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今年度最大のイベントはついに終わった。かなりドタバタしたが、とにかく、やり切った。やってのけたわ。案ずるより生むが易し。準備段階では上司が「あれはどうなってる!これはどうするんだ!」とガミガミ吹きまくっていた。結局それら全てをきちんと処理することはできず、不安と緊張の中で迎えた本番であった。最後はもう勢いで押し切ったと言う感じ。ちょこちょこトラブルはあったし右往左往することもあった。そのたびに上司は「それ見たことか!」「言わんこっちゃない!」などとブリブリ言っていたが、全体としては致命的な事故等は起きず、まずまず予定通りに終えることができた。良かった。ほっとして力が抜けた感じ。ポワンとしている。燃え尽きた感じ。「こんだけやったんだからもう勘弁して」何も新しく始める気にならない。休養がほしい。充電したい。しかし仕事は容赦なく降りかかる。後始末、苦情、故障等々がひっきりなしに持ち込まれる。時は3月、人事の季節。行く人来る人の送り出し、迎え入れ。おととい昨日と壮行会連チャンだった。来年に向けた計画も作らなきゃいけないのだが手につかぬ。実務はからきしダメなのだ。ボーッとして、だめだ。春はうつの季節。娘は仮免まで行った。みごと免許取って帰れるか。昨日今日と東北で地震発生。津波も来た。震度は3くらいで内陸の方は特に被害は出ていない模様。たまにでかいのが来るからな。くわばらくわばら。前原外相は在日外国人からの献金を受けたとして辞任。民主党の足をさらに引っ張る。予算案は通ったが裏づけとなる国債の発行は参院を通過できない。新年度まであと20日。管首相決断の時が迫る。昨日は外周りだったので花粉の猛烈な攻撃を受け、目が真っ赤になった。こすりすぎてまぶたもヒリヒリ。あと1週間くらいがピークだとのこと。目薬を手に入れて対処。昨年のベストセラー「もし高校野球のマネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」通称「もしドラ」がNHKでアニメドラマ化した。最近組織の管理ということに関心があり、非常に興味をそそられる。立ち読みでドラッカー関連の本もパラパラ読んでみたが面白い。ぜひ見たい。うちの組織は優秀な人が多いのに、なんかうまく回ってない。ぎくしゃくして、潜在力を発揮できていない。もっともっとみんなが明るく、楽しく、溌剌と、意欲を持って勤務できないものか。親方日の丸の役所なんてしょせんそんなもの、という話もあるけれど、なんかこう、悔しくてたまらない。「もしドラ」はなにか答え、あるいはそのヒントをくれそうな気がする。将来ひと旗上げる時にもきっと役立つだろう。来週月曜から。楽しみ。本の方も買って読んでみようかな。それも含めて、ちょっとまとまった休み取りたいよ。
2011/03/10
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上司との関係は相変わらず良くない。何を言ってもガミガミネチネチ言われるだけなのでもう何も話す気にならない。顔も見たくない。隣に来ると血圧が上昇する。こそっと部屋を逃げ出すことが多くなった。しかし話さなければ話さないでまた「あれはどうなってる!?言ったじゃないか!、これはどうなってるんだ!?」と詰問されて顔面蒼白。ほんとにもうどうしたらいいか分からないよ。今年度最後のビッグイベントまであと6日だというのに、本来緊密に協力し合うべき二人がこんな背を向けあってる有様で、ほんとに情けないよ。失敗したら周りに大変な迷惑がかけてしまう。追い詰められた気分。先日自ら命を絶った人のことを思う。ええい、ままよ。死ぬ死ぬって、もうすでに一回死んだ身ではないか。2度死ぬなんて事があるものか。あれから2年。こんな能無しでもちゃんと飯を食わせてもらった。十分だ。開き直れ。敵ばかりじゃない。応援してくれる人もいる。励ましてくれる人もいる。もう一息じゃないか。迷惑かけるなら、かけるまでのこと。この頭、地面にめり込むほどに擦り付けてお願いするのみ。失敗すると決まったわけじゃない。完璧でなくても良い。肝心要のところさえしのげばあとは最悪でもなんとかこの首一つ分で収まるはずだ。早まるな。明日のことを思い煩うな。迷わず行けよ。行けば分かるさ。今回のイベント、準備段階の最後の最後になって組織のトップが計画にガチャガチャ口を挟み現場を非常に混乱させた。まったくもって超ウザいことであった。トップは非常なおしゃべりで、あちこちにちょこちょこ顔を出しては「ああせい、こうせい」と直接指示を出す。これはいわゆる「諸刃の刃」で、トップの意思が組織に徹底する効果もあるが、すっ飛ばされた中間管理職の立場がないし、またおしゃべりな人は気分で、思いつきでしゃべるのでどうしても一貫性に欠ける。「あれ?そんなこと言ったっけ」みたいなことも起きる。聞く方の解釈も人によって違い、「あの発言はこういう意味だ」「いや違う。こういう意味だ」とトップの本心をめぐって現場でしょっちゅう論争を引き起こす。どうも弊害の方が多い。トップに言いたい。雄弁は銀、沈黙は金!ニュージーランド大地震の被災者は懸命の捜索にもかかわらずいまだ見つからず。発生からすでに四日。無事を祈るばかり。娘が中学のころニュージーランドに交換留学したことがあり、縁があるのでささやかだが義捐金を送ることにした。国会は予算の行方が見通し立たず。ほんとにこりゃ給料遅配か?自民も民主もガチンコ対決、チキンラン状態でにっちもさっちも行かない。民主はまた内部からもちょこちょこ火の手が上がっている状態で管内閣はまさに四面楚歌。項羽は自害して果てた。管直人心中果たして如何。リビア情勢ますます緊迫。首都トリポリを取り囲む反政府運動の波。絶体絶命のカダフィ大佐は高酬で中東アフリカ中の傭兵をかき集めて徹底抗戦。戦争の犬たちは情け容赦なく銃弾、爆弾をデモ隊に叩き込む。無差別殺戮。おびただしき死傷者。自国民に対しこんな暴挙をしでかしてなお生きながらえた政権はかつてない。もうだめだ。崩壊は時間の問題であろう。中東にはまだまだ非民主的な国家がたくさんある。この怒涛のような民主化要求の波はさらに周辺国に波及してゆくのだろうか。政権が倒れたとして、まともに機能する新政権がすぐに生まれるのかどうか。イラクのすったもんだは何年越しか。中東混乱、石油価格上昇、日本経済大打撃。ああ、悪夢の構図。職場の厚生行事で走った。年寄りが多いから肉離れだ捻挫だと何人かけが人が出た模様。俺も筋肉痛で階段の上り下りがきつかった。来週イベントが終わったらもっと生活に運動を取り入れよう。知識もない、技術もない、経験もない。あるのは健康な体だけじゃないか。これだけを頼りに定年後の数十年を生き抜いていくのだ。3月は去年に続き市民10キロマラソンに出る。去年くらいの記録は出したいね。来年度は官舎のちょっとした係をすることになり昨日前任者から申し送りを受けた。 そう難しい仕事ではないが住民みんなに関わる仕事なので油断せずしっかりやりたい。ますます死んだりできないよ。
2011/02/27
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内示が出て上司は本当に出ることになった。ほっとした。緊張が解けて力が抜けるようだ。だからか最近は堪忍袋の緒が緩みだし、少々反抗的な言動をするようになった。要するに「次のビッグイベントの準備はできているのか」ということなのだ。上司とのコミュニケーションはものすごく悪い。向こうは理屈を盾に迫ってくるがこっちはそんな理屈どおりに行くものかという腹があるから全然話が噛み合わない。もう話す気にもなれず上司がガミガミいうに任せてじっと黙っている。多少の失敗が何だ。最初から100%うまくやりたいのなら俺みたいな能無しにそんなこまごました事を任せるな。こんな首、ほしけりゃいつでもくれてやる!「あんなに毎日いたぶられてよくウツになりませんね。あたしゃとてもだめです」とウツ経験者がこっそり「賞賛」してくれたよ。苦笑い。よそで自殺が出た。遺書なし。この前みんなを集めて「自殺のサインを見逃すな」「辛いときは相談して」なんて指導があったばかり。空しい。死んで何がどうなると言うのだ。当の部署を除けばその日もみないつもと変わらず陽気に仕事してたし、後始末の事務的処理ばかりに追われ、悲しみ、悼みの涙もない。本人は何か、苦しみとか怒り、悲しみ、苦痛を訴えたかったのだろうが、何も伝わりゃせん。死んで花実は咲きはせぬ。聞いたときはショックの半面、「あ、先越された」と思った。しかし、その後の情景を見るにつけ、死んでも詰まらんと思うようになった。みんないやになるほど忙しい。誰がかまってくれようか。「あっ、そ」と言ってその日のうちに忘却されるのだ。自殺は下らん。全て犬死だ。本人が思っている(かどうか分からんが)100分の1も影響はない。生きよう。明日のことを思い煩うな。敵弾に当たるその日まで、前へ進めばそれでいい。「プライドなんか捨てろ。邪魔なだけだ。」(映画「レザボア・ドッグス」、だったかな)エジプトは政権交替。おごる平家は久しからず。ムバラクさんの資産は5兆円だとか。それだけの金があれば議会を自由にでき、もっと国民を幸せにすることもできたろうに。「金は肥やしに似ている。一箇所に集めると臭くてかなわないが、ばら撒けばこれほど役に立つものはない。」金は使うためにあるものだ。チュニジア、エジプトと続き、さらにリビア、バーレーンにも反政府デモは飛び火。思わぬ形で中東が不安定化してきた。中東の石油に頼る日本。固唾を呑んで成り行きを見守るばかり。反捕鯨団体「シー・シェパード」の暴力的行為がエスカレートし、とうとう日本の捕鯨船は引き返すことになった。暴力に屈した。どんなに理が合っても現実にそれを通すことのできない「平和国家」日本。北方領土を見よ。管首相は「露大統領の北方領土訪問は許し難い暴挙だ」とかなり勇ましい言葉を吐いて見せたが、じゃあ何かお返しでもしたかといえば、何もできない。相変わらず受け狙いのパフォーマンスは白けるばかり。そこへまたぞろ南氷洋からの退散。国民の士気の上がらないことはなはだしい。まことにみじめなことだ。「正義なき力は暴力なり、力なき正義は無力なり」(少林寺)管首相は民主党内からも見限られ始めているらしく、小沢氏に近い新人議員16名が公然と反旗を翻した。小沢氏の底力恐るべし。後ろからも撃たれる四面楚歌の状況。春風は解散風か。予算(俺の給料)はどうなる。(エゴが過ぎるか Aha!)バレンタインデー。職場の◎さん、ありがとう。忘れません。女房と娘からはひとかけのチョコと地酒の詰め合わせ。さすが、分かってるねえ。
2011/02/19
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今日が休みだからと夕べも2時までだらだらとネット碁をしてしまった。夜遅くなれば朝も遅くなり生活リズムも乱れる。いかんな。酒飲みながら打つともうろくな手も浮かばないし、負けが負けを呼ぶばかり。惰性で石を並べてるだけだ。時間と精神力の浪費。やらん方がましだ。何度目かの囲碁断ちを宣言する。とにかくちょっと離れよう。悪い美女にたぶらかされているような気がする。昨日も上司にさんざ痛めつけられた。悔しくて腹立たしくて、仕事が終わってから先輩のところに行って思い切り愚痴った。愚痴をこぼすこと自体好きではないのだが黙って耐えるには辛すぎた。神様もこれくらいはお許しになるだろう。先輩も上司のことは快く思っておらず、同情していろいろ慰めてくれた。ありがたいことである。先日調査があった。「あなたは悩みを誰に相談しますか」同僚の1人が「妻」と答えたので驚いた。感心した。なんと立派な奥さんだろう。鑑のような夫婦だ。急に同僚が輝いて見えた。うちはとてもそんな雰囲気でない。言ったところで「何言ってんの!もう少しで定年なんだから頑張んなさい!」といわれてますます落ち込むのがオチだ、と思う。妻に余計な心配をかけたくないという気もある。向こうは向こうであれこれ手一杯なのだからさらに悩みを共有させたくない。ロシアのプーチン大統領は若い頃諜報部でスパイをしていたことがあり、色々危険な目にも遭ったが奥さんには全部隠していた。「何も知らない方が妻はよく眠れる」からだそうだ。この気持ちは実によく分かる。愛すればこそ(?)心配させたくない。年間自殺者が12年連続3万人を超える自殺大国日本。夫が何を悩んで死を選んだのか、今でも分からない奥さんは大勢いるに違いない。ベターハーフ。しかし左手には告げるなかれ。娘が春休みで田舎に帰った。寂しい。7年も1人暮らしして寂しいなんて感じたことなかったのに、1年一緒に暮らした娘の姿がフッと消えてしまうとなんだかとても寂しいのである。カギのかかったドア、電気の点いていない部屋、静かなテレビ。どれも無性に寂しい。交わす会話も朝夕の挨拶程度で、さほどコミュニケーションがあったわけでもないのだが、やはりそこに人が一人いるいないの差は、大きい。人という字は寄添い合ってできている。早く帰ってきてほしいなあ。嫁に出すときの気持ちというのはこういうものだろうか。大相撲が八百長問題でゆれている。昨年の野球賭博に続く大激震。国技相撲存亡の危機だ。春場所も何十年ぶりかに中止となった。不祥事での本場所中止となると前代未聞であろう。昔から疑惑の報道は何度もあった。今回はメールという動かぬ証拠が出てきたから有耶無耶にできなくなった。昔プロレスで外人レスラーが全然闘志のないファイトをして日本人レスラーにあっさり勝たせていた試合をテレビで見たことがある。しかしそんないかにも八百長でございという試合ばかりではなく、メインイベントのタイトルマッチでは猪木も馬場も血みどろになって奮闘した。そんなものとしてみればあまり目くじら立てんでも、という気もある。なんか全て清濁併せ呑むおおらかさ、余裕というものがなくなりつつ風潮を反映しているような気がする。清くも、正しくも、美しくもない連中が、相手にばかりその3点セットをしつこくしつこく要求するのである。あまり気分の良くなる構図ではない。 八百長を全てなくしてほんとうに相撲界はやっていけるのか。水清くして魚住まず、というようなことにならないか。そもそも本当になくせるか。その一番が八百長だったかどうかを誰がいつどうやって判断するのか。そんなこと不可能に近い。相撲は「角力」とも書く。八百長をなくすというのは一見善のようだがまさに「角を矯めて牛を殺す」所業に他なるまい。かといって話がここまで大きくなれば何もしないわけにもいかない。大相撲、進退ここに窮まるか。年賀状は末等が6枚当たっていた。300枚ほど来たから確率どおり。運は「中吉」かな。
2011/02/11
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上司は本当に交代することになった。願いがかなった。ありがたいことです。後任は隣の部屋のリーダーで発令前なのでこっそり話をしに来た。「後任は俺だ。よろしく。仕事は初めてでよく分からん。頼りにしているぞ。」昔から知っている人で、能力はあるが頑固なところもある。「頼りにしているぞ」と言われたって、おぼれた人が掴むわらほどにもあてになりませんよ。どうせなら「苦労かけたな、後は俺に任せとけ」みたいな仕事に長けた人が来てくれたらいいんだけど、なかなかそううまくは行きません。とにかく今の上司みたいな人の話を聴かずに一方的に重箱の隅を穴あくまでほじくる小うるさいやかまし屋でさえなければ恩の字だよ。能力はないけどお供させて頂きます。理解さえできれば苦労はいといません。コミュニケーションを大事にして下さればありがたい。馬には乗ってみよ、人には添うてみよ。日本列島各地で天災が相次いでおります。大雪、鳥インフルエンザ、火山の噴火。東京は何十日もカラカラ天気だがこれは大したことはないか。被災された人たちは大変だ。身の丈ほども降った雪をシャベルで雪かきしている腰の曲がったお年寄りの姿は痛ましい。己の未来の姿を見るようで辛かった。雪は重いしほんと大変だもの。火山灰で洗濯物も干せない、マスクしないと外出できない、車の窓も野菜も真っ白などなどひどいもんです。昨日は節分でしたが鬼の仕業ならほんとに早く出て行ってもらいたいもんです。新日鉄と住友金属が合併してアジア最大の鉄鋼会社ができることになった。またサッポロはポッカコーポレーションを買収するそうだ。世界を相手にもう狭い日本で角つき合わせている場合じゃない。ダイナミックな動きでいいことじゃないかと思う。しかし合併には解雇がつきもの。雇用への影響が心配。米国の失業率は9%に減少。米経済は改善してきたのかな。ぜひこの流れを加速してとにかく景気を良くしてほしい。子供たちが職にありつけますように。当の本人は試験も終わって春休み。免許取るぞとウキウキ気分。就職には役立つのかな。免許も結構だが、もっともっと学業に身を入れてほしいよ。机よりも携帯に向かっている時間がはるかに長いような状態で一体どんな成績なんだか。国会は与野党の折り合いが全くつかず、年度内予算成立は暗雲漂う。小沢氏が結局起訴されることになり、混乱に拍車をかける。裁判は裁判と氏は言うが、国民の視線は厳しい。野党は「管討つべし!」と足並みそろえて大合唱。管氏も「この首取れるものなら取ってみい!」とイラ管面目躍如の見得を切る。真っ向勝負ガチンコ対決は見ている者には面白いが予算が通らないと経済が窒息する。一体どうなるのか。エジプトでもムバラク政権は最大の危機。流血の惨事こそ避けられているが(これは非常に立派だと思う。軍の指揮官が人物を得ているのだろう)、首都カイロで数万人のデモが連日続き、予断を許さない。ムバラク政権は極めて新米的であり、米国の中東政策の大きな一翼を担ってきた。中東の油は日本の血液。ここにイスラム原理主義政権でもできようものなら事は剣呑。内外共にニュースに目を離せない。ネット碁久々に4段昇格!と喜んだのもつかの間、そこから10連敗して1週間であえなく3段に降格。打てども打てども1勝もできなかった!3段と4段はわずか1子の差に過ぎないのだがこの差がとてつもなく大きい。昇段しては蹴落とされ、昇段しては蹴落とされ、もうこれで何回目か。遠く険しきは囲碁の道。しかもその魅力には勝てず。わが身なぞらえんシジフォスの神話。日曜日地元で食の大イベント。年々規模がでかくなり、今年も大賑わいでした。娘と行ってたらふく食ってきたぞ。全国から40ものブースが並び、それぞれ自慢の鍋料理を披露。野外のイベントだが好天に恵まれ、風もなく、青空の下あつあつの鍋料理をほおばり、大いに爽快な気分を味わった。こうして各地の料理を目の前にしてみると、日本の食材、食文化と言うのはほんとに豊かで多様だなあと改めてしみじみ感じる。いい国に生まれたものだ。幸せなことです。
2011/02/05
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今週は俺が仕切るイベントがあり、なんとか無事に果たし終えた。ここ数週間、この準備で計画練ったり調整に回ったりして忙しかったが、回りの積極的な協力を得て予想以上にスムーズに進んだ。ちょっとドキッとするトラブルもあったけど。まだこれから3月のさらなるビッグイベントに向けて一層頑張らなくてはならない。良きスタートは半ば成功。なんでこう、割と、いつになく前向きかと言うと、どうやら、どうやら、上司は異動しそうなのだ!!更衣室でそんな話が出た。「この情報は確度高いですよ」結構上の方から漏れ伝わった話だというのである。他所に出したかったけど「御免こうむる」と断られたということでガックリ来てたんだけど、それなら所内で回そうと言うことになり、違う建物に行くらしい。どこでもいい。とにかく俺の隣から消えてくれさえすれば隣の部屋だろうと屋上だろうと地下室だろうとかまやせぬ。この話を聞き、急に目の前が開けるような気持ちがした。ほんとにその朝だって通勤中ずっと辞めようか死のうかとウジウジ考えていたほどであった。生きる希望がわいてきた。この話、どうかどうか実現してほしい。神様、お願い!が、好事魔多し。2月の内示発表まで期待と不安が交錯する。国会が始まり、冒頭から与野党は対立ムード。首相が質問に答え忘れたり、外相が原稿早口棒読みだったり、与党側の不手際が目立つ。「もっとまじめにやらんかい!」野党の批判を受けて「イラ管」もヒートアップ。「なにを!」と野党は早速予算案審議拒否。外相は「解散は近い」と派閥の面々に語ったとか。管政権は綱渡りどころか糸渡り状態。そんな中、首相の口からボロリと漏れた「そういうことに疎いもんで」発言。開いた口がふさがらないとはまさにこのこと。これが、気が遠くなりそうな900兆円もの借金抱えて財政再建待ったなしの国の首相の、世界で最も権威ある格付け会社「S&P」による日本国債の格下げ評価についてのコメント第一声なのだ。情けないにもほどがある。戦争直前、「欧州の天地は複雑怪奇」とつぶやいて平沼内閣は退陣した。「SS-20って何だ?」と福田首相(親父の方)は日独首脳会談で首を傾げた。(SSー20は欧州を震撼させていたソ連(当時)の中距離核ミサイルの名称)んでもって、とうとう「S&Pって何だ?」ってとこまで来たわけだ。記者会見でこんな聞いたほうが思わずひっくり返ってしまうようなことを堂々とのたもうあたりが度し難い。この発言だけをもってしても今回の格下げは十分すぎるほど妥当であったと言えよう。要するに日本の首相は常に、外交音痴であり、経済音痴だということだ。そうでなければそもそも900兆円もの借金を抱える羽目になるわけがあるまい。とにかくまったくいい日本の恥さらしであった。その後の言い訳も見苦しいばかり。日本の行く末は暗いよ。去年の国内の映画興行収益は2200億円と史上最高を記録したそうだ。「アバター」をはじめとする「3D」が次々大ヒットしたおかげだという。映画は大好きだから業界がにぎわうことはうれしいが、「3D」はあんまり大したことじゃないと思っている。たとえ「3D」だろうと下らん映画は下らん。名画は白黒だって名画だ。たとえあと100年経っても「アバター」や「海猿」の評価が「市民ケーン」や「二十四の瞳」を越える事は絶対にない。「3D」かどうかということは映画産業の収益に関わることではあっても映画芸術の本質に関わる問題じゃない。人々の心の中でよみがえる名場面は「3D」ではない。あまり「3D」に引っ張られず映画の作り手は何よりも先ず「いい映画を作る」ことに専念してほしいと思う。「3D」でなくとも、大画面でなくとも、カラーでなくてさえ、いいと思う。心に残るいい映画を作ってほしい。インフルエンザはますます猛威を振るい、職場でも病欠が後を絶たない。人間だけでなく鳥の方もインフルエンザ。各地で何万羽、何十万羽という鶏が処分されている。養鶏場経営者にとってはもう身を引き裂かれるような思いであろう。去年に引き続き今年もだというのだから、天を恨み、地を呪い、家族共々悲嘆にくれていることだろう。一刻も早い収束を願うばかりである。九州では火山も噴火し、灰がかぶさって農産物がだめになったりしているらしい。ほんとに第1次産業は天災に悩まされるものだ。管首相の唱えるTPPへの加入は彼らにとっては人災であろう。日本の農業再生の道は険しい。世界的に見れば食糧価格は高騰。小麦も上がる、砂糖も上がる、コーヒーも上がる。ほんとにやがて「金を積んでも」食べ物が手に入らない時代が来るのかもしれない。食べ物が、獲れず、買えず、作れず、北朝鮮みたいに国民がばたばた餓死する。悪夢だな。悪夢だが、あながち夢物語ではないかもしれない。中東ではチュニジアで政変が起き、独裁政権が国民の手によって倒された。これが連鎖を引き起こし、エジプトやイエメンでも大規模反政府デモが起きている。世界的な不況に加えて食品の高騰。失業と飢えに苦しむ人々のやるせない怒りの矛先は当然政府に向かう。しかしたとえ独裁政権が倒れて民主的な政府になっても失業と物価高騰は多分そう簡単には解決しない。ベルサイユ条約後のドイツみたいなもんだ。帝政が倒れ、民主政府が倒れた後に登場したのはヒットラー率いるナチスであった。なにやらきな臭いにおいがする。いつか来た道。歴史は繰り返すのか。娘は試験が終わったら春休み。妙高だかにスノボしに行って、その後は免許取りに行くんだと。ルンルン気分の彼女には日本も世界もどこ吹く風だ。少女老い易く、学成り難し。
2011/01/29
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与謝野は鬼だ。
2011/01/22
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ぐっすり寝ました。東京は今日も朝から快晴。カラカラ天気。鼻ものどもかさかさに乾きます。インフルエンザがピークで職場でも、昨日も何人、今日も何人と熱で休んだりしています。そんな中にあって恨めしくも体だけは丈夫な私は、上司にグジグジ言われてヘイコラしながらも、休むことなく一週間頑張ってきたのでした。最近はストレス解消などと称して封印したはずのネット囲碁にもまたふけりだす始末で、意思の弱さを遺憾なく発揮している次第です。とことんダメな男。囲碁の魅力には、勝てん。ビッグイベントがじわじわと迫ってくる。段々形が見えてきて、具体的なイメージがわくようになってきた。これなら何とか、という気持ちと、こりゃあ思ったより大変だ、と言う気持ちが交錯する。ええ、ままよ。時の流れに身を任せ、だ。3月の人事情報が流れ始める。どうやら上司は変わらないらしい。「あんなやつ引き受け手があるわけない」とか「おべっかばかり使って上には気に入られているのさ」とかみな苦虫を噛み潰したような顔でブツブツ。あああ、3月どうなるんだろう。せめて部署は変われないかな。隣の机ってのはもう耐えられんよ。昨日のサッカーアジアカップは日本がカタールに大逆転、劇的な勝利を収めた。レッドカードで一人欠き、しかも一点のビハインド。絶体絶命の大ピンチからの起死回生の勝利だった。日本もたくましくなったな。頼もしいことです。日の丸しょって世界で戦う人たちにはほんとに頑張ってほしい。全豪テニスでは錦織選手も頑張ってたな。クルム伊達公子さんも。みんながんばれ!紀勢の里も頑張って連勝街道驀進の白鵬にまたしても土をつけた。白鵬に2連勝するとは誠に天晴れ。白鵬はまた1からスタートだ。七転び八起き。白鵬も頑張ってほしい。日本中が捲土重来を期待している。光明も見えぬ暗いトンネル、絶望の淵に沈みっぱなしの日本にあって、白鵬は希望の星だ。倒れても倒れても、めげずくじけず、なおまっしぐらに精進する真の男の姿を見せてくれ。日本に勇気を与え給え。娘はふとんに寝転んだまま枕元にパソコンを置いて右手には携帯。ヘッドホンつけて夜遅くまでピコピコやっている。朝は10時頃まで寝ている。就職超氷河期もどこ吹く風のお気楽ぶり。大丈夫かぁ!?聞けば寒いのだと言う。仕方ないので何年ぶりかに灯油を買って来てヒーターをつけた。東京の寒さなんて大したことはないのでいつもは厚着だけで十分なのだ。それで風邪を引いたことなど一度もない。それを若いくせに「寒いから布団の中で勉強」だとはまったく情けない。まあいい。テスト頑張れ。単位落とすな。タイガーマスク現象が世間をにぎわしている。暗いニュースの多い中、心温まるできごとであります。助け合いの精神は非常に大事だ。人には人の不幸を見過ごしに出来ない心がある。孟子のたまわく「惻隠の心」というものである。社会はもっと人の善意を生かす仕組みを作るべきだ。例えば上限を決めて、社会に寄付した人、企業には税金をまけてやるとか。アメリカは寄付大国だから調べれば日本でもやれそうな事があるに違いない。大いに参考にしたらいい。せっかくいいムードになってきたのだから、今がチャンスだ。「伊達直人」さんの意思を小さなものでもいいから形にして、社会に定着させたいものだと思う。与謝野たなボタ大臣は「年金支給年齢の引き上げ」に言及したそうだ。これはひどい、あんまりだよ。俺もそうだが、年金生活まであと2年、あと1年と思って辛い仕事に歯を食いしばって日々耐えている高齢者も多いだろうに、「さあ、いよいよ年金もらえるぞ」と喜んだところでアッカンベーしてお預けを食らわせようというのだ。これが激怒せずにいられようか!長年長年、爪に火をともして掛け金支払ってきたのに一円も年金もらえずに死ぬ人をもっともっと増やそうと言うのだ。与謝野は鬼だ!、悪魔だ!、人でなしだ!消費税増税はやむなしとあきらめる。10%だって20%だって我慢するさ。しかし年金支給開始年齢引き上げだけは絶対にやめてほしい!
