やざわの日記 「IとSheを煮詰めて」

2010/09/25
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テーマ: たわごと(26937)
カテゴリ: カテゴリ未分類
やっと休めた。ここ2週間ほどはビッグイベントの準備で休日返上だった。上司は準備の細かいことをこれでもかと言うくらいしつこく問いただし、追求し、糾弾し、ほんと毎日うんざりだった。顔を見るのもいやになった。が上司も気を使いすぎてか最後には自分自身が体調不良になり病院送りに。ざまあみやがれと言う気持ちはなかったが、周囲は冷笑を持ってそのニュースを聞いていた。
イベントはすったもんだはあったがまずまず成功裏に終結。多少の残務はあるが目途は立っており問題ない。とにかくほっとした。来年はもっとうまくできるだろう。もっとも来年ここの部署に居たいとは思わないが。

尖閣諸島で違法操業、公務執行妨害の中国船の船長が処分保留で釈放された。日本の完敗、全面降伏。中国の圧力に屈した結果でまったくもって不愉快、腹立たしい。船長を捕まえてからと言うもの、中国は相次いて対日強硬策を打ち出し圧力をかけ続けた。経済大国軍事大国となった今、切れるカードはいくらでもある。とりあえず小手調べのつもりか在中の日本人まで罪をでっち上げて(たぶん)とっ捕まえた。無理が通れば道理は引っ込む。管内閣は周章狼狽、なすところなく、犯罪立証の動かぬ証拠(ビデオ)を握っていながらあっさり船長を釈放してしまった。あまっさえ取り調べていた検察自身が「日中関係に配慮して釈放した」などと法律家として口が裂けても言ってはならぬことを堂々と口にする。司法が「思惑」で法を運用するようになったらおしまいなのだ。そうなったが最後、裁かれるべき者は裁かれず、裁かれるべきでない者が裁かれる暗黒の社会になってしまう。あの記者会見した那覇地検の男は自分がどれほどとんでもないことをしゃべったのか分かっているのか?それをまた仙石官房長官は「釈放は司法の判断だから政府のあずかり知らぬこと」とこれまた木で鼻をくくったような態度。内心では「しめしめ、これで非難の矛先を地検に向かわせることができる」とホクホクしていたに違いない。あるいは全てのシナリオを仙石氏自身が書き、裏で指示していたのか。
とにかく中国は笑いが止まらない。ちょいとにらみを利かせればこれこのざまよ。もう日本は俺様に逆らえない。日本のものは俺のもの。俺のものは俺のもの。日本鬼子、控えおろう!五星紅旗が目に入らぬか!可笑、可笑。我非常愉快!
屈辱のきわみである。もとより日本外交は屈辱の連続である。相手を屈服させよとまでは言う気はない。しかし、譲れんところは譲ってはならん。譲ったが最後全部取られてしまうのだ。かつて西欧列強(日本も)が中国を食い荒らしたように、国益をずたずたにされてしまうぞ。イギリスのチェンバレン首相は「融和外交」と称してヒトラーに譲りに譲った。その結果が第2次世界大戦だ。印鑑遠からず。
ここまで露骨に恐喝しといて、たとえ釈放したとしても日中関係がすぐに回復するのかどうか。中国がさらに図に乗る可能性だってある。中国は一時的には気分が良かろうが、国際的な信頼を失うことは間違いない。失った信頼は容易には取り戻せないぞ。
がしかし、日本は今中国がなくては生きていけまい。中国は日本がなくても生きていけるかもしれない。信頼できない相手と付き合わざるを得ない立場はほんとに辛いものがある。

クレージーキャッツの谷啓さんが亡くなった。優しい丸顔が目に浮かぶ。数々の映画やドラマに出演、名バイプレーヤーとして活躍。容貌同様の温和なイメージの役どころが多かった。市川昆の「幸福」、「釣りバカ日誌」シリーズ、何年か前の映画「ゲゲゲの鬼太郎」にも出て味のある妖怪を演じていたっけ。
ところで谷啓さんの芸名はアメリカのコメディアン、「ダニー・ケイ」をもじったものだという。ダニー・ケイは素晴らしい喜劇人で傑作映画を何本も残している。ほんとに爆笑また爆笑。機会あればぜひ見てほしい。おすすめ。
かと思ったら後を追ってなんと小林桂樹まで逝ってしまった。この人は名優だった。喜劇からシリアスな社会派ドラマまで何でもこなす芸達者な大ベテラン。私の大好きな映画「マルサの女」でも査察班のボス役を軽妙洒脱に演じて映画の味わいを深めていた。東宝の「社長」シリーズをはじめ「黒い画集」「名もなく貧しく美しく」「日本の一番長い日」「八甲田山」等調べてみたら250本以上の映画に出ている。日本の映画界に大きな貢献をしたスターであった。テレビでも活躍し、思い出すのは確か山田太一脚本の「それぞれの秋」。脳の病気で子供のように本音しか言えなくなる初老の男という難しい役どころをこなしていた。なじみの名優が次々世を去るのはさびしい限り。合掌。

うちに帰るとネット碁を打つのが日課。なんとかまだ3段をキープしている。職場で悶々欝々として楽しまない心を解放するひととき。

仕事をほったらかしにしてこんな遊んでばかりいて、という良心の声が聞こえるが、半分自暴自棄でネットの世界に逃げ込んでいる。やるべきことをやらないでいるといずれ周りに迷惑かけることになるのを知りつつ逃げ回っているというのはどういう精神か。
なんかどこへ行ってもいつもそうだったなあ。上司は仕事は人に振れという。「自分でやっちゃだめなんだ。人にやらせるのが俺たちの仕事なんだ。」という。人に頼むってのに慣れてないというか、苦手だ。「他人を使う」というのはなかなかにわかにはできない。特に自分で自分はバカだと思っているからついつい、人に頼むなんて恐れ多い、という気持ちが働く。

また勇気をふるって頼んでも、「何をすればいいんですか」と聞き返されると自分自身が細部をよく分かっていなくて答えに窮してしまうこともしばしば。頼まれた方も動くに動けず困ってしまう。いつもこうして味方は去ってしまうのだ。50も過ぎてるというのに、経験・知識の不足は致命的だ。ほんと情けないよ。もう消えてしまいたい気持ち。





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最終更新日  2010/09/25 12:04:50 PM
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