガミズアオの幼虫を見つけたのをいいことに、ハンノキをちょっと見て回る。<ハンノキハムシ 幼虫・成虫>ハムシ科だがしかし、ハンノキハムシ天国!水辺のさとの幼虫見つけたハンノキもハムシ天国で、オナガさんの幼虫は見つけられなかった。人の目の届かぬところにいるのかもしれない。<ヌルデ>ウルシ科 花期8-9月<マエアカスカシノメイガ>ツトガ科 食草:ネズミモチ、キンモクセイ、イボタノキなど<アカメガシワ>トウダイグサ科 花期7月<キマダラカメムシ>カメムシ科葉っぱが特徴的なヌルデ。名前覚えとこう。マエアカスカシノメイガも名前がするっと出てくるようになった!アカメガシワのツボミ。花はこれから。結構な重低音を響かせて飛んでたのはキマダラカメムシ。ベランダにも飛んでくる。↓割と近くでカワウがバタバタ。YouTube はばたくカワウ<カラムシ>イラクサ科 アカタテハ、ヒメアカタテハの食草<ハナオニグモ?><セボシジョウカイ>ジョウカイボン科<ハゼノキ>ウルシ科 花期5-6月カラムシ、何かの食べ跡はあるものの、食べたひとは見つからない。ハゼノキが満開で爽やかな香りが漂っていた。<ヤマグワ>クワ科 花期4-6月大きなヤマグワの木。枝が被さるように伸びてて、ちょっとした秘密基地感。この日は虫除けスプレーしていくのを忘れて、蚊が寄ってくるので早々に引き上げました。耳刺されてたし、なんか知らないけど、唇の下あたりも痒くてたまらんかった。んなとこ刺すな!って感じ。
2024.05.22
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2024/04/17・05/152Fむしむしコーナーで「絶滅危惧の昆虫展」7月7日までやってます。足立区生物園ではツシマウラボシシジミとフサヒゲルリカミキリの生息域外保全を行っています。足立区生物園HP4月に行った時にはサナギが!初めて見たけどちっちゃい〜。5月の時は成虫がいました。これまたちっちゃい〜。写真じゃわからない〜w目に見える大きいサイズの生物が少なくなるはわかりやすいけれど、小さいサイズの生物は気づかれないうちに減ってしまうのだろうな…。ツッシーは気づいた人がいたからギリギリのところで絶滅は免れたけれど。シールガチャは2回ともツッシーだったwきらきら缶バッジガチャは未だオオサンショウウオは出ないのだけど、ショップで素敵なものを見つけてしまったので思わず購入。手ぬぐいと前髪クリップ。前髪は長くはないんだけど、だってこれかわいいんだもん。帽子につけたらいいのかも。
2024.05.22
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<オオカマキリ幼虫>カマキリ科<ササグモ>ササグモ科<ハリカメムシ?>ヘリカメムシ科<ウズラカメムシ>カメムシ科ツツジの植え込みにカマキリの幼虫がわらわらいた。その近くでササグモがお食事中。ハリカメムシ?ホソハリカメムシ?図鑑見たけど、よくわからなかった…大好き!ウズラカメムシ。4匹ほどいた。名前もかわいいけど、見た目もかわいい。<ナミテントウ2種>テントウムシ科<ドクダミ>ドクダミ科<シロスジショウジョウグモ>コガネグモ科テントウムシもたくさん。ドグダミがもう咲いてた。ヒメジョオンに艶々した赤いものが。シロスジショウジョウグモらしい。お尻の黒点がポイント。<ハルジオン>キク科 花期5-7月<ヒメジョオン>キク科 花期6-10月ハルジオンとヒメジョオンの見分け方で茎の中が空洞なのがハルジオンというのがあるんだけど、折らずに見分ける方法ないのかなと思っていたら。茎を抱くように葉っぱがついてるのがハルジオン、そうじゃないのがヒメジョオン。おぉ、わかりやすいし見分けやすい!<エサキモンキツノカメムシ>ツノカメムシ科<クロナガタマムシ>タマムシ科<チャバネアオカメムシ>カメムシ科<ヨコバイの仲間>コナラの木になんかいると近づいたら…いた!エサキモンキツノカメムシ!ハートの模様がステキ。同じくコナラにクロナガタマムシ。タマムシは目がくりっと大きくてかわいい。<イボタノキ>モクセイ科 花期5-6月<キツネアザミ>キク科 花期5-6月<なにトンボ?><ホソヘリカメムシ>ホソヘリカメムシ科圃場の方でイボタノキ発見。花が咲いてるうちに見つけとかなきゃと思って。近くで咲いてたキツネアザミ。綺麗なムラサキ色。トンボもいたけど、何トンボかちょっとわからん。シオヤトンボっぽいけど違うかも。後脚が一本ないホソヘリカメムシ。何があった。<ハエトリグモ?><アオサギ>サギ科<スイカズラ>スイカズラ科 花期5-6月<メイガの仲間>イボタノキの葉っぱの上にいたハエトリグモ。丸っこくてかわいい。スイカズラが花盛りで良い香りが漂ってた。今日は買い物に行く途中1時間くらいでした。
2024.05.14
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2024/05/08船橋市で初めて国史跡に指定された(令和3年10月11日)取掛西貝塚の企画展を見てきました。全国的にも貴重な1万年前の縄文時代早期の遺跡なんだそうです。竪穴住居が58件見つかり、関東最大級のムラ!船橋市の遺跡がどの年代のものかが一目でわかる年表に、出土した土器も一緒に。しかも触れる!取掛西貝塚のところにあった土器は内側がツルツルで気持ちいい。展示室の映像で、3段階の目の大きさの違う篩で土をふるって調べる様子があったのだけれど、こういった陸産微小貝(カタツムリの仲間で草原のような場所に住む)が見つかることで、ムラがどういった場所にあったのかがわかる。貝を加工したアクセサリーなどなど。穴の開いたシジミも。食べる以外にも使っていた可能性。マニアックに取掛西貝塚の土器を楽しむw縄文早期の土器は底が尖ったものというイメージだったけど、丸っこい底のもあったんだねぇ。今回も企画展Ver.の挑戦状があったので、やりました。そして花丸もらって、キャリパーくんファミリーのしおりをもらいました!3階常設展示には取掛西貝塚の貝層剥ぎ取り断面があります。貝塚からイノシシやシカの頭骨を並べた跡が見つかり、動物儀礼跡だとすれば、日本最古のものだそう。さて飛ノ台に来たらこの土偶。<土偶>縄文時代早期 小室上台遺跡小さいけど、胸や腰のくびれなどとても綺麗。そして、エビゾーくんととってちゃんのモデル、カネホリーのモデルも忘れずに。<深鉢形土器>勝坂Ⅲ式 縄文中期 ユルギ松遺跡この土器もケースなしで見れるからたまらん。この土器を作ってみようってワークショップがあるらしいんだけど、用事があって行けない…残念。<深鉢形土器>阿玉台Ⅰ式 縄文時代中期 高根木戸遺跡これも良い。というか、この背景もいい。高根木戸遺跡からは3頭の縄文犬が埋葬されていたのが見つかっている。狩りに参加する縄文犬、子供と遊ぶ縄文犬、埋葬される縄文犬。平日に行ったのだけど、お客さんが他にいなくて、独り占め状態でした。めちゃくちゃゆっくりじっくり見れました。
2024.05.13
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今日は軽く流す感じで、と思ってスタート。<ヒルザキツキミソウ>アカバナ科 花期:5-7月<チガヤ>イネ科 花期:5-6月<クマシデ>カバノキ科 花期3-4月 マエキリンガの食草<タイサンボク>モクレン科 花期6月ヒルザキツキミソウ、名前を認識し始めたら、結構あちこちで見かける。チガヤはたくさん生えてると風にそよいで綺麗。茅輪くぐりで使うやつらしい。クマシデのこれは果序。果苞(羽のついた実)が鈴なりになっているものだそう。面白いな。タイサンボクのツボミ。花はまだこれからだった。かわせみの里のブログで、タイサンボクが水元公園内にあると知って、確認しにきたのでした。開花が楽しみ。で、サクラの胴吹きの葉っぱを見たら、いた!<トビモンオオエダシャク幼虫>シャクガ科 サナギ越冬食草:クヌギ、エノキ、サクラ、カエデなど多食性見つけてしまい…嬉しくて、ちょっと悩んだけど、家に連れて帰りました。トビモンサナギになる日記2021年(もうそんな前なのか)に連れ帰ってサナギになったものの、羽化には至らず。前回はベランダで放し飼いにしましたが、今回は頭殻が欲しいので、室内で飼育することにしました。<ネモフィラ>ムラサキ科 花期4-5月<ナツロウバイ>ロウバイ科 花期5-6月<トベラ>トベラ科 花期4-6月<クスノキ>クスノキ科 花期5月 アオスジアゲハの食草ネモフィラって水元公園にも植えてあるんだ。知らなんだ。ナツロウバイはお初の植物。椿でもない、ムクゲでもない、不思議な感じ。<クサギカメムシ>カメムシ科<ウメエダシャク サナギ>シャクガ科 食草:ピラカンサ<キセイバチ?><アオオビハエトリ>ハエトリグモ科クサギカメムシだと思うんだけど、さささっと見えなくなってしまった。ウメエダシャクはサナギになってるのもいた。その近くの葉っぱに寄生バチのサナギっぽいのがあって、よく見たら羽化した後っぽいし、止まってるのは成虫かな?ポプラ並木の植え込みの一角にスイカズラ。綺麗なガが目に止まった。<スイカズラ>スイカズラ科 花期5-6月<ウンモンオオシロヒメシャク>シャクガ科 食草:スイカズラグレーの模様が綺麗。食草がスイカズラらしい。もしかしたら羽化したばかりなのかもしれない。翅に何かついてるし…。<ミズキ>ミズキ科 花期5-6月<ハコネウツギ>スイカズラ科 花期5-6月<ビワ>バラ科 花期11-2月<センダン>センダン科 花期5-6月今日は風が強くて、植物の写真撮るには不向きだった。時間は1時間半くらい。早く帰ってトビモンをケースに入れなきゃと思ったのもあるけどw
2024.05.12
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2024/05/05加曽利貝塚E地点・B地点発掘100周年記念式典で記念グッズがもらえる!とのことで記念式典見てきましたよ。「大正13(1924)年山内清男(考古学者)をはじめとする東京大学人類学教室により新たにE地点の発掘調査が行われ、加曽利E式、B式という関東を代表する土器型式が設定された」〜加曽利貝塚博物館パンフレットより〜千葉市長の挨拶や、近隣の小学生が育てたクリの苗木の贈呈とか、記念撮影とかありました。生かそりーぬにも会えました。配布された記念グッズは4点も入ってました(クリアファイル、定規、シール、チケットホルダー)かわいい。式典の後は「なぞ解きクイズラリー加曽利クエスト」の用紙をもらって公園内を巡りました。こんな感じのところがたくさんあるので、なんかつい虫探しになってしまって…<ヨツボシオオキスイ>オオキスイムシ科<ヨツボシケシキスイ>ケシキスイ科<トビモンオオエダシャク幼虫>シャクガ科 サナギ越冬<ウスキクロテンヒメシャク>シャクガ科クヌギの樹液に集まってたヨツボシオオキスイ、ヨツボシケシキスイ。水元公園では見たことなかったので、ちょっと嬉しい。そして博物館内ではこちら…「令和5年度発掘調査速報展」どの地点でどんなものが出土したのか、今回のものと過去のもの合わせて展示されてました。これは今回出土した土偶。こっちは過去の土器と出土地点加曽利貝塚は中期の北貝塚、後期の南貝塚というイメージが強かったけれど、実は晩期にも大きなムラが営まれていた!らしい。加曽利貝塚は2017年に特別史跡に指定されたけれど、その前に加曽利貝塚を保存しようと動いた人たちの功績は大きいなぁと改めて思う。千葉市政100周年記念漫画お昼はキッチンカーの縄文うどんを食べました。そして物販色々。かそりーぬグッズ。どんだけ好きなの。どんぐり粉を使ったどんぐりどーなつ、縄文クッキー。そして、加曽利貝塚博物館友の会の方が作った、ツノガイを使ったブレスレットにイボキサゴとツノガイを合わせたストラップ!これ最高でしょ。下にずっと写ってるのはみんなのてぬぐい研究所さんの加曽利貝塚オールスター手拭い。ちなみにこの日はみんてぬさんのTシャツ着て行きました。最後に加曽利クエスト完了のハンコを押してもらって、シールをもらいました。加曽利貝塚満喫。秋には「あれもEこれもE」総括編の展示があるらしいので、今から楽しみ。
2024.05.11
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今日は4年1組でした。・「アリのメアリ」 いわたまいこ/作・「食わず女房」 〜「子どもに語る日本の昔話3」より〜子どもたち、読み聞かせの準備が万端で、開始時間よりも早く始められちゃいました。「アリのメアリ」はちょうど今時期に読むのにちょうどいいかなと。「食わず女房」は5月の節句の謂れ話なので。なんかめっちゃ真剣に聞いてたw正直、そんな真剣に聞かなくても…なんだけどね。まぁある意味、私の趣味(虫とか)に付き合ってもらってる感じで、その辺は申し訳ないとは思ってます。…この先も付き合ってください。
2024.05.08