2011/01/22
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今年の「キネマ旬報ベストテン」の邦画第1位は「悪人」。洋画第1位は「息もできない」でした。どちらも映画評しか見てないが傑作との呼び声高かった。「息もできない」。俺をどこかで隠し撮りしてた映画じゃないか。年明けて10日。緊張感でしばしばそれこそ息もできないような気分になる。時々上司と部屋で二人きりになる。何言われるかと血圧が急上昇する。上司が言い出す全てのことに俺は満足に答えられない。上司はおれの知らないこと質問し、俺にできそうにないことを簡単だからすぐやれと言う。彼が口を開けばそれは必ず俺を苦しめるか追い詰める言葉なのである。「息もできない」。今の俺の状態にピッタリだ。来月に控えたビッグイベントは開始が大きく遅れることになり、しかもケツは決まっている。「そんな短時間にできるか!」と非難轟々だが時間だけは買ってくることができない。ブツブツ言いながらもやるっきゃないかとあきらめ顔。徹夜の連続とか過酷なことになるかもしれないな。その矛先は俺にも向くかもしれない。あああ、なんでこんな時にめぐり合わせちまったんだろう。ついてねえよ。艱難汝を玉にす、というような健気な境地には到底なれない。もうなるようになりやがれと開き直るしかない。成人式。華やかな振袖姿で「イェーイ!」とテレビカメラに向かっておおはしゃぎでピースするお嬢さんたちはあどけない子供そのもの。大人になるって難しいね。歳は黙ってても取るけれども大人になるには何かが必要だ。俺は自分自身がすごく子供っぽいような気がしてならない。仕事がちゃんとできないと大人とは言えない。何ぼ立派な口を利いてそれなりに金を稼いできたとしてもそれだけでは大人じゃないような気がする。今は不景気で仕事につけない若者が多い。いい仕事を見つけ、バリバリ働き、家族を社会を担う。それでこそ大人だ。彼らが真に大人になれる日の近からんことを願う。第2次菅内閣発足。最年少の幹事長に、昔の名前で出てきたロートルの大臣、同一選挙区からのライバル同士の入閣に参院議長の入閣と異例ずくめ。みんなの党の渡辺代表は「廃物利用内閣!」と斬って捨てた。言い得て妙。なんつうても昨日まで敵だった与謝野氏の入閣が批判の的。与党には不満、野党には憤懣。こういう「寝返り」は大体良くないとしたものだ。仇同士の自民党と社会党が連立組んだことがあった。数は合ったけどろくなことはしなかった。この日本の危急存亡のときに、こんな恨みつらみを買うような組閣はどうかと思う。民主党と言うのは直情的というか「こう」と思うとまっすぐ突き進んでしまう。ど真ん中にまっすぐ棒球投げるしか能のないピッチャーみたいなものだ。それは政治を司る者として失格だと思うのだ。なにかそこに「プロ」「アーチスト」としての「政治」が必要だ。「正しいんだから実現するはずだ。」というのは現実には通らない。「実現しないのは向こうが悪い」というのは政治家ではない。荒波にボロ船。前途多難。
2011/01/15
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あけましておめでとうございます。今初日の出を拝みながら書いています。昨夜は猛烈な雪でしたが今朝はすっきりと晴れて、すがすがしい元旦の朝となりました。まぶしい太陽を体いっぱいに浴び、清冽な空気を胸いっぱいに吸い込み、今年もがんばろう、と気持ちを新たにした次第です。またもう昨年にも増してすったもんだするだろうと思いますが、「迷わず行けよ」の精神でのりきりたいと思っています。夕べは紅白歌合戦を見てました。「トイレの神様」には感動しました。植村花菜さん熱唱。もう涙ぽろぽろ。観客席も審査員席でも泣いていましたね。日本中で泣いていたのではないでしょうか。それまで白組優勢の展開でしたけれどもこの一曲で一気にひっくり返したんじゃないかと思ったほどです。結果は僅差で白組の6連覇ということになりました。惜しかった。私的には紅組に勝たせたかったですね。「歌の力」を紅白は最近強調しているようですがじゃあどれだけその「歌の力」のある歌があったでしょうか。聞いてもさほど感動せず、もう一度聞きたいとも思わない歌が多かったです。特に歌よりもダンシングを主にした若い歌手が多く出ているのがどうもあまり好きではないですね。紅白の永遠のテーマなのかもしれませんが、懐メロ主体か、人気主体かということですね。もうひとつなぜか突然「平和」をテーマにした歌が2曲も挟まっていたりしたのも嫌な感じがしましたね。そこまで作り手が政治的配慮で選んでいいのかと反発さえ感じました。またトリは紅組がドリカム、白組がSMAPでしたが、これもどうか。その年を代表するヒット曲だとでもいうのであればまだしも、なんかどちらもさほどぱっとしない曲、聞かせどころのない曲で、一体こんなのがトリでいいのかと思います。1年を締めくくるにふさわしい、それこそ力のある歌、力のある歌手(美和さんに力がないとは言わないが、その力を発揮した歌ではなかった。ナカイ君はどう見ても・・・)にトリを取ってほしいものだと思います。さて、昭和の映画黄金期を支えた大女優、高峰秀子さんが12月28日、肺がんで亡くなったとの訃報が大晦日のニュースで流れました。高峰さんは往年の国民的大スター。「二十四の瞳」「カルメン故郷に帰る」「喜びも悲しみも幾年月」「流れる」「華岡青洲の妻」そして「浮雲」。日本映画史に燦然と輝く数々の名画に主演し、素晴らしい演技で日本中の映画ファンを魅了し続けた人でした。特に「二十四の瞳」はそれこそ日本中の人々が涙した名作中の名作。まだご覧になってらっしゃらない方はぜひご覧いただきたいと思います。また一人偉大なスターが去り、昭和は遠くなりにけり、の感が深まります。高校ラグビーの黒沢尻工業は2回戦で、高校サッカーの遠野高校は初戦で残念ながら敗退し、県勢の活躍で正月を盛り上げることは出来ませんでした。来年に期待したいです。と言っている間に2日になってしまいました。大雪で朝から雪かきが大変です。電線も切れて何万戸も停電していると言うことです。正月早々大変なことです。長い休みももう終わり。最後に例によってDVDの見溜め。「父親たちの星条旗」「ミリオンダラーベイビー」「ミスティックリバー」と親と思えばみなクリント・イーストウッド監督でした。イーストウッド監督は最近も「グラン・トリノ」という傑作を撮り上げほんとに乗りに乗っている感じですね。「父親たち・・」は良かった。合わせて撮った「硫黄島からの手紙」よりはずっとずっと良かったと思います。「ミスティックリバー」も画面が緊迫感に満ちていて良かったです。1月2日ですが、今年の映画はもうこれで終わり。今年は映画も囲碁も絶ち、中国語一本でとことん頑張りたいです。準1級必ず合格するぞ!。息子と将来についてあれこれ話し込みました。大学に行って福祉の勉強をしたいそうです。私は「福祉なんかぁ!」と否定的だったのですが、本人の意思を尊重することにしました。大学4年、無駄になるかもしれませんが、若いのだし、やり直すことも出来るでしょう。甘いのでしょうが、本人の意欲に賭けてみます。参考になりそうな本を2冊ばかり買ってやりました。ほんとに親にできることはこんなことぐらいです。どうなることやら。ニュースでは岩手県は昨年人口が5万人も減ったそうです。心配です。
2011/01/02
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休みも半分終了。あっという間だな。帰るや否やドカ雪。40センチも積もって雪かきに一苦労。かくそばからまた積もっていくのだからきりがない。家の前だけでなく、近くのお世話になっている人の家の分までかいたから結構汗かいたぜ。これが二日続いた。三日目からは雪もやみ、まあまあ穏やかな日和に。助かった。ICレコーダーで中国語のドラマをずっと聞いている。イヤホン耳に刺しっぱなし。歯磨きもトイレもメシも聞きながら。効果のほどはよく分からないが、来年もできるだけ聞くようにしたい。来年こそ準1級を受けるぞ。息子が工業高校なんだけど、福祉関係の仕事に就きたいと言う。大学行きたいという。なんだ、前は勉強嫌いだとか言ってたのに。いざ社会へ出るとなってびびったか。福祉なんて苦労するだけだぞと否定的だったんだけど、本人がやりたいというのでは仕方ない。「絶対後で誰も恨むなよ」と言い渡す。福祉で金持ちになることは難しい。グッドウィルの折口くらいだ。苦労多く、報われることの少ない業種というイメージだ。段々改善されてきてはいるのだろうが、楽はできないかもよ。嫁さんが来てくれるかどうか。覚悟はいいか。アマゾンで福祉関係のガイダンス本を買ってやった。(本屋に行ったら同じのがあった。焦ったか。)よく読んで将来の方向性を定めてほしい。女房おすすめの自然食ビュッフェレストランに行った。多種多彩な料理が並び、好きなものを好きなだけ食べられる。ご飯ものに麺類、肉魚、野菜はもちろん、果物スイーツ、ジュース、牛乳、茶、コーヒーも充実。しっとり落ち着いた店内の雰囲気もよく、値段もリーズナブルで大変結構でした。家族で飯を食うというのはいいものです。ネット碁を何局か打つともう夕方だ。生活に変化がないせいか、なんか一日が早い。auから何回もお勧めが来るので携帯を変えた。これまでより1000円くらい基本料金が安くなる。(お店のお姉さんすごい美人でスタイルもよく、ドキドキしちゃったよ。)迷惑メール防止措置も取ってもらった。形は今までのより1割がた長くなる程度。色は黒。使い勝手はいままでのとほとんど変わらない。ただカメラが300万画素だと。これには驚いた。今までのは30万画素だもんね。10倍も美しく撮れるというわけだ。もうデジカメもいらなくなりそうだ。ネット囲碁はどうしても2連勝できず、一歩も前に進めない。勝っては負け、勝っては負け。まったくどうなっているんだろう。FXは1円下がったところでギブアップ。ああ悔しいな。買い増しがいかんな。焦りすぎている。来年は修行と思って1000円単位で勉強するとしよう。パターンをうまくつかめるようにさえなれば年間倍増も夢じゃない、はずだ。手を染めてもう何年にもなるのにいまだそんな入り口でもたもたしているというのは情けない限りだが、出来てないものは出来てない。しかたない。一から出直し。市川海老蔵が暴行事件の示談会見をしていたな。けんか両成敗。示談した後でも会見しなけりゃならんというのが有名人のつらいところだな。「酒癖の悪さがたたった」みたいなことを言っていた。人のことは言えんが酒癖が悪いのはいかんよ。災いと金を失う元だ。海老蔵は今回の騒動で何億(!)損したことか。飲めばつい気が大きくなって普段やらんようなことでもやらかしてしまう。酒は飲んでも飲まれるな。高校ラグビー、岩手代表黒沢尻工業は、見事一回戦を突破した。岩手大会の決勝戦の録画を見たが、みながっちりとしてたくましい。まさに北の「赤べご(赤牛)」だ。ぜひもっと上まで勝ち進んでほしい。録画を見る限りでは、彼らとそんなに力の差はないように思えた。あとは気力とか戦術とかそういう形而上の問題のように思われる。来年は息子を花園で応援したいものだ。
2010/12/29
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年末年始休暇に入った。とにかくこれでしばらく上司の顔を見ないですむ。つかの間の休息。上司は3月に出るという話だったが怪しいという話もあり気をもむ毎日。神様お願い!仕事納めで多少飲んだり食ったりして気分転換。余興もやらされて調子に乗って上層部をチクリ。大うけしたものの唇寒い感じも。どうしてもこうやらんでものことを面白がってやっちゃうんだよな。50にもなるのに子供っぽさが抜けない「父っちゃん坊や」なのです。もうひとつ年内にけりをつけておきたかった懸案があるのだけれども、これも簡単に考えて調整をしくじり、「大人の意見」の前にあえなくご破算になりかかっている。あああ、ちょっとまともな意見吐かれると全然抵抗できないもんね。理論武装がなってないし、そもそも議論も苦手。まして相手は赫々たるキャリアを誇るエリートだもの。感情の赴くままに説き伏せようとしても原理原則振りかざされたらかなうわけがない。参ったなあ。実現したかったのだが。それやこれや、全部ぶん投げてとりあえず田舎に引きこもりだわ。心身ともにリフレッシュして年明けの決戦に備えよう。最後は時間が解決だ。田舎は寒い。朝から小雪がちらついている。部屋の中も東京の比ではない。たちまち風邪を引きそうだ。東京では遅く帰ってきて風呂入って暖かいうちにすぐ寝るのが生活パターンなのだが、田舎では風呂入ってから晩メシだ。湯冷めしそうで怖いわ。たっぷり中国語勉強するぞといさましく参考書やら辞書やら背負って帰ったが、結局ネット囲碁三昧で一日終えてしまった。それも勝ったり負けたり、相変わらず強くなってない。しばらく囲碁絶ちしてたからな。昼間は200枚ばかり年賀状を書いた。女房の分と自分の分と図面と住所と一気に刷り上げる。女房と選んだフリーのイラストはなかなかセンスがいいと思った。かわいく、すっきりしていてインパクトがある。こんなのが無料だもんね。ネットのありがたさ。自分のは全くの自己満足の代物。相手は笑うか目をむくか。なんにつけありきたりが嫌いで、独自の工夫を凝らさないと気がすまない。とにかくオリジナリティー重視。誰も考えつかない様なことをやらかして「えっへん、どんなもんだい!」とふんぞり返りたくて仕方ないのである。子供っぽいんだよな。わかっちゃいるけどやめられない。ドル円は急に円高に振れはじめてたちまち含み損。85円までいくと思ったんだがなあ。勝ち逃げできないからいかん。もっともっとと思っているうちに逆方向へまっさかさま。これまたわかっちゃいるけどやめられない。エントリーよりもクローズのルールを定められるかどうかのほうが難しいんだな。最近携帯に迷惑メールがひんぱんに送りつけられてくる。買いませんか、やりませんか、うっとうしくて仕方ない。ほんと迷惑。メルアド変えようか。いっそ携帯ごと変えようか。携帯会社から変えませんかとしょちゅう連絡が来る。めんどくさがってほっておいたが、年も変わるし、いいかも。今日マイケル・ジャクソン「This is it」地上波初登場。楽しみ。マイケル フォーエヴァー。
2010/12/24
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今、晩飯食って一杯やったところだ。いつもは朝方早いうちに書くのだけれど、今日は朝早くから大掃除。ひっくり返せるところはあらかたひっくり返して掃除機かけたり拭いたりした。もういらんと思ったものも思い切ってどんどん捨てた。ずいぶんさっぱりしていい気持ちだ。すがすがしく新年を迎えられる。年賀状の準備もした。来年はウサギ年。ウサギと言えばやっぱこれっしょ、という広く知られたイラストをネットから探し出して加工。うん、割と気に入ったのができた。相手も面白がってくれるとうれしいんだけど、どうかな。てなわけで割と心穏やかな休日だったのだけれども、本当はとてもこんなのんびりしてられない。先週後半、仕事でエマージェンシーが発生して対処に右往左往。上司とのコミュニケーションも最悪なのでうまくことを運べない。そのうち段々話が大きくなって、他の部署も巻き込む騒動に発展。上司の上司が週末不在でカタは来週に持ち越された。緊張の月曜日。何が起きるか戦々恐々。だから本来大掃除だ年賀状だと正月準備なんかしてる場合じゃなかったのだが、なんかもう開き直りと言うか、ここまで話が大きくなったらもうどのみち手に負えない。もう俺レベルでどうこうという感じではなくなりつつある。上司はまたぞろ俺にケツを拭かせようと言う魂胆らしいが、急浮上したこの問題はそもそも俺のあずかり知らぬこと。俺には拭けないケツなのだ。これこそは上司の責任で、上司自身がかたをつけなければならない仕事。しかしそこは狡猾なあの人のこと。舌先三寸でどういい逃れて他に責任を押し付けるか、すでに腹の中であれこれたくらんでいるかもしれない。上司は自分の腹をなかなか見せない。誰かに考えさせ、作らせたものを「こうなりました」と上に報告するだけだ。「自分はこうしたい」と自ら作ったものをもって人を説得して回るという姿はとんと見たことがない。「それはあいつの仕事だ」「それはだれそれのやることだ」とよく口にする。また、「うまくいかないのはあいつがちゃんとやらないからだ」ともよく口にする。そういう他人任せ、ある意味無責任な姿勢は周りからは非難轟々なのであるが、本人はそれを知ってか知らずか全然意に介する様子はない。人にやらせる割にはやった仕事にぶつくさ文句を言う。あれが悪い、これはおかしいと目に付く限り思いつく限りのケチをつける。うるさくて仕方ない。面白くないし、やる気も失せる。最近は段々俺もふてくされてきて態度が悪くなってきた。ちょろっと口答えしたり、そっぽむいたり。向こうも気分を害しているだろう。日に日に関係が険悪になって辛い。ほんとに3月出るんだろうな。あと半年こんな緊張した関係を続けることはとてもできない。気が狂うか、何か取り返しのつかない事をしでかしそうだよ。いっそ辞表書くぞ、ほんとに。そういう苦境にあることをみな察してかよく慰めてくれる。「とにかくあっちが悪い。みな嫌ってるよ。みなやざわの味方だよ。」なんて言われるとうれしくて申し訳なくて涙が出るようである。「みなあいつとは絶対仕事したくないと言ってるよ。」そうだ、まったくそうだと思いながら、なんでまたよりによってこの俺がそういう目に遭ってしまったのかと身の不運を嘆く。災難としか言いようがない。前世のたたりか。取手の方で若い男が包丁振り回してバスの乗客など多数に怪我を負わせる事件が発生。すぐさまとっつかまっていわく「自分の人生を終わりにしたかった。」。俺もそんな気分だ。まだまだこれからと思っていたのに、こんなクソみたいな日々が続くと生きているさえ嫌になるよ。日曜に娘と新宿に出て映画見てメシ食った。女房にせがんでボーナスを少々せしめるのに成功し、その分け前を娘にも配分したというわけだ。映画はリドリー・スコット監督とラッセル・クロウがまたまたタッグを組んだ「ロビン・フッド」、そんなメチャクチャ面白い、というほどではなかったが、まあまあ。あと、英国史の勉強に少しなった。クライマックスは海岸での大白兵戦。結局正義は勝つ、みたいな展開でちょっと陳腐な感じがした。しかしまあ、こんな、日本じゃちょっとやそっとではできないくらいのスケールの大きな映画を、ハリウッドはちょちょいのちょいと作り上げてしまうんだからな。やっぱりハリウッドってすごい。メシは「鍋ぞう」へ行ってしゃぶしゃぶとすき焼きの食べ放題。「鍋ぞう」は好きで3回くらい行った。「モーモーパラダイス」のころから好きで貴重な「肉供給源」だった。娘も同じでここぞとばかりたらふく食った。父娘忘年会。4月入学したと思ったらもう12月だもんね。「毎日楽しくやってるよ。エンジョイしてるよ。」ああそうかい、それはなによりだね。だが遊んで暮らして楽しい楽しいと言っててもなんにもならないんだぞ。ちゃんと目的に向かって日々邁進しているのかどうかが問題だ。就職戦線はますます苛烈になってきているし、浦島太郎みたいに気がついたら歳ばっか食ってた、ってなことにならないようにな。頼むぜ。旧友とも忘年会。もう20年近く、毎年この時期に会って飯を食っている。お互い老けた。体にもそろそろガタが来てるようなことを言っていた。指を思うように曲げられないと言っていた。あっちも上司が細かい人に代わって書類書きばかり増えたとぼやいていた。「お前は年末年始長く休めていいな」と言われた。そうだ。なんだかんだ言っても公務員は不況の民間よりは恵まれてんだよな。あまり身の不幸ばかりぼやくのも悪かったかな。また来年、元気な姿で会おう。息子は京都、奈良へ修学旅行に行った。金閣寺や清水寺やUSJやいろいろ見て、遊んで、いい旅行だったようだ。何よりだ。友達とみんなで旅行するというのは楽しいことだ。思えばもうずいぶん、旅行らしい旅行もしてないなあ。定年後、ったって働かなきゃならないし、年金でももらえる頃にならないとゆっくり旅などできないかな。ほんとうは女房とフルムーンとしゃれ込みたいところだが、なんかなあ、あんたとなんか死んでもやだとかいいそうだしなあ。持ち出すのも怖いよ。でもせっかくの旅も一人では寂しいしなあ。孫でもできてたら連れてこうか。せっかく購読を開始した中国語雑誌が発売日を10日も過ぎても家に届かない。2回も電話したのに。けしからん。せっかくの勉強意欲がそがれるじゃないか。なってないぞ。これだから中国の評判落ちるんだ。もし来月、1日でも遅れたら会社にねじ込んでやるぞ。
2010/12/18
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海老蔵を殴った男が逮捕された。住所不定、無職の若いならずものだと報じられている。方や梨園のヒーロー。怪我で開いた穴は数億円。社会の頂点とどん底が出会うと大体こうなる。白い着物をまとうものは泥まみれの男に近寄ってはならない。海老蔵はなぜ近づいたか。からかったとか介抱したとか言われているが今ひとつ定かでない。なんにせよ、君子危きに近寄らず、さ。歯を2本叩き折られたと言う。あな恐ろし。身の毛がよだつ。くわばらくわばら。今年のノーベル平和賞受賞者の中国の反体制活動家、劉暁波(りゅうぎょうは)氏は式典に参加できなかった。中国政府は収監中の本人はもとより、親族も参加させなかった。こんな暴挙は長い平和賞の歴史の中でも2回しかないそうだ。あまっさえ外交的圧力をかけて多くの国に「授賞式に出るな!」と脅した。招待国中17カ国が中国におもねって参加を見合わせた。(さすがに日本は出席した。)中国恐るべし。横暴な金持ちは「成り金」とさげすまれる。GDPで追い抜かれたから悔しくて言うわけじゃないけど、衣食足りたならもう少し礼節を知れと言いたい。中国政府は腹いせに急遽「孔子平和賞」なる賞をこしらえてこともあろうに台湾の連戦元主席に与えたりしたが恥の上塗りもいいところ。国際社会の失笑を買うばかりだ。孔子を標榜するならもう少しおのれを省るがいい。孔子をして今の中国を評させれば必ずやつぶやくであろう。「嗚呼、苛政は虎よりも猛し」と。「できちゃった婚」の割合が結婚全体の25%にも上るそうです。私は「でき婚」が好きじゃない。不幸の元だと思っている。そこに流れ、漂う無責任さ、自覚のなさ、いいかげんさ、消極性、絶望感を感じないわけにはいかない。「でき婚」は「ほんとうに二人は結婚したかったのか?」という疑いを常に抱かせる。「でき婚」は「こうなった以上しかたない」という「あきらめムード」から始る。結婚生活は甘いもんじゃなく、雨嵐の連続なのであって、最初からこんな腰が引けたような有様では到底長続きすまい。偏見かな。統計はどうなっているんだろう。と言いながら「灯台下暗し」なんて結果にならないとも限らない。頼むぜ、うちのお坊ちゃんお嬢ちゃん。心から喜んで出席できる結婚式を挙げてくれよ。ハンカチ王子斉藤佑樹が北海道入りした。8000人のファンが熱烈大歓迎。女心をくすぐるきれいな優しいマスクはまさに王子様。実績は十分。松坂に続く日本の顔になってほしい。ライバル視される田中マー君は堂々の2億円で契約更改。こちらも一方の雄だ。甲子園を沸かせたあの伝説の投げ合いを来年は再び見ることができる。楽天・日ハム戦は大入り満員、札止め間違いなしだ。実に楽しみである。国家機密暴露サイト「ウィキリークス」の創始者ジュリアン・アサンジ氏が逮捕された。趣旨は分からんでもないし、一定の意義もあろう、支持もあろう。しかし一口で言えば、やりすぎた。沸騰する人気に舞い上がったか。「ストリッパーは客が多いほどのるそうだ」(デューク東郷)秘部を、恥部を世間にさらけだして歓声を浴びることの倒錯した快感に中毒となってしまったか。国家関係は食うか食われるかであり、世間に言えないこともしなければならない。それを片っ端から全部ばらされたのではたまったものではない。中にはこの間のビデオ流出事件みたいにこんなもの隠してどうするんだ?と首をかしげるものもあるけれど、とにかくなんでもかんでも世間に筒抜けになるようでは困るのだ。何が何でもその目をえぐり、その舌を引っこ抜かねばならぬ。とらわれた創始者の運命やいかに。しかし将軍は去ってもシステムは残る。第2第3のウィキリークスが生まれるのだろうか。そこに人ののぞき趣味がある限り。なんかの映画のセリフ「スキャンダルは金です。特にアメリカでは金以上です。」今年の漢字は「暑」でした。暑かったもんね、今年の夏は。それでも季節は巡り、寒い冬。木々の葉は枯れ落ち、木枯らしに裸の枝が揺れている。月曜日の出勤はものすごく気が重かった。先週の仕事の結末を報告しなければならずその内容がろくでもなかったから。どんなにかボロクソに言われることだろうと思って気が重かった。幸いっちゅうか多少チクチクやられたくらいですんだ。ほっとするのも束の間、あれやこれやの雑用やら予定外の仕事がが押し寄せ、なかなか本業に手が回らない。にもかかわらず今週は誘われて2回も飲みに行ったな。同僚同士で声掛け合って上司抜きで一杯やった。同僚同士は仲がいい。気の置けない者同士で酌み交わす酒はうまいものだ。上司を肴にするとますますうまい。Aha!上司はどうやら3月出るらしい。「かなり確度高いですよ!」と若いもんが興奮して目を輝かして言う。本当だといいが。それにしても、こうして酒の席にも加われず、いつ出て行くかとそればかり部下に待ち望まれている上司って一体・・・。頭も良く、口も回り(非常に)、経歴も人並み以上なのに、どうして?どうしてあなたはそうなのですか。「ハートがなければヘッドは無意味。」(「ザ・エージェント」)遅くまで仕事してたら隣の課の先輩に誘われた。10年来一方ならぬお世話になっている先輩で、お人柄も良く、常々尊敬申し上げてる方である。日頃上司にコテンパンにされている俺をいつもなにくれとなく慰めてくれる。優しい先輩です。差し向かいで飲むのは随分久しぶり。前回はからむはコップ割るわめちゃくちゃ迷惑かけたので今日は大人なしめに。差しつ差されつ、俺の日頃の憂さも相当聞いていただいたが、先輩は先輩でまたいろいろ悩みも口にされた。課の内情は多少俺の耳にも入っており、課員の人間関係がやや緊張しているらしい。本人の定年も近いし、再就職の問題もある。なかなか責任ある立場になると悩みも口にできないものだし、俺が多少でも聞き役としてお役に立てたのならうれしいことです。飲みつ語りつ星夜は更けた。程よく飲めば酒はほんとにいいものですよ。突然迷惑メールが携帯に何十本も来始めた。どっかで番号が売り飛ばされたのかな。うるさくて、始末もわずらわしく、ほんとに迷惑なことだよ。文明の利器は悪いことにも使われる。類人猿の昔から。2001:A Space Odyssey.
