MOTOの映画三昧

2005.7月の映画

★アイランド★

製作年度 2005年
製作国・地域アメリカ
上映時間 136分
監督マイケル・ベイ
製作総指揮－
原作－
脚本カスピアン・トレッドウェル＝オーウェン、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー
音楽スティーヴ・ジャブロンスキー
出演もしくは声の出演ユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソン、ジャイモン・フンスー、スティーヴ・ブシェミ、ショーン・ビーン

近未来SFスリラーという解説だがスリラーという感じよりもアクションものの感じ。
スリラーはあまり…と思いながら観たがアクションものに近いと思いながら観てきた。
これはラッキー！

クローン人間と政府から派遣されたエージェントたちによるアクションが物すごい迫力。
時代は2017年、ロスの町はこの位の近未来としてはかなりのハイテクな乗り物が随所に出現する。
空飛ぶバイクなんて、かなりのもの。
10数年後に空飛ぶかな～
車関係は全体にごっつい、大型のものが多い。
特に大型のトラックトレーラーで逃げるシーンは…チョー迫力。

ユアン・マクレガーとスカーレット・ヨハンソンの共演は小気味良いアクションを見せてくれる。
中でも土壇場での見せ場としてジャイモン・フンスーが鍵を握る。

★皇帝ペンギン★

製作年度 2005年
製作国・地域フランス
上映時間 86分
監督リュック・ジャケ
製作総指揮－
原作－
脚本リュック・ジャケ、ミシェル・フェスレール
音楽エミリー・シモン
出演もしくは声の出演ロマーヌ・ボーランジェ、シャルル・ベルリング、ジュール・シトリュク

南極の冬を迎えて多くの生き物達は暖かさを求めて北へ移動する中、皇帝ペンギンはなぜか厳しい冬を迎えるために南極の山地へ大移動する。
隊列を組んで何日も、何十日も…。

カップルができ、卵を暖めて、雛を育てる。
自分のため、相手のため、そして雛のために、限界まで頑張る。

もうお腹はからっぽ、でも母親ペンギンはきっと今夜戻ってくる…
そうしたら、交代して自分は餌を求めに出かけることが出来る。
もう限界まで待った。。。

壮大な南極でのペンギンたちの生き様を追ったドキュメンタリー。
なぜ厳しい環境に自分達を置いてまで次の季節を待てるのか。
この映画をみると、その自然の神秘が分かるような気がする。

★星になった少年★

製作年度 2005年
製作国・地域日本
上映時間 113分
監督河毛俊作
製作総指揮－
原作坂本小百合
脚本大森寿美男
音楽坂本龍一
出演もしくは声の出演柳楽優弥、常盤貴子、高橋克実、蒼井優、倍賞美津子

小川哲夢少年は両親の不和や学校でのいじめに心を閉ざしていく。
ある時、両親が経営する動物プロにやってくる小象ランディと出あう。
像の言葉を理解できるという天性の能力をもつ哲夢はだんだん心を開いて
親の経営する動物プロで像の調教をしたいと言い、単身タイの像の訓練学校へ留学をする。

言葉もわからないタイで哲夢は苦労の毎日を送ることになる。

現代の社会の中で勉強について行けない、いじめにあって学校嫌いになる…などがあるなか、自分の能力を見出し、日本でも初めてという像使いになろうとするそんな道を見つけることができた。

実話を元に出来た作品。
モデルとなった坂本哲夢君は人間のために慰め続け一生を終わってゆく像たちのために余生を幸せに暮らせる楽園を作るのが夢だった…

★スターウォーズ・エピソード３★

製作年度 2005年
製作国・アメリカ
上映時間 141分
監督ジョージ・ルーカス
製作総指揮ジョージ・ルーカス
脚本ジョージ・ルーカス
音楽ジョン・ウィリアムズ
出演もしくは声の出演ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ヘイデン・クリステンセン、イアン・マクディアミッド、サミュエル・L・ジャクソン

観ずにいて敬遠していました。
どうしてかっていいますと。
血の通うものとはかけ離れているように思ったから。
…それはお薦めということで物は試し、行ってからすべてそんな先入観念は完全に吹っ飛びました。