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そうだ、ジンガサハムシと思ったので、昔まだ虫にそれほど熱を入れていなかった頃にムスコ連れて遊びに行ってジンガサハムシを見た場所へ行ってみました。そんな遠い場所じゃなくて石庭広場ですが。ヒルガオが食草なので、探してはみたけれど見つからず。<シャリンバイ>バラ科 花期5月 <ヒルガオ>ヒルガオ科 花期6-8月<コメツブツメクサ>マメ科 花期5-7月コメツブツメクサが一面に咲いてました。<オオカマキリ幼虫>カマキリ科 <グンバイの仲間><ムネアカアワフキ>トゲアワフキムシ科<ゾウムシの仲間><ベニシジミ>シジミチョウ科 幼虫越冬 食草:ギシギシ、スイバ<ムシヒキの仲間><ハグロハバチ幼虫>ハバチ科 <マイマイガ幼虫>ドクガ科 卵越冬 広食性ベニシジミは産卵するのかと見ていたけど、全然そんなそぶりはなかった…。毎年幼虫いないかギシギシ見るけど、なかなか見つからない。いるのはハバチ幼虫か、コガタルリハムシなのよね。<ヒメマルカツオブシムシ>カツオブシムシ科家の中で毛織物とかカツオブシとか食べちゃうやつの成虫です。成虫は花粉を食べます。たくさん集まっててなんかかわいい。花はヒメジョオンとコデマリ。石庭公園から水辺のさとへ移動。<イヌビワ>クワ科 花期4-5月 中は空洞で内側に小さな花がある<ヤブジラミ>セリ科 花期5-7月 実はトゲトゲでくっつく<タチヤナギ、かな>ヤナギ科 花期4月 綿毛がたくさん飛んでた<ヘビイチゴ>バラ科 花期4-5月<イトカメムシ>イトカメムシ科<クヌギカメムシ幼虫>クヌギカメムシ科<ホソハリカメムシ?>ヘリカメムシ科<ヒシモンナガタマムシ>タマムシ科やたらと見かけたのがイトカメムシ。あっちにもこっちにもいて交尾中。最初ゴミかと思って触ったらぷーんと飛んでいってびっくり!このままで飛ぶからなんかすごい。タマムシといえばピカピカ輝くヤマトタマムシがメジャーだけど、これもちっちゃいけど渋い色に光ってて綺麗。<アメリカフウロ>フウロソウ科 花期5-9月<ノイバラ>バラ科 花期5-6月<ヤセウツボ>ハマウツボ科 花期5-6月 マメ科、キク科、セリ科植物の根に寄生している<ニワゼキショウ>アヤメ科 花期5-6月<オナガミズアオ幼虫>ヤママユガ科 サナギ越冬 食草:ハンノキ写真撮った時は黒いだけでよくわからなかったのだけど、家に帰ってよく見たら、模様あるし毛が生えてるし、オナガミズアオの1齢幼虫で決まり!やっぱりいるんだ。冬に越冬サナギがいないか探した時には古い抜け殻を見つけて、その時もやっぱりいるんだ、と確信して。で、幼虫がいるってことは越冬したのが羽化して卵産んでったわけで。春先の成虫も見たかったな。ハンノキは継続して見ていこう。さて、場所移動…<ヒモワタカイガラムシ>カタカイガラムシ科 白い所は卵嚢<アカアシオオクシコメツキかな>コメツキムシ科<マダラマルハヒロズコガ幼虫>ヒロズコガ科 幼虫越冬 昆虫の死骸などを食べる<ヨコヅナサシガメ抜け殻>サシガメ科花見の時はサクラの木の周辺に人がいっぱいいて見られなくて、ヨコヅナサシガメの羽化したばかりの赤白を見逃してしまったな…抜け殻ばっかりだった。そして、そろそろ移動しようかなぁ、でもあのサクラの木だけ見ていこうって見たら!なんと!ナナフシの脱皮!見れた!<ナナフシ>ナナフシ科『うまれたよ!ナナフシ』で見たやつそのまんま〜!足が抜けきるまで15分くらい。けっこう風がびゅうびゅう吹いててぷらぷらぷらぷらしてて、心配にはなったけど。いいもの見れた〜。<ホウネンタワラチビアメバチのマユ>ヒメバチ科 チョウやガの幼虫に寄生<タケノホソクロバ>マダラガ科 食草:タケ類、ササ類<ウメエダシャク幼虫>シャクガ科 食草:ピラカンサ脱皮を見守ってる間に近くで見つけたホウネンタワラチビアメバチのマユ。なんの幼虫に寄生してたんだろうか。上の方に見えるのはその幼虫の皮だろうと思う。ササの群落でヒカゲチョウ幼虫を探してると必ず見つかるタケノホソクロバ幼虫(危険)の成虫は黒くて渋い。ベンチに私が座っても全然飛んでいかない。かわせみの里でウメエダシャク幼虫発生の確認。成虫の乱舞が楽しみ。<トチノキ>トチノキ科 花期5-6月<マユミ>ニシキギ科 花期5-6月トチノキの花は好きな花の一つ。虫もたくさん来るしね。ベランダで芽生えたやつは果たしてどこまで大きくなるのか…
2024.05.07
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「ヤママユの幼虫いりませんか?」と虫友さんから連絡をいただいて、二つ返事で2匹もらいうけました。2024/04/24ちっちゃいのに、毛がもへもへしててかわいい。2024/04/27葉っぱも食べ切ってしまって、端っこに寄っていたので食草を追加したのですが、その後じっと動かないので、そろそろ脱皮するらしい。2024/04/29パパーン!無事脱皮。2齢になりました。腹脚かわいい。頭殻も落ちてます。もちろん拾って保存。そして現在、めっちゃクヌギ食べてます↓YouTube ヤママユ幼虫がクヌギを食べるところ今、室内にいるのはヤママユ幼虫と、ベランダのエノキで見つけたミツボシキリガ幼虫、ベランダのクヌギで見つけたアカバキリガ幼虫。キリガはどちらも葉をつづるのだけれど、まだ食べられる葉っぱがあるのに、ウロウロするので新しい枝を入れると葉をつづる。今回は新しい枝を入れたのにまだウロウロするのでもう一本追加したら、どうやら葉っぱが重なってるところを綴りたかったようで、重なってるところに落ち着きました。これまではベランダで見つけてもそのまま(食べられてしまうならそのままで)で、成虫を見ることはなかったんですが、せっかくなら成虫見てみたいと思って。昆サポで培った飼育技術(言われた通りの作業しかしてないけどw)を活かして羽化までいきたいところです。あとは今ちょうどベランダの木々も新枝がたくさん出てるので、そこを切っても樹形には問題ないかなというのもあります。虫に来て欲しくて育ててるのに、樹形を気にする私wそして、今年はアゲハの産卵数がすごい。この間、卵4個確認とブログに書いたのですが、もっと増えてます。これは今日孵化したばかりの幼虫。もう数えるのも面倒なくらいwおそらく最初に孵化したやつもすでに食べられちゃってるのもいるんだけど、それを上回る感じで卵も増えてて。そのままで終齢までいくならそれが1番いいんだけどねぇ。食べてるのはおそらくこの辺のハエトリたち。これはネコハエトリかな。アリグモも見かけました。体液吸われて、皮だけになるんだろうけど、軽いからあっという間に風に飛ばされてしまって証拠は残らないんだろうと思う。もう少ししたら、スズメも参戦してくるだろうし。どちらにしろ、あんまり多いと葉っぱが持たないからねぇ。
2024.04.30
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2024/04/27国宝に指定された埴輪があるよってことだったので、行ってきました。昨年は北海道白滝の黒曜石を見に行ったのだった。場所は3ヶ所に分かれていました。いつも彫刻が展示してある1階11室には仏像が。木造牛頭天王坐像(重要文化財)がよかったな。12本の手がそれぞれに持っている宝具(っていうのか?)とか。あ、でも虎の表情が1番ツボだった。撮影はNGなので画像はないです。さて次は2階の特別1室2室へ。百草蒔絵薬箪笥(重要文化財)が綺麗だった。薬袋や合子、鍼灸の道具などを納める薬箪笥だそう。で、蓋裏に薄荷や葛根、蟷螂など薬効のある100種の草虫を全面に表してる、そうなんだが、まぁ100種あるかどうかはちょっとわからなかった。でもカマキリは見つけた!そして埴輪!国宝指定されたのは三重県宝塚一号墳出土埴輪一括。宝塚一号墳は全長111mを測る前方後円墳で、古墳時代中期前葉(5世紀初頭頃)に築造されたと考えられている。埴輪船、でかい!全長140㎝高さ94㎝!船上の立飾りもしっかり残ってて、すごい。うん、いやほんとにすごい。重要文化財指定、千葉県殿塚古墳・姫塚古墳出土埴輪一括。殿塚古墳・姫塚古墳は九十九里浜殻太平洋へ注ぐ木戸川中流域左岸の台地上に立地する前方後円墳であり、古墳時代後期後半の築造と考えられる。人物埴輪よかった。芝山町立芝山古墳・はにわ博物館所蔵かぁ、行きたいなぁ。そして、三内丸山遺跡出土品一括が!いつも遊んでる板状土偶神経衰弱でみたことある土偶が!本物見れて嬉しい!というわけで満喫。今大河で話題の道長様の書も見れました。ミュージアムショップで図録を購入。そして…積読をまた増やしてしまった。でも『大江戸虫図鑑』に蟷螂の塗り薬の話も載ってたから、だから、いいの。そして午後は月例講演会に参加。国宝「埴輪 挂甲の武人」の最新調査。今日の新指定でも、埴輪船は古墳から出土した埴輪一括での国宝なのに対して、挂甲の武人は単体での国宝、これは埴輪では唯一なんだって。戦後すぐに修理したのが、劣化してきてやばいので、バンク・オブ・アメリカから資金を援助してもらって今回修理したそう。漆で接着してある部分はガチガチに固くて(よく言えば頑丈)その部分は無理に剥がさずそのままにしたそうで。解体した写真を見たけど、これがこうなってるのかぁと。今回解体修理を担当した方は親子三代に渡ってやっている方だそうなのだが、今後も解体修理技術が受け継がれていくようにと思う。だって、そういう人がいなくなってしまったら、文化財が未来永劫残らなくなってしまうもの。人、技術もそうだけど、材料とかもそうなんだよな、としみじみ思う。講演会の後半、講演者の方が美豆良カチューシャを装着し、10月に開催される特別展はにわのお話をされ、カチューシャ評判が良ければグッズとして売り出すかもとwはにわ展楽しみすぎる。そして、今回の挂甲の武人の修理調査報告書がミュージアムショップで販売されてるとのこと。買おうかどうしようか迷った末、報告書を読みこなせる自信がなかったので…挂甲の武人のマグネットを買いました。報告書、読みこなせるようになりたいな。でも、買っておいてもよかったのかも…次行ったら買うかも…そして積読がまた増える…
2024.04.30
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今年もやってきました、アゲハ。今のところ4個確認してます。ここ数年はもう2齢くらいで食べられてしまうので、せめて終齢までは食べられずにいて欲しいのだけれど。網をかけるか、室内に取り込むか。ラス1になったらどうするか考えよう。今日、綴られたエノキの葉を見つけたので、ちょいと失礼して中を開けてみたら、出てきました。ミツボシキリガという蛾の幼虫のようです。「エノキ 葉っぱをつづる幼虫」で検索したら見つかりました。確かにこれ、水元公園でも見かけます。しばらくしたら、新しい葉を綴り始めたので、タイムラプスで撮ってみました。YouTube ミツボシキリガが葉っぱをつづるところ幼虫が休憩に入ったところで私は掃除をしていたのだけれど、戻ってきたらこうなってました。成虫になるまで室内で見守ってみようかな。さて、昨秋にコナラとトチノキの実を埋めておきました。トチノキは以前にも埋めたことがあったのですが、発芽しなかったんですよね。だから今回もダメかなぁと期待せずにいたら、なんと!みよーんと伸びてきました。さすが実が大きいだけあってひと伸びが大きい!隣はコナラです。これは最初から大きいサイズの鉢に植え替えないといけないですね。ていうか、どこまでベランダで育つんだか…。他にも、こちらはハンノキ。で、これはクズ。いや、クズだと思うんだけどw昨秋採ってきたタネはふっくらしてて、いつも見るやつとは違う!と思って埋めてみたのだけれど。さて、どうなるか。鉢植えだから管理はちゃんとできるとは思うけど。ウラギンシジミとかウラナミシジミが来てくれたらなぁ、でも最初に来るのはマルカメムシかなぁ。
2024.04.20