2010/12/11
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もうほんと死にたいです。今週は大きなイベントがあり、またぞろえらい失策をして、上司の上司から直接怒鳴りつけられた。仕事は遅いし、できも悪い。なってない。やるべきことをやってない。ほんとに俺について調べ上げたらいくらでもあらや欠点、悪い点が出てくるだろう。分かっちゃいるがどうにも体が動かない。上司が好かん。これが一番のガンだ。上司との関係さえ良好なら、いくらでも頑張ろう、心入れ替えてしっかりやろうという気になるのだが、残念ながら関係は最悪で、こいつのためになんか毛一筋だって動いてやるものかと依怙地になっている。どうにでもなれと開き直りふてくされてまた怠慢こいてしまう。小心者で、また礼の心がまだ残っているので、直接態度には出せずに上司の前では平身低頭、ヘイコラしている。その分腹の中に憎悪の念がたまりにたまる。上司の上司にでっかいカミナリまで落とされて、廊下で泣いたよ。何の涙だったのか。悔しさか、惨めさか、寂しさか、悲しさか。なんだかよく分からない。当然の報い、いつか来ると分かっていた運命と思いつつも、口惜しくてたまらなかった。なんか人生の歯車狂いっぱなし。時が取り戻せぬならこれから行く道を選び直したい。といってこの不況ニッポン。超氷河期の就職戦線。50過ぎの能無しを拾ってくれるところはゼロに近い。雇われる道がないなら自ら旗を揚げるしかない。屋台を引くか。納豆を売るか。それも一興。複雑な人間関係にはもう疲れた。うざったいものを全部バッサリ切り落として出直したいよ。昔、男ありけり。その男 身を用なき者に 思ひなして 京には あらじ 東の方に 住むべき国求めにとて 行きけり平安の昔から男はみな放浪の旅に出たいのさ。俺も新しい住むべき国を求めに行きたいが・・・、家族が重い。2年ほど前にひと悶着起こした時は女房にガッツリ泣かれたもんな。あれは辛かった。今も俺のこんな苦衷など少しも知らずにひっくり返ってテレビを見て笑い転げているのだろう。その平凡な暮らしを守ってやれるか。己の心情と家族の生活との板ばさみだ。古今東西、いつでもどこにでもあるテーマさ。くそうっ、上司さえいなくなれば・・・。わら人形でも買ってこようか。考えれば考えるほど気が腐る。一旦停止。娘は今日もバイト。寝てるかバイトという感じ。気楽だなあ。勉強はどうなってんだ。こんなんで3年後就職できるのだろうか。といって小言を聞く年でもなし。やきもきしながら見守るばかり。調子良かったFXは昨日の米失業率の悪化発表でドカンと下がり一瞬でマイナスに。これがあるから恐い。ちょうど買い増ししたばかりだった。裏目に出た。売るべきか。悩む。12月だな。喪中はがきが連日舞い込む。年賀状の季節だ。例年だったら一丁やるかとウキウキ、アイデア凝らして作るのだが、今年は気が沈んでばかりで、目出度い文面など全然書く気になれない。今年は郵便局のスタンプでも押して済まそうか。そんな年もあるさ。
2010/12/04
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北朝鮮が韓国の島にいきなり砲弾を何十発もぶち込んだ。建物は粉々にぶっ飛び、町は火の海。兵士や何の罪もない市民が何人も死に、傷を負い、家を失った。なんという暴挙!強い憤りを覚える。金王朝恐るべし。あの太っちょ野郎の腹の中は真っ黒な悪だくみで一杯に違いない。これまで北朝鮮を陰に陽に支持してきた人たちはいいかげんに目を覚ましてほしい。これが北朝鮮だ。焼け野原となった街を良く見るがいい。黒煙を上げて街が燃え上がるニュース映像を見たときは「すわ開戦か!」とドッキリした。しかし韓国も辛抱強い。お返しとばかりに何十発もこちらもぶち込んだ後はじっと我慢の子。これが日本だったらそれこそ国中逆上して蜂の巣をつついたような騒ぎになったに違いない。ある意味韓国はこうした北との小競り合い(と言うには犠牲が大きいが)に慣れているからな。やはり腹の座り具合が一枚も二枚も上なのだろう。しかし北はせっせと昼夜兼行で原爆作りに精を出してもいるようだし、緊張の糸はまだまだほぐれない。かしこに何かあれば日本もただではすまない。北沢大臣の枕の高さは如何。兵は国の大事なり。死生の地、存亡の道、察せざるべからざるなり。(孫子)今週は連休やらなんやらで上司と5日間も顔を会わせずに済み、少し精神的にリラックスできた。どうやら上司は3月の異動で動くらしい。そんなうわさがある。だとすればあと100日。100日の辛抱だ。動いてくれ、ぜひ。仕事は日々チョコチョコと進めているつもりだが、ほんとに進んでいるのかどうか実感がわかない。1人でやっているので進んでいると錯覚しているだけなのではないか、実は穴だらけで失敗必至なのではと時折不安になる。しかし精神的にグロッキー状態で、全部見直してどうこうという気力がわかない。なんかもうなるようになれという半ば自棄気味の状態。イベントは目前。「さあ殺せ!」と開き直るのみ。息子から手紙。先日17歳の誕生日を迎えたばかり。以前のようなおちゃらけた文章は影を潜め、結構きちんとしたことを書いてきた。~♪時が行けば幼い君も大人になると気づかないまま・・・。歌の文句が頭に浮かぶ。就職か進学か迷っている様子。今の高校も成績は上々だが本人は今ひとつ手ごたえというか面白みを感じていない様子。もう一回仕切りなおしたいようだ。「やりたいことをやれ」、と口ではいいながら、そこは親のこと、「あっちがいいぞ、こっちはどうだ」とついつい指図。書き振りからすると本人もほんとは今と違う道を進みたかったようだ。まだまだ若い。修正するならまだ間に合う。進学は金のかかる話で、就職してくれりゃあ親は助かるとしたものだが、ことは人生。金勘定だけで決めるべきではないだろう。正月帰ったらじっくり話してみよう。中国語検定の準1級の問題集をやってみた。半分ちょいくらいの得点。こんなんではとても受からんぞ。テストをしてみりゃすぐ分かるんだ、自分がいかに、やったつもりでふんぞりかえっているにすぎないのかが。マスかきだってことさ。弱点はいくつか明白になった。単語力が絶対的に足りない。ちょっとした言葉でも読み書きできない。ヒヤリングも大意が取れない。長文読解と作文は何とかなりそうな気がした。総合的にはまだまだ道は遠い。Long way to go.こんな、ちょっとかじったという程度では、到底仕事になんか使えない。金にならない。人前で「中国語できます」なんて恥ずかしくて言えない。勉強あるのみだ。不怕慢只怕站!西武の顔として長年活躍し、その後大リーグに移っていたあの松井稼頭央が楽天に入団!これは楽しみ。松井稼頭央と言えば打ってよし、守ってよし、走ってよしの3拍子そろった名選手。ついでに言えば顔も良いし声も良い。スタイルも良い。ほんとにスター性のあるプレイヤー。これは期待がいやがうえにも高まる。どうやら岩隈はアメリカへ行きそびれてまた楽天で星を稼いでくれそうだし、岩村と言う大砲もすえつけた。星野楽天、来年は優勝候補筆頭だぜいっ!WOW!ごひいき魁皇はご当地九州で狂い咲きの大活躍。序盤で黒星つけた後はなんと11連勝の快進撃。絶体絶命の相撲をなぜか勝ち続け、日本中を沸かせ続けた。すわ奇跡の優勝か!と色めき立ったが昨日は白鵬に「おっさん、もうええやろ。そろそろ目ぇ覚ませや」ととどめの寄り切りを食らい、ジ・エンド。さすがに優勝はもうあるまい。一瞬のはなかい夢であった。それでも久しぶりに胸のすく活躍で場所を盛り上げてくれた。古豪の存在感をたっぷりアピールした場所であった。まだまだいけまっせ!がんばれ魁皇!年末ジャンボ宝くじを買った。「続きで3枚ですか。1等と前後賞狙いですね。そういうお客さん多いんですよ。ご幸運を。」と売り子のおばさん。Aha!あっさり見透かされてしまった。そうなのさ。来たれ幸運!ドル円はじりじり下がり84円台に。うまいこと90ポイントほど浮いている。忘年会の飲み代くらいは出そうだな。こんな風にチビチビ楽しんでやってりゃ良かったよな。カッカ来てすっかりなくしてしまうよりは。
2010/11/27
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役所というのは「検査」の多いところで、毎月のように「○○検査」「○○監査」といった点検がある。国民の税金を使っているわけだからおかしなことしてないかしっかり見張るわけである。学校におけるテストのようなもので、検査を受ける側はあらぬところで検査官から「なんじゃこりゃ!」とお叱りを受けないよう、しっかり準備する。事前に自ら点検も行う。結構大変なのです。来月は同じ日に2つも検査があり、今週もその準備に忙殺された。上司がまた注意深いというか小心というか細心というか、細けえことをあれこれ準備するよう要求するのでほんっとたまらない。それも一遍に10個くらい「あれはこう」「これはこう」とペラペラまくしたてて「じゃすぐやれ」とこう来るから参る。頭も体もまったく追いつかんよ。その内訳わかんなくなって半分くらいはほったらかしになってしまう。ばれたらまた怒られるなとびくびくしながら駆け回っている。右目の下の筋肉がしょっちゅうヒクヒクひきつる。だってそれ以外にもやることたくさんあるんだもの。全部なんて到底できゃしないよ!俺はスーパーマンじゃない!最近は段々腹に据えかねることが多くなり、上司の前で絵も思わず知らず反抗的な姿勢が態度ににじみ出るようになって来た。またあちこちで上司の愚痴を漏らすようにもなってきた。陰口をたたくというのはあまり好きではないのだが、もうどうにも我慢できない。堪忍袋が破裂しそうなくらい膨らんでしまってどうしようもない。少しはガス抜かないとやってられない。おかしくなってしまいそうなのである。「もう辞めたるわい!」と思ったり「あいつを刺して俺も死のうか」とかしばしば妄想がわき起こる。3月の異動でなんとか上司と別れられないか、今はそれだけを心の頼りに耐え忍んでいる。職場の紅一点、A子さんは実に有能で性格のいい人なのです。元気がよく、明るく、活発で、ユーモアがあり、竹を割ったようなさっぱりした気性で、気配りも細やか。仕事上の知識経験も豊富で、でしゃばらず、かつ言うときは上司に向かってもはっきり言う。その辺のバランス感覚が非常に見事でいつも敬服している。そのパワフルな彼女が陰に陽にいろいろ俺をサポートしてくれるのでほんとに助かる。俺と上司の間に敢えて割って入ってくれることさえある。こういう火中にクリを拾うようなことはなかなかできることではないよ。仕事上でも精神的にも大きな支えになっている。彼女なかりせば到底今日まで持ちこたえることはできなかっただろう。ほんとにありがたいことです。感謝感謝!今週の検査も彼女のおかげでなんとか乗り切れた。あとどのくらい一緒に勤務するか分からないけど・・・・、なんちゅうか・・・・、よろしくお願いしますダ!大相撲九州場所。白鵬の連勝は63でついに止まった。殊勲の星を挙げたのは紀勢の里。立会いの攻防で横綱が半歩引いたスキを見事についてまわしを掴み、いい態勢を作る。あわてて足技などでじたばたした横綱を逆にぐいぐい追い込み、最後は見事土俵下にたたき落とした。その瞬間日本が大きくどよめいた。(たぶんモンゴルも。)見ていた俺も思わず「オウ!」と声を上げた。ニュース速報まで流れた。やはり双葉山は偉大であった。白鵬、いまだ木鶏たりえず。しかし彼はまだ若い。必ずや捲土重来の日あらん。かつ目して待つべし。楽天に大リーグで結構な活躍を見せた岩村が入団することになった。左の強打者。エ-ス岩隈が大リーグへ行くことになり、ダウンした戦力をしっかりカバーしてくれるだろう。まだまだ補強は続くらしい。来年はやりまっせ!旋風を巻き起こせ、星野楽天!アジア大会女子柔道48キロ級決勝で中国がいわゆるホームタウンデシジョンで絶対優勢、中国人以外の誰の目にも勝っていた日本の福見選手から金を掠め取った。政治力で白を黒にしてしまうお国柄。銀を金に変えるくらいお手のものか。癪にさわることだ。本人の悔しさはいかばかりか。広州の仇、ぜひロンドンで討ってほしい。尖閣諸島のビデオを流出させたという海上保安庁の職員は結局逮捕はされなかった。役人は役所をして裁かしめよ、というわけか。役所の論理の中では彼は仮借なく断罪されるであろう。またそうでなければならない。国には秩序がなければならない。彼もそれは覚悟の上での行動であったろうし、もしその覚悟がなかったとすれば彼の行為も輝きが大きくくすむことであろう。極論すれば今回の事件の核心は「国の交戦権是か非か」という点に尽きる。「主権者たる国民のみなさん、憲法を変えて中国やロシアに鉛弾をぶち込む覚悟がありますか?」ということだ。それがないなら黙っているべきだし、それがなくて騒いでいる人は野次馬に過ぎない。今の憲法下では、今回のような事件で政府ができることは限られている。自らの手を縛った(縛られた?)憲法なのだ。今回のような事件が相次ぎ、あるいは何か決定的な事件が起き、国民の意識、行動が、そして憲法が変わる日が来るかもしれない。その時こそ彼の行動は再評価の対象となるのであろう。ユダヤ人を救ったスギハラのように。NHKの「週間子どもニュース」が来月終了するそうだ。難しいテーマを分かりやすく親しみやすく解説してくれるありがたい番組だった。結構毎週楽しみに見ていたので非常に残念だ。初代のお父さん役の池上彰さんは偏りのない名解説だった。今やマスコミで引っ張りだこだもんね。2代目以降のお父さんはちょっと存在感薄かったが、まあしょうがない。伯楽は常にはあらず。それはともかく、今の世の中みんな「おかしいな」「なんでなんだ」と思う事件が多く、こうした公平で、客観的な見方、シンプルで分かりやすくかつ掘り下げた解説というものに飢えているのだと思う。とにかく番組終了はほんとに残念。ピント君さようなら。ごきげんよろしゅう。
2010/11/20
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近所に新しく焼肉屋ができ、新規開店半額サービスをやっていたので娘と行ってきた。本格焼肉が半額と言うことで押すな押すなの大盛況。1時間半も待ったぞ。(順番が来たら携帯で知らせてくれた。いいサービスだね。)焼肉食べ放題の端切れ肉と違って、分厚い、油ののった柔らかな肉で非常にうまかった。サラダバーやスイーツもあってバラエティに富んで楽しい。娘とも色々話せて良かった。たっぷり食ったので結構な値段だった。これが2倍となると、なかなか来れないかな。病院に行って7月に撮影したCTスキャンの結果を聞きに行った。聞きに行こうと思うと邪魔するように仕事が入り、3回も延期してようやく聞けた。結果は特に大したことはなかった。ちょっと血管の一部が石灰化しているというが年齢と共になるもので、急にどうこうということはないということだった。若干GTPとかコレステロールとかの数値が悪いので食生活を改善してくださいと言うことだった。7月にもそう言われて以来野菜や果物を多く摂るようにしている。今検査すれば数値も改善しているはずだ。心配ない。とにかく体は健康だ。OK、OK!この調子。健康は生きる基礎だ。重要な問題だ。つい先週も、昔一緒に仕事した人が急死した。風呂に入ろうとしてハートアタックを食らったのだという。太った人だった。歯も随分欠けていた。関係あったと思う。俺とほとんど同い年だった。大学の同級生が内臓疾患で入院、手術したと風のうわさに聞いた。彼も酒豪だった。職場のストレスにもさらされていたと言う。別の同級生は痛風だと言う。脚を引きずって歩いている。こちらも酒豪。今も豪快に飲み続けている。老後が長い現代だ。病とは無縁な健やかシルバーライフを送りたい。そのためにも日頃の生活習慣が大切だ。心がけ次第なのです。今週も冷や汗やら脂汗やらじっとりかいた一週間でした。上司とその上司と色々説明に上がらなければならず、胃の痛むことであった。肩をすぼめ、口をへの字に結んで、固い表情で、うつむき加減に、上目遣いに相手の顔色を伺いながら、嵐の吹き過ぎるのを待つ。ペコペコしながらご指導を賜る。なんかこういう一種卑屈なポーズもすっかり板についてしまったよ。こういうのが「飼い慣らされる」ということなんだろうな。「小役人 演技ばかりが うまくなり」今4つくらい仕事抱えていて、一つは12月あたままで、二つは3月末まで、一つはこの職場にいる間中続く仕事である。どれも完全にできてはいないが、こけつまろびつあえぎつなんとかかんとか回している。能力低いからいくつかを同時並行的に進めるというのは大の苦手。あっちが気になりこっちが気にかかりどうにも落ち着きません。年末はまた一つ二つ入ってくるだろうからさらに大変なことだろう。どうなることやら、ってなんだかもう自分のことのように思えなくなってきつつある。伸びきったゴムみたいに、神経が磨耗して正常に脳の回路が働かず、まともに物事に反応できなくなってきている。最近瞬間的に呆けた状態に陥ることがよくある。パニックというかあたま真っ白というか、動きがピタッと止まってしまう。何やってんのか、何やったらいいのか分からなくなるのである。多分俺の目は既に死んでいる。五合枡に一升は入らない。海保の主任さんはなぜビデオを流出させたか。流出ルートは解明されつつあるが、動機については本人の口から出ているのかいないのか情報が流れてこない。犯人をむざむざ釈放、本国送還させた政府への怒り、日頃うるさい中国への憎しみ、俺が身を捨てて秘密を暴露して全国の同僚の無念を晴らしてやるという義侠心。世間を騒がしてやろうという愉快犯的発想。一体なんなんだろう。その目的は達成されたか。逮捕するのかしないのか、判断しかねているそうだ。見逃せば、示しがつかん。振り上げたこぶしのおろし先がない滑稽さばかりが残る。逮捕されれば裁判は大注目。何を言い出すか分からないが普通に考えれば政府を喜ばすような発言は期待できない。逆に勇気ある発言で国民が大喝采ということにでもなれば、内閣にとって致命傷にもなりかねない。どうなるのかほんとに注目だ。法律上、政治上、外交上、安全保障上、様々な切り口をもつ事件であり、一口には語れない。あえて語るとすれば「政府が悪い」という一言に尽きるのか。しかし右へ行けば左から、左へ行けば右から、動かなければ左右から批判されるのが「政府」というもの。ビデオを最初から出した方が今より良い結果になっていたかどうかは分からない。(少なくとも流出事件は起きなかったけど)中国はああいう国だ。非を明らかにされ面子をつぶされたら俄然逆ギレして中国内の日本人を片っ端からとっ捕まえるような暴挙に出ないとも限らない。そのときマスコミは政府の味方をするか。「なぜ公開した!」と政府批判に回りはしないか。民主主義国では政府は弱い。いつも国民の厳しい、冷たい視線にさらされている。そういう点は多少割り引いて考えるべきじゃないのかな。「国民は自分のレベル以上の政府を持つことはできない」日本シリーズは激闘の末ロッテが優勝。シーズン3位のチームが日本一になるという「下克上」がほんとに起きた。官房長官が総理を食っているという日本を象徴するような結果であった。
2010/11/13
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子供向けの絵本ながら、日本が産んだ不朽の名作「100万回生きた猫」の作者佐野洋子さんが乳がんで亡くなられたとのニュースが今朝流れていた。1977年に発表されたこの本は絶大な人気を集め、すでに178万部を売りつくし、40年を経た今もなお、全国で読み継がれている。私も子供が小さい時に手にして読んだ。ほんとに心打たれた。最後の白いねことの別れのシーンは涙があふれて仕方なかった。いまこうして書いていても目頭が熱くなるようである。ほんとに素晴らしい作品を世に残してくれた。心配する必要は全くないとは思うが、ぜひ世々代々愛読されんことを願う。ご冥福を。さてこちらは「100万回死にたい男」。今週も上司にネチネチやられた。痛いところを衝いてくるのである。頭のいい奴にはかなわんよ。知識は豊富、口も達者。到底理屈ではかなわない。つらいのは「規則でこうなっているだろう」とこまごましたことでしつこく詰め寄られること。とにかくこれにはぐうの音も出ない。規則を作った時代背景や前提条件は年々現実とずれが生じるし、規則の解釈、運用の幅といったものもあるだろう。要するに規則を100%守らないと即首が飛ぶというわけではないのに、むやみやたらと100%を求めたがる。自分が率先して100%やりぬくというならご立派なことだと思うが、「100%やっとけ!」と言い残して自分は帰ってしまう。人、物、金、時間、全て足りない中で100%やることはほとんど不可能なのにそっちは放置だ。とにかく仕事が多い。雑用が毎日ちょこちょこちょこちょこ舞い込んで足も取られる手も取られる。本業も苦情やら会議やらが引きも切らず対応でてんてこ舞いの状態。俺だけでなく同僚も似たようなものだ。組織が崩壊しないよう支えるのが精一杯で「規則どおりに」なんぞできやしない。100%どころか50%もできりゃ上出来なのが現状だ。これを「甘え」と言わば言え。一日二日ならともかく、適当に力抜かないと長くは到底もたないのだ。日本の自殺者年間3万人の背景がそれだ。そんな事情を知ってか知らずか、「やっとけ!」と言えばたちまち全て実現すると思っている。毎日「まだできてないのか!」と叱られる。最近は寝てもさめても上司の小面憎い顔が浮かんでまとわりつく。ああ、俺もう切れかかってるな。「ちっきしょー!もう死にてー!」と思うこと毎日。「100万回死にたい男」一丁上がり!尖閣諸島のわが国領海で操業中の中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりするビデオがユーチューブに流されて一大事となっている。「中国様のご機嫌を損ねてはならじ」と国民の目から隠しに隠してきたマル秘ビデオが白昼堂々満天下にさらされたのだから政府の仰天しまいことか。周章狼狽あわてふためくばかりのその姿は滑稽な悲劇。とにかくこういう時代なんだなあと改めてネットの威力というものを感じさせられる。一個人でも全世界に政府を出し抜いて情報を発信できるのだ。野党は「情報管理がなってない!」と言うが、現代において個人のこうした情報発信を完全に不可能にしようと思えば「1984年」ばりのウルトラ監視社会を実現しなければならない。そんなことはできもしないししてほしくもない。情報漏えいの犯人探し、口封じに躍起になるのは方向違いではないのか。元を糺せば中国やロシアとどう向き合うかというわが国の外交戦略の不在に原因があるように思う。隣国におっかなびっくりだから公開すべきものを隠す、そして暴かれる、という事態が起きるのではなかろうか。今回の事件をひもとくひとつのキーワードが「義憤」である。私は投稿者は公務員だと思う。日本の公務員は基本的には清廉優秀であり、秘すべきものは命に代えても秘す、という高潔な精神を持っていると思う。例外もいるけど極く少数だ。しかしあまりにも理不尽なことが続くとその優秀さのベクトルが180度回転し、「もう黙っていられない!」と「義憤」にかられ、行動に移してしまう。行動の手段は、ある。強力な手段が。というのが私の推理。「中国様のご機嫌を損ねはしないか」と戦々恐々の仙石官房長官は「草の根分けても犯人を探し出せ」と青筋立ててゲンメイされた由。本当かな。本当だとしてもそれは中国向けのポーズに過ぎない。大体見つけてどうする。裁判にでもなれば世界中が大注目。被告に民主党批判を堂々と大々的にやられたら政権の命取りになりかねない。闇にほうむろうったってマスコミが殺到するし、電子書籍も出るだろう。世間も「お上に楯突く義憤の士」はもてはやすもの。「四十七士」は今でも人気。結局触れば触るほどやぶへびになる。返り血を浴びる。それでもやるという度胸は明々白々な犯罪者である船長を安全に本国までお届け申し上げた連中は持ち合わせていまい。投稿者の勝ちだ。息子の腰痛が回復し、また試合に出たそうだ。良かった良かった。このままだめになったらぐれちまうんじゃないかと心配してた。精力善用。友、先輩後輩と共にグラウンドを力いっぱい駆け巡れ。青春の日は短い。中国語の勉強で「中国で最も貧乏だった男のサクセスストーリー」という教材を使っている。30過ぎてから貧乏のどん底から這い上がって年商何億だかの社長になった男の自伝。中国でもベストセラーになった。易しすぎず難しすぎず、しかもいろいろいいことが書いてあって大変面白い。「一個人離成功其実併不太遠」。成功までの道のりはそう遠いものではない。「肝心なのは「行動」だ」、と説く。当然行動してすぐうまく行くとは限らない。主人公も挫折を繰り返す。がとにかく動かなければ始まらない。まかぬ種は生えぬ。まだ途中だが展開が楽しみ。だからっちゅうわけではないが、久しぶりにちょこっとだけFX賭博に掛け金を積んだ。が、たちまち裏目って丸損。どこまでも、どこまでも、ツキのないことだ。成功はやっぱり遠い!?
2010/11/06
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今週も疲れた。今週は計画やら報告やら書類提出の締め切りがいくつも重なっていた。あちこちハンコをもらって歩かねばならずその都度上司からあれこれと中身をつつかれほんとに閉口した。こちらの能力も知れているから頭のいい上司から見れば「まるでなっちょらん」のだろう。さも気持ち良さそうに、「こう書いているけどあれはどうなってるんだ」「ここは俺の言ったことと違うぞ」「あいつこんなことほんとに了解したのか」「こんな数字ありえないだろう。根拠はなんだ。」etc・・・。あげくには「○○課の担当者を呼んで説明させるか」などと空恐ろしいことまで言い出す。ほんとに時々人を人と思わないようなことを言い出すから困る。おのれはなんぼのもんじゃい!俺が上司からみんなに聞こえるような大きな声で延々やりこめられるものだから職場の雰囲気もどんより重たくなってしまう。上司がいなくなるやみな口々に「まったく、細けえことをネチネチしつこいってえの。」「やざわさんもガツンと言ってやったらいいんですよ。」「もともと上司がやるべき仕事なんですよ。それを人に押し付けといて持ってきたものにケチつけるんだからアッタマ来ますよ。」などと言って俺を慰めてくれる。こんな俺に味方になってくれてほんとありがたい、と思う半面、なんか俺のせいで上司を悪者にしてしまっているようでますます身の置き所がなくなる感じも。とにかく人間関係が大事だ。規則や理屈よりも人間関係だよ。上はともかく下っ端はそうでないとやっていけないよ。何はともあれ、出すべきものはなんとかみな出すことができて一安心。やれやれと言う感じ。週末は少し、心安く過ごせそう。今週はググッと冷え込んだ。一気に冬が来たかのようだった。軽めのコートもたちまち出番を終えて長いダウンジャケットに交代だ。手袋もはめた。布団も厚いのに変えた。石油ヒーターの出番も間近だろう。今年の冬は厳寒らしい。炎熱地獄の次は極寒地獄か。健康管理に苦労することだよ。職場ではちらほら風邪引きも出始めている。マスク姿も増えた。日曜に近所で開かれた全国規模のでっかいイベントに娘と二人で行ってきた。たまたまチケットをくれる人があったので。日本で一番有名なあの人も登場。娘はさっそく生写真撮っていた。いい思い出になった。帰ると娘が着のみ着のままでふとんかぶってごろり寝ている。結局そのまま朝まで寝ていた。朝もぞもぞと起きだし、シャワー浴びてどっかへ行った。そんなことが今週2度もあった。規則正しい生活が身上の俺からするとまったくなっちょらん。女のくせにほんとにだらしない。こんなんでは嫁に出せんぞ。一人暮らしさえさせられん。部屋はごみためかスラムになっちまうに違いない。そうじもたまにしかしないし。洗濯物もよれよれでたたみ方も雑。食器もすぐに洗わない。いろいろ気にいらんことばかりでいらいらするのだが、がみがみ言う性分でないので黙っている。もうちょっとなあ、安心して見ていられるような生活を送ってほしいよ。女房は逆に「きちんと」を絵に描いたような女で掃除も洗濯も炊事も片付けも非の打ち所なくテキパキバシッとやってのけるスーパー主婦である。のろけ贔屓目なしに。その娘がこんな有様とは全く奇妙なことだ。俺の遺伝子がよっぽど優性だったのかなあ。楽不思蜀、唐様で書く三代目、か。楽天の監督に星野仙一。三木谷オーナーが会見で「仙一で仙台一番!」とうまいことを言えば、監督も「東北を熱くするぜ!」と「燃える男」らしい頼もしいコメント。楽天ファンとして期待はいやが上にも高まる。ドラフトでは八戸大の本格左腕、塩見貴洋投手(22)を引き当てた。ぜひがんばってほしい。今年のドラフトは大豊作。ハンカチ王子こと斉藤祐樹や剛球無比の沢村拓一ら将来楽しみな選手がずらり。新人王争いが白熱しそうだ。ところで甲子園を沸かせた岩手期待の星、菊池雄星はどこへ行ってしまったんだ?オータムジャンボは3枚買って末等が1枚当たった。目出度さも中くらいなりなんとやら。年末ジャンボに期待。
2010/10/30
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忙しブリッ子していわゆる「金帰月来」をしてみた。要するに1週間家に帰らず職場で寝泊りして夜遅くまで仕事をするのである。職場と家の往復でかかる3時間を仕事に振り向けられるから少しは処理が進む、と思った。しかし慣れないせいか、残業時間が長くなった分、なんか集中力が続かずだれてしまって、ボーっとテレビ見てたり、いつもより遅く起きたりして、そんなに効果は上がらなかったようだ。生活にメリハリもなくなるし、健康的でもない。こういうのは「どうしても!」、という時にやるべきことで、慢性的、惰性的にやるようなことではないのかもしれない。でないとそのうち伸び切ったゴムみたいになってしまいそうだ。予定表では12月第1週がどうやら今年最後のヤマのようだ。これをなんとか乗り切れば年が越せそうだ。年を越せばもう3月の異動に向けてみなそわそわバタバタしはじめ、うやむやのうちにおさらばできるだろう。甘いかな。俺が出るか上司が出るか。とにかく上司と切れたい。上司も最近はさっさとよそへ移りたいなどと他の同僚にも漏らしているようだ。そうそう、去ってくれ。俺と別れてくれ。同僚が1人、とうとう、よく分からんが精神的に参ってしまったようで、どうやら入院することになった。職場のピリピリ緊張した雰囲気、不明朗な人間関係に耐えられなくなったのだと思われる。本人はすごく優秀で経験も豊か。人柄も良く、俺なんかよりよっぽど使える人なのに、なんという皮肉なことだろう。ここ一月くらいは休みがちになり、出てきてもすっかり気力が萎えている感じで、弱りきっていたもんな。時間の問題という気はしていた。現実になってしまい、参ったなあと言う感じ。とにかく彼の分の仕事を皆で分担しないといけない。これが大変。皆で、と言っても誰でもいいって訳じゃない。彼の仕事の性質上、残り5人で5等分、というわけには行かないのだ。メイン部分を引き継げるのは事実上A君1人だけ。A君はもう憤懣やる方ない。酒飲んで荒れた荒れた。「それもこれも全部上司のせいだ。ニヤニヤして「A、あとは頼むぞ」の一言で済ませやがって。上司なら彼の後任探してくるとか、全体の仕事を減らす調整とかすべきなのに何にも手を打たない。自分の仕事を人に振って自分は一体何やってやがるんだ。ああ、俺も入院してえ!」彼の憤る気持ちはほんとよく分かる。しかし慰める言葉もない。同期は「お前の上司は全然分かってない。何も感じてない。これでは次はAがつぶれるぞ。Aはもうキレかかってる」と不気味な予言。Aまでつぶれたらうちは壊滅状態になる。上司以外にはその仕事はできない。かなり危機的状況である。上司はこの絶体絶命の危機にも何も感じないのか相変わらず「あれをすぐやれ」、「これはどうなってるか大至急(上司の口癖)調べろ」と人の顔を見ればつつき回している。無事年は越せるのか。汝らの日は数えられたり。昔の職場の同窓会みたいなのに呼んでもらった。男8人集まって昔話や近況の話題に花が咲く。8人の内訳は、30過ぎの独身2人、30過ぎの新婚1人、既婚者3人、バツイチ1人、バツイチを経ての再婚者1人と、実にバラエティ豊か。たった8人集めただけでもこの調子。今の世の中がいかに複雑になっているかをまざまざと感じさせられた。バツイチ組は毎月養育費を給料の3分の1近くも払っていた。なんかなあ、ほんと悲しくなる。夫婦別れは悲しいよ。夫婦は力をあわせればそれこそ無限のパワーを発揮できるのに。バラバラになってしまってはそれも望むべくもない。子供たちにはよくよく言い聞かせたい。楽天の新監督に熱血漢の星野仙一氏が就任するそうだ。年は還暦を過ぎているが情熱はまだまだ衰えていない。気迫も実績も十分。変人監督のおかげで今年一年を無駄にした楽天にまた活を入れてよみがえらせ、来年こそぜひまた優勝争いを演じさせてほしい。昭和の囲碁界に大きな足跡を残した坂田栄男(さかたえいお)氏が昨日90歳で亡くなった。昨年の藤沢秀行に続き、「巨星堕つ」、の観あり。鋭い打ち筋から「カミソリ坂田」「シノギの坂田」等の異名をとり、全盛時は連戦連勝、タイトルを総なめしは文字通り「向かうところ敵なし」。NHK囲碁トーナメントは3連覇を含めなんと11回も優勝している。この大記録はもうおそらく破られることはないであろう。名人、本因坊、十段等々獲得タイトルは歴代2位の64。まさに「最強」と言っても過言でない稀代の名棋士であった。ただ藤沢秀行のように語り継がれる盤外のエピソードが少ないのがちょっと、物足りないと言えば物足りない。(俺が知らないだけかな?)サイト見てたらアマチュアのネット碁の大会が毎年開かれているようだ。俺みたいな者でも金さえ払えば参加できる。これは良い。こういうのを探していた。そのうちぜひ挑戦したい。俺のへぼ碁がどこまで通じるか。もはや旧聞であるが、政治社会学者の小室直樹氏が9月4日、77歳で亡くなった。氏は奇行が目立ち、世間からは奇人扱いされることもあったが、その学者としての力量は本物であり、政治や経済、歴史、社会、宗教、教育など幅広い分野で見せた鋭い観察、分析は素晴らしいものであった。私は学生の頃、氏の著書「田中角栄の呪い」を読んで衝撃的な感銘を受け、一発で大ファンになってしまった。この本との出会いは間違いなく私の人生の一つの分岐点であった。まさに蒙を啓かれた思いであった。それからは氏の既刊書を買いあさり、新刊も必ず買っては読みふけり、教養とユーモアと知性あふれる小室節に酔った。氏の著書は読みやすく、かつ本質を衝くもので、ほんと勉強になった。氏の著書を読むのは私にとって至福のひと時であった。この日記の文体もかなり氏の影響を受けていると思う。最近新刊が出なくてさびしい気がしていたが亡くなられたとはほんとに残念。もっともっと活躍していただきたかった。氏の功績に心からの敬意と感謝の意を表します。ご冥福を心からお祈りします。合掌。
2010/10/23
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昨日は昔の勤務先のOB会があった。喜び勇んでというほどではないが、去年行った時には合えた当時仲の良かった人にまた会えるかなと思って行った。懐かしい顔がそろっていて色々昔話や最近の話に花が咲き、それはそれで良かったが、一番会いたかった人が来ていなかったのは残念。2次会も一番来て欲しい人が結局来ず、これまた非常に残念。結局会いたい会いたいというのはこちらの片思いに過ぎないんだなと思って、いささかの寂しさを感じた次第。我愛国呀!誰愛我呀!今週も大失敗をやらかし、赤くなったり青くなったり、周章狼狽、右顧左眄の有様。またぞろ詳しい人の手を大きく煩わす結果に。もう何度目だろう。もう合わす顔がないよ。ひたすら情けなく精神的グロッギー状態。特に今回のは金がらみだったからな。特に罪が重いよ。これから年末でこうした来年度の予算がらみの話が多くなる。何をどうしたらスラスラことが運ぶのか皆目見当がつかず、びくびくしながらの毎日が続く。上司はさらに上の上司から厳しく叱責されたようで、ガックリ来ていた。おまけにかつて俺と一緒にした仕事で何か誤解も受けたとのことで「それは誤解だと君の方から説明しておいてくれ」とのこと。過去のことまで蒸し返され始めたらいよいよ首吊りの足引っ張り。切ないなあ。上司ももともと丈夫な方でないし、身も心もグロッギー状態と言っていい。組織の要となるべき二人がそろってこんなダウン寸前の状態でどうなるのか不安でたまらん。さあ殺せ!、と開き直ってやるしかないか。すいません!私と一緒になったことは不運と思ってあきらめて下さい!これも甘えか。珍しくベテランの同僚が声をかけて同僚だけで飲んだ。色々話を聞いて改めて彼のすごさを認識した。おれなど足元にも及ばないような様々な経験を積んできている。日頃の余裕はこうした経験に裏打ちされた自信からきているのである。感服するばかり。飲むほどに酔うほどに盛り上がったのはいいが、後輩の同僚が予算の話をし出したころから雲行きがおかしくなった。要するに「やざわさんはその立場からすれば下からの予算要求に対してもっと厳しく査定すべきだ」と言うのである。俺が下から言われるままに認めているのが勘定方(後輩がやっている)としてはたまったものではないという訳である。彼は結構その方の経験があり、かなりの修羅場もくぐってきた。だから彼にしてみれば俺のような大甘な査定は論外なのである。話は分かったが酒のせいもあり、「いや、これでいいんだ!」と強弁。向こうも引かず「先輩は甘い!」と二の矢。ああまたここから性懲りもなく酒癖の悪さを露呈してしまったのである。後輩と二人でわあわあ、わあわあ大声でバトルしてしまった。幸いベテランが仲裁に入ってすぐ収まったけどみっともないことであった。今思えばこちらの言い分は屁理屈に過ぎず、日頃自信がない部分をグッサリ突き刺されて、いわゆる「逆ギレ」したに過ぎなかった。この間のことといい、酒のトラブルが多いぞ。身内だからまだいいが、外の人とだったらただではすまない。気をつけなければ。また席上、別の後輩から「先輩は朝早く来すぎる、もっとゆっくり出勤してください」、なんて話も出た。なんかあまり早く(ほとんど毎朝1番、それも尋常でなく早い。)来ると後輩の立場がないそうだ。「ならお前がもっと早く来い!」とは言えない。俺より早く来るには始発でも間に合わないのだから。早朝出勤は、正直なところ仕事できない分せめて朝早く出勤することで仕事してるフリしましょうという「アリバイ作り」である。(あと早いと電車に座れるということもある。また朝誰もいない職場に一番乗りというのはなんとなく気分が良い。)、それもだめということになるといよいよ仕事そのものをきちんとしないといけない。逃げ道がまた一つ閉ざされ、ますます精神的に苦しくなってきた。年越せるかな。近くの出前専門の寿司屋から寿司を取って娘と食った。大幅割りチケがあり、思い切ってその店の一番高いのを頼んだ。さすがにネタも新鮮でぶ厚く、食べ応えがあった。うまかった。こういうのも一人で食っても何も面白くないものだ。娘がいるから食う気になる。交わす話はたわいなくても二人で食うとうまさも増す。家族のありがたさってやつだな。「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ 俵万智「サラダ日記}
2010/10/17
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今日は朝からさわやかないい天気だ。近くの公園で10キロのジョギングを終えて帰ってきたところだ。体調はいい。寝覚めもよかった。心はともかく体の方は健康だ。健康だけが取り得だもんな。仕事は今日は休んじまって4連休にした。Aha!仕事は半人前以下のくせに休みだけは一人前以上ににしっかり取りやがると上司は苦々しく思ってるだろうな。ターマーダ!今週は公私共に大失態をやらかした。旧友が誘ってくれて3人で、今話題の超低価格居酒屋に飲みに行った。焼酎はただだ!。気心知れた間柄、あれやこれやの話題で盛り上がる。「ストレス溜まってんだから飲め飲め!」、とあおられてよっしゃとがぶがぶやったもんだからビールだけだったのに完全に回ってしまい、最後は前後不覚。どこをどう帰ったのか分からない。翌日尋ねたら完全泥酔状態で、二人に担がれてタクシーで長距離を帰ってきたのだった。一回は電車に乗ったんだけど酔って暴れて周りの乗客に相当迷惑かけたらしい。こりゃいかんとすぐ降りたがもう歩けない状態で、タクシー乗り場までそれこそ引きずってったそうだ。なんかの弾みでズボンは脱げ落ちるわ「散々だったよ」と大笑いされた。いやいや気のいい二人が最後まで面倒見てくれたからほんと良かった。でなければ今頃は病院か交番か天国だったかもしれない。まったく申し訳ないことでした。ほんともう頭上がらんよ。一年に一回はこういう酒の失敗をやらかすんだよな。いい歳をしてまったく情けない。残業してたら上司の上司が不機嫌そうにやってきて「上司はどこだ!」と聞かれた。気圧されて答えられないでいると一言二言言い残して帰って行った。入れ違いに上司が帰ってきて次第を話すと「すぐそこにいたじゃないか!何で呼びに来ない!」とまた叱られた。上司の上司はタッチの差で帰ってしまい、上司が携帯で連絡してなにやら説明していたがどうもうまくいかなかったらしい。。さあ上司の怒るまいことか。日頃の不手際続きも当然のごとく蒸し返され、「万事なっちょらん!もっとちゃんとやれ!」とこっぴどく叱責された。いちいちごもっともで返す言葉もなくひたすら平身低頭。やれと言われたことはようやらず、やらんでいいという事を熱心にやっている。分かっちゃいるんだけどどうしてもそう動いてしまうんだよな。とことん今の仕事は向いてないよ。おまけにこれから最も大事な予算関係の調整が始まる。なぜだか俺が担当ということになっていて、上司は他の者にやらせたがっているがそれがまた拒否反応。いっちゃん頼りにならない俺にいっちゃん大事な仕事を任せなけりゃならん状態で上司のイライラは募る一方。「お前にできるのか?」と聞かれたが、「できません」とは言いにくい。俺が蹴れば後輩の誰かに回る。みな手一杯でこの上仕事を抱える余裕はない。それが分かっててどうしてこの上俺の口から「誰か他の者にやらせてくれ」なんて言えようか。大体言った所で「年長のあんたがやるしなかいんだよ」みたいな答えが返ってくるに決まっている。だったら最初から聞くな。そもそも割り当てるな。しかし事は予算。うまく取れないと来年一大事だからいずれ交代を命ぜられるのかな。どうせ交代するなら早い方がいい。後輩諸君から白い眼で見られても恥を忍んで降板を願い出るべきか。悪名確定。ここを出られたら、2度と敷居はまたげないよ。他にも調整不足とか規則不勉強とかが次々露呈しボロボロの一週間でした。日本人が今年もノーベル賞に輝いた。二人も。鈴木さんと根岸さんが化学賞受賞。久々の明るいニュース。科学離れが話題となって久しい日本だがそれへの歯止めになればと思う。科学っちゅうものは世界一でなければダメなんです!小沢氏は強制起訴されるらしい。田中角栄のロッキード事件を思い出す。最高権力者をどう裁くか。ロッキード事件はハチャメチャな暗黒裁判だったが、小沢氏のは「まっとうな」裁判となろう。どう弁明するのか白黒つけられるのか注目。大沢親分が急逝。78歳。胆嚢がん末期で手術も不能。余命いくばくもない状態でありながらそれを周囲に隠して最後まで表舞台で活躍した。「サンデー・モーニング」での張本勲氏との「喝!」「あっぱれ!」のかけあいは毎週の楽しみだった。選手、監督、解説者として長年活躍。数々のエピソード、名言直言からついた「親分」の愛称で広く親しまれた。最期はボールを握って逝ったとか。一生を直球勝負で貫いた「あっぱれ!」な野球人生。人はかくありたいもの。合掌!
