森の水車

2.） ♪　お山の木の実は、おいしいな　♪

都会に 住んでいる、いとこの　クマ子ちゃんが、

森に 遊びにやってきました。

久しぶりに 会った ふたりは うれしくて、

ピクニックに 行くことにしました。

青いお空が、歌ってる。

ランランラン ♪ ランランラン ♪


お山は、石ころ、ゴーロゴロ。

丈夫な 足でも　”痛いよ、痛い！

なんで こんなに ゴロゴロだ～い！ ”　

ぼやく はずの クマさんも、

今日は すっかり 違ってた ！

だって、友だち　できたもの・・・

お手々つないで クマ子ちゃん ！

石ころなんて、へいちゃらサ ！

道ばたは、かわいい お花で いっぱい よ ！

なんだか 初めて、お花に 会ったような 気がしました。

だって、これまで、平気で

ふみつけて　歩いていたんですもの。

”何て かわいいの！ ”　

山には、いろんな 色があふれてる。


やっと　山のてっぺんです。

大きくのびした クマ子ちゃん、

”何て おいしい 空気かしら！”　

いっぱい、いっぱい、すいました。

木の実も 赤く うれてます。

食べて みようよ。 ムシャ ムシャ ムシャ・・・

お腹いっぱい 食べました。


♪　お山の 木の実は おいしいな　♪　

♪　お山の 空気は おいしいな　♪　

ランランラ～ン♪～　ランランラ～ン♪～

うれしい ふたりの うたごえは、　

青いお空に こだまして、

とおく 　とおく 　ひびいたよ～