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2024/04/14事前情報で、勾玉とか装飾古墳の壁画が見れるということだったので、行ってきました。午後は歴博講演会にも参加しました。展示は6部構成になっています。私のお目当ての勾玉と壁画は、5.古墳の彩り〜「もの」と「空間」〜千葉県駄ノ塚古墳出土愛媛県大下田山古墳出土<身を飾る彩り>玉は有力者、エリートたちの身体を飾っていた。勾玉、管玉、棗玉、算盤玉、切子玉、丸玉、小玉、様々な「かたち」があり、それらを組み合わせて胸や手足の飾りとした。古墳時代前期は翡翠、碧玉などの青や緑、それが水晶、瑪瑙、ガラスなどの無色透明や赤、黄へ、そして後期には金、銀へと変わっていった。<金銅製帯金具(復元複製)>大韓民国慶尚南道慶山市林堂洞古墳出土<帯金具(複製品)>埼玉県稲荷山古墳出土<壁画の彩り>日下八光画伯が描いた各地の壁画模写(復元模写・現状模写)が四方を囲むように展示されていました。日下八光さんは、文化庁の依頼で昭和30年代から装飾古墳の模写を手がけたそうで、記録とは次元を異にした「作品」と解説にありました。撮影はNGなので写真はありません。真ん中に椅子があって、そこに座って壁画を見ることができて、とても良い空間でした。2.身にまとう色〜染色工芸の色と模様〜上<着物注文のための見本>明治時代下<友禅染見本>明治時代新潟のお店で使っていた見本帖。発注先は京都の染色業者。「発注後速やかに見本帖を返却するよう」表紙裏に書いてあるそう。しかも2回も書いてあって、1回目と2回目では文章の書き方に若干違いがあるそう。なかなか返却されないから、書き方を変えたのかもと講演会で話していました。6.鉄の隕石で作られた刀剣まさか隕石が観れるとは!この舌を噛みそうなウィドマンシュテッテン構造。隕石は鉄と珪酸塩鉱物の割合で3種類に分けられる(石質・石鉄・隕鉄)この隕鉄の落下頻度は5%。歴博所蔵の隕鉄は9個で、それを使ってどの程度の加工が可能かをやってみたのだそうです。なんかすごい。これが、三年をかけて作った脇差。日本刀と同じように熱して打ってを繰り返すとニッケルよりも先に鉄が出ていってしまうそうで、様々な工夫の末完成した、らしい。でも、切れ味は今ひとつ…とのこと。切れ味重視ではなく、どこまで加工できるか、だからいいのか。午後の講演会の時に、収蔵品の整理をする速度よりも、入ってくる速度の方が速いので、日の目を見ない収蔵品がたくさんある。その中でも、今回初出品なのが建築彩色模型なので、写真バシャバシャ撮ってあげてください。大きいものは出すのもしまうのも大変(お金と手間がかかるw)なので。と言っていたので、講演会終わった後に、再度展示室へ行ってバシャバシャ撮ってきました。1.2棟の建築彩色模型<醍醐寺五重塔彩色模型>国宝建造物修理事業の一環で、昭和29〜35年にかけて解体修理が行われた。その時に、文様の復元、模写をして、実物大に再現したものだそう。天井の文様も美しいから、撮ってねと言われたのでwこの丸いのが実際の五重塔の柱の場所。模型が作られたのは、内側の一部分。この模型は東京国立博物館にあったのが歴博ができたので昭和58年に移ってきたそう。それから今日まで収蔵庫で眠っていたのね。<平等院鳳凰堂斗栱彩色模型>こちらは昭和25〜28年に解体修理の時に作られた彩色模型。斗(と)は四角い部分。栱(きょう)はその下の長い部分。二つ合わせて斗栱。これは平成10年に東京国立博物館から移ってきたもの。こちらはこれまで2回展示はされてるけれど、完形で展示するのは今回が初めてなんだって。講演会では、修理をする時に使える部材はそのまま(模様の剥離や色褪せ)使うけれど、使えない部材には彩色を復元しているそうで、鮮やかな文様のある部分とそうでない部分がある写真を見せてもらいました。勝手に侘び寂びなのが当たり前と思ってるけど、創建当時は色彩も鮮やかだったんだなぁとしみじみ思いました。ミュージアムショップで図録を購入。それと、勾玉クッキーに、勾玉クリアファイルを買いました。あと、日下八光さんの壁画が載っていたので『装飾古墳ガイドブックー九州の装飾古墳』も買いました。桜はもう散り始めでしたが、いつもハニワスキー(歴博ミュージアムショップコンシェルジュ)のXで見るこの光景が生で見れて嬉しかったです。
2024.04.17
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2024/03/193月の上旬にXで情報を見かけ、開催期間が3月24日までと短かったので、早く行かねばと行ってきました。以前ここに来たのは2020年かはく、トーハク、建築資料館の3館合同の「日本のたてもの」という企画展の時。平日で私と他に2〜3人くらいしかいなかったのだけれど、今回は平日なのに、結構な人が来ていました。<アットゥシ(樹皮衣)>平取町立二風谷アイヌ文化博物館蔵右<アッ(オヒョウの樹皮)>左<カタク(糸玉)> 新ひだか町博物館蔵オヒョウの樹皮から糸にして布にするまでの映像が流れていました。正直、木から繊維とって糸にして布になるってなんかもうすごすぎる。・木の幹に水分が多く含まれる6〜7月に樹皮を剥ぐ・外側の固い皮は取り除き、内側の部分(靭皮)を温泉や沼に浸して柔らかくする・一枚ずつの層に剥がした靭皮を細かく裂く・指で撚りをかけながら結んで繋ぎ合わせて糸にしていく・糸をアットゥシカラぺ(織機)にかけて織る<マキリ・タシロ(小刀・山刀)>マキリ・タシロも色々。このぐるぐる模様がよき。<イクパスイ>儀礼の道具もたくさん展示してあって、イクパスイはたくさんあった。その中でも可愛らしいお花の模様と、魚の模様。イクパスイはカムイノミ(カムイへの祈り)の時、人間の祈り詞を補って伝えるための道具。お酒などに浸して、そのお酒をイナウにかけたりする道具。イナウは人間からカムイへの贈物。木を薄く削って作る。アイヌの植物利用、ということで植物標本もあった。<スルク(カラフトブシ・トリカブトの仲間)>用途は狩猟用の毒。<イケマ/ペヌプ>用途は薬用、お守り、まじない。白石がインカラマッから買ってた(買わされた?)やつw<シタッ(ウダイカンバ)>用途は生活用具、建材。杉元がアシリパさんに集めろって言われてたやつ。そして建築資料館なので、アイヌの建築チセの模型が中央に。チセ(家屋)、プ(倉)、アンシル(便所)、ヘペレセッ(クマ檻)が1セットって感じ。出入口の反対側にロルンプヤラ(神窓)を作る。ここはカムイが出入りする神聖な窓。ここから覗き見することは禁じられているそう。屋根を外して中が見えるようになっているのもあった。壁が2重になって空気の層ができるので、冬でも室温を保つことができたといわれている。チセを組み立ててみようなんてのもあった。チセの復元の様子と新しいチセを作る際のカムイノミ(カムイへの祈り)の様子などの映像があってとてもよかった。時間は全部見ると1時間弱くらい。チセを建てる前に行う祈りを「カムイへの建築申請」って言っててなるほどって思った。ここに建ててもいいですか?ダメなら夢でここがダメって教えてね、ということらしい。1週間ほどの間に誰も悪い夢を見なければOKなんだそう。そういえば『コタン生物記ー樹木・雑草篇』を買ってあるけど、まだ読んでいないのだった。なんか手元にあると思うといつでも読めるって思っちゃって積読になってしまうのよね…。積読解消していかなくては。
2024.03.21
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今日の読み聞かせは5年2組でした。・「なまくらトック」 〜おはなしのろうそく3〜より・「くものもいち」 こしだミカ/作5年2組は前回行った時も聞く体制がバッチリだったので、最初からおはなしをしてみました。「なまくらトック」は10分強なので、先に絵本を入れてしまうとおはなしが時間内に収まらないのです。そしてこれは私が素話を始めてから2番目に覚えたおはなし。ヤシの木が「あなた何もしないでいて食事にありつける方法を知りたくありませんか?」って言うんだけど、教えて欲しいよ…と私の中のなまくらが思ってしまう。最後は色々嫌なもの(主に虫)をかごに詰め込まれてトックは逃げ回るんだけど、覚えた当初の自分は今ほど虫好きではなかったので、何も感じてはなかったのだけど。なんかこのままでは虫って嫌なものだよね、で終わりそうだったので、絵本は「くものもいち」を。子どもたちには「虫が嫌いという気持ちはわかるんだけど、私は虫が好きなので、そんなに嫌わないで欲しいなぁということで、この絵本を読みますね」と言って読みました。一人の子が、ちょっとかわいく思えたかもって言ってくれて、よかった〜♪今年度最後の読み聞かせ。来年もまた来るのでよろしくね。
2024.03.19
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2024/03/13國學院大學博物館の展示のお知らせで「根岸家」という言葉になんか見覚えがあるなぁと思ったら、2023年11月に埼玉歴民で見た「縄文コードをひもとく」のプロローグで紹介されていました。これは見に行かねば、ということで行ってきました。入り口ではこくぴょんと武装男子(レプリカ)がお出迎え。根岸武香は父・友山と共に好古家として活動。後に古書の復刻なども手掛けて後世に歴史や古物を残すこともしていた。<人物埴輪(武装男子)>重要文化財 熊谷市上中条出土(古墳時代6世紀)これ、昨年3月にトーハクで「はにわ展から50年」で展示されてたやつ!また会えた。根岸武香が買い取って、その後、帝国博物館(現トーハク)に寄贈したものらしい。トーハクで展示されてた時は「短甲の武人」てなってたけど、この辺の名称は統一はされてないのかな。<アイヌ舞踊の図>松浦武四郎/作 (1881年・M14年)アイヌ舞踊「鶴の舞」を画題としたもので、武四郎が武香に贈ったものらしい。<埴輪群像図>蓑虫山人/画 (1877-1886・M10年代)本名・土岐源吾。全国を遊歴しその地方の土俗を描いた絵師なんだって。ここに描かれているのは、武香のコレクションの中の埴輪らしいのだけど、どういった経緯で描かれたのかは不明だそう。『榧園好古図譜』武香が自身のコレクションを4冊の図譜にまとめたのだけれど、昭和30年代を境に行方不明に。しかし、今回の調査研究で再発見された。図譜には元々タイトルはなかったのだけれど、武香の雅号「榧園」(榧はカヤの木で、根岸家の庭に生えている)と、好古をよくした武香の業績をたたえて「榧園好古図譜」と命名したとのこと。図譜に描いてあるものと、実物が一緒に見られるって、なんかすごい。そして、この六鈴鏡。武香の収蔵後、服部和彦氏を経て國學院大學博物館に寄贈されたものだそう。根岸家には蒐集したものを陳列する古器物陳列場があって、壁の上の方には土器の破片を括りつけた額状の展示物があったそう。私立の博物館てことだね。ここ最近、縄文関係の講座とか聞いてると、こういった蒐集家の人たちが勝手に掘って持ってっちゃうみたいな感じに思っていたけれど。自分の気に入ったものだけ持ってくとか、買い集めるとか、発掘状況が不明とか、今考えるとやめてくれ〜って話なんだろうなとは思う。そういう時代だったといえばそうなんだろうし。でもこうやって記録してる人もいて、ちゃんと後世に残そうとする人もいるのは確かなんだろうな。さて、特集展示「アイヌ民族の交易と工芸」もやってました。展示ケースは2つだけでしたが、メノコマキリを見ていたら、先日見た映画「カムイのうた」で一三四が自分の彫ったメノコマキリをテルに贈っていたのを思い出して涙が…。そして研究の名のもとに墓を掘り返されて遺骨や遺品を盗まれたことなんかも。映画の中では一三四のじいちゃんの遺骨は兼田教授が取り返してくれたけど、この問題は今も続いてる。
2024.03.17
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今日は4年2組でした。・「ゼラルダと人喰い鬼」 トミー・ウンゲラー/作・「あなのはなし」 〜おはなしのろうそく4〜より最初は「牛方とやまんば」をやるつもりでいたんだけど、気温が高いし雪もちらちら降ってきたっていってもなぁと思ったので、「あなのはなし」に変更。ゼラルダって言ったら「ゼルダ?ゼルダ?」って子どもたち。伝説じゃないってば。小声でヒソヒソコソコソしてるけど、意外と聞いてるんだなと改めて思った。あなのはなしは、最初のひつじまでが5回の繰り返しでちょっと中弛み感があって、オオカミが出てきたあたりからの子どもたちのお?って感じがよくわかるっていうか。うん、「あなのはなし」最強だわ。
2024.02.20
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今日は3年2組でした。・「さかなくん」 しおたにまみこ/作・「牛方とやまんば」 〜おはなしのろうそく8〜より出がけにふと過去日記確認したら、3年2組で「ゼラルダ〜」読んでました!確認してよかった〜。おはなしはメモしてるけど、絵本はメモしてなかったから。にんげんくん、トカゲさん、になんとなくクスッと笑いが。さかなくんのお家、葛西臨海水族園の入り口みたいでいいんだよね。牛方とやまんばは知ってる〜!と言う子もいましたが、ちゃんと聞いてました。めっちゃ目の前でニコニコしながら聞いてる女の子がいて、楽しんでくれてるんだなぁと嬉しくなったり。ちょっと読み聞かせの日記を遡って読んでたら、結構真面目に色々考えてやってたんだなぁなんて思ったりして。おはなしとどの絵本を組み合わせようかとか、参考になったわ。過去の自分偉い。
2024.02.13