2010/10/08
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今週もあわただしいうちに終わった。あまりに気ぜわしくめまぐるしく、最後は今日が何曜日だか分からなくなるほどだった。(ボケの始まりか?)とにかくドタバタしながらも少しずつイベントは消化されてゆく。質や結果はどうあれ。いわゆる「時間が解決」というやつだ。こうして「襟裳岬」よろしく訳の分からないうちに歳とって老いぼれてゆくわけですよ。あまりのドタバタのせいか同僚が「風邪」で2日休んだ。何かの兆候かと気になる。上司の腹心と思ってた人が上司に楯突いたり、職場の雰囲気がじわじわよどんできている。コピー機も壊れて業務そのものに影響が出たりした。少ない人数、少ない予算、乏しい物資、少ない時間、ない計画。そして仕事は多く、かつ増え続ける。職場というものはこんなものなのだろうか。上司は俺に向かって時々すまなそうな顔をして、君だけが頼りだよ、みたいなことを口走る。よいわんわと思うが確かに上司も大変だ。上は勝手なことをまくしたてるし回りは言うこと聞かんし下は倒れたり楯突いたり。心労も一方ならぬものがおありだと思う。俺に年相応の能力や知識、経験があればもっと周囲も動きやすくなるのだが・・・。逃げることしか考えてない。白鵬は70連勝だかして4場所連続の全勝優勝。無人の境を行くが如し。でもなんか1人断然抜きん出ていて見ててもなんかシラける。芥川賞作家でもある石原都知事の小説の「どれだけ勝つかというのはもはや勝負とは言えなかった。」という一節を思い出す。勝つか負けるか分からないところに興味関心は沸くのであっていつまでも1人勝ちしていては逆に面白みは失われる。しかしスキャンダル続きで他にこれといった人気回復の売りもない今の相撲界ではとにかく「連勝!連勝!」と力んで大騒ぎして見せるしか打つ手がない。なんだか哀れっぽい。魁皇がカド番脱出して無事大関として地元九州に帰れることは良かった。魁皇のファンだけど魁皇もよれよれだし、もし九州で負け越したら引退しちゃうんじゃないかな。大記録も達成して大きな足跡を残したことだし。余力残して去るも美し。野球は中日とソフトバンクが優勝。こちらはセパとも最後まで競り合いが続き毎日のスポーツニュースをわくわくしてみた。ごひいき楽天は今年は全然ダメ。ダントツの最下位。ブラウン監督は1年でお払い箱に。あの男は一体なんだったんだ?やたら大声挙げて怒りのパフォーマンスをするしか能のない変態野郎じゃないか。バカみたいなお騒がせばっかりしやがって、もっと勝てるチームを作れ!誰が監督になるか知らないが、来年はもっとまじめにやってもらいたいよ。中国から3人帰ってきたがまだ一人捕まったまま。明らかな「人質」である。どれほど心細い思いをしていることだろう。現代社会にあって、しかも空前の経済成長で衣食足り、礼節も知ったかと思われていた中国でこの前近代的暴挙。まだまだ中国は信頼できる相手ではなかった。短期的には中国は日本を足蹴にして気分良かったかもしれないが、「国際的信用」という無形の財産をそっくり失ったことは長期的には国益上計り知れないほど大きな損失である。いずれ思い知ることになろう。とはいえ日中は昔も今も切っても切れない間柄。あっちが困ればこっちも困る。早く目覚めてくれるのが一番なのだが。先週に引き続き、今週も大スターが世を去った。池内淳子さん。品のいい、艶のある女優だった。着物が似合う人だった。和服の演技が様になる女優は今どんどん少なくなってきているんじゃないかな。惜しいことです。あちらでは往年のハリウッドの大スター、トニー・カーチスも亡くなった。「手錠のままの脱獄」「お熱いのがお好き」。「お熱いのがお好き」はもう映画史に残る傑作中の傑作。絶対見てほしい。マリリン・モンロー、ジャック・レモン、監督は才人ビリー・ワイルダー。監督と言えばアーサー・ペンも亡くなった。「奇跡の人」「俺たちに明日はない」。どちらも映画史に輝く傑作だ。「俺たちに明日はない」は良かったな。題名が先ずいいよ。原題はただの「ボニーとクライド」。味も素っ気もない。これに「俺たちに明日はない」という邦題をつけた人は素晴らしいよ。この作品の本質をずばりと言い表している。パンチもあるし、カッコよく、魅力的な邦題だ。映画そのものも実に素晴らしい。特にラストシーンは衝撃的で忘れ難い。まさに不朽の名画である。ぜひ見てほしい。早朝割引で今日も体育館でジムトレ。ランニング装置を傾斜15度にして時速4.5キロでテレビでサンデーモーニング見ながら2時間歩く。結構汗かいたぞ。これは結構効果があるのだかこれやリ始めてから通勤時の脚が軽くなったような気がする。歩く速度も速くなった。老化は脚から。毎週負荷を徐々に上げて、腹の脂肪もスッキリ落とすぞ。しかし、仕事もろくにできないくせに健康だけは一人前というのも少々後ろめたいような気がする。みなボロボロになるくらい頑張っているのにさ。どう考えるべきなのだろうか。健やかにバリバリ仕事、というのは理想に過ぎないのだろうか。身も心も家庭もボロボロになるくらい、限界ギリギリまで、発狂、自殺寸前まで仕事せんと、仕事させんとだめなんだろうか。「給料分働け!」、なんてよく言うけど、健康は、命は、金で買えないんだから。勤労者の、ある意味日本人の美学としてはあるかも知れないけれど。俺は体が大事だよ。怠けに怠けてきた役人人生。さほど先もなし。いまさら殊勝ぶっても似合わないよ。無事是名馬さ。
2010/10/03
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やっと休めた。ここ2週間ほどはビッグイベントの準備で休日返上だった。上司は準備の細かいことをこれでもかと言うくらいしつこく問いただし、追求し、糾弾し、ほんと毎日うんざりだった。顔を見るのもいやになった。が上司も気を使いすぎてか最後には自分自身が体調不良になり病院送りに。ざまあみやがれと言う気持ちはなかったが、周囲は冷笑を持ってそのニュースを聞いていた。イベントはすったもんだはあったがまずまず成功裏に終結。多少の残務はあるが目途は立っており問題ない。とにかくほっとした。来年はもっとうまくできるだろう。もっとも来年ここの部署に居たいとは思わないが。尖閣諸島で違法操業、公務執行妨害の中国船の船長が処分保留で釈放された。日本の完敗、全面降伏。中国の圧力に屈した結果でまったくもって不愉快、腹立たしい。船長を捕まえてからと言うもの、中国は相次いて対日強硬策を打ち出し圧力をかけ続けた。経済大国軍事大国となった今、切れるカードはいくらでもある。とりあえず小手調べのつもりか在中の日本人まで罪をでっち上げて(たぶん)とっ捕まえた。無理が通れば道理は引っ込む。管内閣は周章狼狽、なすところなく、犯罪立証の動かぬ証拠(ビデオ)を握っていながらあっさり船長を釈放してしまった。あまっさえ取り調べていた検察自身が「日中関係に配慮して釈放した」などと法律家として口が裂けても言ってはならぬことを堂々と口にする。司法が「思惑」で法を運用するようになったらおしまいなのだ。そうなったが最後、裁かれるべき者は裁かれず、裁かれるべきでない者が裁かれる暗黒の社会になってしまう。あの記者会見した那覇地検の男は自分がどれほどとんでもないことをしゃべったのか分かっているのか?それをまた仙石官房長官は「釈放は司法の判断だから政府のあずかり知らぬこと」とこれまた木で鼻をくくったような態度。内心では「しめしめ、これで非難の矛先を地検に向かわせることができる」とホクホクしていたに違いない。あるいは全てのシナリオを仙石氏自身が書き、裏で指示していたのか。とにかく中国は笑いが止まらない。ちょいとにらみを利かせればこれこのざまよ。もう日本は俺様に逆らえない。日本のものは俺のもの。俺のものは俺のもの。日本鬼子、控えおろう!五星紅旗が目に入らぬか!可笑、可笑。我非常愉快!屈辱のきわみである。もとより日本外交は屈辱の連続である。相手を屈服させよとまでは言う気はない。しかし、譲れんところは譲ってはならん。譲ったが最後全部取られてしまうのだ。かつて西欧列強(日本も)が中国を食い荒らしたように、国益をずたずたにされてしまうぞ。イギリスのチェンバレン首相は「融和外交」と称してヒトラーに譲りに譲った。その結果が第2次世界大戦だ。印鑑遠からず。ここまで露骨に恐喝しといて、たとえ釈放したとしても日中関係がすぐに回復するのかどうか。中国がさらに図に乗る可能性だってある。中国は一時的には気分が良かろうが、国際的な信頼を失うことは間違いない。失った信頼は容易には取り戻せないぞ。がしかし、日本は今中国がなくては生きていけまい。中国は日本がなくても生きていけるかもしれない。信頼できない相手と付き合わざるを得ない立場はほんとに辛いものがある。クレージーキャッツの谷啓さんが亡くなった。優しい丸顔が目に浮かぶ。数々の映画やドラマに出演、名バイプレーヤーとして活躍。容貌同様の温和なイメージの役どころが多かった。市川昆の「幸福」、「釣りバカ日誌」シリーズ、何年か前の映画「ゲゲゲの鬼太郎」にも出て味のある妖怪を演じていたっけ。ところで谷啓さんの芸名はアメリカのコメディアン、「ダニー・ケイ」をもじったものだという。ダニー・ケイは素晴らしい喜劇人で傑作映画を何本も残している。ほんとに爆笑また爆笑。機会あればぜひ見てほしい。おすすめ。かと思ったら後を追ってなんと小林桂樹まで逝ってしまった。この人は名優だった。喜劇からシリアスな社会派ドラマまで何でもこなす芸達者な大ベテラン。私の大好きな映画「マルサの女」でも査察班のボス役を軽妙洒脱に演じて映画の味わいを深めていた。東宝の「社長」シリーズをはじめ「黒い画集」「名もなく貧しく美しく」「日本の一番長い日」「八甲田山」等調べてみたら250本以上の映画に出ている。日本の映画界に大きな貢献をしたスターであった。テレビでも活躍し、思い出すのは確か山田太一脚本の「それぞれの秋」。脳の病気で子供のように本音しか言えなくなる初老の男という難しい役どころをこなしていた。なじみの名優が次々世を去るのはさびしい限り。合掌。うちに帰るとネット碁を打つのが日課。なんとかまだ3段をキープしている。職場で悶々欝々として楽しまない心を解放するひととき。仕事をほったらかしにしてこんな遊んでばかりいて、という良心の声が聞こえるが、半分自暴自棄でネットの世界に逃げ込んでいる。やるべきことをやらないでいるといずれ周りに迷惑かけることになるのを知りつつ逃げ回っているというのはどういう精神か。なんかどこへ行ってもいつもそうだったなあ。上司は仕事は人に振れという。「自分でやっちゃだめなんだ。人にやらせるのが俺たちの仕事なんだ。」という。人に頼むってのに慣れてないというか、苦手だ。「他人を使う」というのはなかなかにわかにはできない。特に自分で自分はバカだと思っているからついつい、人に頼むなんて恐れ多い、という気持ちが働く。また勇気をふるって頼んでも、「何をすればいいんですか」と聞き返されると自分自身が細部をよく分かっていなくて答えに窮してしまうこともしばしば。頼まれた方も動くに動けず困ってしまう。いつもこうして味方は去ってしまうのだ。50も過ぎてるというのに、経験・知識の不足は致命的だ。ほんと情けないよ。もう消えてしまいたい気持ち。
2010/09/25
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ここ数日、気になる事件が色々報道されている。中国の漁船が日本の領海で操業し、捕まえに来た海上保安庁の船に体当たりして逃げようとしたという。船長は逮捕。当然のことなのに相も変わらず中国に及び腰のわが政府はまるでこちらが何か悪いことでもしたかのような低姿勢。中国の顔色を伺いつつのおずおずとした対応。みっともないことだ。しかし中国様のご機嫌をあまり損ねるわけには行かない。中国はハイテク産業に欠かせない重要な資源であるレア・アース(金とか銀とかプラチナとかの希少金属)を今年から日本にはもうあまり売ってやらないよと言い出している。これは痛い。非常に痛い。日本には資源がない。(食糧もない。)「売ってやらん!」と言われたらもうどうしようもない。資源さえ手に入れば日本は世界中の人々がのどから手が出るほどほしがるものをいくらでも作ることができるのだが、その肝心の資源がなければ画家が紙を奪われたようなもので万事休す。中国は明らかに不快感を示し、「そこはうちの領海だ。漁船を守るために護衛の艦船を出す」「南シナ海の海底油田の共同開発の交渉を中止する」と矢継ぎ早に強硬な対抗策を打ち出してきた。困ったな。かつて日本が置かれた国際環境を思い出す。あの時も世界は日本に段々資源を売ってくれなくなった。油も、鉄も。しまいには「ABCD包囲陣」と呼ばれるほどがっちり日本を閉じ込め、追い込んだ。お互い言い分はあったろうが、結局悲劇の大戦争になだれこむことになった。歴史は繰り返す、か?中国は今、力も金も国際的地位も手にしてその意気は天を衝かんばかり。「おのれ日本鬼子!積年のうらみ今ぞ晴らさん!」と、やおら強硬な態度に出てきたのか。ここ数十年の「日中友好」とは一体なんだったのだろう。長い休戦に過ぎなかったというのか、中国よ。そういえば日本の動物園が中国から借りていたパンダも先日亡くなったという。なにかしら象徴的なできごとである。「四方の海 みなはらからと 思ふ世に など波風の 立ちさわぐらん 」外患内憂。民主党代表選挙はいよいよクライマックス。下馬評では1点差で管リード、9回裏小沢の攻撃、と言った情勢だそうである。小沢氏必死の猛追。世論の逆風が予想以上に厳しいようで思うように支持が伸びない。「こんなはずでは・・・」と臍をかんでいるのではないか。しかし今更後には引けない。それこそありとあらゆる手練手管を駆使して残る数日を戦い抜くしかない。戦いは最後の5分間にあり。日本に限ったことではないが、ほんとに政治家らしい政治家、頼れる指導者というのはめったにいないものだ。たまにそういう人が出ても、マスコミがよってたかってあらを探してけちつけまくって引きずり降ろしてしまう。ひっきりなしに行われる世論調査がまた曲者だ。打ち出の小槌があるわけじゃなし、そんなそんな国民の気に入るようなことばかりしていられるものか。しかし人気取りもしないと長続きできない。そのバランスが取れる人は稀だ。民主主義の陥穽だよ。デモクラシーとは衆愚政治と訳すなり。検察がまたぞろ冤罪事件をやらかしたらしい。ありもしない罪をでっち上げて有能な厚生省官僚であった村木女史を牢獄にぶちこもうとした。濡れ衣ほどひどいものはないよ。「百人の罪人を逃すとも一人の無辜を罰することなかれ」という刑事訴訟の大原則はまたも踏みにじられたようである。しかも今回のはかなり悪質みたい。自白のみに頼り、その自白も検察の作文の朗読に近く、有罪の証拠はなく、無罪の証拠は無視だそうだ。捜査資料も「紛失」と来た。まさに「真昼の暗黒」。映画「それでもボクはやってない」そのままの、あるいはそれ以上の杜撰さである。ほんとにこんなことはあってはならないよ。裏に何かがあったのか。出世か、名誉か、プライドか。とにかくこういうことは絶対にあってはならない。法権力が暴走したら誰も止めることはできない。司る者には自制、忍耐が必要だ。ひと事ではない。こんなことを許したら、いつ私やあなたが無実の罪に問われるか分からないのです。「あなたは隣人について偽証してはならない」夕べ真夜中に娘が1週間の沖縄旅行から帰ってきた。長旅お疲れさん。沖縄の海は美しかったかい?
2010/09/11
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気分は少し落ち着いています。先週は死ぬのなんのと嘆きの淵におりましたが、なんとかかんとかごまかしきってしまい、一息ついた感じです。表面を糊塗しただけなので、内側で腐り続けるウミがいつか大破裂してそれこそ大騒動になるに違いない。だがそれはもう覚悟の上。とにかく今日を生きること、しのぐこと、これしか頭にありません。明日は明日の風よ吹け。Let it be.なるようになれよ。ほんと俺って鼠目寸光。目の前のことだけで精一杯。人間失格。人間の幸福感は収入630万円くらいでピークになるという記事を見た。限界効用という奴か。結局幸福感と言うものも無限ではないと言うことだ。そもそも数値で比較することは難しい。1杯100円の焼酎でも1本100万円の超高級ワインでも感じる幸せは値段ほどの開きはないと言うことです。吾唯知足。国民の収入の上限を630万に制限して、その代わりできるだけ多くの国民がそれを達成できるように国も企業も努力するようにしたらいいんじゃないかな。最大多数の最大幸福が実現する。雨が降ってきた。大粒の、本格的な雨。何十日ぶりだろう。恵みの雨、干天の慈雨。八大竜王、雨降らせたまえ。深津絵里が映画「悪人」でモントリオール国際映画祭の主演女優賞を取った。あの名作「天城越え」の田中裕子以来の快挙だそうだ。映画ファンとしてはうれしい限り。ああ、映画見たいな。もうずいぶん映画館に行ってない。寺島しのぶの「キャタピラー」も絶対見たいと思っていたのに今まだやっているんだろうか。「午前十時の映画祭」は傑作「十二人の怒れる男」を映画館で見れるほんとに稀な機会だったのにこれも結局ダメだった。忙しい、金が無い。切ない日々だぜ。けったくそ悪い!楽天が負け続けているのもけったくそ悪い。残り20試合余りの今、5位と9ゲーム差の断ドベ。一人悠々の周回遅れ。ほんとに、たまに勝つって感じだもんね。去年はあんなに盛り上がったのに寂しいことだ。ブラウンの 熱き気迫も空回り ぼやきし野村今ぞ恋しき娘はスキューバダイビングしに沖縄に行った。大学生ってええなあ。ま、エンジョイせえよ。命短し恋せよおとめ赤き唇あせぬ間に心のほのお 消えぬ間に今日はふたたび 来ぬものを素晴らしきものは全て青春のうちにあり、その後の人生は注釈に過ぎない。(ゲーテ)NHK囲碁トーナメント。今週は武宮正樹九段vs依田紀基九段という元名人同士の激突。囲碁愛好家にとっては注目の好カード。武宮ファンなのでわくわくして見たが、残念ながら依田の大石を殺しそこない、序盤の大差を逆転することはできなかった。トーナメントなので負ければそれっきり。武宮がもう出ないと思うと見る気がしなくなる。ほがらかキャラ全開で「武宮節」と呼ばれる軽妙な解説も楽しみではあるのだが。「宇宙流」とよばれるスケールの大きい打ち回しが見られないのは残念。関西棋院の坂井秀至(ひでゆき)七段が先の「碁聖戦」で初めてタイトルを獲得した。関西棋院の棋士がタイトル戦で優勝するのは実に29年ぶりだそうだ。坂井七段は京大の医学部を出たれっきとしたお医者さんなのです。それが一念発起してプロ棋士となった。もともと囲碁はべらぼうに強く、アマチュアの全国大会では子供の頃から何度も優勝。眼光鋭く、見るからに知性の塊といった風貌。プロ入りしてからも活躍が続いていたがついにタイトルを取り、囲碁の歴史にしっかりと足跡を残すに至った。医者の道を断念した甲斐があったというべきだろう。昨日もネットで5番ほど打ったがさえず、負け越し。凡才はどこまでいっても凡才か。けったくそ悪い!