スターウォーズ新参者として、まだキャストやどこの星（？）とかよく分かっていませんのでとにかく初めて観たということを日記に書き留めておきます。
スケールの大きさ、それにどうしてそうなるの…というもどかしさ。
胸に来るものもあった。

これは以前の作品をもっと勉強しなくては。

★電車男★

2005年、日本
監督：村上正典
原作：中野独人/著（新潮社）
脚本：金子ありさ
出演：山田孝之、中谷美紀、国仲涼子、瑛太、佐々木蔵之介、木村多江

ある時、電車の中で酔っ払いに絡まれ困っている女性を青年が勇気を振り絞って助けるところから始まる。

実話を映画化したものだという。
テレビでドラマがスタートしたが少し見た限りでは映画の方がず～っと訴えるものがあると…そんな思いで観ました。
青年の純粋な気持ちと助けた女性のちょっぴり大人な二人の関係が観ていて応援したくなる。

助けてもらったお礼にエルメスのティーカップを贈る。
観たからに根暗で、気弱なオタク青年、彼を囲むネット仲間が知恵を出し合い女性をお礼の食事に誘うまでのシナリオを作る。
そのネット仲間というのも、さまざま。
モテない男達、失恋の看護士、実は二人は冷えた夫婦。
その面々がネットでアドバイスを送りやがてはネット仲間たちにも…。

女性に思いを上手く伝えることができない青年のもどかしさ、ピュアな恋の物語。
ほんわり暖かくなる、そして最後は皆が…？？？

映画のエンドロールで出てくる青年その２。
テレビドラマが始まって知りましたが、あの青年が…

★フライ・ダディ・フライ★

2005年　日本
監督：成島出
原作：金城一紀
出演：岡だ准一、堤真一、須藤元気、星井七瀬、松尾敏伸

堤真一が扮する「おっさん」、チョー３枚目なお父さんは頑張って頑張り抜くというど根性を発揮。
親子３人、幸せな生活を送る鈴木一の一家にある日、なんとも納得のいかない事件が起きる。
それも大切な愛娘に…
そこにはある不良高校生が。。。。。

一度は泣き寝入りを決める気弱なおっさんだが、ついに立ち上がる！
無謀にも一人包丁を手に。
しかしその高校は…
在日高校生スンシンに（岡田准一）逢うことになる、しかもそこで…。

その時からおっさんの決意は固く固く…家庭崩壊の危機を修復しようと猛特訓が始まる。

堤真一のドジで気弱な、どうしても笑わずにはいられないその風貌と、斜に構えながらも真直ぐな気持ちをぶっつける岡田准一のコンビ。
それを取り巻くおちこぼれグループの友情を描く青春ドラマ。

原作はは直木賞作家の金城一紀、
主題歌はMr.Childrenの「ランニングハイ」。

★ダニー・ザ・ドッグ★

ダニー・ザ・ドッグ公式サイト

2005年、アメリカ
監督：ルイ・レテリエ
脚本：リュック・ベッソン
出演：ジェット・リー、モーガン・フリーマン、ボブ・ホスキンス、ケリー・コンドン

ダニーは高利貸しのバートに養われる用心棒、しかしダニーには首輪がかけられバートに服従する身だ。
感情も表に出すことはなく首輪をされている時は気弱な奴隷と化している。
しかし一度その首輪をはずされた時、敵を寄せ付けない、荒々しい闘犬に変身する。

ある時、盲目のピアノ調律師サムと出逢う。
そこでピアノの音に心が揺れる。
きつい取立てに復讐されるバートは乗っていた車を襲われた。
一緒乗り合わせたダニーだがどうにか難を逃れ再びサムの元へ戻る。

サムと娘のヴィクトリアの愛情を一杯に受け、やがて人間らしさを取り戻していく。

切なく、もの悲しさを十分に表現するジェット・リーはアクションのトップスターだがこの映画では弱さと強さ、人間らしさを出していることでは今までの作品と一味違う。
モーガン・フリーマンは最近ハリウッドを観ればこの人が出ていると言ってもいいくらい売り出し中。
といってもベテラン中のベテランだが。

物すごいキレのあるアクションからスタートするが、つつましく生きる親子の無償の愛を受け、大きく変わってゆくというストーリーは胸がつまる思いをした

2005.7.6

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