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2024/01/27昨年第1夜昆虫に参加して楽しかったので、今回も申し込み参加してきました。サイエンスカフェ限定商品もあるとのことで楽しみ倍増。実は10日程前に階段踏み外して尻もちついて尾てい骨を骨折してしまい、自転車にはあまり乗らないように言われていたのですが、そろそろ乗ってもいいだろうと段差のあるところはお尻を上げて行ってきました。ギリギリまで行くかどうか悩んだけれど、行って良かった。<その1>幼虫の顔、集めてみない?チョウ飼育のスタッフSさんが、脱皮後の幼虫の頭の抜け殻(頭殻)収集の面白さを語ってくれました。生物園では「ぬけがら展」をやっていて、その成果がこちら。Sさんが好きなのはクロコノマチョウなんだって。ウサ耳かわいい♪脱皮後の体の方の皮は幼虫が食べてしまって残らないのだけれど、頭殻は残る。そして、並べると成長過程がよくわかる。ていうか、1齢幼虫のはほぼフンと見分けつかないかも…。そして、最後の蛹化の時には頭殻は割れてしまう。確かに。<その2>骨の標本、作ってみない?骨格標本作成スタッフAさんの、標本作成のあれこれ。煮るのは1番簡単ではあるけれど、バラバラになってしまうので組み立てるのが大変。ミルワームに食べさせるのは細かいところまで食べてはくれるけど、骨まで食べてしまったり、脂分が多いと食べてくれなかったりする。生物を使うのはコントロールが難ししい。これがベストというのが、塩素系漂白剤と酸素系漂白剤を使う方法だそう。標本の良さは、生きてる時に見れないものが見れる。生きてる時の姿がわかる。<その3>巨大魚の謎、知りたくない?魚類飼育スタッフHさんのピラルクにまつわる話。生物園には現在2匹のピラルクがいて、名前はルーとクー。見分け方は、頬に赤い部分があるのがルー。無いのがクー。生息地では食用として食べられてもいるんだけど、乱獲により数が減っているらしい。生物園ではルーとクーに加えてピラもいたんだけれど死んでしまい冷凍保存していたのを、今現在標本にするべく作業をしているそう。標本にするために鱗を剥がし、その剥がした鱗を並べて数えてみたらその数1573枚!ピラルクの鱗は、靴べらにも使えるんだって。18時から始まって、19時からはフリータイム。それぞれお話ししてくれたスタッフさんのところへ行って、質問したり標本を見たり。Sさんのところで、集めた頭殻が入ったケースを見せてもらい、これは確かに静電気は大敵だなと思ったり。顕微鏡でクロコノマチョウの頭殻をみたら、意外と毛がぴょんぴょんと生えててかわいいなぁと思ったり。うちで育った幼虫も頭殻とっておこうかなと思いました。そのためには、食べられるままにしないでおかないとな💦Aさんのところではたくさんの骨格標本がずらりとあって、すごかった。人間の手足の外旋内旋から、他の動物の足の付き方の話になったり。動き方の法則があるんだなぁと思ったり。Hさんのところではピラルクに触りました。頭の部分が結構硬くてゴツゴツしてて、口の周りは柔らかくて、そして舌に触ってその感触にびっくり。先端はゴムって感じ。そして奥の方が骨。骨の表面がざらざらしていて、わさびとかすれそうだった。サイエンスカフェ限定ショップではこちらを購入。チョウの頭殻ストラップ!クロコノマチョウとリュウキュウヒメジャノメ。絶対買おうと決めてました。可愛すぎる。このわかめの塊みたいなのは、ネコザメの卵。スタッフさんがビーチコーミングで拾ってきたものだそう。そのスタッフさんにタコブネの殻も見せてもらいました。ビーチコーミングも楽しそう。ホタルも見て、時間いっぱい楽しみました。幼虫の顔、集めてみたくなったし骨の標本、作ってみたくなったし巨大魚の謎、知りたくなったしとりあえず、ピラルクのエサタイムに行ってみようかな。いつもゆら〜りのんびりしてるところしかみたことないから。スタッフの皆さん、楽しい時間をありがとうございました。
2024.02.03
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2024/01/30川口市立文化財センター郷土資料館へ「縄文のナニコレコレミテ」を見に行ってきました。ここは2021年に「土の中からこんにちは」を見に行って以来です。昨年も面白そうなのやってたんだけど見に行けなかった…企画展は3階。入口ドアのところに「縄文人をおしゃれにしよう」なんてのがあったので、おしゃれにしてあげた。マグネットでくっつく仕様。今回の展示は全て川口市から出土したもの。川口市の縄文時代の遺跡はほとんどが後期〜晩期のものだそう。入ってすぐのところにチラシでもメイン務めるミミヅク土偶が。<ミミヅク土偶>宮合貝塚遺跡後期〜晩期は祭祀に使われたであろう遺物が多く出ています。展示もそれらがメインでした。まずは土偶。もちろん土偶たちもそれぞれよかったんだけど、今回の展示で何がよかったって、この手書きの解説文たち。耳飾りの展示。耳飾りのサイズのナゾ、すっごい良かった。現代のピアスと比べるなんて、なかなかみられないもの。現代の最大サイズは直径10ミリ。縄文時代の小さいサイズの耳飾りと同じ大きさ!横から見ると、幅もほぼ一緒。すごいわ。そして「耳飾り、竹串1本で作ってみた」で作った耳飾りが展示。私も作ってみたくなった。ミニチュア土器の展示。現代の道具と比べてみようっていうのがいい!それぞれの容量が書いてある。そして「鬼くるみを、石でキレイな断面が出るか割ってみた」もう最高。キレイに割るには、尖った方を下にして叩くとうまくいくそうなんだけど、出土した石皿にはその痕跡がちゃんと残っている。そしてくるみの栄養成分まで書いてあって、くるみ50gで357kcal。おにぎり2個分で大体320kcal。くるみ50gは大体28個割る必要がある。もうとにかく手書きの解説がとてもいいし、子どもが見ても楽しめるし、やってみたも最高だったし、もう本当に良い展示だった。そんなに広くないスペースだったけど、ものすごい楽しかった。ここのところ専門的な話ばっかり聞いてたせいもあるかもしれないけど。帰りに図録も買って、アンケートも書いて、学芸員さんにも直接展示が良かった旨を話して、最後にあんぶうのグッズできたら買いますと言って帰ってきました。安行式土器がモチーフのあんぶう。かわいい。
2024.02.01
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今日は5年1組でした。『ゼラルダと人喰い鬼』 トミー・ウンゲラー/作 たむらりゅういち・あそうくみ/訳『牛方とやまんば』 〜おはなしのろうそく8〜よりゼラルダの作る料理に、うまそう、の声が。みんなとてもよく聞いてました。終わったら担任の先生が「牛方とやまんば、懐かしいです。子どもの頃人形劇で見て、怖かったのを思い出しましたよ〜」と。確かに人形劇とか絵本で見ると造形が怖いかも。でも牛方とやまんばのやまんばは、なんというか、三十郎が小声で言うのを火の神さんが言ってるから〜と餅を焼いたり、釜の中で寝たりとちょっとコミカルな感じなんだよね。先生にも楽しんでいただけて良かったです。
2024.01.30
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2024/01/23「北斎サムライ画伝」を見に、すみだ北斎美術館に行ってきました。源頼朝や家康など有名なサムライだけではなく、北斎と門人たちが生きた時代に暮らすサムライたちの姿を描いた浮世絵、版本、そして今回は刀も展示されています。浮世絵よりも版本が多かった、かな。一昨年の大河、鎌倉殿の十三人のサムライたちが出てきて、おぉそうだそうだと思ったり、「酔って描いたのと紙幅が狭いので自由に描けない〜うんぬん」と注意書きしてあったり(というか彫師さんは注意書きまで彫ってくれたのね)江戸時代には戦さはなくなり、サムライといえば役人。江戸時代に描かれるのは戦う姿ではなく仕事をしているサムライだったり、花見で酔っ払って浮かれてるサムライだったり、参勤交代の行列だったり。『北斎漫画』九編(文政2年・1819年)にはちょっと小太りのサムライが戦さに行くための準備をしている絵が載っていて、これがなんとも可愛らしい。4階はサムライが使っていた刀などの武具、そしてそれを作る人たちを描いたものが展示されていました。刀銘 津田越前守助広(延宝9年・1681年)と北斎の神奈川沖浪裏が隣り合わせで展示してありました。刀には濤瀾乱れ(とうらんみだれ)という押し寄せる波のような形状の刃文があります。とても美しいなぁと思いました。トーハクに行くとね、刀のことなどよくわからん自分が見ていちゃいけないような気がして、ちょっと遠慮してたんですが。うん、綺麗だわこれ。解説文も丁寧なので、結構なボリュームでした。図録も購入。刃文が上に載ってます。入場の時にホログラムシールもらいました。歌川国安(1804〜44)「源頼家」平日だったけど、割と人多めでした。外国人観光客が多かったかな。で、この後はソラマチの京東都「縄文のあしらい」展へ。京東都でも縄文関連のグッズは様々出ているのだけれど、縄文の作家さんたちの作品がたくさん!今回のお目当てはXで作品見て一目惚れした Lissitaさんの縄文イヤカフ。色がシルバー、ゴールド、ブルーの3色あって、ネットで買うチャンスもあったのだけれど、これはやっぱり実際に見て付けてみたい!付け心地大事。試着してみて、シルバーに決定。耳から溢れる水煙文。たまらん。
2024.01.25
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今日は3年1組でした。『ゼラルダと人喰い鬼』 トミー・ウンゲラー/作 たむらりゅういち・あそうくみ/訳『牛方とやまんば』 〜おはなしのろうそく8〜よりまたしても「誰のお母さん?」と身元チェックされました。だいぶ前に卒業した人のお母さんだよ〜というと、さらに「何年前?」なかなかチェック厳しい。12年くらい前かなぁと答えながら、もうそんなに経つのかと妙にしみじみしてしまいました。終わった後、一人の男子にやまんばについて話しかけられ、詳しいねすごいねと言ったら、幽霊とかお化けが好きとのこと。他に女子2人組に、やまぐもって何?と聞かれ、う〜ん化け物的な大きな蜘蛛みたいなのかなぁ、なんて答えたんだけど、その男子の方が詳しいかもしれない。なんか、生半可な知識でおはなししてすまんみたいな気持ちになった。
2024.01.23
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2024/1/13加曽利貝塚博物館へ「あれもEこれもE加曽利E式土器〜外房地域編」を見に行ってきました。12月に縄文研究講座に参加して、この展示の解説を聞いたのでその解説も交えながらまとめたいと思います。まずは学芸員さんが講座で激推ししていた黄金比率の展示写真!かっこいいです。そして展示の順路を示してくれる、縄文犬?の足跡。かわいい。・加曽利E式土器とは…縄文時代中期後葉(約5000〜4500年前)に関東地方で流行した土器。加曽利貝塚の1924年の調査地点であるE地点に由来する。◎中期中葉・大木8a式加曽利Eが成立する前には、阿玉台式と勝坂式があったのだけれど、そこに東北から大木式がやってくる。その影響力はかなり強かったらしい。それが大木8aインパクト!大木8aを一言で言うならば、華美。透かしのある中空把手、胴部の渦巻文。中期の土器は火炎型土器のようにコテコテ派手派手。全体的に見ても、口縁部の装飾がすごいのがわか〜る。<大木8a式土器> 粟島台遺跡(銚子市) 立体的な把手の重厚感。<大木式の要素を持つ加曽利E式土器> 養安寺遺跡(東金市・大網白里市)胴部の渦巻き模様が東北チックなんだそう。◎中期後葉・大木8b式大木8b式を一言で言うならば、洗練。コテコテ派手派手から、把手の省略、若干簡素に。胴部には縄文の上から隆線の貼り付け。<大木8b式土器> 神代夏方遺跡(東庄町)把手部分の省略…a式に比べると簡素、かな?<大木式の影響を受けた北関東の土器> 養安寺遺跡(東金市・大網白里市)胴部の縄文の上に隆線文で渦巻き、てところが影響を受けた部分。◎揺籃期の土器中期中葉末は勝坂式、阿玉台式が終わりへ向かい、大木式の影響を受けた加曽利E式へと移っていくのだけれど、把手は阿玉台、加曽利の懸垂文など様々な型式の要素が混在している土器が出てくる。まさに多様性の時代。*阿玉台式の要素→縄文のない胴部、口縁部に文様が集まる、口縁部の隆帯 平らな山形把手*勝坂式の要素→連続弧状隆線、眼鏡状の把手*大木式の要素→S字状の口縁部装飾、口縁部の立体的な楕円装飾<中峠類型> 東長山野遺跡(横芝光町)赤い色が塗られていて、艶々光っていてきれい。<中峠類型> 神代夏方遺跡(東庄町)上に伸びた把手がかっこいい。けど、ひげというか顔みがあってかわいいw<中峠類型> 養安寺遺跡(東金市・大網白里市)大木式の要素、S字がポイント!わかりやすい。<御霊前類型・大木式の影響を受けた北関東の土器> 養安寺遺跡(東金市・大網白里市) なんかちょっと違った雰囲気の土器。キツネっぽい。◎中期後葉・加曽利E I式勝坂式、阿玉台式の文様をベースに、大木式の器形と文様構成の影響を受ける。<加曽利E式の特徴> ・ゆるやかな曲線で立ち上がるフォルム ・膨らむ口縁部に隆帯による装飾 ・胴部を走る懸垂文このコーナーに入ると、見た目が落ち着いた感じがとてもする。斉一性、と学芸員さんは言っていた。<加曽利E I式土器> 東長山野遺跡(横芝光町)やっぱりこのフォルム好き。口縁部のぐりぐりも。◎中期後葉・加曽利EⅢ式口縁部区画が消えて、胴部と連続する文様になる。<加曽利EⅢ式土器> 原山遺跡(神崎町)なめらかさアップって感じ?全体的に渦巻き文が入る。見た目で、それぞれの土器の全体的な雰囲気がよくわかる展示でした。時間的には1時間強くらいかな。そして、EDK(Eshiki Do Ki)総選挙をやってます。E式以外もあるけど気にしない!ってところがいいwでもやっぱり私はE式が好きなので、E式土器に投票しました。それから常設展示も見てきたんですが、新博物館のことが。新博物館は今のところとは川を挟んで反対側にできるんですね。貝塚から離れてしまうのはちょっと寂しいですが…。そうするとバスよりはモノレールで行くほうがよくなるのかな。