2010/09/08
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昨日はショッキングな話があり、ほんとうにもう死ぬしかないと思った。できんことをやれ、やらんと周りの者を皆殺しにするというのである。己一人消え去ることもできなければ、その場に居続けることもできない。頭くらくら、足はふらついた。それでもこうして生きているわけだが期限は来週金曜日。こんな日記なんか書いてる場合じゃないのだが・・・。時が経つに連れて落ち着きを取り戻した。どうせ既に一回は死んだ身。何を今更恐れることがあろうか。100%とは言わないまでも、半分でも、1割でもやるだけやって後は天の御心のままよ。上司は今週も思いつくことを思いつくままに俺に言いつけ、俺はもうただおろおろおたおたするばかり。できたと思って持ってっても、ねちねちつつき回すし、「俺が求めてるのはこんなんじゃない!」と突っ返されたり。いやもうほとほと疲れた。はっきりと、心の疲れを感じる。今までと違う。微笑みも浮かばなくなった。こうして片付かない仕事が溜まって行くのに加えてさらに外からもあれこれ雑用が舞い込んでくるのだからたまらん。段々神経が麻痺してきたよ。木偶の坊になっていくようだ。上司のことは他の部署でも段々問題になってきているようで、先日などは会議で上司が槍玉に上がって怒号が飛び交うまでに。少ない人数、多くの仕事。団結、協力だけが頼りなのに対立だけが際立ってゆく。俺は一番の年かさなのに、無力。いたたまれない気持ち。ああ、早く転出したい。新規蒔きなおしたい。南米チリのサンホセ鉱山で落盤事故があり、33名が地下700mのシェルターに取り残されている。奇跡的に地上との連絡が取れる状態にあり、地下深くに取り残された人々の画像まで見れる。細々とながら空気、水、食料も地上から送り込める。しかし救出には3,4ヶ月かかるという。これはもうすごいことになった。地下は温度35度、湿度も高い、薄暗い。皆既に何キロも痩せてしまったそうだ。それでも優れたリーダーがいるようで、みな奇蹟の生還を信じ、協力し合って助けを待っている。人間の尊厳、素晴らしさ、気高さを目の当たりにし、もうただただ頭が下がる思い。それにしてもなんというドラマチックな構図か。もし本当に全員救出されたら21世紀の奇蹟として、輝かしい人間讃歌として、永久に語り継がれるだろう。世界中が固唾を呑んでこの救出劇に注目している。まるでライブの「タイタニック」だ。「サンホセ鉱山」の名は必ずや映画の題名となって世界に知られることになろう。彼らのことを考えれば俺の悩みなどちっぽけなものだ。俺は陽の光を存分に浴びることができるじゃないか。サンホセを思って頑張ろう。映画と言えば遅ればせながら「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」を見た。「ロード・・」3部作の完結編。2003年のアカデミー賞で作品、監督その他ノミネート11部門全てで受賞すると言う歴史的な快挙を成し遂げた超大作。見る方も随分と期待して見たのだが・・・。がっかり。全く面白くない。一体この映画の何がいいのだろう。イントロも詰まらない、本編もさっぱり、エンディングもだれている。アカデミー賞ではなくてラズベリー賞の間違いかと思って調べたほどだ。見た人も多いと思うんだけど、ほんとにこの映画面白かったかい?どこか感動する場面があったか?(以下ネタばれ)負けそうになった正義の味方がお化けの力を借りて9回裏大逆転なんて、あんな陳腐なご都合主義のストーリーなら俺だって書けるわ。やたら巨人、怪人、怪獣が出てくるが、筋的にはなんの意味も無く、鬼面人を驚かすだけのハッタリB級映画だと思うな、私は。「スター・ウォーズ」や「ターミネーター2」のパクリはするし、3時間もの長尺は飽き飽きするばかりだった。暇つぶしでももう一回見たいとは全然思わない。こんな子供だまし映画が作品賞とは、よほどその年の映画界は不作だったに違いない。アカデミー賞はたまにこういう「功労賞」的な授賞があるからな。株で言う「だまし」である。アカデミー賞受賞となれば世界中の人が見るのだ。選ぶ人はその重責を自覚して、もっとちゃんとした、万人が見て良かったと思える上質の映画を選んでほしいと思う。民主党代表選挙(=首相選挙)は小沢一郎VS管直人のガチンコ対決となった。渦中の小沢氏はついにルビコン河を渡った。もう後戻りはできない。日本の明日を決める大決戦の火蓋が切って落とされた。「政治家となったからにはたとえ一日でもいいから首相になりたい!」平々凡々な政治家政治屋でさえそう思うのがあたりまえ。まして政界実力ナンバーワンと自他共に認める男であればなおさらのこと。世論や検察が何を言おうがわめこうが、とにかく今回のこの党内選挙で勝ちさえすれば長年あこがれてやまなかった首相になれるのだ。次の総選挙で民主が勝てる保証は無い。Now or Never!やるっきゃない!批判は百も承知。「三日天下」かもしれない。しかし俺より下らない無能な連中だって幾人も、首相として歴史に名だけはしっかり刻んでいる。どうして実力政界一のこの俺様がなってはならんということがあろうか。いくら「影の実力者」、「闇将軍」と畏れられ、君臨しても、首相になれなければ結局は人々に忘れ去られる運命。だが逆に、たとえ一日でも首相になれば、「小沢一郎」の名は永久に日本の歴史に刻まれるのだ。悪名だろうとなんだろうとかまうものか。米内光正や西園寺公望が何をしたかを誰が覚えているだろう。名さえ残れば本望だ。苦労に苦労を重ねてここまで来て、黙って有象無象の陣笠連中と共に忘却のかなたに消えてしまうわけには断じていかん!若輩管直人恐るるに足らず。俺は立つ!俺は勝つ!今ぞ野望果たさん!かくて賽は投げられたり。息子から手紙が来た。字が大人びてきた。文章はまだちょっとおかしなところあるけど、うれしいね。家書万金!
2010/08/28
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夕べは、疲れていたにもかかわらずビールと水割り飲んでネット碁を打った。その前の夜も打ってボロ負けしたので今日こそはと思ったのだが、今日の相手も強くて結局負け越し。また持ち点をじわり減らしてしまった。なかなか思うように勝ち星は上がらない。胸突き八丁。夏休み明けて一週間。毎日薄氷を踏む思い。いくつも懸案事項が待ち受けていて、いつドカンと破綻のクレバスに落っこちるか分からない。上司はなんでもないようなことでも話のリズムが合わないとすぐテンションが上がって眉間に深いしわ寄せて、かん高い声で「そうじゃない!」「違いますよ!」とこっちをやっつけにかかる。ほんと疲れる。もっと穏やかにおおらかに鷹揚にできないものか。とはいえ上司もしんどい。上の部署も下の部署も無責任、怠慢、非協力的なことがしばしばあり、もたもたしてるとすぐケツ拭かされる羽目になる。とてもそう悠長に構えているわけにはいかない。自然何につけ攻撃的な性格になってしまうのだろう。結局すまじきものは宮仕えってことだ。3月の人事調整が始まっており、上司は「君にはもう半年くらいいてもらうかも」と恐ろしいことを言う。明日にでも出て行きたい気持ちなのに視界がぐんにゃりゆがむようだよ。「次はどこへ出たい?」と言うので改めて考えてみるともうあと4年そこそこだし、今更大した望みも無い。こんな無能無芸なぼんくらでも引き受けて下さるならどこへでもありがたく、という気持ち。と言っても経歴からおのずと道筋は限定される。ろくなキャリアが無いし、あまり生活環境変えたくないというわがままもこれありで、可能な行き先は2つか3つ。この中ならどこでもいい、3月ぜひ出たい。なんとか出たい。なんかなあ、いつもこうして逃げ出すことばかり考えているな。結局天職を手にできなかったということだ。No way out!一:世の中で一番 楽しく立派な事は 一生を貫く仕事を持つことである。(福沢諭吉)来月また大きなイベントがあり(ああ、何度この言葉を繰り返しただろう。役所の仕事はエンドレスなのである)、その準備に追われている。これは際立って重要なイベントでしっかりやらなければならない。部署を挙げて総力戦で臨んでいる。これに加えいくつか懸案事項を抱えており、まだまだ気の休まる暇はなさそうだわ。時限爆弾を抱えて眠っているような気持ち。正月休みまであとどのくらいだろう。長男に毎日、新聞記事をコピペしてメールで送っている。ろくに本を読まない奴だからこのまま社会へ出たら苦労するぞ。せめて新聞だけでも読めよ、ということで始めた。社会に出るんだという自覚を持つきっかけになればと思う。高卒も就職難。フリーターやら引きこもりやらのニュースを見聞きするたびに不安が沸き起こる。心配でならないよ。献血結果が届いて、コレステロールが前回の要注意から大きく改善して標準値に戻った。最近野菜を多く食べるようにしているからその成果かな。この調子で血糖値の上がりにくい体を作りたい。毎日食べている梅干が切れた。通販で5キロも買って、その量の多さに、食べきれるかなと思っていたが、9ヶ月で見事に食べきった。梅干はいい。暑いときは特にいい。常温でも腐らないのもいい。日本が生んだ素晴らしい食材のひとつである。さっそくまた5キロ通販で申し込んだ。5000円とすごく安い。おすすめ。梅干の通販ページhttp://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E6%A2%85%E5%B9%B2/-/ニュースでは今年これまでに熱中症で病院に担ぎ込まれた人は3万人に上るそうだ。新たな国民病となるのだろうか。貧乏で電気代が払えずエアコンのない部屋で熱中症で死んでいた人もいたそうな。一体いつの時代の話かと耳を疑うよ。都会は夜になっても暑いからな。ほんとたまらんよ。とはいえ当たり前だが少しずつ涼しくなっては来ている。確実に。8月ももう終わりだもの。階前の梧葉はすでに秋声。
2010/08/21
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楽しい夏休みも今日でおしまい。あああ、とぼやいても愚痴っても何にもならない。仕事は山積みのままさ。ま、1週間食っちゃ寝で羽根伸ばせたことを感謝しよう。もっぱらビデオざんまい。気になってた作品を見溜めした。ビデオ屋は旧作1本80円。これは安いわ。「下妻物語」(2004年)メチャクチャ面白かった。見事な映像と個性的なキャラクターが織り成す傑作青春映画。ロリータ(深田恭子)一筋の浮世離れした女の子と、暴走レディースのコテコテヤンキー娘(土屋アンナ)の出会いと友情。笑い満載ちょっぴりホロロンで抜群に面白い。お勧め度100%!ぜひ見てほしい。「Allways 三丁目の夕日」(2005年)2005年の映画賞を総なめにした大ヒット作。2007年には2も公開。昭和33年、東京タワー建築中のその時代、下町に生きる人々の哀歓が数々のエピソードと共に描かれる。時代背景がちょうど俺の子供時代と重なっていて「俺もこうだった」「うちもこうだった」という感じで非常に懐かしく見た。テレビとか、万年筆とか、指輪とか、心温まるエピソードの数々に涙した。子役がまたうまい。堀北真希もほっぺた真っ赤にしてほんと可愛い。東北弁も良かった。昔はほんとに人々もおおらかで、明るく、温かかったな。地域社会に血が通っていた。夢があった。希望があった。数字に表れない「豊かさ」があったよな。「美しい夏キリシマ」(2003年)名匠黒木和男監督のいわゆる「戦争レクイエム3部作」の2本目の作品。戦争末期の宮崎県霧島の村人の生活をさまざまなエピソードでつづる。登場人物がみなそれぞれ直接間接に戦争の傷跡をしょって生きている。それは戦争が終わったからといって癒されるものでなく、戦争で傷つき、斃れていった友、家族への、癒されることのない申し訳なさ、すまなさのようなものに根ざしている。どこへも持って行きようのない負い目にある者は村を去り、ある者は自棄的行動に出る。静かな反戦映画。おりしも今日は8月15日、終戦の日。「殺人の追憶」(2003年)韓国映画。韓国映画は日本映画よりもシャープで骨太で見ごたえがあるような気がして、そう沢山は見てないけれど結構好きです。これは同年韓国で大ヒットした超話題作。猟奇的連続殺人犯を追う刑事たち。だがもう一歩のところでどうしても確証がつかめない。つのるいらだち、焦燥。あざ笑うかのように繰り返される犯行。全編緊迫感に満ち、最後まで目が離せない。好きだなあこういうの。すばらしいレビューがあったので紹介。関心ある人はぜひこちらを。http://www.geocities.jp/shinsuke_0126/tuioku.html人様のレビューはよく見る。素人でもその鋭いコメントに目を開かれることもしばしばある。自分も映画のよしあしを的確に語れるようになりたいと思う。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(2000年)同年のカンヌ映画祭グランプリに輝く名作。見よう見ようと思ってて10年も経っちまった。まことに光陰は矢のごとし。遺伝のために失明間近の主人公(人気女性歌手ビョーク)は子供にも遺伝が現れる前に手術を受けさせようと夜勤、内職までして貯金に励む。彼女の唯一の楽しみは音楽。自らもミュージカルに出たいと練習に励む。そんなけなげな母親にとんだ災難が降りかかり、悲劇的な結末を迎える。ほとんど目が見えない彼女が想像の世界で歌い踊るシーンはミュージカル仕立てになっていて、彼女のその時々の心の内をダイナミックに表現する。子供のためにあえて身をなげうつ母親の姿が胸を打つ。大スター、カトリーヌ・ドヌーヴやアカデミー賞俳優のジョエル・グレイが出ているのもうれしい。私の娘の友だちは「この映画を見て進路を決めました」という。一本の映画が人生を変えることもあるのです。たかが映画、されど映画。「踊る大捜査線2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(2003年)あまりにもくだらない映画でもうコメントする気にもならない。この軽薄いかれポンチ映画が実写映画史上最高の興行収入(173億円)をたたき出したというのだから、宣伝の力は恐ろしい。この夏には性懲りも無く3が公開されるそうである。頭に来たから絶対見ません。宮古の「浄土が浜」に初めて行った。県内はもとより全国的にも知られた景勝地。期待通りの美しい海岸で白砂の浜べに豪快な奇岩巨岩の島々。まさに「極楽浄土」を思わせるすばらしい景色でした。遊覧船に乗るとたくさんのウミネコがえさを求めて「ニャーニャー」鳴きながら船を追いかけてくる。バッサバッサと羽根を打ち鳴らして目の前を飛び交う姿がダイナミックで非常に良かったです。海鮮丼を味わい、取れたてのウニなど買って帰路に着く。が、あにはからんや、たまたま台風が来ていて宮古と盛岡をつなぐ山田線はあえなく途中で運行停止。JRが用意したタクシーで盛岡まで送ってもらった。ローカル線ならではのエピソード。盆で両親の墓参り。兄弟たちにも会ったよ。最近の高齢者行方不明事件で何十年も親子音信不通なんて話がよく報じられているけれども、悲しいね。家族たるもの年に一度はこうして顔を合わせて健勝を喜び合いたいものです。実家の弟から、今春、親族がまた一人脳梗塞で亡くなったと聞かされた。俺の結婚式にも来てもらった。もうこうなるといつ誰と永の別れになるか分かったものではないな。歳々年々人同じからず。
2010/08/15
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久しぶりに岩手よりお送りしております。最後の一週間もすったもんだ。相変わらず「あれはどうなっとる、これはすぐやっとけ、大至急これを何とかしろ!」みたいな上司の波状攻撃に翻弄されまくった。「ハイ、ハイ」とやったような白っぱくれたような対応で逃げ切ってしまった。変なところだけうまくなってしまったよ。もういい。とにかく束の間の平和だ。田舎も暑い。冷房もよう効かんで扇風機でふうふう。夜はもうなんも掛けんで寝てる。スイカやらとうもろこしやら季節の幸は豊かでうまい。存分にふるさとの味覚を味わう。息子の進路指導。この間腰をやってしまってあわや手術かと気をもんだが、だいぶ良くなったようで特に生活には支障もなく一安心。寝てばかりいてちっとも勉強しないので説教がてら進路指導。大学に行かんと言っていたと思ったが、自分が結構クラスで成績いいのに気を良くしたか、絶対行かんというわけじゃないとかなんとか段々色気が出てきた。私立大学はどこも火の車でちょっと成績がよければどこでもほとんど無試験で入れてくれるようだ。向こうにしてみればとにかく来てきちんと金さえ払ってくれれば誰でもいいわけだから極端な話入学試験なんかどうでも良いのかもしれない。だから大学という話もあるのかもね。少し話しが複雑になってきたよ。高校の同級生は卒業後すぐ就職して通信制で大学を卒業した。なかなかできるこっちゃない。頭のいい努力家のあいつだったからこそできたこと。ほんと尊敬している。息子もそんな道を歩んでくれたらありがたいが。とにかく入社試験とかは秋口から始まるわけだから実質的にあと一年そこそこ。多少成績は良いものの、生活はだらけてるし、まともな文章もかけるのか怪しい。時事にもうとい。首相の名も知らない。なんぼなんでももうちょっとちゃんとしないと雇ってくれないぞ。だらだら11時間も寝るのをやめて、一日に何時間でも社会に出るための勉強をしたらどうだ、と切々と語って聞かせた。多少感じたところあったか次の日は早く起きて何かやってたようだ。ぜひ習慣化してほしい。一年続ければだいぶ違うさ。夏休みは中国の古典「紅楼夢」を原文で読むぞと張り切っていた。原文といっても中国の子供向けのダイジェスト版だから歯が立たんことはあるまいと高をくくっていたが、いざ読み始めたら全然だめ。部分的に分かる文章はあるものの、全体に何がどうなっているのかさっぱり頭に入ってこない。一回全訳を読んだので大まかなストーリーはぼんやりと頭に入ってはいるが、今がそれのどの場面なのかがすーっと入ってこない。「狐とブドウ」じゃないけど大体そもそも「紅楼夢」はそんなに血沸き肉踊るようなエキサイティングな物語じゃないんだよな。詩文の良し悪しをあれこれ論じあうような場面が多くてなんかよく分からない。実感として「面白い!」と思えない。中国人の子供はこの堅苦しい小難しい物語を夢中になって読むというのだろうか。だとしたらもう俺の中国語は絶望的なまでにレベルが低いということになる。仮にも30年近くもこつこつやってきたというのに現地の子童(こわらべ)のレベルにさえ及ばないのだ。観念してもう読むのはやめた。わけ分からん物語に四苦八苦するより「聴く中国語」でもおさらいしていたほうがましだ。貴重な「お休み」なんだから。「お休み」の定番はやっぱり映画。週末「トゥームレイダー」に「剣岳 点の記」と話題作が続けてテレビ放映されて両方見た。面白かったな。「トゥームレイダー」は今や大女優のアンジェリーナ・ジョリーのヒット作。2も作られた。お話は荒唐無稽、支離滅裂、なんでもありの正真正銘のB級映画だけど、とにかくアンジーがメチャクチャカッコよく、それだけですべてが許されてしまう。エキゾチックな顔立ち、グラマラスなボディ、セクシーで、キュートで、クールで、ワイルドで、柳眉を吊り上げてマシンガンをぶっ放して敵を片っ端からなぎ倒す姿は見ているだけでへなへなとなってしまう。両腿に拳銃を引っさげ、サングラス掛けて長い髪をなびかせてジャングルをバギーで爆走する姿はもはや神々しくさえある。とにかくカッコいい。アイ・ラブ。アンジ-!先日は日本に最新作「ソルト」の宣伝に来た。ぜひ見に行きたいねえ。「剣岳」は昨年ときました。公開されるや絶賛の嵐を呼び、数々の賞に輝いたヒット作。期待して見たが人気は伊達じゃなかった。明治の時代に日本地図最後の空白を埋めるため、命を掛けて前人未到の剣岳に挑んだ男たちの物語。男の意気地、気骨、魂が伝わってきた。いい映画でした。ライバルたちと固い絆を結ぶラストシーンが非常に感動的。ジンと来ました。息を呑むばかりの大自然の美しさ、大自然の猛威も必見。特に雲海に沈む真っ赤な夕日には心底感動した。日本でもあんなダイナミックな美しい景色を見ることができるのだ。俺も山に登りたくなった。ほんとに。甲子園、岩手代表一関学院は、残念ながら石川県代表遊学館高校に11-0で敗れ、初戦突破ならず。途中まで互角の勝負だったのに6回、緊張の糸が切れたか急に守備がガタガタになり、そこをポカスカ打たれてたちまち勝負が決まってしまった。あいもとはずるずる、好き放題にやられて大差で完敗。なかなか毎年旋風を、って訳には行かないなあ。県勢の来年の活躍に期待!
2010/08/09
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同僚で、大変世話になった人が突然退職した。まだ定年まで5年もある。そんな話はこれまで全く知らず、聞いた時はびっくり仰天。何があったのか。「子供もみな就職して一人立ちしたので、・・・もういいかな、と思って」。確かに、組織全般の状況から見れば彼のキャリアではおそらくもうこれ以上の出世は望めず、あとは似たような部署をもう一つ二つ回って終わり、ということになるだろう。「・・・もういいかな」という気持ちは自分も似たような境遇なのでほんとによく分かる。 勤続30数年。公務員のありがたさで、退職金が出る。家のローンは心配ない。再就職についてはつてがあって地元の大手不動産に決まったそうだ。生活費は夫婦二人分だけあればいいのだから給料ガッパリ下がっても問題ないという。 全くうらやましい。子供とローンと再就職。みな一辺にけりがつくのであれば俺も明日にでも後に続きたいという気持ち。 とにかくすごく世話になった。重要な場面で何回も助けてもらった。指導力と包容力のある人で、経験も豊か。頭もいい。朗らかで温かい人柄。スラッとした長身、ハンサム、魅力ある低音の声。ああ、もっといっしょに仕事したかった。今年はこれからいくつも重要なイベントが控えており、彼の助けなしでやらねばならないと思うとほんとに気が重い。 しかたがない。会者定離の世の中。またいつか、どこかで。Adieu l'ami! 田舎の息子から突然の電話。「お母さんが倒れて救急車で病院に運ばれた!」 WOW!びっくり仰天!「何故だ!」と聞いてもどうも要領を得ない。交通事故とか事故ではないらしい。やきもきしながら次報を待つ。やがて本人から疲れ切ったような声で連絡があり、立ちくらみだったという。とりあえず落ち着いて家にも戻ったということでまずは一安心。「・・・ったく。脅かすなよ!」、って感じ。 またメールがあって、流行りの「熱射病」だったという。う~ん、日に当たってひっくりかえるようなヤワな玉ではなかったはずだが・・・。やはり年か。俺も50ならあいつも50だ。むしろそういうはっきりした原因があるならまだいい。実は何か別の病魔に冒されてはいやしないか心配である。 いずれにせよこれからはさらにさらに健康に気を配って生活してもらわないと。定年後は海外に雄飛しようという夢が、家での介護に変わってしまったらたまらんぞ。 早速、ってわけじゃないが病院に行って精密検査を受けてきた。先日の検査で見つかった怪しい点が「シロ」となりますように。もっと怪しくなったりして。病院は「病人製造工場」だからな。 病気になりそうな原因の上司は今週も「絶好調」で連日射ちまくられた。隣に座っていると何を言い出されるか分からんのでほんと落ち着かない。無言のプレッシャーが重苦しくてたまらんのでなんのかんのと理屈をつけては部屋を出て社内をさまよい歩く。出もしないのに何回もトイレに立ったり。我ながら哀れな話だ。 逃げ回っても仕事そのものが消えてなくなるわけではないので、結局は捕まって「あれ頼む」「これを大至急」と命ぜられるのがオチ。一応「ハイ、ハイ」と平身低頭で引き受けるような格好はするが、実際には「んなこといちいちやってられるか!」みたいなこまごました中身も多く、結局はやったような顔をしてうやむやのうちに誤魔化してしまう。悪い癖がついてしまった。自己防衛機能だ。 向こうも命じたことを忘れてしまうことも少なくない。実際その程度のことなのだ。そのまま忘却のかなたに消えてくれればいいが、何かの拍子に思い出したりはせんかといつもびくびく、戦々恐々。 上司は優秀だからいろいろためになる話もしてくれるのだが、猫に小判つうか、こっちのキャパを越えた中身が多くて半分くらいは何を言っているのか分からない。それをまた「はあ、はあ、なるほど」などと分かった顔して聞いている俺って一体・・・(マルちゃん風)。 次の異動では絶対出て行きたいが、こんなノンキャリ低能男は行くところがない。引き受け手がない。思い余ってまた先輩にこっそり相談しに行ったが、先輩自身も身の振り方に苦労しているようで、とても人の面倒まで見ていられない風。先輩のような輝かしいキャリアの持ち主でさえ苦労するのであれば俺のようなノンキャリはもはや論外。誰も鼻も引っ掛けまい。ますます落ち込んでしまった。 娘が家でぶらぶらしている。「試験中だから授業がない」という。大学生はほんとお気楽だな。たまに勉強している、って感じで、家にいるほとんどの時間を寝っころがってケータイ見たり、PC叩いたり。そのまま電気つけたまま朝まで眠り込んでることもしばしば。若者には時間がありすぎ、時間の大切さがどうしても分からない。少年易老学難成。 俺もあまり人のことは言えないけどさ。壮年也易老学難成。今週は中国語の勉強そっちのけでネット碁ばかり打ってた。先週目出度くサイト内で3段に昇段。やれうれしや。それにいつもは上がった途端に負けが混んでまたすぐ2段に陥落するのだが、今回はそのまま5連勝と調子がよい。これまでは2段と3段の間を行ったり来たりだったがいよいよ3段定着か。目指すはサイト内5段! 映画「眺めのいい部屋」を見た。英国映画らしい伝統美と上品さ、優雅さ、そしてユーモア。1986年のオスカーを「プラトーン」と争って脚色賞など3部門を受賞。確かにせりふは味わいがありました。佳作。
2010/07/31
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上司は基本的に、理の人、性悪説の人であり、「規則通りにやっている者が最後には勝つ」という信念をお持ちのようだ。私は頭が悪いこともあり、基本的に情の人、どっちかというと性善説、「規則よりも人間関係を大事にした方が物事はうまくいく」と考えがちの人間である。甘え、甘やかし、その場しのぎのなあなあで物事を片付けようとする方である。結果向こうは出世し、こちらはヒラのペイペイだ。だからといってどうして今更生き方は変えられようか。50年もこれで通してきたんだもの。ということはこの上司の下にいるかぎり艱難辛苦の日々が続くと言うことだ。そんなのもうやってられん、と俺にしては珍しく人事の画策、というほどのことでもないけど懇意の先輩に相談したりした。次の人事は3月、なんとかこの上司から離れたい。今の部署から出たい。今の仕事は全く俺に向いてない。気苦労ばかりでちっとも面白くない。役所で大きなイベントがあり、俺も手伝いに狩り出された。炎天下、大汗をかきながら外で一日ひっきりなしに訪れる来客の案内などをした。食事の時間もろくになく、足が棒になるくらい歩き回って疲れに疲れたが、不思議と充実感、爽快感があった。やっぱ俺は肉体労働者が向いているんだな。次の人事は3月。非異動不可!大ボスは交代することになった。次に来るのはなんと同期の出世頭である。剛毅豪胆な男。修羅場を何度もくぐった、誰もが一目置く猛者である。人事は最後は彼が握る。吉と出るか凶と出るか。南無三!暑い毎日だった。冷房の効いた部屋から外へ出るとドライヤーのような熱風が吹き荒れ、まさに天国と地獄。37度とか8度とか、「列島燃ゆ」、の観あり。水の事故、あるいは家の中にいてさえ熱中症で亡くなる人が相次ぐ。「これはもはや災害です!」とNHKのアナウンサーが叫んでいた。この暑い中、役所に冷房の効きが悪い部屋があり、そこで働く人はもう大変。暑さで体調を崩す人も。細かい集中力を要する仕事だというのにこれでは一向にはかどらない。「なんとかしてくれ!」と詰め寄られ、八方手を尽くしてみたが、そこが役所と言うか、予算がないとかなんとかで体よくあしらわれてしまい、打つ手がない。悲しかった。8月に一人増えることになったが、部署のパソコンが壊れたままでずっと放置されていて、(それは俺の責任なのだが)来る人のパソコンがない状態。さあ困った。こんなこと何カ月も前から分かっていたことなのに全く気にも留めなかった。ほんとに鈍い。俺に目はついているのか。とにかくこれも早く何とかしないといけない。といってどうすればいいのか分からない。誰に聞けばいいのだろう。一事が万事こんな調子で、いつか俺の無能のせいでとんでもない事態を引き起こすんじゃないかと、あるいは既に何かが手遅れになりつつあるんじゃないかと、いつも不安におびえている。政府の調査では日本の引きこもり人口は70万人だそうだが俺も遠からず仲間入りかも。畜生!さあ殺せ!娘の友達が家に来て泊まってった。高校の同級生でクラブも同じ。某国立大学で福祉関係を勉強中だそうだ。友達がいるというのはいいことだ。親としても安心するよ。ずっと仲良くやってほしい。「聴く中国語」という月刊誌には中国ドラマのDVDがついている。字幕付き。これはすごくいいな。本国のドラマなのでほんとに今現地で話されている「生きた」言葉遣いが学べる。ストーリーも面白いし、場面と言葉がつながるので覚えやすいように思う。後は記憶力の問題だが・・・。話す速度も場面によってゆっくりだったり速かったり色々で中級者には易しすぎず難しすぎず、ちょうど良い。速い所はほんとにほんの一瞬「ワニャワニャッ」と聞こえるだけで、いくら耳を凝らしても字幕のように言っているとは聞き分けられない。結局ネイティブも無意識のうちに「この状況でのこんなふうな音は大体こう言っているのだろう」という感じでやってるんじゃないのかな。会話でいちいち相手の言葉を一字一字正確に聞き取っているとは信じられない。それとも勉強していけば究極的にはそこまでいけるのだろうか。Long way to go!映画「老人と海」をDVDで見る。1958年というからこれまた半世紀年以上前の作品。何年か前に原作のヘミングウェイの小説を原文で読んで以来、いつか見たいと思っていた。大海原を舞台にした小船に乗った老人と船をもしのぐ巨魚との息詰まる対決は神話の世界のようで見ごたえがあった。出てくる巨大カジキは当然ながら実写で、身をくねらせて水上を飛び跳ね暴れ回る姿は迫力があった。血と汗にまみれて闘う老人(名優スペンサー・トレイシー)が死闘のさなかに ”A man is not made for defeat・・・”とつぶやく。「人は負けるようにできちゃいねえんじゃ!」このセリフは原文の中でも特に印象に残った一文であった。ちなみにこの後は”A man can be destroyed but not defeated." 「たとえ殺されたって、負けはしねえんじゃ!」と続く。 書き手の意気地が伝わってくるようである。大海原の夕日とか波打ち際とか星空とか絵のような美しいシーンも多く、ぜひ多くの方に見てほしいと思う。監督は「大脱走」「荒野の七人」等を撮ったジョン・スタージェス。今日も炎天だが、走ろう。汗にまみれて息も絶え絶えに走ろう。
2010/07/24
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今週も終わりました。前半は人間ドックに入っていた。もう50。知らず知らずガタが溜まる年齢だ。案の定結構悪い数値が出た。予想以上に悪い。もっと健康だと思っていたが無念。科学の目はごまかせない。口から尻からカメラの管を通して消化器を徹底調査。見つかったポリープはその場でちょん切った。血圧なんかは立派なもんだったが血糖値が基準値を大きく越えていて非常に問題。すい臓もへたっているとのこと。特に大酒飲むわけでもないのに変だな。お医者さんの指導では「とにかく野菜を沢山食え、肉よりは魚を食え、ご飯やパンを食いすぎるな、もっと運動しろ」、とのこと。できるだけ指導に沿うように頑張ろう。病気の老後はまっぴら御免だ。オヤジも糖尿病で最後は筋肉が腐ったり、目が見えなくなったり、大手術したり悲惨だった。糖尿病は遺伝性もあるらしいから人一倍気をつけんといかんということだ。早速一駅歩くことにした。行き帰りで計1時間歩く勘定だ。夏本番。日差しの中歩くのはしんどいがやむをえん。休みの今日も公園を10キロ、2時間かけてトロトロ走った。とにかく運動して血中の糖を消費しなければならない。別のお医者さんにも言われた。「健康診断の数値が悪いと再就職の大きな妨げになりますよ。どこの会社が病人予備軍を雇ってくれるものですか。まだ間に合います。生活を改めて定年までに健康な体を作るよう頑張ってください。」非常に感銘を受けた。胸にしみるお話でした。その通りだ。第2の人生に賭けている俺としてはスムーズなスタートが切れるように健康体を作り上げなければならない。週後半はトラブル続きでてんてこまい。飯も食えない日もあった。しかし何があっても上司は強気だ。権利意識が過剰と思われるほど強い。転んでもただでは起きない。こっちはできるだけ何もせず、相手にはできるだけ何でもやらせようとする。「絶対に俺はだまされんぞ、取るもんは取るぞ、損しないぞ」という気持ちが露骨で全体にぎすぎすピリピリした雰囲気をいつも漂わせている。何言い出すか分からなくて側にいると落ち着かない。なにかというとすぐ俺に「あっちにこれをやれと言え」「向こうにこれを約束させろ」と来るから非常に困る。「いくらなんでもそんな無茶なこと言えませんよ」というのが本音だが、小心者でつい「はいはい」などと答えてしまう。それでもう間に挟まって玉虫色の解決に持ち込むのに常に四苦八苦している。ほんとにこの役目はいやだ。つくづくいやだ。人事異動の時期で、飲み会も多くなる。呼ばれて行った。上司は抜き。ここがミソ。気の置けないヒラ同士が集まっての本音トークだ。もっぱら人事話。次は誰がどこへ行くとか俺はここへ行きたいとか、今度来る奴はああだこうだ、こないだ出たあの人は今こうしているとかいろいろ情報が聞けて面白く、有意義だった。俺はこうした人事話にものすごくうとく、苦手だ。いつも皆に知れ渡った後の後に「ああ、実はそうなのか」とやっと知るのが常。ほんと人事話はだめ。だから今回のような機会はほんとありがたい。少しは部内の事情、構図がつかめた。いわゆるノミニケーション、大事だね。お互いに酔うて醜態、腹の底をさらしあうことで、生まれる絆、信頼。やっぱ職場は人間関係だ。人縁頂要緊!参院選は結局民主が過半数割れしてまたしても「ねじれ国会」となった。ねじれ国会は運営が難しい。法案も通りにくい。野党は「是々非々で」なんて口では言うが実際には「衆院の仇を参院で」というのが本音であろう。そもそも与党内だってまとまっていない状態で管内閣、どこまでもつか。消費税論議も前途があやふやで、金はない、払いは多いという日本の財政破綻は改善の見通しがない。おまけに最近円高基調。7ヶ月ぶりの1ドル86円台。景気回復の兆しもむなしく消滅してしまうのか。じわじわと真綿で首を絞めるように日本経済が追い詰められてゆく。今日のギリシャは明日の日本か。子供の就職が心配だよ。長男は腰が悪くなって手術しようかどうかと言う瀬戸際。腰の手術はリハビリが長期わたるし、万一失敗したときは取り返しがつかない(車椅子生活!?)のであんまり気が進まない。なんとか自然に回復せんものか。人一倍でかいガタイしているのにこんなことになるなんて。まったくついてない。娘は今日も朝からバイト。金を稼ぐ味を覚えたな。この強烈な魅力に打ち勝ってじっと机に向かう時間を増やせるか。増やせなければ夢はけしてかなえられまい。長い目で見ればしっかり勉強した方が結局就職に有利だと思う。バイトで多少稼いだところで正社員になれなかったら話にならない。多少名の通った私大だから選り好みしなければどっかに就職できるとは思うが・・・。楽観かな。夢をかなえるのに必要な知識技能を身に着けるには時間がかかるのだ。まして凡才ならなおさら。分かっているか、娘よ。DVDで小栗監督の「死の棘」(岸部一徳、松坂慶子)とルキノ・ビスコンティ監督の「山猫」(バート・ランカスター、アラン・ドロン)を見た。「死の棘」は20年前、「山猫」に至っては60年前の映画だ。しかし「山猫」は不朽の名作であり今年のカンヌ映画祭でも上映された。年老いたアラン・ドロンも登場し健在振りをアピールしたという。「山猫」は最近は「映像の世界遺産」と賞賛されているらしい。確かに後半延々続く豪華絢爛な舞踏会のシーンはおそらく2度と、少なくとも実写では撮ることはできまい。「死の棘」はカンヌ映画祭のグランプリにも輝いた作品であるが、全体に暗い物語で主人公の熱演(共にその年のキネ旬の主演賞)を除けばなんかよう分からんかった。演劇界に不滅の足跡を残してつかこうへい逝く。舞台は見たことないが、映画「蒲田行進曲」は見てボロボロ泣いた。鍛え、育て上げた名優数知れず。黒木メイサを発掘したのは慧眼。今や存在感たっぷりの大スターだ。一度黒木メイサの「飛龍伝」を氏の演出で見たかった。明日ありと思う心のなんとやら、か。
2010/07/17
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今週も終わりましたね。休みが来るとほんとほっとしますよ。今週はすっかり雑用係で、流しの詰まりから便所掃除まで色々やりました。同期でいまだに便所掃除しているのは俺くらいなものだろうな。ま、これもキリギリスの運命。悟りは既に開かれております。大相撲はとうとうNHKの放送もなくなってしまいました。毎度楽しみにしていたのにほんとに残念。名古屋場所は賜杯もなければ総理大臣杯もなんもないということで、さびしい限り。テレビに流れないとなれば懸賞をかける企業もおるまいから力士の収入もまた激減。観客の足も遠のくだろうし。新弟子は一人とか。大相撲に明日はない?ほんとにこのまま滅びてしまうのだろうか。魁皇の活躍が見たいよ。明日は参院選挙ですね。実はもう先週投票してしまいました。いつも早めに済ませてしまうのです。何が起きるか分からんからね。支持政党も早くから決まってたし、何も投票日まで引っ張ることはない。新聞報道では民主連立与党は過半数割れの模様。自民も健闘、新政党も大健闘、といった感じだそうです。管内閣発足直後は小沢離れが受けて支持率高かったがたちまち40%程度に落ちてしまった。首相の消費税に対する姿勢がブレているのが主因とか。消費税論議はしなきゃならんと思うけどね。小沢さんとか反対して民主は消費税については分裂状態。この重要極まりない政治問題に対して民主はガチンコで話し合っている様子がない。議員全員一堂に会して「消費税如何!」と喧々囂々侃侃諤諤の議論をやらかしてみたらどうなんだ。「民主主義の要訣は、率直で、力を込めた、討論である。」(マーガレット・サッチャー)結論出なければ多数決。「党の方針はこれだ!」と堂々と旗を揚げたらよい。そもそもが主義主張の異なる議員の寄り合い所帯。分裂が恐くて仕方ない。結局なんかやるようなやらんような「モヤッ」とした結論しか出ない。頼りないなあといつも思う。少し中国語をまじめにやろうと単語集やら故事成語集やら月刊誌やらを買い揃えた。計画なければ夢も幻。5カ年計画を立てたぞ。毎週、毎日の計画も立ててみた。仕事とメシ風呂睡眠を除く1日8時間勉強だ!生活を見直してみたら結構そのくらいの時間があることが分かった。50年間、なんと時間を無駄にしてきたことだろう。へぼな碁や、馬鹿なFXに血道をあげたこの数年。今何が残っているというのだろう。空になった財布と目じりのしわ。腹の脂肪。やっぱまじめに勉強するに如くはなし。こんな馬鹿でも一日8時間もやれば上達するだろう。ドル円と違って上達すればそう簡単には下がらない。「汝、おのが宝は天に積め」(マタイ福音書19節)でもほんとうは仕事をちゃんとしなきゃダメなんだろうね。結局仕事が面白くない、やる気がしないから勉強という「趣味」の世界に逃げ込んでいるわけです。子供には声を大にして言いたいよ。好きなこと、夢中になれることを仕事にしろと。貧乏がなんだ。結婚がなんだ。仕事に没頭することさえできれば夕べに死すとも可なり。生き生きと生きよ。それでこそ人生だ。サッカーはオランダvsスペイン。中世大航海時代を思わせるような顔合わせだな。どうなるでしょうか。タコのパウル君によればスペインの勝ちだそうだが・・・。試合よりもパウル君の行く末に興味が引かれるよ。預言者は非業の死を遂げるものだという。シーシェパードはタコは助けないのか。
2010/07/10
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今週は今年前半のハイライトであり、本当に大変でした。3つくらいの仕事を同時並行的に進めなければならず、メモリ過少の私はあれを忘れこれを取り違えみたいな場面が多々あって冷汗三斗の毎日でした。上司からはあれはどうなっとるこれはどうすると矢の催促でその対応に追われまくった。とにかく上司は頭が良いので実に細かいところまで気が付き、それへの処置をどんどん俺に命ずるからもう気の休まる暇がない。次に何を言い出すかと座っていても戦々恐々の毎日でした。そんなこんなしているうちにそれぞれのイベントも本番を向かえ、結局まあこけつまろびつ、ドタバタながらではあったが、なんとかやり終えた。若干の後始末はあるけれども、とにかく山は越えたと言う感じ。ぐったりです。備えあれば憂いなしと言うけれど、結局備えなきまま泥縄でやっているからこんなに苦労したんだと思う。今年どういうイベントがあるかはもう年度頭初に決まっているわけだから、もうちょっとあらかじめ用意ができたのではないかと思う。今回のドタバタで反省すべきはやるつもりがなかったのに結局やる羽目になったということである。人間余計な仕事は抱えたくない。まして役人ならなおさら。だからついつい「それは俺の仕事じゃない」と逃げてしまう。しかしでは誰がやるのか。そこがあいまいになる。今回も直前まで、いや当日実施中の中にあっても結局誰が最終責任者なのかあいまいだった。なんとなく関係部署が呉越同舟、阿吽の呼吸でやり遂げたという感じだった。結果論かもしれないけれど、結局最初から「俺がやる!」と手を挙げてしっかり時間かけて着々準備を進めていればこんなドタバタしなくて済んだのではないかと思う。逃げよう逃げようとして結局仕事に捕まってしまった時ほど悲惨なことはないよ。しかもケツふかされるのは結局俺みたいな下っ端なんだからな。最後まで逃げ切れないなら最初から引き受けて欲しい。無駄にした時間は取り返せないからだ。そうした、洞察力というか大局観が上に立つものには必要だ。上司があまりに何度も性急に俺にガミガミ言うもんだから同僚が義憤を感じて「○長、もういいっすよ!俺がやりますから!」と憤りをこめて上司に叫んだ。日ごろ義侠心に厚い人である。上司もぐっと詰まった。ああ俺が能無しなばかりに職場の人間関係までおかしくしている。上にも下にもすまない気持ちで一杯だ。職場は結局団結力、組織力である。人は石垣、人は城。一人一人はみなそれぞれ優秀だ。そのベクトルをどう一つの方向に向けてゆくか。人間そういう一体感を持ちながら仕事したいものです。ほんとうは俺のような立場の人間が上司と皆の接着剤にならなければならないのだが、自分のことさえままならない有様で全然その役目は果たせていない。上には物が言えず、下の声も聞いてやれない。むしろこんな風に離反の種をまいている始末。まったく面目ない。サッカーは頑張ったけどPK戦でパラグアイに破れた。惜しかったな。もう1勝してほしかったが夢は次回にお預けだ。「倒れれば倒れるほど、より強くなってよみがえる。」(オビ・ワン・ケノービ)。今回の日本の活躍はサッカー界におけるアジアの存在感を高めたと思う。意義深い戦いぶりであった。特にデンマーク戦の3点目は素晴らしかった。あの得点シーンは一生忘れない。DVDで映画を見た。俺はクラシックが好きだ。ヘンリー・フォンダ、キャサリン・ヘップバーン主演の「黄昏」(81年)と「34丁目の奇蹟」(47年)を見た。「黄昏」は湖畔での休暇を過ごす老夫婦の物語。もう高齢でお互い死を意識せずにはいられない。意識しているけれどもそれを回りに知られたくない、いや知ってほしいという相反する感情が日常生活の中で交錯する。「老い」と「死」という人間避けることのできない現実を静かな中にも緊張感を持って描いている。皆老いるわけだし、自分が老いた時のために見ておくといいと思う。「34丁目の奇蹟」は有名な作品で一度見たいと思っていた。自分はサンタクロースだと主張する老人が、義憤から取った無茶な行動がもとで司法の場に引き出されてしまう。彼の主張は司法にどう判断されるのか。利他の心の素晴らしさ、無形のものを信じる心の豊かさを歌い上げる一作。映画はもう70年も前のものだが人間の心はあまり変わっていない。現実にばかりに目を向け、押しつぶされ、金また金の殺伐たる日常。愛、夢、思いやり、形なきものの中に幸せがあるのだと作り手はメッセージを送りたかったのではないか。劇中の「クリスマスは「日」ではない。「気持ち」が大事なんだ」というセリフが印象に残る。娘とまた居酒屋で飲む。フライトアテンダンス、いわゆるスッチーになりたいという。航空業界は日航に象徴されるように低迷の一途であり、かつての花形産業の面影は微塵もない。各社とも人員削減の嵐であり、フライトアテンダンスへの道は非常に厳しい。それでもあこがれる人は後を絶たないらしく、「競争率は今や100倍にも達する」と娘が言う。で怖気づいて断念するのかと思いきや娘はやる気満々らしい。「4か国語話せるようになればかなり有利だ」などと言う。その意気ごみ、チャレンジ精神は若者らしくて素晴らしいと思う。しかし何十年もしこしこやってきて1か国語もマスターできない俺に言わせれば3年で4か国語のマスターなんてそれこそ奇蹟にしか思えない。本気かいな。今日も今日とて朝からバイトに行っちまうし。一体いつ勉強してるんだか。計画なき夢は実現できない。卒業の日は決まっている。「いついつまでになになにを」というしっかりした計画と実行がなければ結局夢は夢で終わってしまう。娘よ、分かっているか。父のわだちを踏むな。息子への贈り物を秋葉原で買った。店にあふれんばかりの若者たち。ほとんど男。棚や壁には見目麗しい少女のキャラクター。家に帰れば彼らはあの美少女たちを思い通りにできるのだ。現実逃避の姿が透けて見える。若者のエネルギーが家の中で自家消費される。寒々しさが漂う。アニメは今や「日本の文化」と賞されるが、そう手放しで喜んでいていいのか。銃や麻薬は紛れもなく「アメリカの文化」である。「文化」だって負の面がつきまとうのである。
2010/07/03
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6月24日は国民的歌手美空ひばりの命日。NHK歌謡コンサートでは森進一、小林幸子ら当代一流歌手が美空ひばりの代表曲を代わる代わる歌ったが、あれだけの歌手が束になってかかっても到底美空ひばりのあの超絶した歌唱力にはかなわなかった。改めてその偉大さを思う。翌25日は世界を震撼させた朝鮮戦争勃発の日。そして世界を魅了したMJの命日。前者を忘れる日は来ても後者を忘れる日は来ないだろう。今週は重要イベントが連日続き、非常に大変だった。「準備はどうなってる!」「あれをすぐ確認しろ!」「結果をすぐまとめろ!」と上司が次から次へと指示を出す。あたふたとあちこちかけ回りながら「キャパ低いんだからもう少し手加減してよ」と泣きたい気分。どうにも手が回らずとうとう二日連続泊りがけ。二日連続と言うのは入社以来初めて。泊まったってそうはかどるわけではないが(そもそも何をどうしたらいいのか分からん仕事も多くて)、家に帰るのも落ち着かず結局そうなった。精神的にすごく不安定になった。こめかみのあたりが常にピクピクしていた。そんな中でも同僚が見かねてずいぶん手助けしてくれた。優しいなあ。ありがたいなあ。仏様に見えるよ。この間同僚の苦境を見てみぬ振りした自分と比べてなんと言う違いだろう。申し訳ない気持ちで一杯。上司はほんと口が達者。だれかが揶揄して「詐欺師だ」と言ったがピッタリだ。難しい仕事を「ほら、ここをこうすれば、ほら、簡単だろ。これだけだよ。じゃ頼んだよ。明日までに仕上げてね。(!)」とペラペラッと説明して次々回りの人間に振ってゆく。説明自体は筋が通っている(とにかく頭はいい)ので反論のしようもない。しかし言うは易く行なうは難しなのであって、実際にそんなすらすらことが運ぶわけがない。自分自身の範囲のことならともかくほとんどは相手のいる話だ。相手だって忙しい。こっちの都合だけで回りが思うように動いてくれるわけがない。(上司はどうも動くと思い込んでいるフシがある)ましてやすぐになんて。結局机上の空論、紙上談兵であって、地に足が着いていない。とにかく振られた方は災難だ。上司と相手の間に挟まり、時間もなく、にっちもさっちも行かない。進退窮まって相手の事情を上司に説明すると「そんなことは許されない!ありえない!やれと言え!」と来る。「ありえない!」ったって相手が現にそう言っているのにどうしろというのか。誰だってあなたの奴隷じゃない!最高に頭に来たのは部署の一つの懸案である○○について上司が、ふらりとやってきたさらに上の上司Bから「○○はどうなってる?誰が担当してるんだ?」と質問された時のことだ。上司即座に「やざわさんです。」と言ってのけた。開いた口がふさがらないとはまさにことこと。『そんな馬鹿な・・・』。心底たまげた。○○については俺自身も早く何とかしなければと思って以前「こうしたらいかがでしょう」などと進言したことがあったが「それは本来俺たちの仕事じゃない。隣(の部署)がやる話だからお前は手を出すな。」と逆にとがめられしぶしぶ放置しておいたのだった。それを今になって・・・。しかも○○まであと数日。おまけに今は別の△△の仕事で猫の手も借りたいほどの忙しさ。「だから言ったじゃないですか!!」とどんなに叫びたかったことか。上司Bがいなくなるとまた上司は早速俺に向かって「ほら、ここをこうすれば、ほら、簡単だろ。これだけだよ。じゃ頼んだよ。明日までに仕上げてね。(!)」。馬鹿野郎!そんなに簡単にいくなら誰がここまで苦労するものか!人の貴重な時間を全部パーにしておきながら残りわずかな時間で全部仕上げろと平気で言うこの面の皮の厚さ、酷薄さ。侘びの一つもない。有能な酷吏。完全に裏切られた。悪い上司に当たったもんだ。くそっ・・・。悔しい・・・。腹が立つ・・・。紙ファイルを思い切り床に叩きつけた。上司はきっと内心思っているだろう。「まったくこれっぱかりのことさえさっさと片付けられないんだから。できの悪い部下を持つと苦労するよ。」書いてても怒りと悲しみがぶり返す。といって家族にも言えないし。沈黙するのもあまりにしゃくだ。最近「明日のことを思いわずらうな」という聖書の言葉を心の中で繰り返しつぶやいている。「こんなことで明日は一体どうなってしまうのだろう」と考え出すと、悪いことばかりがつぎつぎ頭に浮かんできてその想像だけでもう押しつぶされそうになる。足がすくむ。今週なんとか耐えられたのは明日のことを考えまいと努めた結果だ。「迷わず行けよ。行けばわかるさ。」(一休禅師)ともつぶやき続けた。この追い詰められたような日々の中でこの言葉はほんとうに心にしみる。行くしかないなら行くしかない。あとはなるようになればよい。失敗かもしれんし、人に迷惑かけるのかも知らん。案外何とかなるのかもしれない。どうなるかは行けば分かるのだ。命まで取られるわけじゃない。不十分だろうがやるだけはやった。あとはなるようになれ。そう開き直れば心も落ち着く。実際すったもんだはあったがなんとか一週間切り抜けた。「迷わず行けよ、行けばわかるさ。」岡田監督だってW杯開幕まではぼろくそに言われ続けた。しかし今はどうだ。日本は見事に1次リーグを突破したではないか。今は神様仏様岡田様だ。世態炎涼。開幕前、選手たちも、監督自身も悩み、不安に陥り、自信を失い、明日のことを思い煩っていたに違いない。彼らもきっとどこかで「行けばわかるさ!」と開き直ったに違いない。よい結果が出て本当に良かった。あと1週間。7月に入れば少し楽になると思う。6月は仕事が詰まりすぎだった。明日のことを考えずに日々がんばっていこう。日々是好日。Tomorrow is another day.突然HPの更新ができなくなった。ご迷惑をおかけしています。誰かのいたずらのようだ。悪い奴がいるなあ。手間隙かけてこんな弱小サイトをいじめるなよ。
2010/06/26
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大変な一週間だったなあ。公私共に辛く、厳しいことが色々ありました。職場で、ある大仕事を、「振り屋」の上司が急に俺に振ってくれたものだからもうてんてこ舞いになった。ある程度知ってはいたが直接携わったことはなく、何をどうしたらいいのかよく分からん。見よう見まね、読んだり聞いたりでなんとか準備を進め、最後は、えい、ままよ、とやっつけた。案の定上司からは「何だこのざまは。まるでなってない!」と2時間以上(!)お叱りを戴く羽目に。平身低頭、垂頭喪気、無精打采。ひたすら小さくなっていた。みじめ。泣きたい気分。来週さらに第2幕が控えている。今度こそ用意周到、準備万端整えて、と行きたい所だがまだまだ調整不足で週末だと言うのになお不安材料をいくつも抱えている。まさに重き荷を背負いて地雷原を行くが如し。ほんとにこれからの10日間、緊迫の度は一気に高まる。重要なイベントがポンポンといくつか相次いで予定されていて、しかも準備は明らかに不十分。さらに準備の要として頼るべき人物がこれまたやんごとなき用事で不在がちになり、その間俺が代行しなければならない。最後は中央のお偉いさんたちの来訪、接待まで控えている。冷汗三斗、提心吊担、逃げ出したくなるような日々があと10日続く。もつか。上司を悪く言っているようだが、優秀な人なのだ。赫々足る経歴。頭も切れるし、ユーモアもある。決断力もある。しかし理が先に立ちがちで、遠慮会釈なく鋭角に切り込むようなところがあり、人の恨みを買いやすい、敵を作りやすいタイプでもある。毀誉褒貶相半ばする人だが俺はそう嫌いではない。「たのむぜ、やざわ君」「頼りにしてるよ」などとぽろりと弱音を吐くようなところもあり、なんとなくうまく取り込まれてしまった感じ。A-ha!去年一緒に仕事して共に苦労を舐めた「戦友」の同僚が今仕事過多で苦しんでいる。「やざわさん助けてよ!」と真顔で言われたが、こっちも人助けの余裕がない。「いっしょにやったじゃないですか!」と詰め寄られて返す言葉もなく非常に辛かった。書く余裕はないがこの件に関係してまたちょっとしたトラブルが発生し、上司と共に火消しに行ったりもした。この件はまだ尾を引いている。うまく収まってほしい。収まったとしても俺としては窮地に陥った戦友をわが身可愛さに見捨てた形で、もう顔を合わせられない感じ。一生苦い思い出として残るだろう。Haaaaa・・・・。件の碁仇は来週沖縄に発つ。一時は飛ぶ取り落とす勢いの資産家であり、沖縄にもいい住まいを整えられたようだ。記念にと特注の碁盤をプレゼントしてくれた。分厚い乾いた音のするいい盤で、買えば相当な値段だろう。まったく恐れ多いことである。感謝感激。碁の方は5勝5敗だった。たやすく全勝と目論んでいたのに打つ手が全然おかしくて序盤は連敗。酒が入って相手の疲れが出てからようやく勝ち始めどうにか五分に戻せた。なんとも情けない。さっぱり強くなっていないわ。とほほ。沖縄か。職場の先輩にも「定年後は沖縄へ」と考えている人がいて、結構な人気だ。人間年を取ると暖かいところへ行きたくなるものらしい。アメリカでも年寄りは暖かい、陽光うららかなフロリダへ移り住むらしいし。俺もふるさとの雪国での老後はちょっと気が進まないでいる。暖かい南の島で老後を送れたらいいな。先立つものはないけどさ。例のFXスーパーロボット君は全然ダメで、たちまち4連敗。バカくさくなってすぐやめた。かといって人間様はもっとダメで、これまた連戦連敗。残り少ない元手をさらに半分失ってしまった。もうほんとにダメだ。おしまいだ。みななくなってしまった。儲けよう儲けようとジタバタしたけど結局全部ムダだった。ひたすら時間と金を浪費したに過ぎなかった。胴元を儲けさせただけだった。度し難い痴れ者よ。ザッツ・オール。ジ・エンド。さらばFX。と死んだふり。捲土重来の日はあらん。サッカーは見事カメルーンを破って今日オランダ戦。勝ってぜひ予選を突破して欲しい。景気も悪く、なにかと暗い日本に明るい光をともして欲しい。大相撲が野球賭博でガタガタになっている。人気力士が相次いで関わりを白状し、来場所の開催さえも危ぶまれる危機的状況。どうなる?賭け事の何が悪い、とギャンブラーの端くれのはしくれの俺としては開き直りたい気分である。どっちが勝つかに賭けて一儲けをたくらむ。こんなのは人間の本能だ。ギャーギャー騒ぐほどのことか?公金をつぎ込んだとでも言うならともかく。まあ暴力団がからむとなると話は別だ。連中を儲けさせてはならない。別に仲間内でやればどうってことなかったんじゃないの?なんで暴力団に他のまにゃならんのだろう。サッカーくじがあるのなら野球くじも作ればいい。個別の試合からセパどちらが勝ち越すかとか今日はホームランが出るかとかいくらでもバリエーションはある。いわゆるブックメーカーだ。カジノだって早く公認したらいい。国民総背番号制にして一人当たりの年間のチップ購入上限額を決めればいい。そうすればバクチで身を滅ぼすこともなかろう。所得税でも住民税でもなんでも稼いだチップでその場で支払えるようにしたらいい。現金で払うよりもちょっと割引してやるのさ。チップで買えば家でも車でも税金を少し負けてやる。そうすれば皆カジノに押し寄せ、財布の口を開くだろう。どんな形にせよ消費が増えれば景気も良くなる。税収も上がるし一石二鳥だ。全国各地に作れば雇用も増えるし、周辺も潤う。いいことづくめだ。ぜひ実現して欲しい。どうだ、管さん。