2024.01.16
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前回クイズラリー2種しかできなかったので、今日は残り3種コンプリートするためと展示解説を聞きに行ってきました。とりあえず1枚ずつ。挑戦状低学年用は問題なく終えて缶バッジとびはっくんゲット。次に挑戦状Part1。外の遺跡を見て生活の跡の土の色は?で一瞬あわあわ。でもヒントがあったのでクリアして、全問解答!最後のところに書いた疑問に学芸員さんが答えてくれて、なるほどと納得。取掛西貝塚の近辺は汽水域なので、シジミが多く採れた。対して飛ノ台貝塚は海の近くだったのでハイガイが多く採れたのだそう。クイズをやって、普段は見過ごしてる違いとかに気づけてよかった。そして缶バッジかねほりーゲット。なんと最後の1個だった。最後は挑戦状Part2。思わずクスッと笑ってしまうような問題もあり、でも最後の文字を探すところがなかなかの曲者だったけど、なんとかクリア!缶バッジキャリパーママ、ゲット。クイズを考えた学芸員さんとお話しもできて、25種類の缶バッジコンプリートした中学生にも出会えて、面白かった♪クイズを考えた方が新キャラも考えたそうで…凄すぎる…。ちなみに、左上がキャリパーママのモデルになった深鉢型土器。真ん中がとびはっくんのモデルの博物館外観。この白い部分が土器に見える。右上がかねほりーのモデルの金堀台貝塚出土の土偶。ちゃんと特徴を捉えててすごい。クイズの用紙を持って外へ行ったり、3階まで昇ったり降りたり、意外と運動量多かったかもしれない。なんとか無事、展示解説の始まる時間までに終えて、13:30から展示解説を聞く。あっという間の30分。展示を見た時に疑問に思ったことを聞いてみた。縄文後期は竪穴住居の柱が細くなって本数が増えたとあるのだけれど、その理由で考えられるのは何か?おそらく炉が竪穴住居内にできてきたことで、室内をより広く使うために細くして本数を増やしたのではないか、とのことだった。なるほど…それこそ本当に暮らしの変化なんだな。より快適に生活できるように工夫するのはいつの時代も変わらないし、それが人という生き物なんだなぁと思った。今月は考古学講座にも参加するので、縄文三昧。
2024.01.06
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年明けはハンノキ捜索。オナガミズアオを見つけたところを重点的に。しかし何も見つからず。サナギで越冬なので、サナギが見つかったらいいなぁと思ったんだけど。夏場は樹上で葉っぱを綴って繭を作るのだけど、越冬は地上に降りて葉っぱを綴って繭を作るらしい。樹上だと鳥に見つかりやすいからなんだろうか。木から離れて作ることはないだろうけど、根本を見てもそれらしきものはないし、作れそうな感じがないしなぁ。夏に羽化した繭の痕跡もないかなぁって見たんだけど、私の視力で見える範囲では何もない。悲しみ。そんな中、樹上で鳥の声がして、見るとカワラヒワが実をつついてる。なので、私も実を弾いてみたら、タネが飛び出してきた。<ハンノキ>カバノキ科花期:11月〜4月ミドリシジミ、オナガミズアオの食樹…こんなの土に埋めるしかないでしょ。ハンノキのあるベランダ。芽出るかなぁ。ハンノキはもう少し人の少ないところのを次回探すことにして、場所移動。<ラクウショウ>ヒノキ科花期:3〜5月ラクウショウの葉と実の絨毯。踏むとコリコリ音がする。割れた実を拾ってみると、飴色の脂が。匂いを嗅ぐとヒノキ系のスッキリした香りがした。この後、ササゾーンでヒカゲチョウを探すも見つからず。で、またつい鳥を見てしまう。<ヒドリガモ>カモ科こうやって休憩中のヒドリガモを見てると、だいたい雌雄ペアでいる感じ。集団になるとよくわからんくなるけどね。ここで唐突に、我が家のベランダ植物一覧・ミツバアケビ・アオツヅラフジ・ヤブガラシ・ヘクソカズラ・ウマノスズクサ・ノブドウ・カラスウリ・スズメウリ・メマツヨイグサ・カラスノエンドウ・ギシギシ・エノコログサ・ジュズダマ・ユズ・クワ・クチナシ・アベリア・クリ・タブノキ・クサギ・エゴノキ・クヌギ・エノキ・センダン・コナラいっぱいだな…。これ以上増やしてどうすんだって感じだけど。でも、ハンノキ、埋める。
2024.01.05
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前回は鳥見になってしまったので、水辺にはよらないように。クズゾーンへ行ってみた。モグラの仕事跡がたくさんwクズのトンネル…中で越冬してる虫がいないかなぁと探してはみるものの、見つからないというか、見つけられないというか、見えないというか。いるんだかいないんだかわからない…コミスジの越冬幼虫も見つけられたらと思ったのだけど、葉っぱが落ちてしまってるともう何が何やら。もう少し早い時期に来た方が良かったんだろうなぁ。来季はそうしよう。<ナナホシテントウ・幼虫>テントウムシ科 成虫越冬そんな中ナナホシテントウ発見。幼虫もいたんだけど…生きられるんだろうかこの子。<ナミテントウ>テントウムシ科 成虫越冬そして、セイタカアワダチソウにナミテントウが。二紋型と紅型。クズゾーンを離れて、恒例のエノキの葉めくり♪<クロゴキブリ幼虫>ゴキブリ科クロゴキの幼虫みっけ。野外で初めて見つけた。白い帯がかわいい。同じエノキの幹には卵鞘があった。まだ中身入ってるんだろうか。クロゴキブリっていうと人家にいるのが当たり前な気がしてたけど、こうして野外にもいるんだな。<ゴマダラチョウ幼虫>タテハチョウ科 幼虫越冬食草:エノキ、エゾエノキそしてお目当てのゴマちゃん!かわいい〜かわいい〜めちゃかわいい!毎回連れ帰って、ベランダのエノキ鉢に落ち葉敷き詰めてネット張って…と思うんだけど、実行には至らず。複数匹見つけたら…かなぁとか。<ジグモ>ジグモ科オスは6〜8月に発生、寿命は1年。メスは1年中みられて、寿命は4〜5年だそう。そして孵化から性成熟するまで3〜4年。てことはこの中にいるのはメスってことか。<ヨコヅナサシガメ>サシガメ科 幼虫越冬エノキの窪みで集団越冬するヨコヅナサシガメ。みんな同じエノキで見つけた。エノキ楽しい。今日はゴマちゃん見つけたからもうそれだけで嬉しい♪
2024.01.04
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世の中はクリスマスですが、水元公園へテクテクと。<ハクモクレン>モクレン科 落葉広葉樹花期:3〜4月花芽はすでにスタンバイOK。花芽を包んでいた皮が地面にたくさん落ちていた。コブシはタネが木に残っているんだけど、ハクモクレンは見当たらず。早い時期に落としてしまうんだろうか。<ハゼノキ>ウルシ科 落葉小高木花期:5〜6月和蝋燭の材料になる。皮膚の弱い人はかぶれるおそれがある。クリスマスの飾りのようにたくさんぶら下がっていた。この実を集めてロウが作れるのか。やってみたいようなめんどくさいようなw上<ヒドリガモ>カモ科左<アオサギ>サギ科中<コサギ>サギ科右<ツグミ>ツグミ科ヒドリガモ、今日は上陸して採餌中。アオサギは草むらの中をじっとみていたけど何かいるのか、いないのか。コサギは足を動かして餌を探していた。ツグミ、かわいい。左上<カイツブリ>カイツブリ科右上<マガモ>カモ科左下<ユリカモメ>カモメ科右下<カンムリカイツブリ>カイツブリ科水辺には鳥たちが大集合。カイツブリはちっちゃくてかわいい。見てるとつぷんつぷんと潜ってて、ほんとにかわいい。でも写真はなかなか撮るのが難しい。マガモ雌雄ペア。緑色が綺麗。ユリカモメは目の横の黒い模様が漫画みたいな目に見えて面白い。カンムリカイツブリも忙しなく潜る。…虫探す予定がつい鳥たちを見てしまって、時間が過ぎてしまった。動くものはやっぱり面白いので。虫探しの時は水辺によらないようにしよう。<ゴイサギ>サギ科かわせみの里でゴイサギが見れるというので、行ってみた。写真は幼鳥。遠くから見ると紛れてよくわからないんだけど、なんとか見つけた!ゴイサギは夜行性なので、昼間はこうして木の陰で休んでいるそう。
2024.01.04
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今日は6年2組でした。『ゼラルダと人喰い鬼』 トミー・ウンゲラー/作 たむらりゅういち・あそうくみ/訳『牛方とやまんば』 〜おはなしのろうそく8〜より「お久しぶりです!」って女の子に声をかけられ、背伸びたんですよと背比べをしたのだけれど。ごめん、誰だか個別認識してなくて…でも自分のことを覚えていてくれてありがとうでした。10月に読み聞かせに行ってたのをちゃんと覚えているなんて、若さだな。今回は、人喰い鬼にやまんば。どっちも自分が好きな絵本とおはなしなんだけどね。怖いんだけど、ちょっとコミカルなところが好き。時間もちょうどよかった。2学期の読み聞かせは今日で終わり。3学期、6年生に読み聞かせに行けるかなぁ。
2023.12.19
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2023/12/9国立歴史民俗博物館第一展示室の特集展示を見に行ってきました。午後は歴博講演会にも参加。「オホーツク文化とは何か」熊木俊朗さんのお話を聞きました。まずは展示を。第一展示室の特集展示室ってどこ?と思ったら、沖ノ島のところにこんな空間があったとは。本州では、縄文→弥生→古墳→飛鳥→奈良→平安という流れなのだけれど、北海道は、縄文→続縄文→擦文→アイヌ となっていて、その続縄文の途中に、サハリンから南下してきた人たちが作ったオホーツク文化が利尻礼文〜道東の海岸線沿いに広がった。擦文文化は札幌以南までだったのが、徐々に北の方へ広がって、その途上でオホーツク文化が擦文文化の影響を受けトビニタイ文化になり、最終的にトビニタイ文化は擦文文化と融合してその後につながっていく、のだそうだ。私は生まれも育ちも北海道ではあるのだけれど、学校で習う歴史は本州のものだから、続縄文、擦文、オホーツク、トビニタイなんて聞いたこともなかった(それとも私が習ったけど忘れてるだけ?)アイヌ文化についてもちょこっとしか知らないし。2021年のちょうど今頃、横浜ユーラシア文化館で「オホーツク文化ーあなたの知らない古代」を見て、まさに私の知らない古代を知ることができたと思った。今回展示されてるのはユーラシアの時に比べたら点数は全然少ないけれど、また会えたねって感じでよかったです。左から<副葬品とみられるオホーツク土器>8〜9世紀 弁天島遺跡<オホーツク土器(貼付文系)>8〜9世紀 栄浦第二遺跡<オホーツク土器(貼付文系)>8〜9世紀 トコロチャシ跡遺跡<オホーツク土器(沈線文系)>8世紀 栄浦第二遺跡写真ではわかりにくいんだけど、細い粘土紐を貼付けて作った模様がすごい。これ長さは8センチほどなんだけど、そこにこんな模様が彫り込まれててすごい。素材は鳥の骨。中が中空になっているので、それを利用して針入れにしているそうだ。左:銛頭 トコロチャシ跡遺跡・栄浦第二遺跡右:釣針軸と釣針先 トコロチャシ遺跡オホーツク文化の遺跡は海岸線から1キロ以内にあって、海を主体とする生活をしていたそう。なのでこういった漁撈に関するものがたくさん出土している。ユーラシアの時は、これでもか!ってくらいの量が展示されててすごかった。この右のは2つに別れているんだけれど、下の方を紐で縛って大型魚類用に使っていたらしい。クマを中心とする動物儀礼が行われていて、とにかくクマ製品が多い。これは頭が大きいのでおそらく子グマを表したもの。胴回りにある線は首輪や引綱で、クマ送りの儀式を表しているのではないか、とのこと。住居の中にも骨塚が作られていて、そこにはクマの頭骨が大量に置かれていた。多いところでは110頭分の頭骨があったそう。ただ、数には大きな差があるそうで、祭祀の拠点となった住居とか、何年かの持ち回りで骨を集めるとかそういうことがあったのではないかとのこと。<海獣貼付文土器>8〜9世紀 常呂川河口遺跡貼付文には水鳥を表したものが多いのだけれど、これは海獣(トド、アシカ)を表したもので珍しい。常呂町には東大の常呂実習施設があるのだけれど、その歴史も紹介されていた。地元の大西信武氏による遺跡調査の重要性の訴えかけがなかったら、このまま埋もれてしまっていたのかと思うと、そういう人の存在って大事だなと思う。3000基を超える竪穴群ってすごいよな。実家は北海道とはいえ、遺跡のある場所までは遠いからそう簡単には行けないのよね。でも、いつか行ってみたい。まずは、図録を読み返し、ニコ美でやってたのも見返えそう。
2023.12.10