2010/06/19
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今朝はとてもよい天気だ。梅雨の季節だが飛び越して夏が来たかのようです。鳩山首相は非難轟々たる中、小沢幹事長を道連れに退陣。これが意外な好評で続く管「奇兵隊」内閣は支持率60%超と上々の滑り出し。とにかくハトロッカーはひどかったからなあ。内外に害悪を撒き散らして恬として恥じない唾棄すべき男だった。管首相ははるかにましなように見える。おまけに社民党という病巣も摘出した。一時は「鳩撃ち」で復活の兆しを見せた自民党だがこれでまた分からなくなった。参院選も決まり、どうやら形勢逆転のムードである。楽天は交流戦好調で、随分勝ち星を稼いだ。新外国人の「楽天のモハメド・アリ」(すごく似てる!)ことルイーズの豪快なホームランが目を引いた。ぜひ後半もこの勢いを維持して頑張ってほしい。監督がノムさんからブラウンに代わってちょっと気持ちが離れていたが、また試合見に行こうかな。楽天VS西武・雄星をぜひ見てみたい。どっちを応援していいか困っちまうけど。娘は女房の血を引いて料理に熱心である。俺の分は気にせんでいいから自分の分はしっかり作って食えと言ってある。大学の友達の中には食生活が乱れていて食ったり食わなかったり、食っても栄養バランスが取れていなかったりという人もいるそうだ。授業中に貧血だか栄養失調だかで倒れたりする人もいるという。食事は大切だ。人は物を食うことによって生きていられる。体は食事を反映する。健康な体は健全な食生活によって作られる。料理はまた極めて優れたコミュニケーションツールである。仲良くなれば一緒にメシを食うものだ。手料理のもてなしは時に三ツ星レストランにも勝る。「俺のメシを炊いてくれないかな」は古来定番のプロポーズ。亭主や子供にうまいメシを作れるよう、腕を磨けよ。10年来の碁仇が長年の構想を実現し、沖縄に移住すると言う。ちょこちょこ聞いてはいたが東京にどっかり根を下ろしているので話半分に聞いていたのだった。もう高齢者の仲間入り。すでに子供も片がつき己の人生を悔いなきものとするために思い切って実行することにしたのだろう。決断を賞賛すると同時にもはや会うこともままならぬかと思うとさびしい限り。本当に好敵手。奇手名手、名局珍局の数々が思い出される。良い碁仇はなかなか得られない。高級な盤と石をお持ちでそれで打つとえも言われぬ快感にひたれたものである。やらなんやら悲喜こもごもの感があるがまずはなによりご多幸をお祈りしたい。仕事はじわじわと真綿で首を絞められるような感じがしてきた。次々と新しい仕事、課題が部署に持ち込まれる(押し付けられる)。どれも難問で能なしの俺にはなにがなにやらちんぷんかんぷん。振り屋の上司が同僚に次々と指示していくが同僚も既に飽和状態青息吐息。まさに首吊りの足引っ張りに他ならない。人は限られているが仕事は無限、時間は制限。極めて厳しい状況。針はすでにレッドゾーンを深く指し示している。俺がもうちょっと年相応の能力があればと思うがしょせんごまめの歯軋り。いやな予感がするなあ。既に自分自身そのちんぷんかんぷんの仕事を命じられ迷惑と知りつつ人に聞きまくってなんとかしようとあがいている。例えるならば防波堤があちこち破れて足元にひたひたと水が押し寄せているのに自分の目の前の崩れそうな土嚢を押さえる手を放せないという状態。まさに時期は梅雨。川の水かさはますます増えるであろう。全面決壊間近か。部のトップが替わるとのうわさ。後任はなんと同期の選抜組だという。同期も出世する奴はしてるからなあ。面影が浮かぶ。こわもての容貌と剛毅一途な性格。決断と実行の人。ブルドーザー。もうひとつ、優秀な同僚は他の地方へ転勤するらしい。大幅な戦力ダウン必至。ますます明日は見えなくなった。俺たちに明日はない?「明日のことを思い煩うな。」(ルカ福音書)それどころじゃないんだけどワールドカップが始まったな。日本は14日カメルーンと初戦を戦う。下馬評は散々だけど、雄雄しく戦ってほしい。
2010/06/12
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左足の水虫がどうやら治まったかと思ったら右足にうつってしまった。まったくいやんなっちまう。梅雨も近いし。ラグビーやってる息子が東京の方まで遠征してくるというので多摩川の方まで見に行った。時間があったので多摩川のほとりをぶらぶら散策。グラウンドがいくつもあり、高校生や少年らが盛んに野球の練習をしていた。他にもサッカーしたり、ゴルフ打ちっぱなししたり、陽光うららかな中みなさん健やかに汗を流しておられた。ゴルフの打ちっぱなしは見ていて爽快だ。「グワシッ!」と打ったゴルフボールは弾丸のごとく青空に舞い上がりはるかかなたへ消えてゆく。昔一度だけやったことがあるけどなかなか当たらんし、当たっても飛ばない、飛んでもひん曲がるといった調子で難しいなあという印象だけが残っている。ゴルフ場であんなにかっ飛ばしたらほんとにやめられん快感だろうね。娘がスキューバダイビングをやりたいから金貸してくれと言う。「よこせ」と言わんだけ立派だ。用具一式とライセンス取るのまで含めて30万だと。また贅沢な趣味に走りやがったもんだ。買っただけじゃ意味ないからあちこちの海に行くことになるんだろう。旅費、宿泊費、食費、飲み代。誰が出すんだよ!あげくにおぼれて死んじまったら目も当てられん。が、ま、やりたきゃやるさ。俺は辛い親だからな。借金はきっちり返済してもらうぜ。大相撲夏場所、ごひいきの大関・魁皇が琴欧州を破って1000勝を達成した。名横綱・千代の富士に継ぐ史上2人目の快挙。怪我だらけ、傷だらけのぼろぼろの体にも関わらず、コツコツ星を積み上げて22年。若い頃からファンだった。相手を引っつかんでぶん投げる豪快な取り口はほんとに魅力的で相撲放送が楽しみだった。大相撲、今はほんとに外人に席巻されて見る影もなく、興味も前ほどは沸かなくなったけれど魁皇の相撲だけはとチャンネルを回す。ベテランもベテラン、超ベテラン。遠からず最後の日が来るだろうが、どうか最後まで渾身の相撲を取り続けて欲しい。がんばれ、魁皇!5年ぶりに免許更新に行って来た。車も持ってないし乗ることもない完全ペーパードライバーだから無事故無違反。「模範的」ゴールドカードである。講習はなんでもないが視力だけが心配だった。近頃とみに視力の衰えを感じていたのでいよいよ「メガネ付き」免許かと半ば覚悟していた。メガネはきらいでどうしてもかけたくない。ええい、ままよと検査では見えんものも見えるがごとくはったりかまして答えてたらすんなりパス。ほっとした。しかし見えんものは見えん。車はあまり運転しない方がいいだろうな。年よりは橙色のカエデマーク、身障者は緑色のクローバーマーク。そのうち両方つけて乗るようになるかもね。ちょっと前の映画だけど「300(スリーハンドレッド)」を見た。面白かった。古代ギリシャ征服をもくろみ押し寄せる100万人のペルシャ軍の前に武勇で名をはせるスパルタの兵士がたちはだかる。武王レオニダス率いる手勢はわずか300!衆寡敵せず、鎧袖一触かと思われたが、峻険な地形と兵士の勇猛果敢さとが相まって、猛攻をしのぎにしのぐ。しかし最後は味方の裏切りによって全員、壮絶な最期を遂げるのである。今に語り継がれる勇者たちの物語が、CGを駆使した斬新な映像でよみがえる。スローモーションや、なんというのか、「マトリックス」で有名になった特撮技術をふんだんに用いた激烈、凄惨極まりない殺陣シーンには、眼を見張らされた。兵士たちの鍛え上げられた、筋骨隆々たる肉体美と相まって、まさに「死の舞踊」というにふさわしい。肉は飛び、血は吹き上げる。しかしその血みどろの中にも優雅、エレガンスとも言える美的な雰囲気が色濃く漂い、観るものを酔わせる。いやあ良かったですよ。親子の情、夫婦愛、男たちの固き絆。敗北を前にしてなおひたすら名誉ある死を求めて戦いに赴く男たちの姿に涙があふれた。2000年も語り継がれてきた物語はやはり深いものを我々に教えてくれる。男、必見!来年の大河ドラマで鈴木保奈美がカムバックするそうだ。「東京ラブストーリー」で織田裕二と共演し、一世を風靡したアイドル中のアイドル。とんねるずの石橋と結婚してしばらく家事に専念していたのが子供も大きくなったことだし、と。結婚のニュースを聞いたときは野趣あふれる石橋とお嬢様アイドルでうまくいくんかなと思ってたが特にトラブルも聞かず、至極円満にお暮らしだったようです。(てめえの心配をしろってんだ!)ピカソは言った。「若いときに成功することだ。」そうすればいつでもカムバックできるってことよ。それはそうと、大河ドラマは最近お姫様にばかり焦点を当てているような気がする。「あつひめ」なんてのもあったし。今の竜馬にしても歴史の主役とまで言えるのかどうか。香り高いスパイスではあっても、歴史のメインキャストとまでは言えないんじゃないかと思う。ましてや男尊女卑の時代のお姫様においてをや。脇役を敢えて主役として扱ういわゆる「スピンアウト」にNHKははまってんじゃないか。それはそれぞれの興味深いドラマはあるのだろうが、歴史のメインストリートでない以上、いくら奇をてらったところで結局段々「ホームドラマ」化するのがオチじゃないかと思う。視聴率を稼がにゃならんという事情もあろうが、もっと民族の歴史を作ってきた英雄たちを正面から取り上げて欲しいと思う。でないと「大河ドラマ」じゃなくて「せせらぎドラマ」になっちまうぞ。めだかじゃなく、鯨を描け。内閣のお姫様、福島大臣は「おいた」が過ぎてとうとうお仕置きと相成った。もっと早く切るべきだった。もっともっと早く追い出すべきだった。もともと相容れる相手じゃなかったのだ。病巣は摘出したがぐずぐずしている間にガンはあちこちに転移した。アメリカは蔑み、沖縄は激怒した。中国はほくそえみ、国民の顰蹙は極みに達した。「首相」の座は汚された。まさに万死をもって償っても足りないほどの罪深さである。しかるに当の本人は性懲りもなくまたしても「ごめんなさい。これから命をかけて頑張ります」としゃあしゃあと言ってのける。「一体いくつ命を持っているんだ!お前は007か!」と突っ込みを入れたくなる。もうこれからは「アバター鳩山」と呼ぼう。「ジーザス鳩山」ではあまりにも畏れ多い。結局面の皮の厚い奴に何を言ってもダメなのさ。政治家を懲らしめるには選挙で落とすしかない。仕事はまたひとつ山を越えようとしている。長いことすったもんだしたけれど、もう間違いあるまい。なんとか無事着地できそうだ。しかしトップの欲望(思いつき)には限りがない。顔さえあわせれば「あれやったらどうだ。これも検討してみろよ(すぐやれ!)」。役所というのはたまにこういうコスト意識が全然働かない人がトップに着く。魔法のランプのアラジンのごとく口にすれば自分の懐を痛めることなくなんでもすぐ実現すると思っている。そういう人の下についた者こそ悲劇。その人が降板するまでエンドレス、レストレスにこき使われる。すまじきものは宮仕え。すべきものは役所のトップ。上はコスト意識がないが、下にはその一言で大変なコストが発生する。結局残業また残業。休日出勤。もうみな疲れ果ててくたくただ。顔色が悪い。表情も暗い。ため息があちこちで漏れている。大学の教授が卒業時のはなむけに言った。「幸せを祈る。つまり、上司に恵まれることを祈る。」
2010/05/29
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また今週も愚痴から始めよう。FXは元手が10日できっちり半分に減り、絶望のあまり資金をみな引き上げてサイトも閉じた。いつもとまったく同じパターンだった。ひょいと大儲けし、図に乗ってレートを跳ね上げ、連敗し、カッカ来てさらに積み増し、とどめの一撃を食らって退散、と。その翌日に、思っていた方向へ円が暴走すると言うおまけつきのところまで前回と一緒だ。あと一日、いや半日こらえていれば起死回生の逆転大ホームランだった。はぁ~・・・。嘆息せずんばあらず。お足が半分に減っちまったよお・・・。ああ、あの金があればあれが買えたこれが買えたと天を仰ぎ地に伏し慟哭の涙をとめどなく流すところまで、前回と一緒。バカは死ななきゃ直らない、ってか。ほんと自制が効かない男だ。こないだまでの自負は何所へやら。もはや自分で自分が信じられない。トレードに必要な資質にまったく欠けているのだ。市場の敗者となることが運命付けられているのだ。茫然自失しネットをぼんやりとさまよっていたら「完全自動売買」の文字が目に入る。好みのルールを設定して、その条件が成立する毎にパソコンが自動的に売買をしてくれるシステム。ああ、これはいいかも知れんなあ。「決めたルールを守ることが肝心」と、どのトレードの教科書にも書いてある。俺も何度も肝に銘じたが、結局どうしても守れない。アル中が酒に、ジャンキーがクスリに、タイガー・ウッズが女に、どうしても手を出してしまうがごとく、最後は自らの戒めを破って無茶なトレードをしてしまうのである。今回だってルールを守ってさえいればまだまだ土俵を割るようなことはなかったのである。完全自動売買であればトレードの場に自分はいない、いなくてもいいわけだからローソクの伸び縮みに一喜一憂、目の色変えてアホなクリックをすることがなくなるのではないか。しかも着々と儲かる・・・、らしい・・・。とにかく自分でやってては破産への道をまっしぐらであることはもはや明らか。ここはひとつスーパーロボット君に運命を託してみようか。昨日は暑かった。日差しもきつく、真夏のようであった。「第9地区」を見た。南アフリカに落っこちてきた宇宙船に乗っていた100万人(人というか匹というか。エイリアンはエビみたいな姿。)の宇宙人を柵で囲って難民として収容しているという奇想天外な設定。その巨大収容所「第9地区」の管理者となった男がとんでもない事件に巻き込まれていく。前半は「なんじゃこりゃあ!」的な驚きの連続。インタビューを多用したニュース報道のような展開も興味をそそる。後半は追い詰められた男の猛然たる反撃。アクション自体は目を奪われるが、根本的にちょっと息切れしてることがありありで、「もうアイデア尽きたから、後は派手なドンパチで塗りたくっちまえ!」、みたいなヤケッパチ、あるいは手抜きな感じを受ける。せっかくの斬新なアイデアが、消化し切れてないというか、アイデア倒れに終わってしまった感じで、もったいない気がした。どうでもいいことかもしれんが、「インデペンデンス・デイ」でもそうなんですが、なぜ宇宙の果てから来た連中が「アラビア数字」を使っているのでしょう。いつも気になってしまう・・・。「第9地区」から脱走してきたと思われる宇宙人、鳩山首相は断末魔の叫びを上げ、「オキナワの自然を守る!」とか「OKINAWAの負担を軽減!」「人々に理解を求める!」とかなんとか、聞き飽きた、手垢のこびりついた(本質的には国民みんなで考えなければならない問題ではある)セリフを吐き散らしている。5月末決着が絶望的な中、なんとか発言の辻褄をあわせようとあがく姿は見苦しいとしか言いようがない。ほんとに5月末、どうするつもりなのだろう。アメリカからクリントン長官がやって来て、叩かれ続ける落ちた犬に少し慰めの言葉をかけたりはしたものの、まったく焼け石に水。期日は迫る。6月1日の首相コメントに大注目。国民は歴史に残る一言が聞けることだろう。仕事は相変わらず右に左にうろうろ。昨日期日が迫ってなお解決が覚束ない懸案について相手方とぐだぐだ話していたら、ふとしたことからお互いの間にとんでもない認識の違いがあることが判明。あわてて「違う違う。ほんとはこうなんですよ。」と縷々説明したら相手も驚いた様子で「なんと!実はそうだったんですか!」みたいな反応。合わなかったカギが「カチャン」とはまったような感じ。期日は迫っているが、これでなんとか解決の道が開けるんじゃないかとの期待が膨らむ。それにしても毎日顔を合わしてはちょこちょこ話をしてお互い理解していたつもりでいたのに、実は肝心要の部分の認識が大きくずれたまんまでいたとは。これまで一体何をやっていたのかとほんとに悔やまれる。もっと早いどっかの段階できちんと、ひざ詰めで、冷静に、虚心に、同じ資料を見ながら、ちょっと時間をかけて話し合っておくべきだった。根本的には大した話ではないのでそれですぐに解決したはずだ。それをずるずるとこんな締め切り間際まで引きずってしまった。ほんとに悔やまれる。なんでこんなことになったのか。両者の人間関係に溝があった。過去にちょっとしたいざこざがあり、それが緒を引いていた。これがお互いの心に疑心、偏見、反感、怨念を生じやすくさせ、虚心に話し合うことを妨げることになった。毎日話しはしていてもどこかで耳をふさいでいるところがあったのだろう。向こうは忙しいし、こっちは控えめ(?)で口下手。「またあの話か、ああ、分かった分かった、分かっていますよ、はいはい。」みたいな口先だけのやりとりに終わっていたのではなかったか。実は、肝心なことは分かっていなかった。伝わっていなかった。それを分かったつもりでやっていたのだからうまく進むはずがない。こわいことです。土壇場になってようやくほんとに分かってくれた(と思う)。甘いだろうが、これがこれまでのうらみつらみが解消され、ほんとに腹を割って話ができるようになる契機になればと思う。まだまだ一緒に仕事をしてゆく間柄。2度とこのような失敗を繰り返したくない。
2010/05/22
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今朝は3時に起きてから昼の1時過ぎまであれこれFXのことを考えていた。月曜の朝、マーケット始まるや否やドルもポンドもいきなり2~3円はねあがり、たまたま同じ方向で少し多めに保持してたものだから一瞬にしてボロ儲けしてしまった。ホクホクしたまでは良かったが、その後は連敗に次ぐ連敗。ボロ負け続きにカッカ来てしまって無茶をして傷口を広げた。勝ち分も半分かた失ってしまった。「どげんかせんとイカン!」とあれこれ考え始めたらあっという間に7時を過ぎ8時を過ぎ、昼飯も食わずにとうとう1時過ぎまで数字やチャートをいじくっていた。我ながらバカみたい。プロが何十年かかっても編み出せない必勝法を、下手糞なド素人が1日かそこらで考え付くわけがない。分かっちゃいるけどやめられない。一攫千金、濡れ手で粟の欲望ほど人を夢中にさせるものはないのである。とにかく一応良さそうな手法を思いついたんだけど、必要なデータがネットから取れなくて検証ができず、とりあえず今日はおしまい。続きはまた今度。まだやる気でいる。バカは死ななきゃ直らない、ってか。四月ごろからなっていた水虫がまだ治らない。これまでは1ヶ月も薬塗っていれば完治したのに。薬が効かなくなってきたのかな。替えてみようかな。と、今度は耳たぶがやけにかゆくなってきた。水虫をいじった指でよくかっぽじっていたから疥癬菌がうつったのだろうか。足と違って耳は皮膚が薄いから内側にまでもぐりこむことはできないはず。そのうち自然治癒するとは思うが。まったくろくでもないことばかりだ。仕事は連休前からいくつか抱えていたが、その一つが珍しくきれいに片がつき、久々に晴れ晴れとした気持ち。三人寄れば文殊の知恵よ。職場は基本的には能力の高い人々の集まりだ。(俺は例外)ベクトルがそろいさえずれば結構大変なことでもあっさり片付いてしまうのである。いつもなんでもこう行けばいいのだけれど。他は泥沼状態。外部の人間が関わる話になると途端にコールタールの海につかったように動きが鈍重になってしまうのである。役所と言っても権限のない役所なもので、ほとんど他者への強制力というものがない。金もない。人もない。みな上下左右内外の皆様におすがりしながらそろそろと物事を進めている有様なのだ。ほんと疲れるよ。不求人一般大(人に頼らないでやれる人は偉い)。マドンナみたいに「ノー エクスキューズ(誰にも言い訳をしない)」でやりたいものだよ、なんでも。鳩山首相の言い訳は段々支離滅裂になってきて、すでに精神が病んでしまったのではないかと思われるほど。期限は迫り、八方ふさがり、四面楚歌で、しかも黙っていることは許されない。苦し紛れに発言すればそれでまた墓穴を掘る、信頼を失うといった悪循環。毎日の記者会見の時間が短くなっているそうだ。近々病気で姿を見せなくなるだろう。政治屋の常套手段である。かといってお後がよろしくないので座布団から降りることもできない。民主党もたなぼたのにわか成金で後を継ぐタマがいない。一人でかいのがいるにはいるが、スネに大きな傷持つ身。もうこの際自民とも「みんな」とも手を組んで挙国一致の大政翼賛会復活と行くか。ちょっと前の映画だけど香港で大ヒットした「少林サッカー」を見る。すごくよくできてて非常に面白かった。ギャグ満載、なんでもありのいかにも香港らしい元気一杯の娯楽作。ストーリーも単純明快で何も考えずに存分に楽しめる。ラストも見事に決まってて、思わず拍手喝采。大人にも子供にも楽しめる一本。おすすめ!
2010/05/15
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連休も終わった。田舎に帰ってゆっくりすごした。読書と、ネット囲碁と、FXに明け暮れた。大体ずっと本を読んでいた。中国の古典「紅楼夢」。上中下3巻、2段組計1600ページもあったが、毎日何時間も読み続けて一気に読破した。これだけの分量のものを読むのは久しぶりだな。「紅楼夢」は中国では「西遊記」、「三国志」、「水滸伝」と並んで「四大奇書」と称される国民的名著である。書かれたのは清朝だが、中国では今でも非常に人々に愛読されており、知らぬものはないほどだという。これという血沸き、肉踊るような明快なストーリーがあるわけではなく、ある富豪一族の十数年にわたる様々なできごとをひたすら丹念につづってゆく。一応一族の貴公子とお姫様のプラトニックな恋愛が軸にはなっているが、それが中心と言うほどでもない。衣食住の家事全般、冠婚葬祭、詩歌管弦、色恋沙汰、賭博、蓄財、散財、犯罪、政治、経済、果ては占い、医事、交通、建築、等等、対象はほとんど日常生活のすべてのできごとが描かれている。面白いのかと言われると・・・、面白いとも答えにくい。ただ、ネットで見ると「1回では分からない。何回か読むと絶対ハマる!」そうである。人々の会話は実に生き生きとしていて面白い。総勢数百人に及ぶ人物が登場する。彼ら彼女らの遠慮会釈ない火花を散らすようなやりとりは読み応えがある。男も女も「ここまで言うか!」というくらい、鋭く、えげつないまでに丁々発止の舌戦を繰り広げる。中国人の自己主張、押しの強さと言ったら世界的にも有名だけど、この本はその見本のようなものだ。まさに中国の国民性を遺憾なく体現している作品であります。とにかく読み終えられて良かった。約1週間、夜を日に継いで読みふけり、しまいには目の奥がずきずき痛み出してくるほどだった。久しぶりに「読んだ~っ!」という満足感、充実感を覚えた。さあ次は原書に挑むぞ!かなり時間はかかりそうだが最後まで頑張りたい。読書に疲れるとネットで囲碁を打っていた。勝ち負けはトントンでなかなか昇段しない。よくある手で序盤が始まるといいのだけれど、のっけから見たこともないような手で来られるともう困惑してペースが狂ってしまう。いろんな人がいるよ。囲碁の上手な親戚のおじいさんと手合わせしてもらった。非常に強い方で近所では敵なし。私もいつもコテンパンで一回も勝てなかったのだけれどもどういうわけか平手で3連勝もしてしまった。恐縮。それではと白を持たされたがさすがにそのあとは4連敗。「少しは相手になるワイ」、と思っていただければうれしい。帰る楽しみにもなる。2回目の2倍を目指して、一日家にいることでもあり、暇さえあればFXにもせっせと取り組んだ。しかし大きく出たところに限ってドカンドカンと負け続け、おまけにうまく乗りかかったギリシャの経済不安での急変動にもはしゃぎすぎて振り落とされ、気がつけば2倍どころか半分近くに元を減らしてしまった。猛省して一からやり直し。超ショットガン戦法でチョコチョコチョコチョコ稼いで少し戻した。上がり下がりのタイミングの掴み方さえ分かればあとは掛け金を調節するだけである。百戦百勝とはいかないまでも70勝、80勝できるやり方を見つければ十分。あとはひたすら毎日それを繰り返せばどんどん残高は増えていく。試算したら3年後にはビル・ゲイツ並みの大富豪になれる。取らぬ狸の皮算用だけどね。FXは欲との戦いだよ。「儲かる!」、と思った時が罠なんだ。地道にコツコツ。急がば回れ、欲速不達。ラグビーやってる息子が練習試合に出るので兄夫婦と共にはるばる隣の秋田まで応援に行った。全国区を目指すチームは各地に赴いての武者修行が欠かせない。結構頑張っていたよ。いい勝負してた。見れて良かった。監督の話では「まだまだこんなもんじゃないはずですよ。もっと欲が出るといいんですがね。」とのこと。息子は気が優しいからな。ファイトむき出しってのは苦手なんだろう。監督としては言われるままに、っていう姿勢が今ひとつ物足りないのだろう。いい意味での欲、勝利への願望が生まれればいいが。家で筋トレなんかやったりして少しはいい傾向が見えるのだけれども。せっかくの素材、環境。玉磨かざれば光なし、ってことにならんようがんばってほしい。帰りに角館の桜を見に行った。角館の桜は弘前、北上と並んで東北屈指の名所。宣伝に違わず、河川敷の土手に延々と咲きほこる桜は見事でした。また角館には江戸時代の武家屋敷がいくつも残っていて見学できる。古の武士の生活に思いをはせた。普天間基地移設問題は鳩山首相が沖縄にまで出かけて説得にあたったが地元から猛反発を食らってチョン。当たり前だ。手ぶらで行って「誠心誠意お願いします!」だけで承知してくれるはずがない。あれでもプロの政治家か?あきれて物も言えない。「至誠天に通ず」とは言え、とにかくそう簡単ではない。人間はろくでもない生き物だ。マキャベリの言を借りれば人間は「陰険で移り気で、危険に会うと逃げ出し、そのくせ転んでもタダでは起きない。利益を与えれば味方をするが犠牲を払う段になるとケツをまくって逃げ出す」ものだ。どこの人間だって天使じゃない。人が至誠や理屈だけでほんとに動くものなら、地球上から戦争も貧困もなくなっているだろう。北朝鮮の拉致被害者もみなとっくに帰ってきているだろう。しかし現実はそうじゃない。そこには至誠のほかに巧みな、アートとしての政治力というものが絶対必要だ。そういう現実から目をそらし、あるいは見えず、「誠心誠意!」だけで押し通そうとする鳩山首相の姿勢はナイーブと言うか子供っぽいというか、良く言ってもせいぜい書生論にすぎない。結果はどうかというとできあがっていた一歩前進の案までも水の泡と消えそうなありさま。首相は沖縄の人々になんと言って詫びを入れるつもりか。これで5月末を過ぎても辞めないなんて事があっていいものか。日本の政治史上最も面の皮の厚い首相として名を残そうと言うのだろうか。ブックオフに本を売った。50冊も売ったが2000円ちょいだった。ま、買ってもらえるだけありがたい。店で待ち時間に立ち読みした本に「志ある者は睡眠時間を削る。」とあった。ナポレオンは3時間睡眠だったという。彼は人にも短時間睡眠を薦め、「睡眠3時間は勤勉、4時間は常識、5時間は怠惰」と言っていたそうだ。非常に我が意を得たる思いがした。1日は24時間しかない。目標を立て、それに多くの時間がかかるのであれば寝る時間を削るしかないのである。まったくもってその通り。それ以外の答えはない。我も志なきにしもあらず。いきなり3時間はきついけどまずは4時間睡眠で平気になるよう頑張るゾ!