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2023/11/26 特別展『縄文コードをひもとくー埼玉の縄文土器とその世界』を見に行ってきました。午後は講堂で開催される歴史民俗講座に参加。特別展を見るのにおそらく2時間はかかるだろうと見積もって出発しました。<プロローグ> モースがみた縄文コード ーcordとcodeーモースによって名付けられたcord(縄目)とcode(土器に込められた思想や土器作りのルール)が今回の展示の趣旨。大森貝塚で見つかった縄文土器とよく似た土器は埼玉でも見つかっている。モースは吉見百穴を見学にきたこともあるんだって。<第Ⅰ部>縄文模様縄文草創期〜晩期までの土器が一気にずらり!草創期は模様のないものや籠を模したようなものが多い。続く早期は撚糸文や貝殻を使った紋様が出てくる。そしてヘラ状のものを使って(沈線)模様をつけるようになり、文様の自由度がアップした!らしい。前期の土器は、羽状縄文系土器が出てくる。沈線浮線を組み合わせたり粘土紐やこぶをつけてみたり。ってこれは私の好きな関山式!左上:深鉢形土器 関山Ⅰ式 縄文前期 伊奈町谷畑遺跡右上:深鉢形土器 関山Ⅱ式 縄文前期 行田市馬場裏遺跡左下:片口付土器 関山Ⅱ式 縄文前期 行田市馬場裏遺跡右下:片口付土器 関山Ⅱ式 縄文前期 行田市馬場裏遺跡中期の土器は装飾が重厚で派手になる。コテコテな時期。ヘビやカエルのモチーフを使って縄文人の世界観を表すものが出てくる。そしてここで私の大好き加曽利E式登場。左:深鉢形土器 加曽利EⅠ式 縄文中期 東松山市岩の上遺跡右:深鉢形土器 加曽利E式 日高市宿東遺跡 下半の沈線は馬高式に見られる特徴加曽利E式は関東一円で広く見られる土器。講座で学芸員さんが、発掘していて加曽利が出るとまたかって言われてしまうくらい広い範囲で作られてる土器と言っていた。でも私はこのフォルムがとても好き。後期の土器は中期に比べてシンプル且つ文様も平面的になる。晩期の土器は再び装飾が派手になる。<第Ⅱ部>縄文コードをひもとく第1章 土器に表された「物語」左上:深鉢形土器 勝坂3式 縄文中期 毛呂山町新田東遺跡 ヘビを表した土器左下:深鉢形土器 勝坂3式 縄文中期 桶川市諏訪野遺跡 ムカデと人を表した土器右:深鉢形土器 勝坂3式 縄文中期 毛呂山町新田東遺跡 双眼突起の土器人とムカデ…なかなか深い…縄文人、ムカデと遭遇する率は高かっただろうとは思う…第2章 土器の地域と交流いや、もうなんかね、この時点でも土器の量がすごいのよ。というわけで、この中から気になった土器を。左上:深鉢形土器 加曽利E式 縄文中期 毛呂山町新田東遺跡中上:深鉢形土器 加曽利EⅡ式 縄文中期 寄居町北塚屋遺跡 羊角状モチーフのついた土器(関東では珍しい)右上:トロフィー形の台付深鉢土器 縄文中期 桶川市前原遺跡下:渦巻文の浅鉢 縄文中期 日高市宿東遺跡 炉に据えられた浅鉢の上半部左上美しいフォルムたまらん。胴部の渦巻は大木式の特徴らしい。中のは羊の角というんだけれど、私にはヒゲにしか見えないwトロフィー形は初めて見た。こんなのあるんだね。下のやつは結構な大きさなんだけど、このぐるぐるがいいよね。そんでもってこちら。深鉢形土器 勝坂2式 縄文中期 寄居町北塚屋遺跡表と裏に2つのモチーフ小川忠博さんの展開写真も素敵。この空間にずっといたい。<第3章>作り分けと使い分けさぁまだまだ続く土器土器土器!精製土器:多様な文様装飾、形のバリエーションがある。 盛付けや少量の煮炊き用、祭祀用粗製土器:粗雑な作り。主に煮炊き用で煮炊きの跡が見られるとのことで、精製土器は広い範囲で作られるけれど、粗製土器は土着的で地域色が強いらしい。後期になると注口土器が出てくるのだけど、注口土器を集めたコーナー。一際大きなやつが。でかい!たぶん一人では注げない。大型注口付鉢 堀之内1式 縄文後期 鴻巣市中三谷遺跡顔のある土器コーナーもありまして。左:2つの顔をもつ注口土器 安行3a式 縄文晩期 加須市長竹遺跡 ミミズク土偶に似た人面右上:注口土器 安行3a式 縄文晩期 鴻巣市赤城遺跡右下:粗製深鉢 安行3c式 縄文晩期 鴻巣市赤城遺跡この3つ見たことあるなぁと思ったら、2021年の『埼玉考古50選』で見たやつだ!また会えたね。深鉢形土器 称名寺式 縄文後期 入間市坂東山遺跡この展示で最も高さのある土器。確かに大きい。白骨化した男性の骨をまとめて置き、その上に被せられていたものだそう。<第4章>撚り合わされたコードここからは埼玉県の土器とも言える安行式がずらっと。安行式土器は川口市安行猿貝貝塚の資料を基準にした土器形式。加曽利B式曽谷式をルーツとする。上;波状口縁深鉢 安行式 縄文後期〜晩期 雅楽谷遺跡 小川忠博さん写真とにかく豚鼻状こぶのオンパレード!もちろんそうじゃないのもあるんだけど、印象が強すぎる。一昨年、川口市立文化財センター郷土資料室に『土の中からこんにちは!!』を見に行った時に、あんぶーっていうキャラがいたんだけれど、このキャラ設定は上手いよなぁって思う。<エピローグ>最後の縄文土器浮線網状文土器は西日本にも広がって、西日本の稲作社会との交流を持った集団の土器なんだそう。浅鉢形土器 縄文晩期 上尾市稲荷台遺跡めちゃシンプル。最初から最後まで、土器土器土器。土偶とか石鏃とか石棒とか一切なし。午後の講座で学芸員さんが埼玉の教育委員会が所蔵する数多の土器の中から230点を展示、これだけの量が展示されるのは最初で最後かもと言っていた。随所に小川忠博さんの土器の展開写真も展示されていて、それもとてもよかった。2時間を目安にしてたけど、2時間半近く。入り口で埼玉縄文カードをもらって、展示を全部見てからカードに載ってる土器を探したりして。正直、後半はちょっと端折ってしまった。午後の講座もあるので、常設展も見れなかったし。またゆっくり行きたい。けど行けるかなぁどうかなぁ。
2023.11.29
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2023/11/221F生きもの研究室 特別展「ぬけがら展」Twitter公式が「コツコツ貯めて完成しました」って呟いてた。天井にドーンとながーいビルマニシキヘビの抜け殻が。アップで撮るとこんな感じ。光に透けてきれい。この辺の甲殻類は中身入ってるの?って感じ。展示説明によると、カブトガニは甲殻類よりもクモに近い鋏角類の仲間だそうで、脱皮の仕方が、カニなんかはお尻から後ろへ向かって、カブトガニは頭から前へ向かってなんだそう。それでカブトガニの抜け殻は頭の方がパカっと開いてるのか。これはチョウの成虫とサナギの抜け殻の標本。それに加えて、これ。幼虫の抜け殻(頭)コレクション!クロコノマ、クロアゲハ、オオゴマダラの各成長段階の脱皮頭!確かにスタッフさんのコツコツが目に見えるようだ…右下のいろんな頭の抜け殻、オオムラサキかわいすぎる…えっと、「脱いでみよう」ってコーナーがありまして。右のカゴに入ってる靴下を手にはめて、岩の隙間を模した所に手を突っ込んで引っ掛けて脱ぐんですけど。やってみたけど、長めの靴下だと難しかった、脱げない。短いと脱げるんだけど。ヘビ、すごい。で、展示室の方へ行ったら、ビアクモエギニシキヘビの目が白っぽくなってた。脱皮のサインらしい。チョウの飼育室、今日のいもむしはヒカゲチョウ。この間水元公園で見つけたやつだ!そしてツマベニチョウのサナギ、羽化が近づくとこんな色になるんだな。ベニが鮮やか。2Fむしむしコーナー 「沖縄の虫たち展」ここはガラスの向こうに飼育ケースなので、写真がなかなか撮りにくいのだけれど、なんか急に近くに寄ってきてくれたイリオモテモリバッタ。1Fの展示室にいないと思ったらこっちにいたクロカタゾウムシ。どちらも沖縄の固有種。続いて大温室へ。沖縄の虫たち展にいたリュウキュウムラサキの幼虫、大温室には成虫。上がオス、下がメス。大温室のリュウキュウヒメジャノメに、ぬけがら展の幼虫の抜け殻(頭)真ん中がヒメジャノメ、右端がリュウキュウムラサキ。(たぶん)リュウキュウガシワにスジグロカバマダラの卵。ギョボクにはツマベニチョウの幼虫がいた。ヤエヤマトガリナナフシもちんまり。あ、バナナの実がなってた。大温室、チョウ以外も色々発見があって楽しい。沖縄の虫たち展のシールガチャはナナフシ3種。きらきら缶バッジはニホンリスとチンチラだった。狙ってるのはオオサンショウウオなんだけど、またチャレンジする…しかないか。そして、3周年記念クリアファイルを購入。かわいい。
2023.11.25
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2023/11/21企画展を見に、飛ノ台史跡公園博物館へ行ってきました。2020年は縄文早期、2021年は前期、2022年は中期、今回は縄文後期にスポットをあてた企画展でした。関東や中部地方は中期に遺跡の数が最も多くなり、後期になると減少するのだけれど、千葉は遺跡の減少率が少ないとのこと。1.船橋の遺跡把握の歴史船橋で最も早くから知られた古作貝塚。道路補修の砂利代わりに貝塚の貝殻が利用されていたんだそう。2.土器で見る縄文時代後期土器がずらりと勢揃い。展示台をぐるっと回ると 古い→新しい 土器の変化が見てとれる。この中で気になった土器。左上:深鉢形土器(称名寺Ⅰ式)縄文後期(約4400年前)新山貝塚右上:深鉢形土器(称名寺Ⅰ式)縄文後期(約4400年前)宮本台遺跡群左下:深鉢形土器(称名寺Ⅱ式)縄文後期(約4400年前)新山貝塚下中央:深鉢形土器(堀之内1式)縄文後期(約4200年前)高根木戸北貝塚右下:深鉢形土器(堀之内1式)縄文後期(約4200年前)宮本台遺跡群左上:深鉢形土器(堀之内2式)縄文後期(約4000年前)古作貝塚右上:浅鉢形土器(加曽利B2式)縄文後期(約3700年前)古作貝塚左下:瓢形土器(安行1式)縄文後期(約3300年前)金堀台貝塚右下:鉢形土器(安行2式)縄文後期(約3300年前)金堀台貝塚深鉢→浅鉢→注口土器など、形のバリエーションが増えてくる。3.船橋の土偶プチ集合15・16・17 金堀台貝塚出土 高橋コレクション船橋市内では23点の土偶が見つかっていて、1番多く出土しているのが金堀台貝塚で17点なんだそう。そしてこの15番目の土偶、新キャラかねほりーのモデル、らしいw4.祭りの道具左上:注口土器(加曽利B1式)古作貝塚右上:注口土器(堀之内2式)宮本台遺跡群下:石棒(左:宮本台遺跡群 右:西ヶ堀込遺跡)左上の土器、これだけの欠片から元の形を復元するの凄すぎw5.変化する縄文後期中期よりも竪穴住居の地面の掘り込みが浅くなる、屋根を支える柱が細くなり本数が増えるのが遺跡からわかるそう。なぜ柱が細くなったのか、気になる。6.船橋の縄文時代後期の主な遺跡注口土器(堀之内2式)宮本台遺跡群これ、後ろの割れてる部分を見ると、刻みが入ってる。これは粘土紐を積み上げる時に張り付きやすいように刻みが入っているらしい!初めて見た。そしてこの企画展期間中、クイズラリーをやってまして、難易度別に何種類かあるんだけれど、企画展Ver.をやってみました。なかなか難しくて、受付のスタッフの方の助言もいただきながらなんとかクリア!生物園の時もそうだったんだけど、サクッとやって帰ろうなんて甘くみていてはいけなかった。でも面白かった。企画展Ver.は難易度マックス。とびはくキャラクターをさがせ!は簡単なやつ。2つクリアしたので、缶バッジを2個ゲット。この缶バッジ25種類もあるし、まだ難易度の違うのがあるので、また挑戦しに行きたい。ていうか、新キャラ増えすぎwキャラ探しをしながら常設展も。やっぱりここにきたらこれ。船橋最大の土器。高さ71センチ。これも外せない。縄文時代早期(約11000年前)の土偶。小さくてシンプル。『土偶美術館』にも載ってる。過去に撮った写真を見返したけれど、レントゲン写真と実測図は最近展示追加されたものらしい。深鉢形土器(勝坂Ⅲ式)縄文中期 ユルギ松遺跡これも好き。表と裏の模様がいいし、何よりガラスなしで目の前で見れる。博物館満喫。このあとは近くの宝塚(ほうづか)遺跡へ行ってみた。古墳時代中期の竪穴住居跡が4軒見つかっているそう。製作途中の祭祀用製品が見つかったので、どうやらここは工房があったらしいとのこと。企画展ではここから土器のかけらが見つかったらしいんだけど、縄文時代の住居跡は見つからなかったので、もしかしたら博物館周辺の縄文人が土器を持ってここで何かしていたのかもしれない。ここは小高い場所で、眺めも良さそう。景色を眺めながらお茶でも飲んでたら面白いよな。
2023.11.23
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虫探し中に撮った植物の写真。<ヤツデ> ウコギ科花期:10〜11月ハエやアブがたくさんきてた。花火みたいなかわいい花。<ラクウショウ> スギ科花期:4〜5月根が地面に突き出る「気根」があるだいぶ色づいてきてた。実もたくさん。<ユリノキ> モクレン科花期:5〜6月ユリノキもタネがスタンバイ。タネはくるくる回って面白い。<コブシ> モクレン科花期:3〜5月もう花芽が出番待ち。コブシとユリノキは同じモクレン科なんだな。<ピラカンサ> バラ科花期:5〜6月かわせみの里のピラカンサが真っ赤っか。鳥も食べ放題だろうな。
2023.11.15
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今日はアズマネザサをじっくりみようと決めて、ササゾーンへ。目標は猫耳さんを探すこと。しかし、そう簡単には見つからない。<ホソヘリカメムシ>ホソヘリカメムシ科食草:エンドウ、インゲン、ダイズなど立派な後脚!しかも長い!でも名前には反映されてない…不思議。<ワカバグモ> カニグモ科ササの裏に控えてた。割とあちこちにいた。ササに食痕はあるけど、こうやってクモもいるから食べられているのかもなぁ。で大体見つかるのはタケノホソクロバ幼虫。<タケノホソクロバ幼虫>マダラガ科 卵〜蛹越冬 幼虫危険食草:モウソウチク(タケ類)、アズマネザサ(ササ類)毎年この子しかいないよなぁなんて諦めモードになってしまってたんだけど。ついにみつけた!<ヒカゲチョウ幼虫>タテハチョウ科 幼虫越冬食草:アズマネザサ、ゴキダケ、メダケなどタケ類、ササ類猫耳かわいい。しかも2頭見つけた!探し始めて30分くらい。2頭いるからまだいるかも、と探すも結局見つからず。ササ薮はずっと奥まで続いてるから、人の目の届かないところにはもっといるんだろうなぁ。<ジョロウグモ> コガネグモ科ふと見上げるとジョロウグモ。脚がなくなって6本になってる。下ばっかり見てるから、気をつけないと網にかかってしまう。<コバネイナゴ> バッタ科 卵越冬<ツチイナゴ> バッタ科 成虫越冬バッタ類の見分けもむずい。けど多分これであってると思う。ツチイナゴは目の下に黒い線がある。コバネイナゴは翅が腹端よりも短い。<ベッコウバエ> ベッコウバエ科初めて見た。割と大きかったからハチかと思ったんだけど。なかなか綺麗な翅。<ユリカモメ> カモメ科小合溜にユリカモメがきてた。虫探しで2時間ちょいくらい。ほぼササゾーンにいました。
2023.11.15
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加曽利貝塚令和5年度発掘調査現地説明会に行ってきました。時間は11時半からなので、その前に「市原歴史博物館×加曽利貝塚博物館 2023ー縄文人のお祈りー」を見ましたよ。「祈り」は人々の精神世界であり、「祈り」そのものが目に見える形で残るわけではない。しかし、衣食住や生命維持活動に関係しない特殊なモノもしばしば見つかる。考古学ではこれらを「祈り」にまつわる道具や痕跡ととらえる。後期〜晩期にかけてはそれらの種類が豊富になり出土量も増える。この時期に「祈り」の行為が発達したと考えられる。<市原市西広(さいひろ)貝塚・市原市能満上小貝塚出土>一昨年、市川歴史博物館であった「らくがく縄文館」で見た釣手形土器と手燭形土器があった。<土版(複製品)・千葉市内野第1遺跡出土>これ、確かクレヨンしんちゃんに似てると言われていたやつ!市指定の文化財↓千葉市指定 人面付土版<左・異形脚付土器・市原市菊間手永遺跡出土><右・異形台付土器・千葉市内野第1遺跡出土>歩き出しそうな脚の土器と、とってもフレンドリーな顔の土器(たまたま顔に見えるだけだけどw)ちょうどいい時間になったので、発掘現場へ移動。現地説明会は初めてなのでドキドキ。11時半の回は30名くらいいたのかな。3つの班に分かれて説明を聞きました。今回の発掘は北貝塚。昭和37年と昭和41年の調査区(トレンチ)の再発掘と、その2つのトレンチの間の部分を含めた長方形に調査区を設定。56年ぶりの発掘調査とのこと。中間地点の調査で多数の柱穴群が見つかったとのこと(テープで囲ってある部分)小さいのが柱穴。大きいのは住居の推定の大きさ。発掘する人にとっては土の微妙な色で色々わかってしまうらしいのだけど、唯一分かったのはこの撹乱跡。はっきりわかる。これは1番下が関東ローム層で黄色っぽい。でそこに黒い土が入り込んでて、これが柱穴の跡なんだって。掘った深さは大人の膝下くらい。私が想像してたよりも浅いけど、そこから土器片や土偶、貝殻などなど出てるのがすごい。人が暮らしていたんだなとしみじみ思う。説明会の後、ボランティアさんの屋外施設ガイドがあるというので、参加。現場すぐ横の竪穴住居群観覧施設、貝層断面観覧施設、南貝塚貝層断面観覧施設、復元集落を周りました。北貝塚の貝層断面のアサリ貝の大きさ、覚えておいてくださいねとボランティアさんが言っていたのですが、南貝塚の貝層断面を見たら、大きさが全然違う。南貝塚の方が貝殻が大きい。これは、北貝塚の頃は大きさ関係なく採れるものは全部採ったら貝が採れなくなり、小さい貝は採らないと決めた結果、南貝塚の頃には大きい貝が増えたとのこと。なるほどでした。復元集落では火起こし体験もさせてもらいました。思っていたよりも早く火がついてちょっとうれしい。竪穴住居の前でなぜかお土産を売ってて、かそりーぬの缶バッチがあったので、買いました。展示室の説明にあったのだけれど、発掘調査は遺跡全体の8%程度しか行われていないとのこと。その8%でもこれだけ出てくるのだからこの加曽利貝塚を保存しようとした人たちの努力のおかげなんだろうな。
2023.11.14
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今日は4年2組でした。・『さかなくん』 しおたにまみこ/作・『ナマケモノだから』 むらかみひとみ/作子どもたち「サカナくん!ギョギョギョの人?」って言ってたけど、違います。ガチの魚のさかなくんです。ローラースケートずるいなと言ってる子がいたけれど。そう思う気持ちはわかる。その「ずるい」という気持ちがどこからくるのか、気づくといいなと思ったり思わなかったり。学校での合理的配慮のはなしなのかもしれないなとこっちが考えさせられた。久しぶりに、ちょっと遠巻き、あっちでこしょこしょ、こっちでツンツンって感じのクラスで、うんうん普通はこんなんだよね、と思った。あまりにも全員ピシッと読み聞かせに参加するぜ!ってクラスが多かったからwそんな礼儀正しく聞いてもらいたい訳ではないし。とはいえ、今日はおはなし語るのはやめとこうと思ってしまった私は、まだまだ修行が足りないのであった…
2023.11.07
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水元公園には結構たくさん植ってるハンノキ。虫探ししてるとこの雄花がイモムシに見えるw<ハンノキ> カバノキ科花期:11〜4月 ハンノキハムシ、ミドリシジミ、オナガミズアオの食樹 実・樹皮は染料になる大体春先にハンノキハムシがたくさんいるのを見るのだけど、本当はミドリシジミの幼虫が見たい。でも見つけたことがない。最近はオオミズアオ、オナガミズアオもそこにプラスされたので、ハンノキ大注目。あ、ハンノキハムシもピカピカしてて好きです。<セイタカアワダチソウ> キク科 多年草花期:10〜11月 北アメリカ原産(1900年ごろ鑑賞用として導入)虫たちの吸蜜源。<アレチハナガサ> クマツヅラ科 多年草花期:8〜9月 南アメリカ原産 1960年頃から見られるようになった、らしいタネが船とかにくっついてやってきたのかな。薄紫色でなかなかキレイ。<ノブドウ> ブドウ科 つる性植物花期:7〜8月キレイに色づいてた。うちのベランダのは今年は白いまま…。<アメリカセンダングサ> キク科 一年草花期:9〜10月 アメリカ原産 タネはコセンダングサよりも短くて太い<ヨメナ?> キク科 多年草花期:7〜10月この辺のキク科植物の見分けがよくわからないけど、たぶんヨメナな気がする。<ザクロ> ザクロ科花期:6〜7月とても大きな実がなってた!
2023.10.28
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ハンノキで出会ったオオミズアオが忘れられず、再度ハンノキを一本一本見ていく。ハンノキの雄花がイモムシに見えちゃうw結果オオミズアオには会えなかったけど見つけたのはこちら。<ツヤアオカメムシ>カメムシ科 成虫越冬 もともと南方系のカメムシらしい名前の通りツヤツヤきれい。<チャバネアオカメムシ>カメムシ科ザ・カメムシって感じ。<ハスモンヨトウ>ヤガ科食草:トマト(ナス科)、ダイズ(マメ科)、ネギ(ネギ科)など広食性。害虫として知られる。なかなかおしゃれな毛皮。幼虫はこの間ワルナスビ(ナス科)にいたやつかなぁ。<ヒラアシハバチの幼虫>ハバチ科 幼虫越冬食草:ハンノキ(カバノキ科)など見事なシャチホコポーズ。たくさんいた。ここからはハンノキを離れて。<キタテハ>タテハチョウ科 成虫越冬食草:カナムグラ今回は翅を広げてるところを撮れた!<ミナミアオカメムシの4齢幼虫>カメムシ科 成虫越冬カメムシの幼虫はほんと色々で難しい…でもこれは特徴的でよかった。なかなかなデザイン。<ナシケンモンの幼虫…だと思う>ヤガ科 蛹越冬食草:サクラ類(バラ科)、アブラナ科、マメ類(マメ科)、ギシギシ(タデ科)など多食性ノイバラ(バラ科)にいた。自分で書いててなんだけど、多食性と広食性の違いってなんだ?・広食性→動物の食餌の選択範囲が広い性質・多食性→(単食性に対して)多種類の生物を食物とする食性…どっちでも同じってこと、でいいのかな?<ホシホウジャク>スズメガ科食草:ヘクソカズラ今回は飛んでるところ撮れた!<ウンモンクチバ?>ヤガ科 蛹越冬食草:ハリエンジュ、ヌスビトハギ、ヤブマメ、ツルマメ(マメ科)など日光浴中。で、たぶんこれが↓幼虫だと思う。ハリエンジュにいたから。アメリカセンダングサに止まってたのはオニグモ。この位置で見るのはなかなか迫力。<クロマダラソテツシジミ>シジミチョウ科 幼虫越冬?食草:ソテツ最初、ヤマトシジミだと思って撮っていたんだけれど、よく見たら模様が全然違う。ヤマトシジミは尾状突起がないいんだけど。よぉ〜く見たら尾状突起がある気がする…。2021年に水元公園で初記録、とかわせみの里水辺のふれあいルームのブログに書いてあった。公園内にソテツあるしね。今度は幼虫も探してみよう。<エゾギクキンウワバ>ヤガ科 幼虫越冬食草:エゾギク、ヒメジョオン、アレチノギク(キク科)、ヒルガオ科など翅に白条線が入るのもいる、らしい。<クロウリハムシ>ハムシ科 成虫越冬食草:カラスウリが好き、幼虫は地中でウリ類の根を食べる葉っぱにキレイな円の痕。葉を円形に傷つけ中の葉を食べる「トレンチ行動」というらしい。植物が出す防御物質を遮断する効果があるとかないとか。でもほんとにキレイに円だなぁ。<クロキシタアツバの幼虫>ヤガ科 蛹越冬食草:ヤブマオ、カラムシ、アカソ(イラクサ科)カラムシにいた。水辺のさと周辺で3時間くらい。あ、カワセミの碧い煌めきを見ることができた。ずっと自転車のキーキーいうような音がしてたんだけど、カワセミの鳴き声だったw
2023.10.27
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今日は6年2組でした。・「うごきません」 大塚健太/作 柴田ケイコ/絵・「三枚のお札」 〜おはなしのろうそく5〜より6年生ともなると、きゃっきゃとはしゃぐ感じではなく、ひっそりと楽しんでる感じだった。と思って1学期に行った6年1組の読み聞かせ日記を見返したら、こっちは割と元気っぽかったwばばばあちゃんのせいか…。でも鬼婆が出てくる話はやっぱり好きだ。怖いんだけど、ちょっと間抜けな鬼婆が好き。
2023.10.24
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暑い夏が終わったので、戦うTシャツ屋さんのTシャツを着て上野動物園へ行ってきました。オグロプレーリードッグ(リス科・北アフリカ)かわいい。尻尾もかわいい。以前来た時なかった気がするんだけど、土の中の様子が見れるようになっていた。かわいい。見つけてしまったタケノホソクロバの幼虫。食草がタケササ類なんだけど、檻の前にたくさん植ってるからねぇ。触ると危険。夜の森ゾーン。50過ぎの目には厳しいw唯一ちゃんと見れた気がするのはデマレルーセットオオコウモリ(オオコウモリ科・東南アジア)餌カゴにぶら下がっては飛び立ってた。飛び交うコウモリYoutube相変わらず見目麗しいヘビクイワシ(ヘビクイワシ科・アフリカ)女子二人組に「イケメンすぎない?」とか言われてた。なんか今日はとってもよく動いてた。ヘビクイワシうろうろYoutubeハダカデバネズミ(ハダカデバネズミ科・エチオピア東部、ケニア中部東部、ソマリア)も相変わらずぎゅうぎゅう詰でかわいい。アフリカの地中は常に温度30度、湿度80%と一定で、体温調節するための体毛が必要ない。故にハダカ。そしてハシビロコウ(ハシビロコウ科・アフリカ)足環で個体識別してみた。左アサンテ・中サーナ・右ハトゥーウェミリーは飼育場にはいなかった。残念。ハシビロコウも近年数が減ってきているらしい。ショップで来年のカレンダーとハシビロリフレクターを購入。リフレクターは売り上げの一部が野生動物保護基金に寄付されるそう。ちょっとでも役に立てばいいな。しかし、ハシビロの前でずーっとぼーっと見てたいと思って行ったんだけど、結局あちこち見ちゃうから時間がなくなるw
2023.10.18