2010/05/09
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パソコンの動きが遅くて遅くて。イライラして気が狂いそうになる。特にFXなんかやっていて1分1秒を争う場面がよくあり、そんな肝心な時にもったらくったら。挙句には根を上げてピクリとも動かなくなってしまう。怒り狂ってハンマーでディスプレイぶち壊してやりたくなる。「どげんかせんとあかん!」インターネットで「XP高速化.com」などを参考に、いろいろ余計なソフトやサービスを削ったりした。確かに効果はあったが、やはりそれだけでは劇的な改善には至らないので、結局メモリを増設することにした。これまで200メガ程度だったのを2ギガにした。一気に10倍の増強である。これはかなり手ごたえのある改善効果が見られた。起動時間が5分以上もかかっていたのが2分くらいになった。画面も触った瞬間切り替わるようになり、文字変換も速くなった。ソフトもすぐ立ち上がる。パソコンのうなりもかなり静まった。サクサクとスムーズにいろんな作業が進むようになった。実に快適!1万円くらいでこんな快適になるのだったらもっと早くやっとけば良かった。じたばたしていたのがバカみたい。快適さは金で買え!将来書く本の題名が決まった。「17回、2倍にすれば50億!」。最近FXの雑誌で若い女の子が「50億稼ぎたいですね」とサラリと言ってのけている記事を見て非常に感銘を受けた。50億。なんか響きが良いと思われませんか?50億円。夢のようだが、届かなくもないかなっていう数字。リアリティーを感じられる数字。計算したら今の元手を17回2倍にすると50億になる。2倍どころか10分の1に減らしてしまった私ですが、それはともかく、計算上ではそうなる。コツコツやれば生きている間(なんぼなんでもあと30年は生きるだろう。たぶん)にほんとに実現できそうな気がするのです。で、金曜日、最初の2倍についに成功したのであります。3月の再戦開始から2か月。手法はかなりでたらめだった。何にも頼らずこれといったルールもなく、チャートを眺めてて上がったら売り、下がったら買った。保持は30分くらいのこともあり一晩、1日、あるいは2,3日と期間もまちまち。賭け金は最小単位のこともあり、その20倍くらいの時もあった。早い利食い、早い損切り。そんな行き当たりばったりの無手勝流でもちょこちょこ利益が積み上がり、とうとうほんとに2倍になった。ありがたいことです。この調子を17回やれれば50億になるわけだ。が、そうは問屋が卸すかどうか。1万2万の賭け金ならちゃちいし、まだそう震えたりはしないけど、これが10回目あたりには1,2,4,8、・・・512万円だ。一回にそれだけ賭けないと同じペースで2倍にすることはできない。15回目には1回1億円を超える。1000万単位の利食い、損切り・・・。目が飛び出し心臓がつぶれそうなものすごい重圧、ストレス、プレッシャーだろうな。50億つかむ前に精神病院送りになりそうだ。プロのトレーダーってそれを毎日やってるんだからな。すごいもんだ。ま、どうなりますか。チリも積もれば大津波。娘はもう日々ウキウキとして遊び歩いている。しょっちゅう新歓コンパで遅くなり、休みには都心へお買い物。受験から解き放たれ、ど田舎岩手から花の都東京へ、だもの。手の舞い足の踏むところを知らずといった気分であろう。俺も30年前似たようなもんだった。2時間も3時間もかけて東京へ東京へと遊びに出かけた。田舎の少年には街の中を歩いているだけでもわくわくしたもんです。うるさいこと言わんし、言っても聞かんだろうが、勉強もせえよ。でないと4年後また田舎へ逆戻りするしかなくなるぞ。もっと広い世界へ出るためにしっかりやれよ。スキューバダイビングをやりたいんだと。セットに10万くらいかかる。バイトして稼ぐと言う。スキューバ自体はやりたきゃやればいいだろうと思うがバイトはいかがなものか。生活のためにやむなく勉強時間を削ってバイトしている同級生もいるだろうに、勉強時間を削って遊ぶ金を作るためさらに勉強時間を削ってバイトすると言うのである。嘆かわしい。いつ勉強するんだ?金を稼ぐのは楽しいし面白い。それにはまってますます勉強そっちのけになりゃせんかととにかくそれが心配だ。まだ大事な関門が3年先に待っている。買って買ってやれない金額ではないが、あんまりなんだかんだ買ってやるのも気が進まぬし・・・。キュリー夫人はパリの寒い屋根裏部屋でにんじんかじって震えながら寸刻惜しんで一生懸命勉強してノーベル賞もらった。あのような偉人と比較するのも滑稽ではあるが少しは見習って欲しい。って俺に言う資格もないけど。とにかく成績悪かったら承知せんぞ!今日はとてもよい天気だが、先週は極端に寒かったり暑かったり寒暖の差が激しかった。厚手のコートもなかなかしまえない。4月にこの寒さは記録的な異常ぶりだそうです。でもおかげで連休中田舎で花見ができそうだ。先週は母の命日だった。恥ずかしながら何回忌だったかもうあやふやになってきた。天国の母から「親不孝者!」と叱られそうだ。毎日遺影は拝んでいる。いろいろ話しかけたりすることもある。永遠の母。相変わらずバカな息子ですがどうぞお見守り下さい。政界は人気の論客、升添氏が自民を離党して一旗上げた。大物が次々離党して自民もかなり弱体化。鳩ロッカーが普天間基地問題の挫折確実で風前の灯というのにとどめを刺すことができない。あっちもだめこっちもだめの体たらく。嘆息せずんばあらず。仕事は関係部署の上役が話してみると意外といい人で、仲良くやっていけそう。味方が増えたような感じでうれしい。あと3日で連休。心置きなく休めるよう、あと3日しっかりやろう!と珍しく前向き。
2010/04/25
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娘は今週3回も「新入生歓迎コンパ」に出て夜遅くに帰ってきた。勉強せんかい!と言いたいところだが新入生のときしか出られないのだから仕方ないかとあきらめる。やはり夜遅いと心配ではある。学校は遠い。片道2時間以上かかる。一回は電車を乗り違えてあわや終電にも乗り遅れるところだった。ヒヤヒヤさせるぜ。そんなに犯罪の多い街ではないが、明るい道を通るなど自己防衛に努めて欲しいよ。とにかく付きっ切りでいてやることはできない。事故事件に巻き込まれないように。娘の大学では映画評論という講座があって、題材はなんと私が一番好きな「太陽を盗んだ男」だと。監督長谷川和彦、主演沢田研二、菅原文太。1979年のキネマ旬報読者選出ベストテン第1位。この映画はもう最高に面白い。30年も前の映画だが今も高く評価され、根強い人気を誇る傑作である。ぜひ若い人に見て欲しい。きっと映画の面白さに開眼してくれるに違いない。この映画を教材に選ぶとは教授もなかなかやるわ。娘を入れた甲斐があった。(ほめすぎ?)娘との生活も少しずつリズムが出てきた感じ。食事、洗濯、掃除など段々スムーズに運ぶようになって来た。世代も違うし、考え方も違うのでたまにキンチョーをはらんだりするけれど、ま、うまくやっていけそうだ。うまくやっていかなければならない。一緒に暮らしていくしか道はないのだから。少しは娘の模範になろうと中国語の朝勉強を始めた。職場に早めに出て誰も来ないうちに30分くらい四字成語を暗記している。結構調子よく勉強できて気分が良い。とにかく最近人の名前が出てこなかったり、脳が衰えてきているような気がするからな。いろいろなものを暗記して活を入れたい今年こそ準1級の試験を受けるぞ。撃沈覚悟で。3月4月は宴会続きに加え上京した娘にいろいろ買ったり食わせたりしたのでほんといま金がない。これほど金がなくなったことはここ5年位ないよ。女房に前借した5月分の小遣いまでもう尽きかけている。来月は無一文で暮らさにゃならんぞ。ンギャッ!いよいよ埋蔵金に手をつけにゃならんかな。先週大魚を逃したFXであったが、今週またその大魚が近寄ってきて、針にかかり、なんかうまいことリカバリーした。今週はユーロにも手を出した。先週急騰したので1円くらいはリバウンドがあるんじゃないかと思って。案の定多少自然に下がったのに加え、なんでもアイスランドの何とかいう火山が大噴火して、噴煙が高空に舞い上がり、おかげでヨーロッパ中の飛行機が飛べなくなったんだと。欧州経済大打撃。これでまたぐっと下がり、思いがけない余慶にあずかった。ホクホク。人の不幸の陰でニコタラ喜ぶ悪いやつ。いつもここまではいいんだ。引き時が難しい。もっともっとと思っているとこないだみたいにブツンと糸が切れて大魚を逃しかねない。でももっと儲けたい。もう一段の下げはありやなしや。月曜の市場に注目!上司は「振り屋」で、人に仕事をバンバン振る。顔を見れば必ず何か命じてくる。「あれやっとけ」「これ頼むぞ」「これ確認してこい」・・・etc。もっと言葉は丁寧だけどね。こういう上司にはあまり仕えたことがない。人使いが荒いと言う者もいるが、うまいのかもしれない。俺は自身では何をすればいいのか分からない、動きたくても動けない消極タイプなのでむしろ振ってもらった方が動きやすい。とにかく頭のいい人だ。状況が見える、裏が読めるタイプ。今この瞬間何が必要か、すぐ分かる。すぐ人に振る、自らもすぐ行動する。席にいないことも多い。八面六臂。ほんと大したものです。到底真似できない。なんだかんだ言ってもリーダーシップがある。上に立つ者は何よりまずこれが必要だ。頼りになる。独特の風格がある。厳しいけど冷たくない。ついていけばなんとかなるという気にさせてくれる。健康に少々不安があるのが玉にキズ。今や扇の要。外れては困る。どうぞご自愛ください。職場ではいろんな部署と調整するが、お互い仕事を増やさんようにとけん制しあう。「無理ですよ」「約束できません」「まだ上(あるいは他の部署、外部の業者等)の意向が不明です。」などなど、できるだけ相手に拘束されないよう弁明、言い訳に終始する。自分の所掌範囲のことならできるできないはある程度はっきり言えるけど、役所の仕事なんて複数の部署や人間が絡むことが多いし、また突然思いもよらないところから口はさまれることもあるし、なかなか確たることは言えないのが普通だ。とりあえず「できない」と言っておけばまあ間違いはないですからね。どうしても消極的な回答になってしまう。心の中では「やってやりたい」「協力したい」「かなえてあげたい」と思っても、なかなかそう口には出せない。さあそこからが腹の探りあいだ。顔色、態度、人柄、能力、性格、人間関係、過去の経緯、言葉、声の調子。そんなファクターをお互い探り合って、実現の可能性を総合的に判断する。そんな感じで2度、3度と話をするうちに、本音が見えてくると言うか、実際の事情が次第に明らかなってくる。こちらの本音も相手に伝わる。落とし所が定まってくる。こういう手間ひまかかる交渉ごとをうっとうしい、めんどくさい、疲れる、と嫌う人もいるでしょうが俺は面白いと思う。人とのコミュニケーションは本質的に楽しいものである。お互いの考えが段々一つにまとまってゆく過程はなんともいえぬ面白さがあるし、最後にほんとにまとまって「よっしゃ、じゃあこれで行きましょう!」となった時のうれしさはまた格別のものがある。いつもそうハッピーエンドじゃないけれどもさ。鳩山首相はオバマ大統領とまたちょこっと会ったけれどもあんまりいいコミュニケーションはできなかったようだ。米国のブーイングはかまびすしい。にもかかわらずそれ以来ますます「5月末までに沖縄基地問題を決着させる!」と息巻いている。9回裏10対0、すでにワンアウトかツーアウトといった絶望的な状況なのに、このお気楽ぶりというかヤケッパチと言うか、自信満々の態度は何に支えられているのだろう。何か超隠し玉があるのだろうか。分からん。支持率は着実に下がっている。平成版「裸の王様」は自分が裸だと分かっているのかいないのか。あるいはもはや目が見えなくなっているのか。分からん。約束の日まであと40日。これから一体何が起きるのだろう。体に巻いた時限爆弾の針はもう止まらない。ハートロッカー、鳩ロッカー。
2010/04/17
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かねて準備の大きなイベントは無事終了した。ほんとに最後の最後まで準備に手間取り、特にあと何日もないというときになって重大な手抜かりが見つかってその始末に駆け回った。矢継ぎ早に指示を出す上司の血走ったまなこが忘れられない。その甲斐あってか、好天にも恵まれ、イベントは成功のうちに終了した。準備実施後始末と、深く関わっただけに感慨無量。少しだけれど珍しく仕事を「追う」場面もあった。展開を予測しての先行的な準備が功を奏して、思惑通りの結果を導き出せた。こいつはちょっとうれしかったよ。息をつく暇もなく、次にまた来月の来賓の接待がある。また準備であわただしくなりそうだ。年度末で、購入した品物がどっと届けられた。俺が係なんだけれども業務に精通した部下に丸投げしていて何をいくつ買ったのだか掴んでなかった。その部下が私用で急にいなくなった時にタイミング悪くどっと届いたものだからもうあわてたあわてた。会計担当から資料もらってつき合わせたり、あちこち調整して物を入れる場所を確保したりバタバタだった。普段怠けてるとこういうことになる。反省。行政は止まることが許されないからしんどい。部内の電話工事もした。これも調整不足で自ら一日業者と付き合う羽目になった。予定もさっぱり確認してないからなあ。だらしないというか仕事の基本が全然なってないよ。これまた反省。前任者からいろいろ資料を申し受けるがはっきり言って何がなにやらさっぱり分からん。毎日あたふたしているものだから規則を確認する余裕も資料に目を通す時間もない。やっぱり土日出てこんといかんのだろうなあ。もともと出来が悪いのだから仕方ない。今の地位は去年より組織の中心部に近く、訳わかんないことしているとこれまで以上に周りに迷惑が及ぶ。ちゃんとやらないと。同期会をした。珍しく女性も参加して大いに盛り上がった。気軽に話のできる人間があちこちにいると仕事の上でも非常にやりやすい。人間関係は大事だ。子供の大学の入学式に出た。入学生と親も合わせて2000人くらいだろうか。なかなか壮大なセレモニーでした。学長もなかなかいいことおっしゃって、いい大学だなあと思った。あとは娘の努力次第。通学は家から2時間くらいかかるんだと。往復4時間。この時間をいかに活用するか。毎日4時間何かに使えば相当なことができるだろう。無駄にするな。歯をまた抜いた。根っこの部分が腐ってしまった前歯を2本も一遍に抜いた。あとは両側の歯を土台にしてブリッジにする。この間は奥歯を抜いたし、一体何本が俺と終生つきあってくれるのか。段々さびしくなるわ。前の職場で世話になった人から退職の知らせが来た。定年までまだかなりあるのに一念発起で民間でやりたいことをやるという。初耳だったのでちょっと驚いたが頭のいい人だったから何か周到な計画があるのだろう。宝くじでも当たった?というのは下衆のかんぐりか。中国語の勉強のために「水滸伝」「三国志」「西遊記」と並んで「中国四大奇書」に数えられる「紅楼夢」の原書を古本屋で見つけて買ってきた。原書と言っても子供向けのダイジェスト版。原作は分厚い上下2巻でさすがに怖気づいた。ダイジェスト版で内容を頭に入れてから改めて挑戦する計画だ。岩波文庫の翻訳もと思ったがこれがまた全12巻の大長編。まともに買うと8000円もする。がこれまた古本屋で2500円で売ってたのを見つけて買った。それでも分厚い上中下の3部冊。2~3ページ読んだけどさっそく奇妙奇天烈な展開で、さすが「四大奇書」の称号は伊達じゃないと期待が膨らむ。GWはこれに没頭するぞ。兄弟や親戚からもらった入学のお祝い金で娘にノートパソコンを買ってやった。台湾エイサーの最新型。W7が入って、HDは320ギガ、メモリは2メガ、CPUは2.13Gh、スーパーマルチドライブ、オフィスインストール済みと、7万という価格からするとかなりお買い得なスペックだと思う。ほとんどインターネット用だし、初心者なのでやや猫に小判なのであるが、長くつかってくれればと思う。娘はさっそく家でネットにつないで見入っていた。最近のはよくできているのでケーブルをつなぎさえすればすぐインターネットができる。ありがたいことじゃ。勉強に役立てて欲しい。女房がこの機会にとへそくりはたいて液晶テレビブルーレイディスク一体型を買った。うちのテレビは古いブラウン管タイプ。別にそれでもかまわなかったし、地デジ対応はコンバーター買って済まそうと思っていたのだが、妙に女房が張り切ってしまって、買え買えと迫る。勉強の邪魔だとまで言ったのだが聞かず、しまいには金はあたしが出すとまで言い出すので折れた。チャンネル権は俺が握ると言う条件で買った。でないとほんとおバカな番組しか見ないからなあ。三菱のレグザ32型。でっかいよ。昨年末には24万くらいだったがもう14万前後にまで下がっている。大したものではあるが、テレビはあまり見ないに越したことはない。時間は有意義なことに使うべし。普天間基地移設問題は案の定暗礁に乗り上げた。地元も米側も新たな提案に拒否反応。にっちもさっちもいかなくなってしまった。こうなることは分かっていた。首相は思いつきの人気取り発言で国民、特に沖縄県民を愚弄し事態を混乱、紛糾させた。日米関係も悪くなった。この責めは自らが負わねばならぬ。約束の期限まであと50日あまり。戦いは最後の5分間にありとはいえ、もはや大勢は決した。支持率も下がった。首相降板の日は近い。「みんなの党」に続き新党「たちあがれ日本」が旗揚げ。気骨の政治家平沼氏が率いているのでちょっと期待したい。FXは方向はあっていたのだけれど一時的な戻りに引っかかって大利一転小利に終わってしまった。トレールは1円くらい離すべきだな。仕切りなおし。米経済は回復基調という記事が踊るようになったが円安になるのか。来週もお楽しみ。
2010/04/11
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唇の端が裂けた。先週から今週にかけて何回も飲み会があり、胃腸も疲れ気味のようだ。新しく来た人たちの歓迎会は特に大いに盛り上がり、来年度に向けていいスタートが切れそうな気がした。やはり何をするにしてもいい人間関係が大切だ。「人縁頂要緊!」。今回の異動では知人が多くやってきたのはほんとに心強い。気兼ねなく話ができる人が増えるのはほんとにありがたいことだ。桜も三分咲き。桜を見ると季節の巡りを感じる。近所の桜の下で撮った、ランドセルしょった子供の写真がこの時期いつも思い出される。子供も大きくなりもう春から大学生だ。Sun rise,sun set.その荷物がドッチャラコンと送られてきた。名古屋の嫁入りかと思うほどのダンボールの山。高々女の子ひとりの生活になんでこんなに物が要るのか。ブティックでも開くつもりか?結婚したときもこうだった。質素な生活をしていたがらんとした部屋に家具や衣類が山のように持ち込まれ、その整理だけで何日もかかった。どうして女というものはこう物で身の回りを固めようとしたがるのだろう。物にこだわらない、ストイックでシンプルな生活のよさを教えてやりたい。「娘が家にいると父親を支配するようになる。結婚して他の男を支配しろ。」職場では毎年OBを招くイベントがあり、今年もたくさんのOBがやってきた。接待にいつもひと苦労する。それぞれ過去に立派な仕事をなさったのでしょうが、なんかどうもあんまりOBというのは好きではない。自分が大した仕事ができないので過去の名のある人たちに圧迫感を感じるということもあるし、またあまりなじみのない方にどんな話をすればいいのか分からなくて困ると言うこともある。OBはしょせん煙たいものだ。なにより過去の栄光をひきずって生きているようなOBの姿がどうも好きになれない。吉田拓郎じゃないけど「今はまだ人生を語らず」だよ。こちらから尋ねていってお話を伺うというのならともかく、儀礼的な招待にホクホク顔でやってきてくどくど昔話や「ご指導」をして喜んでいる姿が私にはどうも醜く、あわれに感じられて仕方ない。こう思うのは私ばかりでなく、立派な業績のあるOBの中にも「俺は「OB会」ってやつは嫌いだから出ない」という方もおられる。「人生すでに終わりぬ」と後ろを振り向き昔話を聞かせて喜ぶのではなく、最後まで、死ぬまで、前へ前へとひたすら突き進むような生き方をしたい。そういう果敢な生き様が、風の便りに後輩の耳に入り、「そんな先輩もいらっしゃるのか、俺もがんばろう!」となるのが本来あるべき姿ではないだろうか。そのほうが、飲んでハッタリ混じりの自慢話をご披露に及ぶよりもよほど後輩のためになるかと思う。そういう伝説の人になりたいね。アカデミー賞を受賞した「ハート・ロッカー」を見た。さっぱり面白くない。はなはだエンタメ性に欠ける映画だ。映画評では「魂を揺さぶられる映画だ!」なんてあったけど、私の魂は微動だにしなかった。イラクの爆弾処理班の苦闘の日々を描く。いつ爆発するかもしれない爆弾と四六時中向かい合うなんて大変だなと思うけれどもなんかそれだけで終わってしまって、いまひとつジンと伝わってくるものがない。盛り上がりにも欠けるし、主人公にも感情移入できない。これが「アバター」よりいいのだとは私にはどうしても思えない。なんか変だ。邪推を承知で言えば、米国防総省が裏でなんか票を操作していたんじゃないかとさえ思う。米軍がイラクで「頑張ってマース!」ということを世界に知らしめるために。アカデミー賞がいつも後世に残る傑作を選び出すとは限らない。「ハート」の受賞は後世どのように評価されるのだろうか。FXはドテンが早すぎて、ちょっと儲けたはいいが、レンジが崩れて逆方向に大きく1円以上動き、一気に大きな含み損を抱えてしまった。来週のゆり戻しに期待。利も乗っていたのだからあわてずあと一日我慢していれば大笑いできたのに。ほんま難しいわ。米ダウ平均はリーマンショック前の水準に戻ったそうだ。米経済は回復軌道に乗ったのだろうか。沖縄の基地問題は3月末までに政府案をまとめると言うことだったが、まだ決まらない。鳩山首相は相変わらずのらりくらり。この期に及んでもまだ「言うと差し障りがあるから」と候補地を明言しない。終戦直前の鈴木内閣じゃあるまいし決めきらんから「御聖断」を仰ごうとでも言うのだろうか。あまっさえ郵政改革問題も閣内でゴタゴタもめ始めた。内憂外患。ご本人は何所吹く風で夫人とリゾートホテルに遊びに行った。魚は頭から腐る。NHK杯囲碁トーナメントは結城九段が井山名人を破って見事に連覇を果たした。長いNHK杯の歴史の中でも連覇は坂田、依田の二人だけ。3人目の偉業達成である。序盤形勢不利かと思ったのだけれども、粘っこく打ちまわして見事に数目残した。大したもんだ。最近は関西勢の活躍が目立つ。自分の方はネット碁がまた2段に落ちてしまった。どうしても3段に定着できないな。ヨセが悪い。半目とか、1目とか5目とか、あとちょっとというところで競り負けている。ヨセは型が決まっているのだからもっと勉強して、常に正着を打てるようにならなければ。大相撲はバルトが活躍して大関をほぼ確実にした。一人横綱白鵬もここまで全勝。格の違いを見せ付けている。ごひいき魁皇も勝ち越して良かった。楽天は開幕4連敗だと。また最下位定着かあ?もっとがんばれ!チャンプ亀田は昨日判定負けで初防衛失敗。まだ若い。取られたら取り返せ!
2010/03/28
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今週は動きがいろいろあった。上京した娘が(これから娘のことをチャッピーと呼ぶことにしよう)来て部屋を片付けていった。もう7年余り、ほとんど模様替えもせず変わり映えのしない部屋だったが、チャッピーの要望で部屋の変色したポスターやら写真やらをみなはがした。色あせたのれんやなんかもチャッピーが取っ払ってしまった。台所の古い食料品(まだ十分、食えば食える)もみな処分してしまった。普段使っていた愛用品も「ついでに」みたいな感じでみな捨てられた。結構愛着ある品もあったのだが・・・。希望に満ちた新生活を始めるゾ!ということでチャッピーはとにかくみな自分好みに一新したいのだろう。ま、いっか。物は物。あの世に持ってけるわけのものじゃなし。この辺でなじみの品々にお別れするのもいいかもね。なかなか自分では捨てられないものだ。人間本来無一物。冷蔵庫にも見慣れない食品が増え始めた。おおげさに言えばまさに「黒船来襲」。自由気ままな中年生活に突然「若者文化」が押し寄せてきた。これからいろいろカルチャーショックがあることだろう。いい刺激になるかもしらん。ボケ防止じゃ。あまり拒否反応を示さず受け止めてゆければと思う。あまりけんかして「プチ家出」されても困るしな。職場はとうとう異動の日が来た。みなさんさようなら。ごきげんよう。好きな人も好かん人もおったけど、とりあえず「ノーサイド」だ。新任地でのご健勝を祈ります。上司の退官パーティーもあり、ご経歴を改めてうかがうと世界をまたにかけて活躍されたまことに輝かしいキャリアである。俺など足元にも及ばない。太陽とロウソクくらいの差があるな。同じ人間なのに努力の差と言うのは数十年でこんなに違いを生むものなのである。若い頃の志が如何に大切か、もう手遅れだがつくづく思い知らされる。うちの課もその任を一応終え、編成替えで事実上解散となった。一年ばかりではあったがほんとにいろんなことがあったな。暗闇を手探りで進んだ春、炎天下汗にまみれて泥濘のぬかるみを進んだ夏、裏切り寝返り想定外の連続にみなブチ切れ寸前、涙をこらえて頑張った秋、翼ギシギシ空中分解玉砕覚悟で突撃吶喊、満身創痍でゴールになだれ込んだ冬。そして・・・春。またあのときの桜が咲こうとしている。この間、最前線で日々悪戦苦闘する同僚の後ろをおどおどオロオロしながらくっついていったのが俺だった。年相応のスペックもなく、できることはせっせとしたつもりだが、一体全体役に立っていたのかどうか。まったく内心忸怩たる思いである。春からまた新しい課で仕事することになった。幸い知った人間が多く新たに入ってくることになっていて、気分的には少しリラックスして仕事できるかな。相変わらずの低スペックではあるが、課に少しでも貢献できるようがんばりたい。昔の部下Kが転勤となり、送別に一杯やった。前の部署が同じで、たまたま今年もまた同じ建物での勤務になり、よく顔をあわせていた。派手にバリバリやるタイプではなく、目立たないおとなしめの男だったが、俺とはわりと波長が合っていて、話をするのがいつも楽しかった。その夜も四方山話に花が咲き、気分良く酔いが回り、調子に乗って2軒も回って飲みすぎて帰りには半年ぶりにゲロってしまった。Aha!今度はKはちょっと遠方へ行く。あばよ、K、元気でな。またいつか一緒に飲もうぜ。早く嫁さん見つけろよ。うちの嫁さんはホワイトデーだからバレンタインのチョコ代を払えと言う。この「お返し」の習慣には私は前から疑問を抱いており、「来年は高級なのでなくて100円の板チョコでいいぞ。お返しは今年限り。」ととうとう言ってしまった。案の定カチンと来たらしく「じゃチョコも今年限り!」だって。義理チョコも、今年限りのほろ苦さ。でもボクは信じている。彼女はきっと来年もチョコをくれると。ボクを愛しているから、かもしれないし、何より義理は果たさずにはいられない「律儀な」性格(タチ)の人だから。義理と愛、溶け合うチョコの 味深し。「愛です、愛です。」と言って止まない鳩山首相はこの期に及んでもまだ沖縄普天間基地の移設先を明言しない。これまでいかにも愛情深そうに「沖縄県民の思いを大事に・・・云々」「私を信じて・・・云々」。しかしふたを開けてみれば政府案は沖縄県内に基地の一部をたらい回しする内容だという。鳩山首相の「愛」を信じた沖縄県民の思いは思い切り裏切られようとしている。無残に打ち砕かれようとしている。単に希望が打ち砕かれたというにとどまらず、首相が黙っていれば実現するはずだった日米による負担軽減策さえも首相に対する米側の不信感から白紙に戻りかねないというのだから鳩山首相の「愛」は2重に悲劇的な結果をもたらそうとしている。「地獄への道は善意で舗装されている(Hell is paved with good intentions.)」できもしないことを「必ずやる」と言う政治家が如何に人々に害悪をもたらすかというこれは典型的な例である。どうするつもりなんだろう。常々腹立たしく思うのは「人々を混乱させるから黙っている」と言ってはばからない政治家としてあるまじき卑怯な態度である。議論を嫌う逃げ腰かつファッショ的体質、「知らしむべからず、よらしむべし」という国民を愚弄する姿勢である。沖縄の人にとっては文字通り命のかかった問題ではないか。それを、話し合うことができないように「候補地を隠し通す」とはとんでもない話である。しかも締め切りが決まっている。どうするつもりなんだろう。ぎりぎりまで隠し通しておいて突然、「ここに決まりました。話し合う時間はもうありません。」と言われる候補地の人々こそたまらんではないか。絶対に血を見るぞ。その時政府は誰の首で購おうというのか。あるいは水面下で何かが進んでいるのか。候補地の人々は基地がある間は税金をタダにしますとか、年金を倍にするとか。それこそ鳩山政権が日ごろ暴いて止まない「密約」を自ら交わそうと目論んでいるのだろうか。民主党が「非民主」党であることは生方氏の一件を見ても明らかである。言論封殺が好きでたまらないのだ。大事なことほど議論しない、させない。ほんとに恐ろしいことである。ヒトラーが民主的に選ばれたことを思い出す。あるいはすでに悲劇的な歴史の幕は上がっているのではないだろうか。その時そこにいた人にはそれが歴史の転換点であることは案外分からないものだという。みんなと10キロ走った。1時間弱で完走。最後はひざがチクチク痛かった。でも、これならまだ大丈夫かな。
2010/03/21
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トキは死ぬ、イチョウは倒る、子は落つる。新潟の飼育中のトキが野生のテンに襲われて皆殺しになったそうだ。監視付きのかごの中だから安心、とは行かなかった。死中活あり、活里の死。自然界は厳しい。命を自由にしようという人間のおごり高ぶった思惑など歯牙にもかけぬ。美しいその景色の中ではまさに食うか食われるかの死闘が続いているのである。粛然とさせられるニュースであった。鎌倉の八幡宮の大銀杏が強風で根元からへし折れた。ここには行ったことがある。イチョウの巨木にも覚えがある。黄色い葉を拾って持って帰ったような記憶がある。樹齢800年とも1000年とも。大木も寄る年波には勝てず、太い幹の中は穴があいてもろくなっていたようだ。樹大可就招風。御神木が倒れるとはいかにも凶兆。日本という樹齢2500年の大木も周りを吹き荒れる風に葉は飛び、枝はゆれている。幹を食い荒らすシロアリどもの動きも活発。あるいは恐る、天下の多事ここに兆するを。多事のはじめか子が落ちた。国立大の壁は厚かった。テレビばっかり見てるからだ!と怒鳴ったところで後の祭り。全ては終わった。幸い滑り止めには引っかっかているので浪人はしないですむ。しかし私大は私大。4年後の就職が早くも心配。国立もピンきりなんだし、余裕で入れそうなところがなかったわけじゃないのに見栄を張った。自信過剰か。東京へのあこがれ黙し難し。上京の夢かないしも親のスネなお細かりき。が、バイトでしょんべん金なぞ稼がんでいいから寸刻を惜しんで勉強し、4年後にきっちり就職してくれ。その方が長い眼で見りゃよっぽど得よ。アカデミー賞は結局「ハートロッカー」でした。あの大作「アバター」をしのぐとはいかほどのものなのか。連休見に行こうかな。戦争物は強いね。「戦場にかける橋」「アラビアのロレンス」「パットン」「プラトーン」「ディアハンター」「地上より永遠に」。「ミニヴァー夫人」だって「最良の年」だって「シンドラー」だって戦争と密接にかかわりがある映画だ。戦い続けるアメリカ。中国の政権とアメリカの映画は銃口から生まれる。仕事は新態勢への移行期間のような感じで、行く人来る人が交錯し、せわしい感じ。予算の話はこの期に及んでもまだきっちり清算しきらず、予算を使い切るため苦心惨憺。旅費だ消耗品だやれついたそら消えたと係は忙しく電卓をたたき続けている。どっさり買い込んだ物が次々納入される。いらなくなった物はどんどん捨てる。しまう場所も捨てる場所も限られているからこれまた整理が大変。運ぶのも一苦労二苦労。師走以上のあわただしさだ。年度末を実感する。その忙しさにも関わらず、壮行会、送別会、歓迎会などが連日組まれている。来週からピークとなり、1週間ぶっ続けで宴会、なんて人も少なくない。かくいう俺もその一人でこんなに飲み会が続くのは生まれて初めてのことだ。最後はどうなることやら。体もふところも持つかしらん。7年ぶりに自転車を買った。上京する娘が買っといてくれという。実に自動車どころか自転車もない生活を私は7年も続けていたのであった。東京というところはなんと便利な街なのだろう。ほとんど7年ぶりに乗ったがうまく運転できた。こういうのは10年空白があっても忘れないんだね。英語や数学もこうだといいのだけれど。シーシェパードという捕鯨反対グループ、そのリーダーの一人が捕鯨船に侵入して捕まり日本で裁判にかけられるらしい。シーシェパードは妙に金回りがいいらしく、007ばりの快速船を仕立てて日本の捕鯨船を攻撃し続けている。主義主張も結構だけど暴力はいけないよ。「環境保護」の美名の下に悪辣な手段で船員に危害を加えるのはほんと許せない。なぜあんな過激な行動を平気で取れるのかさっぱり分からない。世界を味方につけているという自信があるんだろうな。欧米は日本が鯨を食うことにさっぱり理解を示さない。鯨どころかマグロまで取るなと言いはじめている。文化の違いを理解せず、己のルールの下に世界を強引に従わせようと言う傲慢さが感じられて不愉快である。何よりも、科学的な根拠もなく「絶滅する、する」と言い張る姿勢が許せない。「取っても絶滅しない!」と日本が示す合理的客観的根拠ははなから無視して聞こうともしない。はじめに結論ありきで、あとは多数決で押し切ろうと言うのだ。ほんとにせつない。どうしていつもこう日本の合理的主張は世界から相手にされないんだろう。悲しい。
2010/03/13
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70歳くらいの知り合いがこんな話をした。「僕は2度心不全になりました。ほんとにスーッと血の気が引いてそのまま倒れてしまったのです。」「救急車呼んで・・・、と近くの人に言うのが精一杯だった。そのまま気を失って病院に運び込まれてそこで眼が覚めました。」「あのまま死んでいてもおかしくなかった。」「みんな経験がないから死が恐ろしいでしょう。でも私は、ああ、死ぬと言うのはこういう感じなのか、ということを経験しましたからね。もう死が恐くありません。」 経験は強い。今週は仕事をせっせとした。新年度に向けての準備で忙しかった。なにせもう日がない。日がない上に行事が多い。送別会歓迎会など飲む機会も多い。来年度に向けて買ったものが次々届く。その手続きやら配置やら業者との調整やらもある。このあわただしい感じは数年前に味わったことがある。あの時は割りと毎日充実してたな。好きにやれたし、みんなも言うこと聞いてくれた。やりがいがあった時期だった。4月からどうなるかわからんけど、とりあえずがんばってるよ。ひざが痛いのが右足にも移ってきた。ひざが痛いなんて年寄りの話だと思っていた。まさか自分の身にふりかかるとは。階段を上り下りすると刺すような痛みが走る。スタスタ上がれず、一歩一歩慎重になる。まったく情けない。ひざとか腰とか治るいうことはないんだろうな。医者や薬も嫌いだ。いいさ。痛みをしょって歩くのみ。でも花粉症は別。医務室でくれる薬は良く効く。今年も3月にはいると眼が痒くなり始めたのでさっそくもらってきた。FXはドル円が1週間で100Pほど儲かってほくほくしてたが、木曜日暴落して1日で全部パーになった。ひどい!FXはこれがあるからなあ。引き時が難しいよ。勝ち逃げし続けないといつまでたっても賽の河原の石積みだ。もちろん100戦100勝ってわけには行かないけれど全体として右肩上がりになっていくような利大損小の手法がないものか。経済指標発表のときは清算しておいた方がいいのかな。急な動きについていかれん。明日はアカデミー賞の発表だな。「アバター」か「ハートロッカー」が有力候補。しかしSFは作品賞を取ったことがない。「スターウォーズ」も「E.T」もだめだった。どれも映画は非常に面白かったけどね。「ハートロッカー」かな。賞取ったら見に行こう。
2010/03/07
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