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2023/10/10東京大学総合研究博物館へ「骨が語る生と死」を見に行ってきました。入ってすぐに展示されていたのは「日本史上最高のマッチョマン」よく運動すると骨は太く頑丈になる…これは愛知県渥美半島の突端に位置する保美(ホビ)貝塚で暮らす縄文人男性の骨。内陸の縄文人よりも海辺で生活する縄文人の方が骨が太い(外洋で漁を行うため)のだけれども、ここの人たちの骨は他の海浜集団と比べてもとりわけ太いんだそう。こちらは千葉市加曽利南貝塚の縄文人。右から11歳頃の子供、成人男性、中年男性。縄文人の歯は、前歯の上下が噛み合うのが普通だったそうで、年数が経つとすり減って前歯も平らになるらしい。でも子供の頃は今の人と一緒で上前歯が下前歯の上に重なる状態なんだって。こちらは大阪府藤井寺市国府遺跡出土の縄文人骨(晩期)女性。1919年叉状研歯の最初の報告例。虫歯じゃなくて風習としての抜歯が8本!そして歯を削っている。これ、麻酔とかなくて(あったのかなぁ)歯を抜くの想像するだけで痛すぎるし、今みたいに機械で歯を削るわけじゃないから、こんだけ削るのにどれほどの時間がかかってるんだろう、口をずっと開けてるのも辛いよなとか考えると、気が遠くなる…。で、縄文時代は争いのない平和な時代だったと言われるけれども、集団の争い(戦争)の痕跡はなくても、個人的な暴力の痕跡がある骨がある。ただ、実態はまだわかっていない。これは江戸時代の成人女性の骨。第3臼歯(親知らず)が真横に生えてるし、大きな虫歯の穴が開いてるし、なんかもう見てて痛い。これではないけど、顎関節症の痕跡のある人骨もあって、骨でわかるのかと感慨深かった。自分が顎関節症で治療中だもんんで、辛かっただろうなぁと思ったり。他にもがんや骨粗鬆症とか今と変わらぬ病気の痕跡がある骨があって、医療の発達した現代に生きててよかったと思ったりして。小規模展示だけれども面白かった。
2023.10.15
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足立区生物園と初めて出会ったのは去年の今頃。年パス買ったのが12月6日。そうかそろそろ1年経つのか。毎回入り口でお出迎えしてくれるオオサンショウウオ。<オオサンショウウオ>オオサンショウウオ科 日本固有種 世界最大の両生類2階のむしむしコーナー「外来昆虫展」やってました。9/6〜11/5まで外来種とは何か、侵略的外来種とは、特定外来種とは、詳しく解説されてました。国内外来種として北海道におけるカブトムシとか、日本では普通にいるマメコガネが海外では農業害虫になっているとか。様々な外来種の展示も。こちらはムネアカハラビロカマキリ。<ムネアカハラビロカマキリ>カマキリ科 中国?から日本各地 2012年侵入確認卵鞘がついた竹ぼうきが輸入されたことにより侵入したと考えられるそうな。在来のハラビロカマキリとの違いは、ムネアカの方が大きい。前胸が赤みがかる。前脚腿節の粒状突起が多数。この写真だと前胸が写ってない…。水元公園にもいるのかな。チョウの温室で見られるチョウ↓写真に撮れたチョウたち。左上から右回りに。<カバタテハ> タテハチョウ科 (南西諸島八重山周辺) 食草:トウゴマ、ヒマ<リュウキュウムラサキ> タテハチョウ科 (南西諸島南部) 食草:サツマイモ、ヨウサイ(ヒルガオ科)、ツルノケイトウ(ヒユ科)<チャバネセセリ> セセリチョウ科 食草:チガヤ、ススキ、ジュズダマ(イネ科)<スジグロカバマダラ> タテハチョウ科 (先島諸島) 食草:リュウキュウガシワ(有毒)、アマミイケマ(ガガイモ科)<イシガケチョウ> タテハチョウ科 食草:イヌビワ類、ガジュマル、オオイタビ、ゴムノキ(クワ科)<マサキウラナミジャノメ> タテハチョウ科 (八重山諸島) 食草:リュウキュウチク、ササクサ、ススキなど<ツマベニチョウ> シロチョウ科 (九州・南西諸島) 食草:ギョボク(フウチョウソウ科)昆虫ドーム内のクヌギで前回ヤママユの幼虫を見つけ、繭もあり。繭に穴が開いていたので絶対成虫いると踏んで目を凝らして探したらいた。<ヤママユ>ヤママユガ科 卵越冬食草:クヌギ、コナラ、カシワ(ブナ科)、リンゴ(バラ科)など奥の方の網のところに2匹。木の上にも1匹見つけた。もふもふかわいい。そしてただいま生物園30周年企画でなぞ解きをやってるんだけど。軽い気持ちでサクッと解いて帰ろうと思ってたのに、私の読解力がないのか未解決のまま持ち帰ってきてしまった…。モヤモヤするので、月末までに行ってなんとしても解決しなくては。
2023.10.11
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今日は3年2組でした。・「ゼラルダと人喰い鬼」 トミー・ウンゲラー たむらりゅういち・あそうくみ/やく・「うごきません」 大塚健太/作 柴田ケイコ/絵食欲の秋だし、いいかなと思って。「ゼラルダと人喰い鬼」読みました。これ、私好きなんですよね。子供の味しか知らなかった人喰い鬼が、ゼラルダの料理食べて、もう子供なんか食べなくてもいいじゃんってなっちゃう話。でもゼラルダと人喰い鬼が出会う羽目になったのは、お父さんがゼラルダが作ったりんご団子を食べすぎて具合が悪くなっちゃったという。りんご団子、気になる。このゼラルダが結構長め8分くらいなので、おはなしは今回はなしにした。毎回必ずおはなしをしようと思うと、絵本はなんとなく軽めのになっちゃうんだけど、今回は絵本がしっかりだったので。てことは軽めのおはなしそして短めのおはなしも覚えておいた方がいいのかもしれないな。あなのはなしは軽めの話ではあるんだけど、時間が微妙だったのよね…。子供たちはとても楽しく聞いてそして見てました。それが何より。
2023.10.10
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本日は水辺のさと方面へ。ヨシの生えてるあたりを見てみたらコバネイナゴが。糞してます。<コバネイナゴ>バッタ科食草:イネ科(害虫とされる)佃煮として食用可水路の横を通りながら、緑の中に茶色があるなぁと思ってそばに寄ってみたらなんと!ホシカレハ。枯れ葉擬態の人たちはなかなか見つけるのが難しいのだけど、見つけた。自分すごい。褒めちゃう。<ホシカレハ>カレハガ科食草:ヤナギ科 (幼虫繭は危険)ころんとしててかわいい。しかももふもふ、クリクリお目々。撮影でガサガサしてたら葉っぱからころんと落ちた。どうやら死んだふりしたっぽい。なのでちょっと手に乗せてみた。うん、かわいい。水路にいたのはチュウサギ。<チュウサギ>サギ科 コサギより少し大きい。コサギは嘴が黒い、足指が黄色。毎回ダイとチュウの見分けで悩むんだけど、嘴の色がダイサギは冬は黄色、夏は黒。チュウサギは冬は黄色(先端はちょっと黒)、夏は黒(根本がちょっと黄色)。ダイサギは口角の端が目の端より長い。チュウサギは口角の端が目の端と同じ位置。ということでこれはチュウサギ。だと思う。ワルナスビにいたのは、オオタバコガの幼虫、かなぁ。アカツメクサの蜜を吸うモンキチョウ。<モンキチョウ>シロチョウ科 幼虫越冬食草:シロツメクサ、コマツナギなど(マメ科)ちょっと遠くに見えた白いハートマーク。たぶん、キタテハ。<キタテハ>タテハチョウ科 成虫越冬食草:カナムグラ(クワ科)、アサ、ホソバイラクサこちらは樹液酒場に集う人たち。<オオスズメバチ>スズメバチ科<ゴマダラチョウ>タテハチョウ科 幼虫越冬食草:エノキ、エゾエノキ<ルリタテハ>タテハチョウ科 成虫越冬食草:サルトリイバラ、ホトトギス など<コムラサキ>タテハチョウ科 幼虫越冬食草:コゴメヤナギ、シダレヤナギ、ドロノキ、ポプラなど(ヤナギ科)ルリタテハ、ほぼ見えないw翅を開けばわかるんだけど。この間は幼虫見つけたしなんか嬉しい。コムラサキはここからちょっと行った先でも日光浴してました。そしてこちらはツマグロヒョウモンのオス。<ツマグロヒョウモン>タテハチョウ科 幼虫蛹越冬食草:スミレ科今日はタテハチョウ科のオンパレードだった。帰りにどんぐり虫再挑戦のためのどんぐりを拾いに。去年拾ってたくさん出てきた信頼と実績のかわせみの里へ。そしたら、クロスズメバチが死んだ幼虫を齧ってた。<クロスズメバチ>スズメバチ科蜂の子として幼虫や蛹が佃煮にされる。クロスズメバチ、うちのベランダに吸蜜にくるんだけれど、もしかしたら幼虫も狩ってたのかもしれないな。ということで本日出会った生き物たちでした。
2023.10.08
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「博物館でアジアの旅ーアジアのパーティー」(9/26〜10/22)をやっているので、今日は東洋館を中心に見てきました。「アジアのパーティー」の札が付いてるものの中から気になったものを。<上:加彩舞人・楽人>中国 後漢時代(1〜2世紀) ジャグリングをやってるところ、らしい<下:加彩楽人>中国 唐時代(7〜8世紀) 女性の楽団、竪琴、琵琶、太鼓を持っているこれらは墓に副葬するための俑(よう)俑は召使や芸人など主人に使える様々な人物をかたどった人形のこと。俑って聞くと兵馬俑しか思い浮かばなかったんだけど、なるほど、こういうのもあるんだね。というか、こういうのが一般的なんだね。<上:動物形リュトン>イラン パルティア時代(前3世紀〜3世紀)<下:山羊頭形リュトン>イラン ギーラーン地方 アケメネス朝時代(前6世紀〜前5世紀)リュトンは宴席や儀礼の場で使われる酒器。上のは馬?で前足2ヶ所が注ぎ口、下のは鼻先が注ぎ口になってる。コルクとかで止めてたのかなぁ。お次は東洋館で私が好きなものを。<獅子>カンボジア、癩王(らいおう)のテラス アンコール時代(12〜13世紀)1階からB1行く階段脇にいるこの獅子。お尻がキュート。ていうか肛門?も付いてる。つい撫でたくなってしまうお尻(触っちゃダメ)臀部を突き出すのがカンボジアの獅子の特徴、と解説に書いてある。うん、いい尻だ。<女神立像>カンボジア、プレア・コー アンコール時代(11〜12世紀)同じくB1にある像。この腰周りに掘られた模様が綺麗。ずっと見ちゃう。<銅鼓>ラオス(18〜19世紀)銅鼓とは金属製の楽器。中国南部〜東南アジアの一部の少数民族が農耕儀礼などで使用しているものらしい。5点展示されているんだけど、その中でもこれが好き。上面の三段重ねのカエル、側面の象、カタツムリ、鳥、どれもいい。これでグッズ作って欲しい。叩くとどんな音がするのか気になるけど、叩けないもんな。次は今回気になったものを。<土偶 馬>朝鮮 三国時代(新羅)(5〜6世紀)2体の馬の土偶、どちらもコミカルな顔!なぜ。↓下の馬形容器の顔は普通なのにw<馬形容器>重要美術品 伝韓国昌寧出土 三国時代(新羅)(5世紀)<紅陶鬲(こうとうれき)>中国陝西省出土 (前2500〜前2000)袋状の三足のついた鬲。新石器時代から戦国時代にかけて華北でよく使われていた煮炊き用の土器。洗うのめんどくさそうと思ってしまうのはいけないことなのだろうか…でもこの形で長い間使われてたということは、この形でのメリットがあったってことなんだろうな。お次は平成館の考古展示室へ。<扁平鈕式銅鐸>国宝 伝香川県出土 弥生時代中期(前2〜前1世紀)国宝どーん!展示替えで9/5から展示されてる!来年の3/3まで。やっぱり模様が綺麗だ。国宝展ではあんまりじっくり見れなかったもんな。クッションも買えなくてそれが心残り。また見にこよう。<埴輪 笠を被る男子頭部> 埼玉県熊谷市 野原古墳出土 古墳時代(6世紀)踊る埴輪と同じ古墳から出土したそう。だから表情も同じなんだね。以前聞いた埴輪の話。古墳時代の前半は写実的な埴輪が多かったのが後半になると簡略化されたものが多くなる。それはコピーのコピーのコピーをしていった結果、踊る埴輪のような感じになったのではって話だった。左<埴輪 髷を結う男子>千葉県柏市出土 古墳時代(6世紀)右<埴輪 片手を挙げる男子>群馬県伊勢崎市豊城町出土 古墳時代(6世紀)髷、というかカブトムシのツノにしか見えない。立派すぎる。片手を挙げる男子はニヒルな表情がたまらん。2時間半ほどの滞在でした。
2023.10.06
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<5年2組>・「うごきません」 大塚健太/作 柴田ケイコ/絵・「三枚のお札」 〜おはなしのろうそく5〜教室に行ったら、先生が子どもたちに本を読んでて、あれ間違ったかなと思ったんだけど、時間前にすでにスタンバイOKな感じで早めに始めました。「うごきません」はハシビロコウの絵本。何があっても(ペンギンが空飛んだり、ナマケモノがすごいスピードで走っても)動かないんだけど、エサの魚が顔を出したらカパっ!「三枚のお札」は知ってる〜の声が上がったけど、みんな真剣に聞いてた感じ。うん、いやほんと、なんかみんなすごい聞く気満々で、すごかった。大体何人か隣とつつき合ったりゴソゴソモゾモゾしてたりするんだけど。時間的にはちょうどよかったかな。
2023.10.03
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